日本の伝統工芸オリジナルブランド「UMEBOSI」江戸切子グラス発売

27.August.2018 | FASHION

暮らしの道具店「WISE・WISE tools」(ワイス・ワイス トゥールス)が2018年10月、日本の伝統工芸に現代の息吹を吹き込んだオリジナルブランド“UMEBOSI”(ウメボシ)シリーズの第2弾となる、江戸切子グラスの新作を発表する。

近年、日本のものづくりへの関心は国内外を問わず深まっているが後継者不足や使い手への普及など課題は残されている。そこで、若い世代から絶大な支持を受ける“KIGI”(キギ)をアートディレクターに起用。これまでのイメージを一新するクリエイティブな伝統工芸をより多くの人たちへ届けるべく、本プロジェクトがスタートした。2015年10月シリーズ第1弾を発表したが、その中でも最も人気の高い、江戸切子グラスに漆を掛け合わせたシリーズより新しいデザイン5種類が新登場する。

UMEBOSI 江戸切子グラス 新作デザイン5

うすはりグラスに江戸切子の伝統技法「花切子」を用いてモチーフを描画。新作は、前回に続きUMEBOSIらしい“赤いマル”を用いた「木の葉と実」や「馬」の絵柄を使用している。その他、繊細な黒漆のラインの「トンボ」・花びらの集合が美しい「菊」・小さな十字のカットが可愛らしい「タンポポの綿毛」など、新しい展開へデザインが広がった。第1弾の「ウサギ」「サクランボ」モチーフとの組み合わせも楽しめる、計7種類がWISE・WISE tools店頭に並ぶ。

※商品画像は開発中サンプルです。一部仕様が変更になる可能性がございます。

 

伝統工芸と現代の技術が合わさった新たなグラスを手に入れてみては?

 

■Information

UMEBOSI 江戸切子グラス 新作デザイン5種

取扱店舗:WISE・WISE tools/ワイス・ワイス トゥールス

住所:東京都港区赤坂9-7-4 東京ミッドタウン ガレリア3F

TEL:03-5647-8355

URL:http://wisewisetools.com

 

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    東京都 江戸切子グラス

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    福岡県 博多織長財布

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    各分野の企業、協会、自治体が協業し、持続可能な日本の和文化発展の仕組みを構築・確立するため、2020年5月に設立された一般社団法人 日本和文化振興プロジェクトは、「第2回日本和文化グランプリ」を開催し、計5作品の受賞を発表した。   元文化庁長官の近藤誠一が陣頭指揮をとり、副代表にユナイテッドアローズ名誉会長 重松理と、400年の歴史を誇る伊場仙14代目当主 吉田誠男が脇を固める一般社団法人 日本和文化振興プロジェクトは、国籍居住地、年齢を問わず、和文化に携わる企業・団体・個人を対象に、日本が誇る優れた作品を顕彰するイベントとして当グランプリを開催。審査委員はシャネル合同会社 会長リシャールコラスや、モデルの秋元梢など、各界で活躍する11名が務め、栄えある5作品を選出した。  

    グランプリ

    塵取り・箒「Chiritori×Houki」羅琪(ロ チ)ちりとりは、一本一本を手で松本箒の特別な形と合わせて形を整え、それに徳島の天然染料『藍』で染色したものです。箒は、第三代の職人さんが長年の経験を積み重ねた技術とこだわりをもって、自家栽培したホウキモロコシを材料として作った、世界で一つだけの箒です。箒の取手部分とちりとりを完璧に合わせるため、何度も微調整を繰り返すことで、唯一無二の吊れる松本箒ちりとりセットを生み出しました。  

    準グランプリ

    漆芸「Ether」佐々木岳人   【講評】 伝統と革新。和文化の精神と本賞のパーパスが形になって現れたような作品である。ファスナーは開かない。表面は革製品に見えて、革ではない。蓋を開けると、艶やかな漆が広がる。思い込みはあっさりと裏切られた。そして触れる人、使う人の想像力を広げるパワーに満ちている。作り手はこの様子を想像して、にんまりしているのではないか。多くの気配りを施しながら、見事な匠の技が軽やかに決まっている。楽しい驚きを受けた。(田中里沙)酒器「和nagomiの酒器」 藤田和   【講評】 アールヌーボーの、植物に対する観察や繊細な造形化を透明なガラスの生命感と重ねていく精神との共通点をもっている。「和なごみ」では植物の線的な表現はよりライトだがそれがいくつものレイヤーや形の重なりあいによって、その場の雰囲気に浸透していくような共鳴を生み出している。漆や箔などの伝統技法をさりげなく幾重にもつかいながら、そこに「植物という生」のいきづかいをもたらす。現代的なエコロジーのとりこみといえる。(長谷川祐子)  

    優秀賞

    カウンターテーブル 「Floating Boat Counter -舟のように浮かぶカウンターテーブル-」 児玉理文(一級建築士)石川大樹(一級大工技能士/二級建築士)   【講評】 日本建築の伝統的技術である「舟肘木」をモチーフに、住まいの中心である家族のくつろぎの場所で建築と家具を一体化する実用性と日本の木構造の美しさを現代に生かした優れた作品である。舟肘木は日本の伝統的建築の中で住居系の建築、京都御所清涼殿、園城寺光浄院客殿等で使われ、寺社建築の斗栱とは異なる優美で品格のある構造意匠である。その美しく洗練された舟肘木をモチーフに建築と一体化したテーブルとして立体的に構成し、住まいの中心として家族が楽しく集まる美しい空間を作り出している。(堀越英嗣)折りたたみ式正座補助椅子 「patol stool SEIZA」平山日用品店 平山和彦・真喜子   【講評】 折りたたみ式の正座補助椅子であり、すぐにでも実用化できそうなコンセプトで、審査員からも好評であった。畳文化を気軽に楽しむのには、うってつけの補助器具で、めっきり正座の機会の減った現代人には強い味方になりそうだ。椅子の高さやサイズ感、それに細かく折りたためる収納あたりが、いい塩梅で、今までにはなかったものである。身体のサイズに対応したバリエーションや蝶番のデザイン性の検討など、さらに美しくなる可能性を秘めた傑作である。(秋元雄史)   日本の伝統文化と未来の伝統に繋がるアートワークから目が離せない。  
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    日本を代表するバーチャル・シンガー『初音ミク』のデビュー15周年を記念した「初音ミク デビュー15周年記念 江戸切子グラス」が、2022年8月17日(水)より、390点限定でPREMICOオンラインショップにて販売開始した。   『初音ミク』をイメージした特注のブルーグリーンの色被せガラスに、透明感のある歌声を精緻な文様で表現。江戸切子は国の伝統的工芸品にも指定されているガラス工芸。光を透過して煌めく美しい表情は、ガラスのアートとなっている。「江戸切子協同組合」に加盟する老舗工房の職人により、一点一点、手作業で作られている。     特製桐箱に収めて届けられる、江戸切子グラスはイラストレーター・岩十氏による、本商品のための描き下ろしイラストを使用したアクリル展示台が付属している。           今しか手にはいらないスペシャル江戸切子グラスをお見逃しなく。     Art by 岩十 (c) Crypton Future Media, INC. www.piapro.net
  • 土屋鞄が手掛ける「ガラス器」の専門店「TSUCHI-YA」が浅草・かっぱ橋道具街通りにオープン

    22.August.2022 | FASHION / SPOT

    土屋鞄製造所は、グラスを中心とするガラスの器と工芸を取り扱う専門店「TSUCHI-YA(つちや)」をプロデュース。東京・浅草のかっぱ橋道具街通りに「TSUCHI-YA(つちや) 浅草合羽橋本店」を2022年8月18日(木)にオープンした。   「TSUCHI-YA(つちや)」では、ものづくりにこだわっている全国13都道県の工房やアトリエで活躍する、“ガラス工芸の作り手”35人以上の作品を購入することができる。取り揃えるアイテムのコンセプトは、「コップ一杯の水を、ガラスで美しく。」日常使いしやすい透明度の高いグラスを多く揃え、フォルムや表面に施したカットの美しさと、注ぐドリンクの色味の双方を楽しめる逸品が並ぶ。   一つ一つ表情が異なるハンドメイドならでは個性や色味と、モダンなデザインが特徴のガラス器に加え、高度な技術と自由な発想を取り入れ、伝統文様を現代風にアレンジした日常使いしやすい切子などが登場。   各製品の技法も多彩だ。ガラスをカットして繊細な細工を施す「切子」のほか、砂を吹き付け表面を削り緻密な模様を描く「サンドブラスト」、息を吹き込み成型する「吹きグラス」など、様々な製法で手作りされる逸品をラインアップする。   使用済みの瓶を溶かしたリサイクルガラスを採用した、沖縄の伝統工芸品の琉球ガラスや、木や革などの端材を利用したコースターなどサステナブルなアイテムにも注目してほしい。   内装デザインは土屋鞄の店舗も手掛けるクリエイティブチームが担当。1階はダークな色調で透明なグラス器をより美しく魅せる。2階は、天井と壁、床一面を白で統一した高級感のあるギャラリーで、カラフルな切子のグラスやアクセサリーのほか、花器やオブジェなど芸術的な製品を販売。   「TSUCHI-YA」は、土屋鞄が育んできた“ものづくりへの想い”を込めたショップ名で、丁寧な手作業による“日本製のガラス器”の魅力を発信する専門店としてローンチした。開業の背景には、土屋鞄が掲げる『人とものと時間を大切にする、日本の「丁寧」を世界へ。』というビジョンがある。   伝統工芸士の切子職人や国内外で活躍するガラス作家ら35人以上による、現代のライフスタイルと日常になじむデザインのガラス器とガラス工芸をその目で確かめてみて。