誰にも教えたくない音楽を目指すーヒナタとアシュリーが、ミニアルバム「まなざしはブルー」を通して伝えたいこと

20.February.2019 | MUSIC

結成3周年の節目としてミニアルバム「まなざしはブルー」を発売するヒナタとアシュリー。映画・ドラマの主題歌になった楽曲「東京ブラフ」「#(ハッシュタグ)」や、最新シングル「うつくしいひと」を含む全6曲が収録される。今回はミニアルバムに詰め込んだ思いや、東京・栃木で開催されるワンマンライブへの意気込みを聞いた。

 

 

――結成3年の節目にミニアルバムを発売されると伺いました。この3年を振り返っていかがでしたか?

 

ヒナタミユ(以下ヒナタ):今と、半歩先の未来のことをいつも同じくらい考えながら全力疾走してきた気がします。常に、今のままでは難しいと思うことに敢えて挑戦して、その度に仲間が増えました。振り返ればずっと楽しかったです。

 

トヨシ:曲作りやライブ活動をずっと続けてきたので3年も経った感覚がないです(笑)。でも振り返ってみると色んなことにチャレンジしてきましたね。うまくいったことも失敗したこともありました。今回は自然と、ヒナタとアシュリーとして活動してきた3年間の集大成のようなアルバムになったと思います。

 

――ミニアルバムのキーワード”シェアしなくていい。浸ればいい”。このキーワードにはどんな思いが込められているのでしょうか?

 

ヒナタ:より多くの人に聴いてもらえたらと思って頑張っているので、誰かに教えたり広めてもらえたらものすごく嬉しいのですが、例えてみると「誰かに教えたくなる音楽」よりも「誰にも教えたくない音楽」を目指しているという思いです。

曲を聴いて浮かぶイメージや感情は他の誰のものでもないそれぞれの人生からくるものだと思いますが、ヒナタとアシュリーの楽曲も自分だけの、自分のための音楽だと感じていただけたらと思って作っています。

 

トヨシ:聴いてくれる人それぞれの解釈でこのアルバムを楽しんで欲しいと思って、メンバー以外の視点から出してもらったいくつかのアイディアから満場一致でこのキーワードになりました。

 

 

――6曲の中で、特に思い入れの深い楽曲はありますか?その理由はなんでしょうか?

 

ヒナタ:6曲どれにも強い思い入れがありますが、タイトルにもなっている「まなざしはブルー」は、目指した音像や風景・歌詞すべてがアルバム全体を包み込むようなキーになっていると思います。これからの自分たちにとっても、とても強い意味を持つ楽曲です。

 

トヨシ:「まなざしはブルー」ですね。この曲の断片が出来た時にアルバムのリード曲になると確信しました。思い入れは全曲に対してあるのですが、単純にこれが一番推し曲です(笑)

 

――昨年は映画づくりにも挑戦されましたね。その経験はその後の楽曲制作になにか影響を与えましたか?

ヒナタ:音楽よりも多く映画を摂取して育って、もっと近くで触れたいとずっと思っていたので、実際に触れてみてより映画音楽に携わっていきたいという思いが強くなりました。

「東京ブラフ」をきっかけに曲の解像度の調整や、音で風景を再現することに常に挑戦してやっていこう、と考えるようになったと思います。

 

トヨシ:今までよりも楽曲のストーリー性や音で描く景色みたいなものを意識するようになりました。また映画音楽だと歌が無かったり、楽曲構成も普段と全然違うことが多かったので発想の幅は広がったと思います。

 

 

――東京と栃木でワンマンライブを開催されると思うのですが、コンセプトの違いを教えてください。

 

ヒナタ:栃木編では、いつものヒナタとアシュリーのライブスタイルで、一般募集したバックコーラスクワイアと二曲ほどコラボしたりしながらアットホームにお届けします。

渋谷編では、二人編成では再現できない音源に込めた表現や細かな音をサポートメンバーと一緒に届けます。

 

トヨシ:栃木は2人編成、東京は6人編成となっています。普段は2人編成で活動しているのですが、栃木では普段のライブの集大成、そして東京ではCDのサウンドをより再現したライブをお届けしたいと思っています。

 

 

――最後に、ファンの方に向けてメッセージをお願いします。

 

ヒナタ:いつも、聴いてくださってありがとうございます。ミニアルバム「まなざしはブルー」ぜひ受け取ってください!そして時間などに余裕があったら、勇気を出してワンマンライブに遊びに来てください。

 

トヨシ:僕らなりに僕らだけのアルバムを作りました。このアルバムを皆さんなりに皆さんの物にして頂けたら嬉しいです。そして是非ライブに遊びに来てください。