3月18日(金)〜21日(月・祝)の4日間、MOSHI MOSHI GALLERY(MOSHI MOSHI BOX 原宿観光案内所 2F)にて外国人向け伝統文化体験プログラム(東京手描友禅・江戸手描提灯文字入れ・着物着付け)が開催された。
外国人向け伝統文化体験プログラムは、アーツカウンシル東京(公益財団法人東京都歴史文化財団)が主催のプログラムで、外国人のお客様にも気軽に日本の伝統文化を楽しんでいただける英語の解説付き体験を実施するイベント。
東京手描友禅は、構想図案から「下絵」、「友禅挿し」、「仕上げ」までの工程があるが、今回の体験では絹100%のハンカチに、友禅染の工程のうち「友禅挿し」(下絵の文様に色付けすること)の体験を実施。
江戸手描提灯文字入れでは、江戸提灯の最大特徴である「印刷に頼らない手描き職人技」を体験。
また、着物着付けでは振袖・紋服・普段着からお好きな着物を選び原宿の街を自由に散策するなど、国内外から集まった外国人参加者は大いに楽しんでいる様子だった。
■Information
開催期間:2016年3月18日(金)~2016年3月21日(月・祝)
場所:MOSHI MOSHI BOX 原宿観光案内所 2F MOSHI MOSHI GALLERY
主催:アーツカウンシル東京(公益財団法人東京都歴史文化財団)
助成・協力:東京都
URL:http://www.tokyo-tradition.jp/program/p02_07.php
URL:https://www.artscouncil-tokyo.jp/(アーツカウンシル東京)
RELATED ENTRIES
-
毎年、世界遺産の地を舞台に開催している世界遺産「高野・熊野夢舞台」。今年は、2022年10月22日(土)13時30分より、来年「弘法大師空海御誕生1250年」となる高野山のダイヤモンドイヤーのキックオフイベントとして、橋本市出身の尺八奏者である辻本好美さんが高野山壇上伽藍 金堂北側にてコンサートを開催する。 そして今回、ダイヤモンドイヤーを飾るコンサートにて尺八を演奏する辻本好美さんにインタビューを行った。
−尺八を始めたきっかけを教えて下さい。私の父親は尺八の事が大好で、そのおかげで尺八がある、尺八の音が聞こえる日常が当たり前で、それがきっかけです。 −尺八の魅力はどういったところですか?尺八は音色が魅力だと思っています。「一音成仏」という言葉があるほど、一音に全てを込める精神性を持っています。また、他の楽器よりも音色の個人差が分かりやすかったり、音色にその人の性格が表れていたりするのも面白いです。 −これまで色々な国で尺八の演奏をされてきたと伺いました。海外と日本で、尺八の演奏に対する観客の反応の違いはありますか?尺八の古典の独奏曲を演奏した時の印象的なエピソードがあるのですが、古典曲は所謂〝侘び寂び〟を感じるようなもので、盛り上がるような派手な曲調のものではありません。その曲を日本で演奏すると、曲が終わったら拍手、というよくある流れになりますが、とある南米で演奏をした時、曲が終わった途端「ブラボー!」の歓声と共にスタンディングオベーションが起きたことがあります。それが日本では考えられない反応だったので、その時のことを今でも強烈に覚えています。 −今までコンサートを行った中で印象的な国、また、今後行ってみたい国はありますか? 今まで行ったどの国も良い思い出ばかりなのですが、1番印象的な国は、「音楽って素晴らしい!」と強烈に思う経験が出来たキューバです。行ってみたい国はブルガリアにモロッコにアルメニアにウガンダに、、、行ったことがない国には全部行ってみたいので決められないですね(笑) −高野山の近く、橋本市の出身だと伺いました。世界遺産である、高野山でコンサートをすると聞いた時はどんなお気持ちでしたか? 純粋に嬉しかったです。個人的に昔から高野山が好きで、小さい頃からよく訪れていました。その場所で演奏が出来るというのは喜びです。 −高野山にまつわる思い出があれば教えて下さい。高野山には年に少なくとも3〜4回は行っており、思い出とはまた違う回答になってしまうかもしれませんが、高野山に行って、精進料理を食べて、高野山を見て回って、麩饅頭や胡麻豆腐をお土産に買って帰る、という毎回の時間をとても気に入っております。 −オススメしたい地元の食べ物や、観光スポットはありますか? 和歌山はフルーツがとても美味しいですが、私の地元の方は柿の産地です。とっても美味しくて皆に食べてもらいたいです。世界遺産の高野山、熊野古道は本当に素晴らしくて世界に誇りますが、それ以外だとアドベンチャーワールドを推したいです!自由に動きまわる可愛らしいパンダ達にイルカのショーにとっても充実していて、全国から来てもらいたい施設です! −最後にMOSHI MOSHI NIPPONの読者へメッセージをお願いします。 日本には素晴らしい場所、文化がたくさん残っており、日本の伝統楽器〝尺八〟もその一つです。私はその尺八を少しでも身近な存在に感じてもらいたいたく活動していますので、是非皆さんも尺八を聞く機会があれば足を運んでみてくださいね。 尺八の魅力を世界に発信する辻本好美さんの更なる活躍から目が離せない。 Information
世界遺産「高野・熊野夢舞台」コンサート
日時:令和4年10月22日(土)13時30分開演
会場:高野山壇上伽藍 金堂北側
-
アドビが運営するクリエイターが⾃⾝の作品を公開している世界最⼤級ソーシャルネットワークサービス「Behance」を使って、⽇本の伝統⽂化および伝統⼯芸を世界に発信するプロジェクトがスタートした。NFT に対応する Behance で作品を紹介し、伝統⼯芸を⽣み出す職⼈たちへの新たな収益モデルの確⽴を目指す。 ⽇本には世界に誇るべき素晴らしい伝統⼯芸が多数ある。⼀⽅で、地域の伝統的なものづくり産業のデジタル化や、海外市場への情報発信はまだまだ課題が多く残っている。 ⽇本政策投資銀⾏が 2018 年に発表した『地域伝統ものづくり産業の活性化調査』によると、1980 年頃に ⽇本の伝統⼯芸の⽣産額がピークを迎えた。それ以降、バブル崩壊による不景気や安価な海外製品の台頭、ライフスタイルの変化によって ⽣産額は年々減少している。現在はピーク時と⽐較すると、5分の1、約1,000億円程度の⽣産額に落ち込んだ。また、従事者も⾼齢化しており、職⼈技術の継承が困難になっているのが現状だ。 Behance では、作品から刺激を受けたり、ヒントを得たりするだけでなく、⾃分の作品を公開して評価やコメントをもらうこともできる。企業のマーケターたちもキャンペーンやコラボレーションを実施する際にクリエイターを Behance で探しており、過去には Behance に作品をアップしていた⽇本のクリエイターがニューヨークタイムスの表紙のイラスト制作を依頼された。
厳しい状況の中で挑み続ける⽇本の伝統⼯芸の魅力を発信し、さらなる活躍をサポートするプロジェクトから目が離せない。 -
目一杯青森の文化を満喫できる宿「星野リゾート 青森屋」にある、6名のねぶた師の作品と青森の四大祭りを楽しめるショー会場「みちのく祭りや」は、2022年4月1日(金)のオープンに向けて、予約受付を開始した。ショーに特化した「みちのく祭りや」は、ステージと客席の距離を近づけ、観客と演者の一体感が生まれる設計となっている。ショーの演出は祭りの世界観に引き込ませるため、新たに映像演出を加えた内容に変わる。また、ねぶた師が手掛けたさまざまな作品が一同に会し、ショーを盛り上げる。青森屋は、「のれそれ(青森の方言で目一杯という意味)青森 ~ひとものがたり~」というコンセプトを掲げた、祭りや方言などの青森の文化を体験し、目一杯満喫できる温泉宿だ。 青森の祭りで運行される、色鮮やかで圧倒的なスケールを誇るねぶた山車を間近に観賞できるのは、ショー会場「みちのく祭りや」の特徴の一つ。制作に携わるのは、北村(きたむら)麻子(あさこ)氏、竹浪(たけなみ)比呂央(ひろお)氏、手塚(てづか)茂樹(しげき)氏、内山(うちやま)龍(りゅう)星(せい)氏、立田(たつた)龍(りゅう)宝(ほう)氏、北村(きたむら)春(しゅん)一(いち)氏の6人のねぶた師。ショーで運行される大小のねぶたはもちろん、入口や通路にも立体ねぶたや白ねぶた、木製ねぶたの切り絵が観客を迎える。また、祭りへの情熱を表す、ねぶたの技法でできた「火の玉」も演出の一環として登場し、祭りの神髄を感じられるさまざまな作品が一堂に会し、ショーをより一層盛り上げる。 青森県の伝統に触れることができるスペシャルイベントをお楽しみに!
制作に携わる6人のねぶた師
北村麻子竹浪比呂央 手塚茂樹
内山龍星
立田龍宝
北村春一
青森の四大祭り
青森ねぶた祭(青森市)八戸三社大祭(八戸市) 五所川原立佞武多(五所川原市) 弘前ねぷたまつり(弘前市) Information
みちのく祭りや
オープン日:2022年4月1日(金)
予約受付:2022年1月21日~通年
時間:21:00~21:40
対象:宿泊者
予約: https://www.hoshinoresorts.com/sp/aomoriya/michinokumatsuriya/
動画:https://youtu.be/qiuGZaloB1M -
「niko and ... (ニコアンド)」は、日本の伝統文化×現代文化を表現した「ネオJAPAN」を、公式WEBストア .st(ドットエスティ)と一部大型店舗にて、2021年12月22日(金)より開催中。キービジュアルは浮世絵イラストレータのnagaによる描き下ろしで、その世界感が味わえる雑貨をはじめ、新年の縁起物や来年の干支に絡めたユニークなアイテムを販売する。
フウスイダルマコザラ
オメデタオチョコダルマ
ビンフタコースター2P
メデタハシオキ
「made in JAPAN」を軸に、新年の縁起物「だるま」や「盆栽」をはじめ、来年の干支「虎」をniko and ...の視点でユニークにアイテム展開し、現代の日本らしさを独自に演出した「ネオJAPAN」として表現した。今回、キービジュアルは浮世絵イラストレーター・nagaによる描き下ろしで、その世界感が味わえる関連雑貨もラインアップ。一部店舗限定でイラストをプリントしたシルクスクリーン体験ができるワークショップも開催予定なのでお楽しみに。またniko and ... TOKYO店限定で、2メートルを超える特大ガチャが設置され、新年らしい商品を詰め込んだ楽しいガチャとなっている。 誰もが年末年始を最高な気分で迎えられる「ネオJAPAN」へ足を運んでみては?Information
ネオJAPAN
展開開始日:2021年12月22日(水)~
展開店舗:niko and … TOKYO、niko and … mozoワンダーシティ、niko and … 神戸ハーバーランドウミエ、niko and … 横浜ベイクォーター、niko and … イオンモール旭川西、niko and … ららぽーとTOKYO-BAY、公式WEBストア .st(ドットエスティ)
*店舗によって展開日が異なる場合がございます。
シルクスクリーン体験:2022年1月1日(土)
実施予定店舗:niko and … TOKYO、niko and … mozoワンダーシティ、niko and … 神戸ハーバーランドウミエ
*詳細は店舗SNSにてご確認ください.st: http://www.dot-st.com/nikoand
Official Site:https://www.nikoand.jp
-
「Relier81」を代表するアイテム・デッドストックの帯を使用した「OBI(帯)スクエアサンダル」を、生地の色や柄を厳選した「UNITED TOKYO(ユナイテッド トウキョウ)」別注アイテムとして、2020年5月7日(木)よりUNITED TOKYO公式オンラインストアにて発売する。
Relier81とは
「Relier81」は京都を拠点に、日本の伝統や文化、職人の技術を永く大切に残していきたいという信念のもとアップサイクルに取り組むブランド。 着物を着る機会が少なくなった現代では、使われることなく眠っている美しい着物や帯が溢れているが、時代の気分に合わせ「カタチ」を変えることでもっと身近に着物取り入れられるのではないかと考え、現在はレディースシューズをメインに商品を展開している。 OBI スクエアサンダル 29,700円(税込)1サイズ(23〜23.5cm)、2サイズ(24〜24.5cm)
今回はそうしたブランドの信念への共感から、MADE IN JAPANに拘る「UNITED TOKYO」とのコラボレーションが実現した。「Relier81」を代表するアイテム「OBI(帯)サンダル」をベースに、「UNITED TOKYO」デザイナーがデッドストックの生地の中から帯を厳選し、別注アイテムとしてサンダルを発売する。OBIスクエアサンダルでは12種類の帯を使用しており、インソールには低反発素材を2種類使用。足への負担を軽減、疲れにくい履き心地を実現している。 桐たんすで着物や帯を保管するという昔からの日本の文化にちなんで、商品は両ブランドのロゴの焼印が入った桐箱に入れて配送。細かい部分にもこだわりが詰まっている。商品の生産は全て日本で行っているが、職人の高齢化にともない後継者不足に悩む企業が多いというのが現状。生産背景にもフォーカスしてほしいという思いから一足の靴が出来上がるまでの工程を生産工場の協力のもと撮影し、「UNITED TOKYO」の公式オンラインストアにて公開する。 今回のコラボレーションアイテムを通して日本の伝統産業に触れてみては? -
MOSHI MOSHI NIPPONプロジェクトが渋谷区観光協会による運営支援のもと開業した、「MOSHI MOSHI BOX 原宿観光案内所」が、2019年1月を以て営業終了となりました。 開業以来4年間にわたり、原宿を訪れる観光客・特に訪日外国人に向けた渋谷区観光協会の公式観光案内外国語MAPの配布や、外国語による対面案内、外貨両替、手荷物預かりなど、情報ならびにサービスの充実を目指し営業してまいりましたが、海外から多数の観光客が利用する原宿のランドマークのひとつとしても認知されていました。
また、ひときわ注目を集めた、アーティスト・増田セバスチャン製作による巨大な世界時計のオブジェは、観光客の記念写真スポットとしても親しまれました。数多くの写真がSNSにより世界中に拡散し、原宿カルチャーを象徴するモニュメントとして愛されており、今後も保存展示を望む声が寄せられています。世界時計の撤去の日程は未定ですが、解体されることは決定しています。 2020年の東京オリンピック開催まで、1年余りと迫った今、メイン会場が近隣エリアで建設中であり、原宿もまた玄関口として駅舎をはじめ再開発の工事が進む中、「MOSHI MOSHI BOX」も、近い将来さらに生まれ変わる原宿において、移転を念頭にリニューアル再開の機会をうかがっています。 今後も海外からの訪日外国人観光客の増加が益々見込まれる中、どのような情報提供とサービスが求められているのか、これまでの現場で得られた貴重な体験をいかすべく、WEBサイトやイベントなどを通じて日本のポップカルチャーを世界に発信していきますので、今後とも「MOSHI MOSHI NIPPON」プロジェクトをよろしくお願いいたします。