きゃりーぱみゅぱみゅ、中田ヤスタカ等が所属するASOBISYSTEMのフェス「ASOBIEXPO」アフターレポート

23.July.2018 | MUSIC

きゃりーぱみゅぱみゅ、中田ヤスタカ、増田セバスチャンなど日本のポップカルチャーのキーマンを多数擁するASOBISYSTEM の設立10周年集大成イベント「ASOBISYSTEM 10th ANV presents ASOBIEXPO」が、新木場STUDIO COASTで開催された。

当日は二部制であり、無料招待制となったライブ&ショーイベント色の強い昼の「ASOBIFES!!!」、日本を代表するアーティストが集まったクラブイベント「ASOBINITE!!!」として、アーティスト、モデル、DJ等、出演者約100組が集結した。

 

トップバッターは、ASOBISYSTEMの次世代を担う16歳の新しい才能、MANONが登場。「xxFANCYPOOLxx」や「COCO BOI ROMANCE」など、言葉のセンスにエッジーなリアルタイム感が漂うゆるふわラップを聴かせてくれた。

 

MCとして、サッシャ、貴島明日香がステージに登場。アーティストやモデルが多数参加し、屋外エリアも含めライブ、DJ、フード販売、撮影会、モデルの私服のフリーマーケットや企業ブースなど、多種多様な展開が告げられていく。会場を散歩すると「Bayside Dance Camp」エリアではミニトマトすくいや、キッズ用のプールも用意されているなど、暑さを忘れられる細やかなおもてなし空間が提供されていた。

続いて、ステージにはTEMPURA KIDZが登場。いきなりクライマックスな勢いでダンサブルなポップチューンを繰り広げていく。途中、地方創生プロジェクトの一環としてTEMPURA KIDZがワークショップを開催していた福島県田村市から一般ゲスト・ダンサーを呼び入れ、ステージ上で共演を果たした。

 

次の企画は、次世代の美容師による、No.1表現者を決めるコンテスト、「ASOBISYSTEM×CHOKiCHOKi 次世代美容師コンテスト」のファイナルステージを実施。ストリートカルチャー&ファッションを指標に、単純に“かわいい”か“かっこいい”のみで決める、いわゆる日常感覚での選考というのがこだわりだ。テーマは「2018年夏」。制限時間は6分で、これまで選考を勝ち進んで来たスタイリスト部門5名の美容師によるバトルが展開されていく。後半のLorettaのヘアショーでは、人気の女性スタイリストたちが見事なテクニックで洒落たヘアアレンジを披露した。

続いては、メロウなシンセポップにのせてASOBISYSTEM所属モデルが闊歩するSPECIAL FASHION SHOW。“URBRN MOOD”をテーマに武智志穂、村田倫子らがランウェイを歩く。後半ではテーマが“TOKYO STREET”“VINTAGE MIX”へと展開され、柴田紗希、菅沼ゆりらが登場した。

 

ASOBISYSTEMは、アイドル文化をサポートするレコードレーベル「FUJIYAMA PROJECT JAPAN」をアイドル横丁と共に2015年から運用している。この日はレーベルに所属する6組がパフォーマンスを繰り広げた。まずは、本邦初披露となる新宿2丁目で生まれたGAY-SHA GALs。身長大きめなギャル?が歌唱。謎めいた存在感そのままに、「ブッスブッス♪」というキャッチーなサビが強烈な印象を残した。さらに、後半にはEVERYDAYSがRAM RIDERプロデュースによるポップチューン「ハロー!EVERYDAYS!」を披露。日本発のポップカルチャー、アイドル文化の深みを痛感したコーナーとなった。

ステージは一変して白い椅子が置かれ、三戸なつめが6人の演者を引き連れて登場、絵本「ムム」の朗読劇がスタートした。スクリーンには、彼女が書いた絵本「ムム」がアニメーション風にアクション。BGMやきらめく照明とともに彼女の描く世界観が表現された。ストーリーの続きは、続編絵本として「ムム〜しまちゃんのおたんじょうび〜」が同日に発売された。

会場の空気が一変するといえば、“はみ出した存在”であるダンス&ボーカル・パフォーマンス・ユニット新しい学校のリーダーズもフロアを熱狂させた。ピアノがリードする、ハードなロックサウンドがグルーヴィーにダンスを彩る「毒花」を披露。続いて、学校のとある風景を表現した寸劇をしながら、“親友に好きな人を取られる物語”を歌ったという曲「恋遮断機 feat. H ZETTRIO」では、昭和歌謡の恋歌を彷彿とさせるナンバーを熱唱&ダンスしていく。

途中メンバーがASOBISYSTEM 10周年を記念して“ASOBISYSTEMとの記憶と記録”をテーマに作文を読み上げていく。あーみー社長宅で合宿した秘話や、「あーみー10周年おめでとう! これからも一緒に頑張っていこうな!」とパンクにシャウトして、アッパーチューン「最終人類」がスタート。まさに、ASOBISYSTEM愛が伝わるステージだった。

 

続いて、モデル・瀬戸あゆみによるブランド『Aymmy in batty girls』のショー。最新コレクションのテーマは“SFとホラー映画”。フレディやチャッキー、『アダムスファミリー』のウェンズデーちゃんなど映画をモチーフにデザインされた服でモデルたちがランウェイを歩いた。

 

今回イベントの目玉の一つである「ASOBISYSTEM THE AUDITION 2018」。世界で活躍するアーティスト、クリエイターを輩出してきたカルチャー・プロダクションASOBISYSTEMが贈る、同社初となる大規模オーディション・プロジェクト。 3月に募集を開始してから約5ヶ月。当日は、18名のファイナリストがステージに並び、各賞が発表された。グランプリは、乗田雫杏さん(青森/13歳)が受賞。「まさか、わたしがグランプリになると思ってなかったので嬉しいです」とコメント。

そして、お待ちかねCAPSULE。オープニングは「Another World」で会場をあたためつつ、立て続けに「MORE MORE MORE」「JUMPER」「Hero」をプレイ。宇宙を彷彿とさせるスクリーン映像、そして巨大ミラーボールへ光が当たり、宇宙空間へダイブしたかのような世界感がCAPSULEワールドを生み出していく。そして「Starry Sky」をプレイ。

こしじまが「今日はありがとう! ASOBISYSTEM 10周年おめでとう、最後まで楽しんで帰ってね!」と柔らかくシャウト。非日常的なグルーヴが爆裂し最高潮な盛り上がり状態になった。

                      ラストを飾るのは、ASOBISYSTEMを代表するアーティスト、きゃりーぱみゅぱみゅ。待ちに待ったオーディエンスの笑顔。イントロダクション「Kpp On Stage」で黒いダンサー4名が登場。きゃりーは、いつもと一味違ったラフな衣装でヒット・チューン「インベーダーインベーダー」を披露。「ありがと〜! 『ASOBIEXPO』へお越しの皆さん、盛り上がってますか? ASOBISYSTEM 10周年おめでとうございます。わたしは、ASOBISYSTEMに所属して7年。社長のあーみーさんに会って7年が経ちました。曲は、中田ヤスタカさんに作ってもらっているのでASOBISYSTEMにはお世話になりっぱなしです。ありがとうございます!」。

そして、少し大人のきゃりーを感じられた名曲「きみのみかた」を歌唱。ラストは「原宿いやほい」で、大団円を迎えるSTUDIO COAST昼の部『ASOBIFES!!!』。祝祭な、気持ちのいい雰囲気にあふれた晴れやかな光景が目の前に広がっていく。

 

この後、夜はASOBISYSTEMのフラッグシップ・イベント「ASOBINITE!!!」を開催。中田ヤスタカをはじめ、ASOBISYSTEM擁するRAM RIDER、80KIDZ、TeddyLoid、DJ KYOKO、Licaxxxや、ゲストとして、SHINICHI OSAWA(MONDO GROSSO)、TOMOYUKI TANAKA(FPM)、☆Taku Takahashi(m-flo, block.fm)、DAISHI DANCE、banvoxら豪華メンツが集結。同じく10周年を迎えた「ASOBINITE!!!」を祝うお祭り感満載の夜となった。

特に注目が集まったのはシークレットゲストを迎えると事前発表していた「ASOBINITE!!!」レジデントの中田ヤスタカだ。満員のフロアでプレイする中田ヤスタカがシークレットゲストとして呼び込んだのは、CAPSULE・こしじまとしこ、MEG、眞白桃々、CY8ER・苺りなはむの4人。それぞれ「Sugarless Girl」「甘い贅沢」「Jump in Tonight」「White Cube (+Voice Version) [feat. 苺りなはむ]」をスペシャル・セッションとして披露された。

 

ASOBISYSTEMの設立10周年を祝う「ASOBIEXPO」。日本のポップカルチャーの歴史を一気に駆け抜けた1日となった。しかし、ASOBISYSTEMは止まらないさらなる次世代カルチャーの創造を目指して、日本、そして世界へと現在進行形で突き進んでいく。そんな、思いの強さに心打たれた圧倒的ポップなフェスだった。

Text:ふくりゅう(音楽コンシェルジュ)

 

■Information

ASOBISYSTEM 10TH ANV presents「ASOBIEXPO」

開催日:2018年7月21日(土)

会場:昼の部 新木場 STUDIO COAST / 夜の部 新木場 ageHa @STUDIO COAST

 

昼の部「ASOBIFES!!!」(OPEN 14:00)

無料招待制(事前応募で抽選にてご招待)

 

夜の部「ASOBINITE!!! -ASOBITOURS!!! FINAL!!!-」(OPEN 22:00)

当日 ¥4,000 前売 ¥3,000

グループ割 2枚¥5,800 / 4枚 ¥11,000 / 10枚 ¥22,000

 

ASOBIEXPO特設サイト:http://special.asobisystem.com/10th/

RELATED ENTRIES

  • ASOBISYSTEMと米ニューヨークのクラブ・The Strangerがコラボレーション! 「KAWAII MONSTER CAFE」と「SUSHIDELIC」のアイコンガールたちがニューヨークで夢のステージを披露

    15.November.2024 | FASHION / FOOD

    Outside The Box Amusements(OTBA)が運営するアメリカ・ニューヨークのナイトクラブ・The Stranger(ザ・ストレンジャー)で10月4日に開催されたイベントにて、ASOBISYSTEMとのコラボレーションステージが展開された。   The Strangerは、妖艶で活気あふれる雰囲気とユニークなイベントで知られるナイトクラブ。イベントでは、アーティストの増田セバスチャンがプロデュースを手がける2ブランド、「KAWAII MONSTER CAFE」とニューヨークの「SUSHIDELIC」より、パフォーマーのMONSTER GIRLとDELIC GIRLがステージに登場。増田セバスチャン本人もゲストDJとして出演し、The Strangerのパフォーマーとともにそれぞれのキャラクターがユニークでエネルギッシュなパフォーマンスを披露し、来場者を魅了した。   今回のステージは、ASOBISYSTEMとThe Strangerの初めてのコラボレーションとなり、今後もニューヨークと日本でさらなるコラボレーションコンテンツが予定されている。このグローバルな交流を通じて、日本が誇るKAWAIIカルチャーを世界へ発信していく。

    【SUSHIDELIC】2つのハロウィンパーティーを開催

    今年オープン1周年を迎えたニューヨーク ソーホー地区の寿司レストラン「SUSHIDELIC NY」では、10月25日と26日にハロウィンパーティーが実施された。カラフルな店内を期間限定でダークにデコレーションした、他では味わえない妖艶な雰囲気とスペシャルなパフォーマンスで、スリリングで没入感のある2つのパーティーを多くのゲストが楽しだ。また、SUSHIDELIC NYでは、10月31日まで期間限定でハロウィンメニューが提供されているので足を運んでみては?
  • イラストレーターBEYの個展『NEW WAMERICAN』が11月1日よりTRUNK(HOTEL)にて開催

    24.October.2024 | FASHION / SPOT

    イラストレーターBEYの個展『NEW WAMERICAN』が11月1日(金)より渋谷・TRUNK(HOTEL)にて開催される。   BEYは、浮世絵をはじめとする和の文化と、アメリカンポップカルチャーを融合させた「和メリカン」をテーマにイラストを制作するイラストレーター。現在はアーティストのCDジャケットやアパレルブランドのショーウィンドウのアートも手がけるなど、新進気鋭クリエイターとして注目を集めている。   今回は、本展のために描き下ろしたキャンバス作品が展示・販売。また、湯呑みや限定パッケージを施したパロサントなどの新グッズも販売される。   【BEY コメント】 7年間にわたる活動の中で随時進化してきた“WAMERICAN”の新しい表現を、自身初となる全作品原画且つキャンバス制作からこだわった展示としてアプローチできたらと思っています。是非多くの方に足を運んでいただきたいです。  
  • CUTIE STREET、1stシングルCD『かわいいだけじゃだめですか?』11月13日リリース

    24.October.2024 | MUSIC

    今年8月にデビューしたアイドルグループCUTIE STREETが、1stシングルCD『かわいいだけじゃだめですか?』を11月13日(水)にリリース。ジャケット&新アーティスト写真とともに、本楽曲のミュージックビデオを公開した。
    9月8日(日)にデジタルシングルとして配信されたデビュー曲「かわいいだけじゃだめですか?」は、配信からおよそ1ヶ月でTikTokの楽曲投稿数が10万投稿を超えており、10月9日公開の“TikTok Weekly Top 20”(集計期間:2024年9月30日~10月6日)で1位を獲得、SNSで話題の楽曲をランキングしたSpotifyのプレイリスト「バイラルトップ50 – 日本」で1位にランクインするなど、話題となっている。   11月13日(水)にリリースする本作シングルCDのアートワークのデザインは大島慶一郎氏、カメラマンは半沢健氏が担当。“私たち自身が輝く宝石”というテーマのもと、リングのジュエリー部分をキラキラ輝くメンバーで表現し、それぞれ自分にしかない輝きをこれからも放っていってほしいという想いが込められている。 衣装は数々のアーティスト衣装を手がけてきた飯嶋久美子氏が担当し、“人とは違う自分、なんにでもなれる自分”をテーマに製作された。メンバーごとにデザインの異なる衣装には、フリル、リボン、レース、チュールなど、女の子の夢が詰まった“KAWAII”が盛り込まれており、アクセサリーをオリジナルで製作するなど、メンバーそれぞれの個性が表現されている。  

    初回限定盤

    CUTIE STREET盤

    通常盤

  • CANDY TUNEの初レギュラー番組「お歌詞もぐもぐ」がスタート

    23.October.2024 | MUSIC

    10月24日(木)より、CBCテレビにて新番組「お歌詞もぐもぐ」がスタート。CANDY TUNEがMCとしてレギュラー出演します。 本番組は、ゲストアーティストの楽曲の「歌詞」にフィーチャーし、トークで深掘りする音楽バラエティ。CANDY TUNEメンバーがいろいろな地方で出会った人の好きな歌詞を聞いて旅をするロケコーナーもあり、初回は立花琴未と小川奈々子が岐阜の高山を訪れます。   【初回出演メンバー コメント】 桐原美月(初回MC) 番組にゲストアーティストさんがいらっしゃって、歌詞の解釈や楽曲の制作秘話を聞けました! 作詞をされたご本人の、頭の中を覗けた気がして、とっても楽しかったです!   福山梨乃(初回MC) #1と#2の収録を終えて、それぞれのゲストアーティストさんが全く違うベクトルで作詞をしていることに驚きました! MCとしてトークを進めていくなかで、歌詞はもちろん、アーティストさんの良さを感じられて素敵な時間になりました!   立花琴未(ロケ出演) メンバーで1番人見知りと言われているので、初めましての町の方に話しかけるのはめちゃめちゃ緊張しました。出会った方の好きな歌詞を聞いていると、自分も知っている歌詞だったり、その人のキャラクターとギャップのある歌詞だったり、様々な発見がありました!   小川奈々子(ロケ出演) ノーミュージックノーライフ! 普段からたくさんの歌を聴くので、ロケはとても楽しかったです! 好きな歌詞を聞いていると、「この人はその歌詞を胸に秘めて日々生きているのかなぁ」とか考えてしまって、とても心がジーンとしました!
  • 『ASOBISYSTEM × TGC KAWAII LAB. AUDITION 2024』開催決定

    12.October.2024 | MUSIC

    10月12日(土)福岡県北九州市で開催された「CREATEs presents TGC KITAKYUSHU 2024 by TOKYO GIRLS COLLECTION」にて、当社と株式会社W TOKYOは、新たな才能を発掘・育成するプロジェクト『ASOBISYSTEM × TGC KAWAII LAB. AUDITION 2024』を九州エリアを対象に開催することを発表。同時に応募受付を開始いたしました。   本プロジェクトでは、きゃりーぱみゅぱみゅ、新しい学校のリーダーズ、FRUITS ZIPPERなど世界で活躍するアーティストやタレント、クリエイターが多数所属するカルチャープロダクション、アソビシステムと、「日本のガールズカルチャーを世界へ」をテーマに2005年から開催している、史上最大級のファッションフェスタ『東京ガールズコレクション』を企画・制作するW TOKYOがタッグを組み、次世代のカルチャーを創る人材を九州エリアから発掘し、地域を盛り上げ、そして世界へ羽ばたくことのできるアイドルの育成を目指します。   さらに、福岡出身でFRUITS ZIPPERのメンバーである月足天音がアンバサダーに就任し、本プロジェクトを共に盛り上げていきます。
    本イベントに出演したKAWAII LAB.所属のFRUITS ZIPPER   【各社代表からのコメント】 ※社名50音順 アソビシステム株式会社 代表取締役 中川悠介 アソビシステムは、これまで日本のポップカルチャーを世界へ発信する取り組みを続けてきました。この度、W TOKYO様と共に、九州という魅力あふれる地域から世界に羽ばたく新たな才能を発掘できることを大変嬉しく思っています。 今回のオーディションを通じて、九州エリアから次世代のスターを発掘し、九州だけでなく日本全体を盛り上げ、さらにはアジアや世界で活躍できる人材を育てていきたいと考えています。未来を切り拓くこの挑戦に、多くの皆様のご参加を心よりお待ちしております。一緒に夢を実現していきましょう!   株式会社W TOKYO 代表取締役 村上 範義 TGC地方創生プロジェクトは、2015年に北九州からスタートしました。以降、「TGC北九州」「TGC熊本」をはじめ、さまざまなご縁をいただいている九州をより一層盛り上げるため、世界で絶大な支持を集めるアーティストを多数輩出されてきたアソビシステムの皆さんとコラボレーションをできることをとても嬉しく思います。 来年2025年に20周年を迎える東京ガールズコレクションは、九州を盛り上げ、世界で活躍できるスターを発掘してまいりたいと思います。皆さん是非ご応募ください!!
  • CUTIE STREET、満員の初単独で見せた全力の“KAWAII”

    11.October.2024 | MUSIC

    今年8月にデビューしたアイドルグループCUTIE STREETが2024年10月7日(月)東京ヒューリックホールにて、初の単独ライブ「CUTIE STREET 単独LIVE – 01 STREET – 」を開催した。   古澤里紗、佐野愛花、板倉可奈、増田彩乃、川本笑瑠、梅田みゆ、真鍋凪咲、桜庭遥花からなるCUTIE STREET。アソビシステムのアイドルプロジェクト「KAWAII LAB.」より2024年夏デビュー。グループのコンセプトは“KAWAII MAKER”で、年齢も経歴も異なる8人のメンバーが“KAWAII MAKER”として、彼女たちの生み出した“KAWAII”を原宿から世界へ発信している。   ステージデビューから約2ヶ月経ち、開催された今回の単独公演。チケットは完売しており、開演前から会場には彼女たちの晴れ舞台を観に、沢山のファンが駆けつけていた。 Overtureが流れ、続々とメンバーがステージに上がるとそれに呼応するようにファンからも喜びの声がこぼれる。記念すべき1曲目は『ひたむきシンデレラ!』。緊張しながらも笑顔を絶やさずひたむきにパフォーマンスする姿は、まさにおとぎ話のプリンセスのようだった。   曲が終わると8人のメンバーが会場に集まったファンに挨拶。それぞれが元気いっぱいに自己紹介と”今日食べた朝ご飯”を発表する微笑ましい場面も。また、初単独公演についてメンバーの真鍋は「こんなに沢山の人たちが集まって本当に嬉しいです。今日を機にもっと“きゅーすと”のことを好きになってもらいたいです」とコメントし、今日の公演への熱い想いを語った。   2曲目は「TikTok人気曲ランキング50」で1位を獲得するなど絶賛バズり中の楽曲『かわいいだけじゃだめですか?』を披露。この楽曲は11月13日(水)にCDリリースが決まっており、ポップなメロディとメンバーたちによるあざとくてキャッチーな台詞やフレーズが特徴となっている。なお、このパフォーマンスは動画撮影OKとなっており、可愛すぎる8人の様子はTikTokなどSNSで見れるはずだ。 続くパフォーマンスでは、同じレーベルに所属するアイドルグループ・SWEET STEADYの『なんてねっ!』をカバー。先輩たちとは違う魅力で、精一杯のパフォーマンスを見せる。また、ロックなメロディが特徴的な『解』では可愛いを封印してクールに、『daylight』でも疾走感あふれるエモーショナルなステージを魅せ、無限の可能性を秘める彼女たちの多彩な才能を見せつけた。さらに、新曲『ハッピー世界!』を初披露。拳を天へと突き上げる振り付けや見ているこちらまで笑顔になれる元気なパフォーマンスで盛り上げ、曲名の通り、会場中を幸せな空気で包み込んだ。   ライブラストスパートは「皆さんペンライトをフリフリする準備はいいですか?」という古澤の掛け声とともに『ハロハロミライ』からスタート。会場中に8色のペンライトが星空のように煌めく。その光はまるで彼女たちのこれからのアイドル人生を祝福しているかのように輝いていた。ラストには『かわいいだけじゃだめですか?』を再び披露。8人の全力の可愛さで会場に集まったファン全員を魅了した。   最後に1stシングル『かわいいだけじゃだめですか?』のCDリリース記念単独公演を11月13日(水)に、さらに第2回の単独公演を12月5日(木)に今回と同じヒューリックホール東京で開催することを発表。サプライズはこれだけで終わらず、10月16日(木)には『かわいいだけじゃだめですか?』のMusic Videoを公開することをファンへ報告し、会場からも喜びの声が響き渡っていた。また、Music Videoのティザー映像が本日から順次公開される。 デビューから急スピードで成長し続ける8人のアイドルたち。この先どんな未来が待っているのかまだ誰にも分からない。それでも今日の公演を見て、彼女たちのこれからのステージを期待せずにはいられなかった。CUTIE STREETの道はまだまだ始まったばかりだ。