茨城県にある世界最大級の牡丹園「つくば牡丹園」開園

04.April.2019 | SPOT

6万株もの牡丹・芍薬を誇る世界最大級の牡丹庭園「つくば牡丹園」が、4月13日(土)~5月26日(日)まで開園。

この時期に新元号がスタートすることを記念して、新元号「令和」を花の名前に命名することも決定した。また“つくばのいいもの発信”をテーマに、地元企業とのコラボレーション企画や、地元のアーティストのライブイベントなども計画中。

当園で3年連続咲いてくれている無名の芍薬は、5月のGW頃に咲く見通し。当園でしか鑑賞できないオリジナルの芍薬だ。今季も例年通り元気に咲いてくれたら「令和」と名付けられる予定。他にも、当園でしか鑑賞できないオリジナルの牡丹・トリビュートも用意されている。珍しいオレンジ色の牡丹で、上を向いて咲くのはこの一種のみとなっている。

地元のブリュワリー「常陸野ネストビール」とのコラボレーション企画も実施。筑波山の麓が名産となっている「福来みかん」を使った「だいだいエール」は、つくば市に来たらぜひ味わってほしい地元を代表するビール銘柄。開園中は園内でお花を鑑賞しながらビールも楽んでみて。

 

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    グッドグラス ガラス製マイストロー「ペンギン」

    グッドグラス ガラス製マイストロー「ペンギン・ラッコ・ホッキョクグマ」」

    ストロー本体、ケース、ブラシの3点セット

    グッドグラス「しば」

    グッドグラス「うさぎ」マグ 

        ガラス職人が丹精を込めて手作りしたグラスには、使う人が思わず笑顔になってしまう可愛さがある。入れるもので大きく雰囲気がかわるグラスは様々なシーンで活躍すること間違いなし。「グッドグラス」の豊富なラインアップが揃う水戸京成百貨店へ足を運んでみては?
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    カフェアマヤドリ 店内

    カフェアマヤドリ メニュー

    カフェアマヤドリ トートバック

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    17.November.2020 | SPOT

    世界各地の美術館で作品を発表しているテキスタイルデザインスタジオNUNO(ヌノ)のディレクター須藤玲子は、茨城県近代美術館で開催される展覧会「6つの個展」に参加をし、その代表作のひとつである「扇の舞」の国内初の展示を行う。今回の展示では新たな試みとして、京都を拠点に活動をするアート/デザインユニットSoftpad(ソフトパッド)とのコラボレーションによる音響演出を加えた空間体験を提供。須藤の日本国内での大型作品の発表は、2018年に国立新美術館で開催された「こいのぼりなう!」以来となる。

    須藤玲子《扇の舞》2017 ジョン F ケネディ舞台芸術センターでの展示風景 Photo:Margot Schulman

     

    Softpadがサウンドデザインを手掛ける「扇の舞」新ヴァージョン

    須藤玲子がテキスタイルでつくられた巨大な扇が空間を埋め尽くす大型インスタレーション作品「扇の舞」を最初に発表したのは、2017年にワシントンDCのJ. F. ケネディ舞台芸術センター(The John F. Kennedy Center for the Performing Arts)で開催された大統領生誕100周年を記念する展示でのこと。そのダイナミックな空間表現と多彩で豊かなテキスタイルの表情が大きな反響を呼んだ本作は、その後今年前半にスタートしたイギリスの美術館コンプトンバーニーでの展示を経て、本展へと発展を遂げてきた。

    本展の展示デザイン ©Tashiro Masafumi Design Room

    国内初となる今回の「扇の舞」では、204の布製の扇が展示室の床から天井を覆うよう配され、動きのある色彩のリズムとあわせて、波が押し寄せてくるような大きなうねりや流れが感じられる構成となっている。空間デザインはこれまでタッグを組んできたフランスの建築家アドリアン・ガルデールのアイデアをベースにしながら、今回は須藤自身が会場となる美術館に足を運び、そこでの空間体験を踏まえてNUNOのメンバーである上野和広と共に構成した。また「扇の舞」日本版での初の試みとしてSoftpadによる波をテーマにした音響表現を加え、テキスタイルと音が有機的に響き合う新たな鑑賞体験の創出にチャレンジ。この試みはコロナ禍において作品がデジタルで鑑賞されることが日常となった今、リアルな空間展示の可能性を追求している。  

    日本文化の多義性を表現する青い扇  

    扇に使用されているNUNOのテキスタイル《ティギー》2003

    作品のモチーフである扇は平安時代の日本で考案され、その「すえひろがり」の形状から日本では祝い事に欠かせないかたちだ。扇は古くから「あおぐ」という本来の機能に留まらず、狂言では杯に、落語では蕎麦を啜る箸へと姿を変え、お茶席では自らの膝の前に置くことで結界を表すなど様々な役割を担ってきた。須藤はそんな扇を日本文化の多義性を象徴するものとして作品にとりあげ、同じく古くから日本の暮らしを彩ってきた「青」で表現。  

    伝統と最新テクノロジーをつなぐNUNOの仕事

    扇に使用されているNUNOのテキスタイル《スイング四角》2008 Photo:Masayuki Hayashi

    扇に使用されているテキスタイルはNUNOのアーカイブから厳選されたもので、そのひとつひとつに須藤が永年にわたり取り組んできた実験的で意欲的な布づくりの成果が表れている。日本各地の優れたテキスタイルの生産者とコラボレーションを重ね、伝統的な技術に深い理解を示しながら、最新のテクノロジーや現在進行系のデザインの世界を縦横無尽に行き来する須藤のクリエイションは、テキスタイルの概念を大きく拡張してきた。

    徳島の工房に依頼をした本藍染の工程 写真提供 BUAISOU

    今回の作品制作に向けた布を青く染める工程ひとつをとっても、徳島のBUAISOUによる本藍染から岡山のジーンズ産地でのインディゴ染、最新の熱転写まで、新旧の様々な手法を柔軟に取り入れるスタイルを貫く。   当初、今回の展示はイギリスで発表した作品をそのまま巡回させる予定だったが、コロナウィルスの流行拡大によるイギリスでの展示スケジュール変更の影響により、一時は作品が間に合わず出品が危ぶまれる事態に。そんなコロナ禍の中で須藤は短期間での新たな作品制作を決意し、今回の展示が実現した。そこにはこの困難な状況下にあって、同時代を生きる人々に作品を通じて何かを感じて欲しいという須藤の思いが込められている。   日本の祝い事に欠かせない扇と、「青」を豊かに表現した空間を堪能して。