今夏、抑えておきたい日本にまつわる涼しいイベント3選

20.July.2016 | FEATURES / SPOT

日本の夏はとにかく暑い。だけれどそんなことでメソメソしておうちで映画を観ながらアイスを食べてダラけているのでは数か月後5kg肥えているかもよ。日本の夏といえばとにかくイベント満載のゴキゲンシーズンなので、せっかくならそのたのしいシーズンに飛び乗っておきたい。でも、お目当ての彼・彼女の前でダラダラ汗をかき、タコのように真っ赤になった顔をみられるのはごめんよね。そんなジレンマをMOSHI MOSHI NIPPONが一瞬にして解決!今回は、うだる暑さを忘れてしなやかに楽しめる涼しいイベントを3つご紹介。どれもMOSHI MOSHI NIPPONが推す、日本の伝統&近代カルチャーにまつわるイベントであり、中には楽しみながら少しスマートにもなれるものも。それでは早速外へ出る予定を立て始めよう!


出典: 大妖怪展 公式ウェブサイト

1. 大妖怪展

近年の「妖怪ウォッチ」ブームにはいささか驚かされる。2016年正月興行で「妖怪ウォッチ」は「スターウォーズ/フォースの覚醒」に続き二位を記録していたことが発表されており、なんと「妖怪ウォッチ」の主人公であるジバニャンはいつの間にか国境を越えたハワイ州の観光局キッズ親善大使に任命され、公式ウェブでは「ハワイのことは知っているかニャン?」などと問いかけている。そんなキュートな妖怪たちに注目が注がれる今だが、「異界への恐れや不安感、また”身近なもの”をいつくしむ心が造形化されたもの」と形容される妖怪は、実は4000年にも渡るリッチな歴史を持ち合わせているのだ。それを全て一からアートという観点より紹介してくれるのが、この度東京都江戸東京博物館にて絶賛開催中の「大妖怪展」である。展示物は縄文時代の土器よりスタートし、これを知らず妖怪を語れない、室町時代より制作されてきた絵巻シリーズ「百鬼夜行絵巻」より現存する最古の「真珠庵本」、そしてもちろん現代の「妖怪ウォッチ」まで、とまさに妖怪展の決定版である。妖怪の進化を一から追えるだなんて、妖怪愛好家としては這ってでも行きたいたまらない内容。屋内で涼めることに加え、ゾっとするものには汗もすぐひいてくれるはず。


◼︎開催概要

会期: 2016年7月5日(火)~8月28日(日)

会場: 東京都江戸東京博物館 1階特別展示室

開館時間: 午前9時30分~午後5時30分
(7月9日・16日・23日の土曜は午後7時30分まで、7月29日の金曜から、金曜と土曜は午後9時00分まで)

※入館は閉館の30分前まで

休館日: 毎週月曜日 ※ただし、8月8日・15日は開館

公式ウェブサイト: http://yo-kai2016.com/index.html


2. The NINJA -忍者ってナンジャ!?-

忍者とは「全身黒の「黒装束」をまとって手裏剣を投げていた暗殺者でしょ?」とざっくり片付けられてしまうことが多すぎる。が、よく考えてみると「お忍び」をするからには正体がバレては元も子もない。そのため我々が結びつけたい黒装束に手裏剣のルックスよりも農家の格好をして農民に紛れ込んでいた方が主流だったとKOTAKUは語る。地味かもしれないが、これが真実なのかもしれない。が、それもまたひとつの説であり、鎌倉時代から江戸時代にかけ実在したと言われる忍者は未だ謎多き類。そこでこの度日本科学未来館にて行われている「The NINJA -忍者ってナンジャ!?-」展では、なんと三重大学などの学術研究がその謎を紐解いてくれる模様。展示は3つのパートに分かれていて、忍者持ち前の「心・技・体」の総合的な力を来場者に実際に身につけてもらえるようになっている。ジャンプ力を鍛えたり、忍者特有の呼吸方法を身につけたり、と展示を進めば進むほど自分は忍者なのではないかという錯覚に陥る作りになっている。なんて言ったってこの展示の最大の魅力は、人間として立ち入り、忍者として帰れるというところ。なぜならば忍者の身体と精神能力を身につけたあとにはなんと「忍者認定証」が表彰されるんだもの。帰りはお得意のジャンプを披露しながら電車も使わずスイスイ帰宅できたりして。


◼︎開催概要

会期: 2016年7月2日(土)~10月10日(月・祝)

開館時間:10:00~17:00
(入場券の購入および会場への入場は閉館時間の30分前まで)

会場: 日本科学未来館[東京・お台場] 1階 企画展示ゾーン

休館日: 9/6、9/13、9/20、9/27、10/4 (全て火曜日)

公式ウェブサイト: http://www.fujitv.co.jp/events/ninjaten/


Photo credits: Cinema Today

 

3. ピカチュウ大量発生チュウ!〜今度はぬれるんだって?〜

のべ1,000体のピカチュウが横浜みなとみらいにて大量発生する大盛況イベントが今年もカムバック!

もとはというと、初回開催時に公開されたポケモン映画の宣伝を兼ねて、一度っきりのつもりで開催したものがあれよあれよと爆発的な人気を巻き起こし、あたかも自然に3回目の開催へと突入している。それはそうとも大量のピカチュウが歩ったり踊ったりする姿を一目見ようとかけつけた来場者は、第一回でおおよそ140万人まで到達しており、今年はその数を上回ることが大いに予想されている。余談だが、このイベントの来場者は、ヨーロッパの国であるエストニアの人口を軽く越している。

昨年は「踊る?ピカチュウ大量発生中」と題し、ピカチュウたちがフラガールの格好をしたり、はたまたサングラスをかけちょいワルになった上で悶絶するカワイイダンスをお披露目してくれたが、今年は新たな「ずぶぬれスプラッシュショー」がその茶目っ気溢れるラインアップに加わるご予定。こちらのイベントのみ屋外だけれどこれなら涼めそうな予感。みなとみらいエリア各所にピカチュウが出没する予定なので、下記概要より場所を要チェック。たとえ炎天下の中であっても、大量のピカチュウが行進する光景はどうしても今夏、見逃せないゾ!


◼︎開催概要

開催期間:2016年8月7日(日)~8月14日(日)※ 開催会場によって、開催期間が異なります。

開催会場:横浜みなとみらいエリア各所

  • クイーンズスクエア横浜 JR桜木町駅・桜木町駅前広場帆船日本丸・日本丸メモリアルパーク MARK IS みなとみらいみなとみらい線みなとみらい駅 横浜赤レンガ倉庫よこはまコスモワールド ランドマークプラザ横浜ワールドポーターズ

雨天・荒天時は中止になる場合がございます。

開催内容・時間は、予告なく変更になる場合がございます。

一部有料コンテンツがございます。

公式ウェブサイト: http://www.pokemon.co.jp/ex/splash_pikachu/

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