この度、漫画「思い、思われ、ふり、ふられ」(通称:ふりふら)が、史上初となる実写&アニメーションでW映画化することが決定。
原作は「ストロボ・エッジ」、「アオハライド」でお馴染みの咲坂伊緒。その繊細で瑞々しい物語が高く評価され、ジ電子版も含むシリーズ累計部数は、4月現在、既刊11巻で450万部を突破している。
この大人気原作を映像化するにあたり、実写にするかアニメーションにするか2つの選択肢がある中で、どちらか一方ではなく、今回は同時に両方の映像化をするべきだと確信を持てたことが、このプロジェクトのスタートに。
原作者の咲坂伊緒が「私が、キャラクターやひとつひとつのシーンに込めた思いやどうしてもいれてほしいポイントを双方の脚本家の方達、スタッフの皆さんと共有しながら脚本の成立に関わることができたのはとても貴重な機会でした。時には実写ならでは、アニメーションならではの見せ方の違いに感心することもありました。」とコメントするように、プロットの段階から原作者が深く関わった形でそれぞれ映像化される。
物語は、4人の高校生男女の切なくすれ違う恋模様を瑞々しく描いた傑作青春ラブストーリー。そして、最大の魅力は、4人全員が違った個性を持つ主人公であり、秘密や葛藤を抱えた彼らが恋愛や友情を通して、自分自身・他者と向き合いながら成長していく、上質なヒューマンドラマとなっている。
またアニメーションにおいては、「劇場版 ソードアート・オンライン‐オーディナル・スケール‐」のA-1 Picturesが、咲坂伊緒の生み出した世界観とキャラクターに命を吹き込む。思春期の特別な時間にある彼らの、ときめきや切なさといった細やかな感情、ささやかな成長を、アニメの魔術によってよりドラマチックに描ききるだろう。
実写映画「ふりふら」の1人目のヒロイン・山本朱里を演じるのは、「君の膵臓をたべたい」(17年)で圧倒的な透明感をスクリーンに焼き付けた、今最も輝く若手女優・浜辺美波。
2人目のヒロイン・市原由奈を演じるのは福本莉子。由奈役をオーディションで勝ち取り、役柄同様に成長していく姿をスクリーンに刻む。
そして朱里の血のつながらない弟であり、由奈に片想いされる男子・山本理央を演じるのは、「君の膵臓をたべたい」(17年)で、その繊細な演技で多くの観客の涙を誘った実力派俳優・北村匠海。見た目とは裏腹な理央の抱える葛藤を、丁寧に演じる。
最後に、由奈の幼馴染で、やがて理央や朱里のよき理解者となっていく、乾和臣を演じるのは、「仮面ライダービルド」にてクローズ役を演じ注目を集める新星・赤楚衛二。
2020年、原作×実写映画×アニメーション映画の3つをもって完結「ふりふら」をお見逃しなく。
Ⓒ2020映画「思い、思われ、ふり、ふられ」製作委員会 ©咲坂伊緒/集英社
Information
思い、思われ、ふり、ふられ
実写映画作品
公開:2020年8月
アニメーション映画作品
公開:2020年5月