インタラクティブなアート空間で料理を堪能。代々木公園前「TREE by NAKED yoyogi park」

10.September.2018 | FEATURES / FOOD

東京駅のプロジェクションマッピングや、日本一早いお花見を楽しむ「FLOWERS BY NAKED」など、数々の新しいアート空間を提案してきたクリエイティブカンパニーNAKED Inc.。台湾や北京でも体験型イベントを実施するなど、2018年は海外進出も果たしました。

そんな彼らが代々木公園にて体験型レストラン「TREE by NAKED yoyogi park(ツリー バイ ネイキッド ヨヨギパーク)」をプロデュースしているのをご存知でしょうか?

完全予約制、約2時間のコースが体験できる特別な空間。

プロジェクションマッピング・VR・照明・香り・音楽と、旬の食材を使った料理が融合する全く新しい ”アートガストロノミー(アート×美食)” を体験することができるレストランなのです。

 

アートと食が一気に楽しめるなんて一石二鳥すぎる!ということで、まったく新しい「食体験」をすべく、「TREE by NAKED yoyogi park」へ行ってきました。

代々木公園駅から徒歩2分。まずはエントランスでスタート時間まで待機。今夜のディナーを一緒に楽しむ8名が揃ったところで、案内人に導かれ、枯山水を模したテーブルのある薄暗い個室へ。

 

コースは「生命の物語」に沿ってこの部屋からスタート。この部屋ではテーブルと壁のマッピングとあわせて、今日のコースの内容について案内をうけます。

枯山水をイメージしたテーブル

 

あれ?展示会に来たんだっけ?と思うようなしっかりとした空間演出。さっき部屋まで連れてきてくれた案内人がストーリーテラーとなって、物語・空間・香りをリンクさせ、私たちをぐいぐいとストーリーの中に引き込んでくれます。(もちろん英語対応も◎)

部屋の全体を使ったマッピングで異世界のような空間に

 

すっかり物語の中に入り込んだ後は、メインルームへと移動。この部屋では生命の誕生、日本の四季、命の恵みなどのテーマに沿ったストーリーを、VR、プロジェクションマッピング、料理の食感や空間演出を通して表現していきます。

(色々おもしろい仕掛けがあったのだけど、それを全部書くと楽しみが減ってしまいそうなので、ちょっとだけ紹介します。)

種を土に植えて耕す体験から物語がスタート。この土(土ではない食べ物)がおいしい!

 

触れると逃げる魚のマッピング。料理を待つ間もワクワクが続きます

 

お皿が色とりどりな日本の四季に移り変わる演出も

 

もちろん演出だけでなく、料理やドリンクにもこだわりが。

料理は初台にあるレストラン・カフェ「HOFF」の永友シェフが監修しており、旬な食材を使ったジャパニーズスタイルの8皿が季節ごとに考案されるそう。ドリンクは料理とペアリングで提供され、アルコールかお茶のどちらか選ぶことができます。お酒のペアリングはよくありますが、お茶は面白いですね。茶師さんが煎じた日本茶も飲むことができるそうです。

 

ランチタイム時。夜はテーブルマッピングや照明も変化します

 

メイン料理を食べた後は2Fへ移動。ストーリーの最終地点であるデザートルームは「木の上の楽園世界」を表現。楽園で口にする禁断の果実を味わいます。

アートも食事も堪能することができ、お腹も頭も心もいっぱいになったところで人生初の ”アートガストロノミー” 体験は終了。

 

コース料理(ペアリングのドリンク付き)ということもありお値段は23,000円(税・サービス込)となかなかお高めではありますが、この本格的な空間演出と料理の融合は、ここでしか体験することができないサービスです!

特別な日に行くレストランや、新しい体験がしてみたい!という好奇心旺盛な大人の方には、楽しんでもらえる場所だと思います。

空間演出と料理が重なり合って創り出すアートガストロノミー。ぜひ一度体験してみてください。

 

■Information

TREE by NAKED yoyogi park

住所:東京都渋谷区富ヶ谷1-10-2

定休日:月曜日

営業時間:Lunch 10:00~16:00 (Last order 15:00)

Dinner 平日 open 19:00 close 22:00 / 土日祝 open 17:30 close 23:00

 

アクセス: 東京メトロ 代々木公園駅 2出入口、小田急線 代々木八幡駅 南口 最寄り

店舗サイト:https://tree.naked.works/yoyogi/

予約:https://www.tablecheck.com/shops/treebynaked/reserve?_ga=2.203477715.213170328.1535443708-1429654797.1535443708

※Dinnerのみ完全予約制

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  • 森ビルとチームラボが運営するデジタルアートミュージアム 「MORI Building DIGITAL ART MUSEUM」の記念チケットを発売

    09.June.2018 | SPOT

    2018年6月21日(木)にオープンする、森ビル株式会社とチームラボが共同で運営する、世界に類をみないデジタルアートミュージアム「MORI Building DIGITAL ART MUSEUM: EPSON teamLab Borderless(森ビルディング デジタルアートミュージアム:エプソン チームラボボーダレス)」。 アートは、部屋から出て移動し始め、他の作品とコミュニケーションし、他の作品と境界がなく、時には混ざり合う。そのような作品群による、境界のない1つの世界、「チームラボボーダレス」。 境界のないアートに自らの身体を没入させ、作品群からできた世界を自らの身体で探索し、他者と共に新しい体験を創り出していく。 520 台のコンピューター、470 台のプロジェクター、10,000 m²の圧倒的なスケール感と、複雑で立体的な空間が特徴の世界に類を見ない全く新しい世界。 「EPSON teamLab Borderless」は “5 つの世界”で構成されており、各部屋で様々なアートを楽しむことができる。今回ミュージアムでは、6月7日(木)から、よりお得な価格で作品楽しめる、「オープン記念チケット」の販売を開始した。   「オープン記念チケット」は、一般/高・大学生を対象とした期間限定のお得なチケット。2018年6月21日(木)~7月31日(火)までに入場できるチケットを、通常3,200円のところ2,400円で購入できる。さらに、6月21日(木)~8月31日(金)までは、開館時間を通常より1時間延長して営業する。   自らの身体を使って探索しながら、他者と共に新しい体験を創り出す。世界に類を見ない全く新しい世界を体験しよう。  
    ■Information MORI Building DIGITAL ART MUSEUM: EPSON teamLab Borderless 住所:東京都江東区青海1-3-8(お台場パレットタウン) 開業日:2018年6月21日(木) 営業時間:月~木11:00 -19:00 (20:00) 金・祝前日11:00 -21:00 (22:00)土10:00 -21:00(22:00)日・祝日10:00 -19:00 (20:00) ※最終入館は閉館の1時間前 ※()内は6/21(木)-8/31(金)までの特別延長時間です ※営業時間はシーズンによって異なります。詳しくはウェブサイトをご確認ください。 休館日:第2・第4火曜日   オープン記念チケット 販売期間:2018年6月7日(木)~7月31日(火) ※オープン記念チケットはなくなり次第終了。 料金:一般/高・大学生2,400円(※通常チケット3,200円) 子ども(4歳~中学生)1,000円(※通常チケットと共通) ※料金は税込の金額となります ※オープン記念チケットは、6月21日(木)~7月31日(火)の期間での日付指定となります。 ※中学生以下のお子さまだけでの入場はできません。 販売場所:展覧会公式ウェブサイト:https://borderless.teamlab.art/jp/ ローソンチケット、セブンチケット ※その日の販売予定枚数の上限に達し次第、販売終了となります。詳細はHPをご確認ください。   バイトル高校生パス(高校生無料チケット) 利用期間:2018年6月21日(木)~2019年6月20日(木) ※特別営業日等の例外を除きます。 ※「バイトル高校生パス」のご利用人数が10万人に達し次第、終了となります。 ※詳しくは、特設ホームページをご覧ください。 URL:https://www.baitoru.com/cp/teamlab-borderless/   公式ウェブサイト:http://borderless.teamlab.art/jp ティザー映像:https://youtu.be/y3quanO4bKw
     
  • NAKED 「TOKYO」をテーマにしたアート展を台北市で開催

    09.May.2018 | SPOT

    アート展「TOKYO ART CITY BY NAKED in TAIPEI」が、2018年6月30日〜9月16日の期間、台北市に所在する華山文創園區にて開催される。

     

    本展は、東京のライフスタイルをNAKEDがアート空間として凝縮した体験型アート展。2016年には渋谷ヒカリエ、2017年には東京ドームシティで開催された。

    海外初進出の舞台は台湾。台北市の中でもアートの発信地であり、これまでジブリ立体造型物展やGeGeGe 水木しげるの妖怪楽園などの展示を行ってきた華山文創園區での開催となる。

    今回は、新宿・渋谷スクランブル交差点・上野・お台場など7つのスポットに新たな演出を加えバージョンアップ。今回は前述のエリアに加え、ファッションとスイーツの流行発信地・原宿エリアが初登場!東京の多面性を全8スポットで表現する。

    また、台湾限定演出として台湾スイーツとのコラボ企画や、日本人アーティストやDJによるナイトイベントなども予定している。

     

    台湾に足を運んだ際は是非訪れてみて!

     

     

    ■Information

    TOKYO ART CITY BY NAKED IN TAIPEI

    会場:華山1914文創園区 東2C、東2D館

    期間:2018/06/30(土)〜2018/09/16(日)

    開館時間:10:00〜18:00

    入場料:前売券250元/枚(5/8〜6/29) 、当日券 350元/枚 (6/30-9/16)

    ※夜の特別イベントなどによって、営業時間と入場料は変動する可能性があります。決定次第、公式HPにてお知らせいたします。

     

    チケット:http://bit.ly/2riIfjR

     

    オフィシャルHP:http://www.tokyoartcitybynaked.com.tw/

     

  • アクアパーク品川 お花見エンターテインメント「SAKURA AQUARIUM by NAKED」開催

    20.February.2018 | SPOT

    「古き良き日本文化×デジタルアート」「桜×海の世界」で創り出す、“TOKYO最先端エンターテインメント”アクアパークならではのお花見体験。
    「マクセル アクアパーク品川」で2018年3月3日(土)~2018年44月15日(日)の期間、「SAKURA AQUARIUM by NAKED(サクラアクアリウム バイ ネイキッド)」が開催される。

     


    “音・光・映像と生きものの融合”をコンセプトとし、最先端デジタル演出を駆使して館内展示やパフォーマンスにエンターテインメント性を持たせ、海の世界の魅力や躍動を伝えている「マクセル アクアパーク品川」。
    春期イベントとなる今回は、今や国内外問わず親しまれる“桜”や“花見”をモチーフに幻想的な世界観を創出。桜の花が持つ魅力や美しさをそのまま表現するだけでなく、「古き良き日本文化×デジタルアート」や「桜×海の世界」を融合することにより、日常のお花見では味わえないエンターテインメントを提供する。

     


    ●演出テーマは、「360度の最先端お花見エンターテインメント」
    日本最高峰のクリエイティブカンパニー『ネイキッド』が手掛けるプロジェクションマッピングやアートワークで鮮やかな桜を描き、天井や壁、床にいたるまで空間全体を演出。満開に咲く、散って舞う、流れるといった様々な桜の美しさで、ゲストを360度つつみ込む。
    天候に左右されずおしゃれも楽しめる屋内型施設で、アクアパークならではの美しさ溢れる春をお届け!

     


    ●ドルフィンパフォーマンス
    “感動+新感覚”をテーマにお届けする『イルカパフォーマンスの枠を超えたエンターテインメント』。
    360度どこからでも鑑賞が楽しめる1,200名(座席:1,211席+お立見エリア)規模の円形会場で、多彩な水の 造形を描くウォーターカーテン×最先端のデジタルテクノロジー×イルカの技が調和し、イベントごとに趣向を凝らした世界観を創出。イルカたちの躍動と最先端テクノロジーが織りなすエンターテインメントが楽しめる。

    【夜】ナイトパフォーマンス「桜語り(さくらがたり)」
    開演時間: 19:00/20:30 (各回、約15分間)

    【昼】デイパフォーマンス「春爛漫(はるらんまん)」
    開演時間: 11:30/13:00/14:30/16:00/17:30(各回、約15分間)

     


    ●展示エリア
    プロジェクションマッピングやアートワークで描く“デジタル桜”には、伝統的な日本の“組子”をあしらった洗練的なデザインを使用。生花や「SAKURA AQUARIUM」をイメージした魚の展示とともに、水族館入口から館内全体にいたるまで一貫した世界観を演出。ゾーンによって異なる桜の美しさが空間を彩る。

     

    ●春を感じる期間限定のドリンクも楽しめる桜のカフェバー・花灯(はなあかり)
    発光サンゴがメインのバー空間に“あたりをほの明るく照らす桜の鮮やかさ”を表現し、幻想的な夜桜を演出。水槽型のテーブルには和傘を装飾。ドリンク片手に生きものを眺めながら、日本ならではの雰囲気も楽しめる。ドリンクを受け取る瞬間、カウンター上に桜の花が咲いて浮かび上がる仕掛けも。
    「SAKURAAQUARIUM」開催中は、春を感じる期間限定のオリジナルドリンクが4種類用意されている。


    マクセル アクアパーク品川で最先端のお花見を体験しよう。

     

    ◼︎information
    SAKURA AQUARIUM by NAKED
    開催期間:2018年3月3日(土)~2018年44月15日(日)

    マクセル アクアパーク品川
    住所:東京都港区高輪4-10-30(品川プリンスホテル内)
    営業時間:10:00〜20:00 ※最終入館は、閉館時間の1時間前です。
    TEL:03-5421-1111
    URL:http://www.aqua-park.jp

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  • リラックマの20周年をお祝いする期間限定カフェ「RILAKKUMA 20th ANNIVERSARY CAFE」が東京・表参道にオープン

    06.March.2023 | ANIME&GAME / FOOD / SPOT

    エルティーアールは、幅広い年代層の多くのファンから支持されている人気キャラクター「リラックマ」が今年20周年を迎えるのを記念して、「リラックマ にこにこ Happy for you」をテーマにしたカフェ「RILAKKUMA 20th ANNIVERSARY CAFE」を東京・表参道にて、2023年3月9日(木)から4月16日(日)まで期間限定でオープンする。リラックマの20周年を振り返りながら心安らぐ時間を過ごそう。   「ありがとう」のメッセージが描かれたリラックマたちをイメージしたメニューや、20周年をお祝いした彩り豊かで華やかな雰囲気のメニュー、ギフトボックスに入った20周年の感謝の気持ちを込めたp手紙付きのメニューなどが登場する。その他、リボンをつけたリラックマたちのアイスを乗せたフロートドリンク、チャイロイコグマとはちみつの森のお友達をイメージしたゼリーソーダ、リラックマの大好きなプリンをイメージしたホットドリンクなど、特別な日のスペシャルなメニューがラインアップ。  

    メニュー

    リラックマのハニーマスタードハンバーグ

    コリラックマのクリームパスタ

    キイロイトリのエッグバーガー

    チャイロイコグマのチーズカレー

    リラックマたちのお祝いケーキ 

    お祝いのフラワーパフェ

    選べる♪アイスとBOX型クリームパン

    選べる♪リラックマたちのミニアイス 

    選べる♪リラックマたちのフロートドリンク

    はちみつの森ゼリーソーダ 

    ほっと、のむプリン

    テイクアウトボトルドリンク

     

    オリジナルグッズ

    アクリルクリップ (ランダム7種)

    アクリルキーホルダー (ランダム5種)

    ミニボトル/チャーム付きマドラー(全4種)

    ランチトート/巾着

    クリップ付きアクリルスタンド/コルクコースター

    ぬいぐるみ

        その他、カフェオリジナルグッズや特典、Twitterキャンペーンなども設けられ「リラックマ20周年」を盛り上げる。「リラックマ」の20周年をお祝いした、たくさんの“ありがとう“が詰め込められたテーマカフェで、思い出を語り合いながら、趣向を凝らしたオリジナルメニューやグッズを楽しもう。   ©2023 San-X Co., Ltd. All Rights Reserved.
  • TOKYO発次世代クリエイティブ・ガールズ・コレクティブ「bala」が本格始動

    04.March.2023 | FASHION / MUSIC

    東京を拠点に活動するガールズ・アーティストとクリエイターによるコレクティブ「bala」がついに本格始動。3月8日に1stシングル「barla」をリリースします。   bala(バラ)は、MANON、SUNNY ONLY 1、DAN、KANOからなる、それぞれにグローバルなバックグラウンドとルーツをもったクリエイティブ集団。世界で同時多発的に進行している様々なZ世代ユースカルチャーと共鳴しながら、DNAに組み込まれた日本発のポップカルチャーと融合させたハイブリッドな表現を求め、グローバルに発信していくことをコンセプトに活動していきます。   3月8日にリリースされるデビュー曲「barla」は、Mondo Grosso名義でも数々のヒット曲を持つ大沢伸一がプロデュースを手掛け、ケンモチヒデフミ(水曜日のカンパネラ)とリリックを共作。Y2Kカルチャーが各所でリヴァイバルするなか、次の音楽トレンドとして復活の兆しを見せている90年代末のフィルターハウス・サウンドをいち早くフィーチャー。次世代のポップカルチャーを牽引していく彼女たちのテーマ曲に相応しいグルーヴィーなダンスチューンとなっています。   <大沢伸一 コメント> 超個性的メンバーが集まったbalaの幕開けに立ち会えて光栄です。ケンモチさんとも事実上初の共作が出来て念願が叶いました。   <ケンモチヒデフミ コメント> balaの皆さん、大沢伸一さん、異色の様々な才能が混ざり合った楽曲に私もご一緒出来てとても嬉しく思っています。今この瞬間にしか出てこない、みんなのエネルギーが詰まった一曲になりました!  
  • 銀杏BOYZなどのジャケットイラストを手掛ける江口寿史のイラストレーション展『東京彼女』が東京ミッドタウン日比谷にて開催

    08.February.2023 | SPOT

    東京ミッドタウン日比谷は、街と人の魅力を伝え続けてきたクリエイター江口寿史氏によるイラストレーション展『東京彼女』を2023年3月14日(火)~4月23日(日)に開催する。当展示のために特別に描き下された、日比谷の街にたたずむ「彼女」の新作イラストを中心に大小さまざまな「彼女」の展示を展開していく。

    銀杏BOYZ「君と僕の第三次世界大戦的恋愛革命」CDジャケット(2005)

    大滝 詠一「A LONG VACATION」40th トリビュートイラスト(2021)

     

    漫画家・イラストレーターとして活躍する江口寿史氏は、東京という街と街の中で輝く人々の瞬間を克明に描き、街と人の魅力を伝え続けている。今回、東京ミッドタウン日比谷が5周年を迎え、日比谷エリアの様々な場所も周年を迎えることから、日比谷ならではの特別展示として江口寿史イラストレーション展『東京彼女』が実現した。 本展示では、東京ミッドタウン日比谷での展示のために新たに描き下された、日比谷の街にたたずむ「彼女」の新作がお披露目するほか、江口氏が80〜90年代に愛用した画材パントーン・オーバーレイによる初公開の原画作品も多数展示される。

     

    また、期間中はサイン会をはじめ、江口氏本人がその場で対象者の似顔絵を描き下ろす「ライブスケッチ」や、イラストを描くコツを伝授する「ワークショップ」も開催。

      時代を代表するクリエイターの、魅力的な東京の「彼女」たちに会いに、ぜひ足を運んでみてはいかが?   ©2023 Eguchi Hisashi
  • エストニア・タリンのクム美術館でチームラボの個展がオープン

    15.December.2022 | FASHION / SPOT

    アート集団チームラボは、北欧最大級の美術館であるエストニア・タリンのクム美術館にて、2022年11月11日(金)に個展をオープンした。クム美術館は、18世紀以降のエストニア美術の膨大なコレクションを所蔵し、2008年には欧州最優秀美術館賞(The European Museum Forum=EMF)を受賞した、エストニアを代表する美術館となっている。個展は、2023年5月7日(日)まで開催する。  

    チームラボ《teamLab:Impermanent Flowers Floating in a Continuous Sea》 

     teamLab: Impermanent Flowers Floating in a Continuous Sea」と題した本展では、全てが繋がっている一つの連続した海の中で、花々が誕生と死を繰り返しながら、増殖していく作品群が展示される。来場者は、作品空間に身体ごと没入し、自分と作品との境界のない世界を体験することができる。  
     《Black Waves: Immersive Mass》は、全て繋がっている一つの連続した波でできた作品。始まりも終わりもなく、来場者は、波でできた塊と対峙し、作品空間を進んでいくと、やがては波に引き込まれ、作品空間と連続していく。古典的な東アジアの美術の波は、よく線の集合で表現されるが、線の集合でできた波は、それらが流れの中の一部であることを気が付かせてくれる。そして、その線の集合には、波が生き物であるかのように、どこか生命を感じる。 

    チームラボ《Black Waves:Immersive Mass》©チームラボ

     《Black Waves: Immersive Mass》の海の中に現れる作品《増殖する無量の生命》は、花々が誕生と死を繰り返しながら、増殖と死滅を繰り返し、時間とともに移ろっていく。人々が花々にふれると、花々は散って死んでしまう。 

    チームラボ《増殖する無量の生命》©チームラボ

        本展では、この他に、燃焼する気体の流れによって描いた線の集合で炎を描く作品《憑依する炎》も展示する。この作品は、来場者がアプリ《Distributed Fire》を持って作品の炎に近づくことで、スマートフォンに炎がともり、作品を持ち帰ることができる。持ち帰った炎は、他の人のスマートフォンに近づけると、同じように炎がともり、炎をつなげることができます。炎を誰かにつなげ、その炎がまた他の誰かにつながっていくことで、炎は、世界中に広がっていく。 作品は、人々のネットワーク上に分散して存在し、分権型のアートとなっていく時、オリジナルが消滅しても存在し続ける。 

    チームラボ《憑依する炎》©チームラボ

     

     

    クム美術館 Photo:Tõnu Tunnel. Courtesy of the Art Museum of Estonia.

     

     エストニアを代表するクム美術館でチームラボの世界観に飛び込んでみては?
  • W大阪×ネイキッド初コラボ『W Osaka×NAKED, INC. Xmas Garden』開催決定

    12.December.2022 | FASHION / SPOT

    株式会社ネイキッドが、ラグジュアリー・ライフスタイルホテル「W大阪」と初コラボレーションし、W大阪の4F「WET DECK(ウェットデッキ)」にて、2022年12月15日(木)〜12月25日(日)まで、クリスマスイベント『W Osaka × NAKED, INC. Xmas Garden』の企画・演出・制作を実施する。本イベントを象徴するアートモニュメントそしてクリスマスツリーとして、村松亮太郎 / NAKEDによる、世界と繋がる参加型アートプロジェクト『DANDELION PROJECT』(ダンデライオンプロジェクト)がW大阪に初展示される。本展示は、ネイキッドが京都市、宇治市、滋賀県大津市とともに発信する次世代型アートプロジェクト『NAKED GARDEN ONE KYOTO』の一環として行われる  

    注目の「W大阪」に気鋭のアート『DANDELION』が初登場、光のアート空間に

    2021年に開業以来、斬新で革新的なホテルとして注目を集める「W大阪」。本イベントを象徴するアートモニュメントとして、また、クリスマスツリーとして、世界と繋がるインタラクティブアートオブジェ『DANDELION』がW大阪に初登場。通常のDANDELION PROJECTの体験のみならず、W大阪限定でクリスマス演出が楽しめる時間も展開(※20分間が通常体験5分間クリスマス演出体験の合計25分間1セットでのループ)。クリスマス演出はDANDELIONの体験に合わせて、照明演出が連動、音楽はW大阪プロデュースの特別仕様となる。   1年を締めくくり、来る年に向けて平和・平穏を祈るこのホリデーシーズンに、目的地となるホテルを目指し続けるW大阪から、世界に平和の願いを届ける。同期間、日本は平安神宮や世界遺産・仁和寺、京都国立博物館など、また海外はサウジアラビア・リヤドで開催の「アル・ムラバ」にも『DANDELION』が展示中。国や人種、思想に関わらず、世界中がネットワークで繋がり、一人ひとりの平和への願いを乗せた綿毛となって世界各地にタンポポの花を咲かせる。また、DANDELIONの展示だけでなく、会場となるW大阪4Fの「WET DECK」全体が光のアートに包まれるクリスマスの特別仕様にネイキッドが演出。入場者はWET DECKに隣接するバー「WET BAR(ウェットバー)」にて、オリジナルカクテルやシャンパーニュなどの中からワンドリンクを楽しむことができる。  

    DANDELION PROJECT

    『DANDELION PROJECT』は、アーティスト 村松亮太郎による、タンポポのアートオブジェ『DANDELION』を世界各地に植樹し(設置し)、平和の象徴である花を世界中に咲かせていくアートプロジェクト。体験者が『DANDELION』にスマートフォンをかざすと、平和への願いをデジタルのタンポポの綿毛に乗せて、ネットワークで『DANDELION』が植樹されている世界各地に繋がり、リアルタイムでデジタルの花を届けることができる。大阪府での『DANDELION PROJECT』展示は、2021年の『OSAKA 光のルネサンス2021』、2022年10月のうめきた外庭SQUAREに続き、3回目。
  • 神戸の食をストーリーで味わう“語り部レストラン”FARM TO TABLE『KANBE』オープン

    06.December.2022 | FOOD / SPOT

    神戸の食を応援する情熱ダイニング株式会社が、神戸の食の循環をストーリーとして伝えていくプロジェクトを立ち上げた。その第1弾として2022年11月30日(水)、神戸・三ノ宮に“語るレストラン”FARM TO TABLE『KANBE』をオープンした。     神戸の食の源泉となる「水」から始まるストーリー。神戸牛や須磨サーモン、神戸市西区の採れたての旬な野菜といった神戸の食材の魅力を、語りとプロジェクションマッピング、そして特別な料理で表現していく。当店はその日に仕入れたリアルタイムで最も旬な神戸の食材を使ってコース料理を提供するフレンチ割烹スタイルのレストラン。ドリンクも灘五郷の酒や神戸ワインなど神戸のものにこだわり取り揃えているほか、水も六甲山系から注ぐ「布引の水」を使用し、調理から提供に至るまで“made in 神戸”にこだわっている。神戸らしさを追求した、その日その時でしか味わえない“神戸の豊かな食”を存分に楽しむことができる。   FARM TO TABLE『KANBE』では、神戸の食のストーリーを紡ぐ “語りべ” がいる。神戸の食材や神戸の酒、神戸の水、神戸の食の素晴らしさを来店したゲストに発信。 また、自身もシェフということから調理法や食の歴史、食育などにも精通している。こだわりの食事が知ってさらに美味しくなる”語り部”大坪の話も楽しんでみてはいかがだろうか。   18メートルのロングカウンターには、四季折々の風景や布引の水、六甲山からの夜景などが映し出され、ストーリーに華を添える。また、プロジェクションマッピングに合わせて、布引の滝のせせらぎや小鳥のさえずりといった自然の音が店内に響き渡りライブ感を演出。食事と共に癒されるひとときを味わうことができる。   これまでとは違う「食」の楽しみ方を経験してみてはいかが?