【東京ごはん】東京で本物の蕎麦と酒を楽しむ

05.October.2016 | FEATURES / FOOD

日本三大麺料理といえば、ラーメン・蕎麦・うどんということになるが、なかでも蕎麦とうどんは地域によって存在感が大きく異なる。ものすごく大雑把にいうと、東は蕎麦、西はうどんが中心。したがって当然、東京は蕎麦文化の街である。一杯300円程度のいわゆる立ち食い蕎麦に親しんでいる人は多いと思うが、原価の関係で小麦粉の割合が非常に多い。本当の蕎麦を食べたいなら、やはりきちんとした蕎麦店に行くべきだろう。とはいえ、蕎麦一杯なら高くても1000円程度だから大丈夫。今回はそんな中で、お酒とつまみも美味しく、レストランとしても楽しめる名店を紹介しよう。

まずは虎ノ門ヒルズの並びにある「大阪屋砂場本店」。1872年の創業で、多くの歴史に残る著名人が訪れた、由緒ある建物だ。こちらはつまみも充実。味のしっかりした焼き鳥と、日本酒ならではの温めて飲む熱燗を楽しみながら、蕎麦で〆ると“ザ・日本”を感じられること間違いなし。

老舗ではTBSテレビの近くにある「室町砂場」も素晴らしい。多くの客が昼から酒肴と蕎麦を楽しんでいる、大人の店だ。

モダンな店なら、ミシュランの戴冠店である、原宿「玉笑」がいいだろう。住宅街にあり、蕎麦屋とは思えない外観。粗挽きのせいろ蕎麦は、かみしめると香りが口中に広がる。味噌エビ焼や天ぷら、6日間炊いたにしんなど、種類は少ないがこだわりの酒肴が揃っている。

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■Information

・大阪屋砂場本店

住所:東京都港区虎ノ門1-10-6

 

・室町砂場

住所:東京都中央区日本橋室町4-1-13

 

・玉笑

住所:東京都渋谷区神宮前5-23-3

 

大木淳夫(東京最高のレストラン編集長)

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    創作蕎麦を看板とする蕎麦カフェ&バルBWCAFE(ビーダブリューカフェ)では、2月1日より新メニュー「春色ベジポタつけ蕎麦」を提供する。

     

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    一足先に春を感じる華やかでフォトジェニックな創作蕎麦を楽しもう。

     

    ■Information

    蕎麦カフェ&バル BWCAFE

    住所:東京都新宿区大久保2-7-5

    営業時間:11:30~23:00(LO22:00)

    定休日:日曜日

    TEL:03-6278-9658

    URL:http://tabelog.com/tokyo/A1304/A130401/13177140/

     

    春色ベジポタつけ蕎麦

    価格:¥850(税込)

  • 代々木で新そばと新酒を楽しむ「大江戸和宴 そばと日本酒の博覧会」

    18.September.2017 | FOOD

    全国のそば処、酒処から至極の逸品が集合する、日本最大級のそばと日本酒のイベント「大江戸和宴  そばと日本酒の博覧会」が、新そば、新酒のシーズンを迎える20171123日(木・祝)〜26日(日)、代々木公園イベント広場にて開催される。

    全国のそば処から集結した職人が、選び抜いた素材、熟練の腕前をお客様の目の前で披露。打ち立て、ゆで立ての絶品そばを提供する。そして、日本各地の酒処から集まった、知る人ぞ知る旨い酒や、選りすぐりの銘酒も数多く販売。

    「大江戸和宴  そばと日本酒の博覧会」から、最高に相性の良い「旨いそば」と「旨い日本酒」を存分に味わい、国内外に日本の伝統食文化を発信していく。

    長野県「信州そば」、東京都「奥多摩天然わさびそば」、新潟県「韃靼そば」、群馬県「とろろそば」、兵庫県「出石そば」など全国有名そば20店が出店。

    さらに、伝説のそば打ち職人、高橋邦弘氏の技を受け継いだお弟子さん達の店も出店される。高橋氏も特別ゲストで参加し、時間限定でそば打の技を披露する予定だ。

    そばだけでなく新酒も販売、全国自慢の酒蔵から銘酒100種が集結。

    平成の幻と言われる山形県「十四代」、売り切れ必至の人気銘柄の一つ、福島県「飛露喜」、国内外の賞を総なめにする山形県「出羽桜」など、日本全国から選りすぐりの銘酒100種を数量限定で提供し、一部の銘柄では熱燗も提供される。

    全国から集結したそばや酒から、自分好みの逸品を探してみよう

    ■Information

    大江戸和宴 そばと日本酒の博覧会

    日程 2017年11月23日(木・祝)15:00~21:00 
    24日(金)10:00~21:00
    25日(土)10:00~21:00
    26日(日)10:00~18:00 ※開催時間は予定

    会場:代々木公園イベント広場 雨天決行、荒天中止

     

    参加料金:入場無料 
    蕎麦 一律700円(税込)※トッピングは別途料金 
    日本酒 コップ売り300円~500円(税込)
    大江戸和宴セット(3種飲み比べ)1,000円(税込)

    http://www.oedo-waen.com/

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    29.May.2017 | FEATURES / FOOD

    海外はもちろん、国内でも年々、日本酒人気が高まっている。カジュアルな酒場はもちろん、最近はフレンチやイタリアン、中国料理店でもアルコールのペアリングコースに日本酒を取り入れる店が急増。和食以外の料理に個性豊かな日本酒を合わせるのが、スタンダードになりつつある。 気軽に純米酒を楽しめると人気の「酒場 それがし」が、この5月、五反田に「肉料理 それがし」をオープン。 鳥料理を提供する系列店があるが、新店は牛肉を使った料理が中心。得意の日本酒のラインナップもいっそう強化している。   「日本酒は日本が世界に誇る国酒。その魅力や奥深さを若い人たちにも気軽に体験してほしい」と、オーナーの尾山 淳さん。 さっぱりとした赤身肉には、旨みが豊かで飲みごたえのあるタイプ、甘口ダレで食べるすきやきには淡麗辛口タイプなど、肉料理との相性を楽しみながら自分の好みを見つけるのもおすすめ。 オリジナルの日本酒「英雄(税込756円)」は炭酸で割って日本酒トニックとして飲むのも人気だ。「日本酒はちょっと苦手」という人も、肉料理とのマッチングを体験すれば、きっと夢中になるはず!  
    ■Information 肉料理 それがし Address:東京都品川区西五反田1-4-8 秀和五反田駅前 レジデンス202 Tel:03-6420-3092 Hours:[月曜~木曜、土曜]17:00~25:00(L.O. 24:00) [金曜]17:00~26:00(L.O. 25:00) [日曜]17:00~24:00(L.O. 23:00) Holiday:不定休
     
  • 【東京ごはん】パリでも人気の餃子にはシャンパーニュが新定番!青山「ギョウザバー コム ア パリ」

    25.May.2017 | FEATURES / FOOD

    餃子といえば万人に愛される“人気者フード”の代表格。最近は“餃女”を名乗る餃子好き女子も増えているが、とくに女性人気が高いのがシャンパンやワインとともに餃子を楽しめるバルスタイルの餃子店、青山の「ギョウザバー コム ア パリ」だ。 「ギョウザバー コム ア パリ」は餃子とともに、ナチュラルワインとシャンパンを堪能できる新感覚の餃子専門店。 ミシュランで星を獲得した『鳴神』の鳴神正量シェフが手がけるとあってサイドメニューやソースにもそのエッセンスが凝縮されている。「パリで餃子とシャンパーニュの店がすごく流行していると聞いて実際に行ってみたら、フランス人のお客さんたちがパテ感覚で餃子を食べているのを見て、これは日本でも絶対に受け入れられると思った」と鳴神シェフ。 野菜ギョウザ(税込520円)や肉ギョウザ(税込550円)など、スタンダードメニューのほかに人気なのがパクチーギョウザ(税込680円)やオニオングラタンギョウザ(税込920円)。   オニオングラタンギョウザは、水餃子のようなつるっもちっとした食感と、コクのあるオニオングラタンスープが驚くほど合うと評判だ。食事の前のアペ使いや、食後の〆にも。餃子とワインの意外な組み合わせを1度体験すれば、ヤミツキになること間違いなしだ。  
    ■Information GYOZA BAR Comme a paris Address:東京都渋谷区渋谷2-2-4 青山アルコープ205 Tel:03-6427-6116 Hours:17:00~23:45(L.O. 23:30) Holiday:日曜日