「凶悪」を世に送り出して以降、昨年公開「孤狼の血」など、毎年のように作品・監督・俳優賞を中心に国内賞レースを席巻し、いま俳優たちが最も出演を熱望する映画監督のひとりである白石和彌監督の最新作「ひとよ」が2019年11月8日(金)全国公開となる。
15年前、ある家族に起こった一夜の事件。それは、母とその子どもたち三兄妹の運命を大きく狂わせた。一家はその晩の出来事に囚われたまま別々の人生を歩み、15年後に再会。葛藤と戸惑いの中で、一度崩壊した絆を取り戻そうともがき続ける。抗うことのできなかった家族の岐路と向き合う一家が辿り着く先とは−−−−。
15年前の事件に縛られ家族と距離をおき、東京でうだつのあがらないフリーライターとして働く稲村家の次男・雄二を演じるのは、佐藤健。しがない町の電気屋に勤務し、三兄妹で唯一自身の家庭を持つが夫婦関係に思い悩み、幼少期より人とのコミュニケーションに苦手意識を持つ長男・大樹に鈴木亮平。事件によって美容師になる夢を諦め、スナックで働きながら生計を立てる末っ子の妹・園子に松岡茉優。そして、15年ぶりに三兄妹との再会を果たす母・こはるを田中裕子が演じる。
このたび、令和初日(5月1日)にクランクインした本作が、1ヶ月におよぶ撮影を経て6月1日に家族揃ってクランクアップとなった。撮影最終日のこの日に行われた撮影は、家族全員が揃ったクライマックスの重要なシーン。一連の流れでの動きの多いシーンでもあるため、白石監督を中心に入念な段取りが行われ、幾度もシーンの検証が繰り返された。時折キャストからも提案が挙がり、モニターで自らの動きを最終確認。本番ではほぼ一発OKで迫真の芝居が次々と収められていき、日付が変わる直前にクランクアップの時を迎えた。クランクアップ後、稲村家を演じたキャスト陣から充実した日々を過ごせていたことへ感謝の意が述べられ、白石監督は「(これから編集ですが)良い映画になっていると思います」と手応えを滲ませていた。
稲村雄二役 佐藤健 コメント
白石監督とはぜひ、いつかご一緒できたらと思っていました。こんなにも素敵な話で、こんなにも素敵な役者・スタッフの皆様と贅沢な時間を過ごさせていただき、振り返るとあっという間でした。(芝居については)、その時に出たもので勝負と言いますか、ドキュメンタリー的なアプローチの仕方をしてきたように感じています。白石監督が、「最高傑作になるであろう」というような言葉を漏らされていたとも聞いていますし、きっと素晴らしい作品に仕上げてくださると信じています。なので、皆さんも期待して公開をお待ち頂けたら嬉しいです。
©️2019「ひとよ」製作委員会
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株式会社パルコは、仙台・渋谷PARCOにて開催し好評を博した、佐藤健と神木隆之介が宮城の伝統芸能や産業、文化、食などの魅力にふれ、現地の人々との対話から未来に思いを馳せるように編み上げたビジュアル対話集『みやぎから、』(NHK出版)の出版を記念した写真展「みやぎから、、」を名古屋PARCOにて期間限定で開催する。
通常版
現地の人々との数々の出会いや対話を通して、伝統芸能や風習の継承、産業や文化の創造、そして震災の記憶の伝承など、二人が真摯に向き合い、これからの暮らしのあり方を模索する。旅の道中における二人のありのままの表情をとらえた貴重な写真や、訪ね先の情報も満載のビジュアル対話集であるビジュアル対話集『みやぎから、』。
今回、『みやぎから、』の出版を記念した写真展を名古屋パルコにて2022年5月13(金)〜5月29日(日) の期間限定で開催する。名古屋会場メインビジュアル
入場ノベルティ
『みやぎから、』の取材で撮り下ろした佐藤健と神木隆之介の数々の写真から、書籍掲載・未掲載問わず厳選した写真を展示。来場した方々に旅の道中の2人の”眼差し”を共有できるよう、二人が現地で撮影した写真や、「七夕飾り」「化石」など、取材の中で制作したり得たりしたゆかりの品々も展示し、会場ならではの「体験」を楽しむことができる。
七夕ペーパー風鈴 ¥4,180-
飾りコマ手ぬぐい ¥1,980- *名古屋会場 新発売予定
ふたりの意匠をこらしたコラボ工芸品のほか、東北6県それぞれの工芸品の販売も予定。また、書籍の写真を使用したグッズなどを販売する。
写真展オリジナルカバー
さらに、会場では通常版とは異なる写真展会場オリジナルカバー&カード型しおり付きの『みやぎから、』も販売!
ぜひ写真展を訪れて2人が感じた宮城の空気を体感してみて。Information
みやぎから、、
会期:2022年5⽉13⽇(金)〜2022年5⽉29⽇(日)
会場:名古屋パルコ西館6F PARCO GALLERY (愛知県名古屋市中区栄3丁目29-1)
営業時間:11:00〜20:00 *最終日は午後6時閉場 *入場は閉場の30分前まで
*状況により会期・営業時間は予告なく変更となる場合がございます。
⼊場料:1,000円(オリジナル巾着付き)
展覧会Official site: https://art.parco.jp -
株式会社ポケモンは、ポケモンカードゲームの新CM「真剣勝負」篇を、2020年11月13日(金)より公開した。CMには俳優の佐藤健が出演。その対戦相手として謎解きクリエイター・松丸亮吾が登場する。
プライベートでも親交が深く、また実際にポケモンカードゲームのプレイヤーでもある佐藤健と松丸亮吾は、撮影では競技大会でも使われるような本格的なデッキ(カードゲームをするための60枚のカードのこと)を使い、手さばきも鮮やかに、計4回対戦!
その様子を紹介するCM映像では、二人のバトル中の駆け引きや思考する表情を通して、ポケモンカードゲームの戦略性や対戦の醍醐味を伝えている。
果たして、お互いの知性を懸けた「真剣勝負」の結果は?
ポケモンカードゲームCM「真剣勝負」篇(30秒)
佐藤健 コメント
⼀⾒不可能に⾒えるところを⾃分の作戦で勝ち筋を⾒つけていくところが、ポケモンカードの醍醐味。運が⼤事な局⾯もあるけど、やっぱり戦略ですね。デッキを構築するのにも、プレイにも頭を使います。⾃分でデッキを作って、想像していた作戦が上⼿くいった時は、めちゃくちゃ気持ちいいですね。勝負した相⼿との友情が深まる、みたいな感じもありますし(笑)
松丸亮吾 コメント
ポケモンカードは、毎回必ず頭を使う盤⾯が⽣まれるところが⾯⽩いです。デッキの段階で半分勝負がついていたとしても、プレイング次第で勝てる道が必ずあって。僕は健さんに誘われてポケモンカードを始めたんですけど、最初は兄貴的な感覚だったのが⼀緒にポケモンカードで遊ぶうちに友達みたいになれて嬉しかったし、毎回本気で対戦できるというのがいいですよね。⼦どもも⼤⼈も⼀緒に遊べるゲームです。
佐藤健と松丸亮吾による台本や筋書きのない「真剣勝負」を楽しんで。
Information
ポケモンカードゲームCM 「真剣勝負」篇
放映開始日 2020年11月13日(金)
Official site:https://www.pokemon-card.com/ex/s4a/ -
ハーゲンダッツジャパン株式会社は、クリスピーサンドの新TVCM「天体観測」篇の放映を2020年11月3日(火)より開始する。なお、TVでの放映に先駆けて、10月27日(火)よりWEB上で公開された。
ハーゲンダッツクリスピーサンドは、アイスクリームをチョコレートでコーティングし、ウエハースでサンドした商品。2001年に登場して以来、濃厚な味わいのアイスクリームとウエハースのサクサクとした食感の組み合わせが人気だ。
TVCMには俳優の佐藤健が出演。クリスピーサンドの特徴である香ばしいウエハースのサクサクとした食感、口溶けの良いチョコレートコーティング、濃厚なアイスクリームが織り成す味わいを堪能する様子を通じて、特別なひとときを伝えていく。
クリスピーサンドの新TVCM「天体観測」篇
CM撮影時エピソード
佐藤健が演じたのは天体観測が趣味の人物となっており、専門家からの指南のもとでの撮影となった。望遠鏡を覗き込む際の動きなどのアドバイスを受けながら、時に自身の意見も交えて真剣に取り組む凛々しい表情。クリスピーサンドを味わうことで思わずこぼれるセリフに注目してみて。
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東京ニュース通信社は、「6 1/2 ~2007-2013 佐藤健の6年半~ Vol.1 さくらんぼ/Vol.2 ロックバラード/Vol.3 風」と、[佐藤健 in 半分、青い。]PHOTO BOOKの売れ行き好調なことから、重版を決定した。
ドラマ、映画、CMなど幅広く活躍中の佐藤健。今年1月に放送された連続ドラマ「恋はつづくよどこまでも」(TBS系)で演じたドSなイケメン医師・通称“魔王”こと天堂浬役は、世の女性を虜に。回を重ねるごとにSNSを中心に盛り上がりを見せ、いわゆる『恋つづ』現象を巻き起こした。
そんな佐藤健が2013年に発売した「6 1/2 ~2007-2013 佐藤健の6年半~ Vol.1 さくらんぼ/Vol.2 ロックバラード/Vol.3 風」シリーズ3冊の重版が決定。本作は「TVガイド」で2007年夏から6年半にわたって掲載していた連載コラム「タケルモード」に、クリエイティブディレクターの箭内道彦氏によるディレクションで新たに撮り下ろしたグラビア&インタビューを加えたスペシャルBOOK。6年半もの膨大なボリュームにわたる軌跡を完全収録した貴重な本シリーズには再販を望むリクエストが寄せられており、発売からまさに6年半を経て今回の重版となった。
2007年1月にスタートした「仮面ライダー電王」で主演を務め、俳優として歩み始めた直後から、圧倒的な人気・実力を得るようになった2013年までの佐藤健のキャリアをほぼカバーする6年半もの連載記事は、まさに読み応えたっぷり。シリーズブック出版にあたり、箭内氏とのトーク形式で連載のすべての記事を振り返った佐藤健本人も思わずツッコんだり、少し照れてしまったりするほど、あどけない表情や初々しいコメントも満載だ。取材・掲載のたびに少しずつ顔つきが精悍(せいかん)になってくるさまも一目瞭然。一人の俳優としての、そして一人の男性としての6年半の歳月を記録するとともに、撮り下ろしグラビアで見せた表情ともあわせて楽しめる永久保存版のシリーズとなっている。
さらに今回、2018年9月5日に発売された[佐藤健 in 半分、青い。]PHOTO BOOKも重版が決定した。2018年前期に放送された連続テレビ小説「半分、青い。」で、佐藤健にとって20代最後、物語の重要な役割を担うヒロインの幼なじみ・“萩尾律”を演じた、まさに10ヶ月の記録。撮り下ろしポートレートに加え、長きにわたり時間を過ごしたNHKドラマセット内でもグラビア撮影が行われた。当時の佐藤健の想いに深く迫るロングインタビューのほか、貴重なメイキング&オフショットも満載。さらに、萩尾律の人生を写真とともに振り返るプレーバック企画や、豪華共演者たちから佐藤健へのスペシャルメッセージも掲載されており、20代最後の佐藤健を切り取ったメモリアルな1冊としてロングセラーとなり、このたび5度目の重版(6刷)となった。30代になり、今後益々の活躍が期待される佐藤健の青年期を記録した貴重な作品をぜひ手に入れてほしい。
Information
「6 1/2 ~2007-2013 佐藤健の6年半~ Vol.1 さくらんぼ」
定価:本体1,600円+税「6 1/2 ~2007-2013 佐藤健の6年半~ Vol.2 ロックバラード」
定価:本体1,600円+税「6 1/2 ~2007-2013 佐藤健の6年半~ Vol.3 風」
定価:本体1,600円+税全国の書店、ネット書店(honto<https://honto.jp/netstore/pd-book_26004673.html>ほか)にてご購入可能。
[佐藤健 in 半分、青い。]PHOTO BOOK
定価:本体1,600円+税
全国の書店、ネット書店にて購入可能。詳細はTOKYO NEWS magazine&mook<https://zasshi.tv/>をご確認ください。 -
「凶悪」を世に送り出して以降、昨年公開「孤狼の血」など、毎年のように作品・監督・俳優賞を中心に国内賞レースを席巻し、いま俳優たちが最も出演を熱望する映画監督のひとりである白石和彌監督の最新作「ひとよ」が1月3日から台湾で公開されている。
今作は、いまを強く生きる人間たちへの賛歌を圧倒的な熱量で描いてきた白石和彌監督が「いつかは撮らねばならない」と感じていたテーマ【家族】へ、初めて真正面から挑み、15年前の事件によって家族の岐路に立たされた、ひとりの母親とその子どもたち三兄妹のその後が描かれる。主演は佐藤健、さらに鈴木亮平、松岡茉優、音尾琢真、佐々木蔵之介、そして、田中裕子と、各世代を代表する豪華名優陣が集結。一夜にして激変する家族の運命を通し、尊くも時に残酷な“家族の絆”、そして、 言葉にできない“究極の愛”を観る者すべてに問いかける、ヒューマンドラマの傑作となっている。
映画公開に先駆け、主演の佐藤健が、1月2日(木)に台湾にて記者会見・公開記念舞台挨拶イベントに登壇、約6年ぶりに台湾を訪問した。
平日昼間にも関わらず、台北松山空港にはファンが約100名、マスコミも15社集まり、佐藤健の約6年ぶりの台湾訪問を心待ちにしていた。ロビーに姿を現すと、ファンから大歓声があがり、熱烈な歓迎に驚きながらも「こんにちは、佐藤健です。台湾の皆さんに会いに来れてとても嬉しいです」と手を振りながらファンに向けて挨拶をした。
台北市内で開かれた記者会見には、台湾でも人気を誇る佐藤健の久しぶりの台湾訪問に、37社ものマスコミが取材に駆けつけた。
質疑応答で、白石監督と初タッグについて聞かれると、「白石組にずっと参加してみたかった、白石組の雰囲気は想像したのと違って、とても和やかでスピーディーだった」と答え、母役の田中裕子との初共演ついては、「田中さんの演技にゾクっとした」と、念願の白石組初参加となった半年前の撮影の日々を振り返った。
また、佐藤自身の忘れられない「ひとよ」という質問に対し、「ひとよではありませんが、今の事務所に声かけられた日はある意味で人生を変えた日でしたので、忘れられない“ひと日”でした」とコメントし、台湾といえば欠かさない食べ物についても、「早速食べたかった小籠包いただきました!」と台湾を堪能したことを報告した。
夜には、3回舞台挨拶が実施され、のべ1000名以上の観客を動員。チケットも発売となると即完売になった。舞台挨拶は、ファンと集合写真撮影、事前に観客から募集した質問に佐藤が次々と回答。作品についての話から、役者としての目標、家族の話、2020年の新年祈願まで、質問は多岐にわたり、忘れられないひとよという質問に対して、「今晩なのではないか」と答えると場内の盛り上がりは最高潮となった。
最後に「次は6年も空かず、もっと早く新しい作品と一緒にまた台湾のみんなに会いに来たいです。そのためにも頑張りますので、その時またぜひ会いに来てください。」と締め括った。
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壊れた家族は、つながれますか…。佐藤健×鈴木亮平×松岡茉優×田中裕子を迎えて贈る、感涙ヒューマンドラマ『ひとよ』。絶賛公開中の本作のティーチイン・イベントが11月17日、東京のTOHOシネマズ日比谷で行われ、メガホンをとった白石和彌監督のほか、主演の佐藤健が飛び入りで登場した。
観客との質疑応答を1問終えた白石監督はおもむろに「誰か来られないか?とTwitterでつぶやいたら、音尾琢真君がすぐに『行けない』と返答してきた」とジョークで笑わせつつ呼び込んだのは、なんと稲村家の次男・雄二を演じた佐藤だった。この粋なサプライズに観客は大興奮。Q&Aも熱を帯びたものとなった。
カットされて残念だったシーンの話になると、佐藤は「カットされることに関して僕は前向き。残念には思わない。良くなかったからカットされたわけで、カットされてありがとうぐらいに思う役者です」と俳優としてのポリシーを告白。稲村家の長男・大樹(鈴木亮平)と別居中の妻を演じたMEGUMIとの激しく口論するシーンがカットされたそうだが、白石監督は「いいシーンだったけれど、それがあると長男のシーンが続きすぎて、長男の映画になり過ぎると思った」と映画全体のバランスを考慮してのカットだったことを打ち明けた。
また感情を揺さぶるラストシーンの秘話を求められた佐藤は「監督が急にバナナを持ってきて驚いた」と明かすと、白石監督は「筑前煮も撮影場所のタクシー会社の方々が出してくれたもので、とても美味しくて。それもその場の判断で雄二に持って行かせようと思った。田舎って何かをお土産に持って行かせようとすることってありますよね」と細部にもリアリティを追求。稲村家の家族写真にもこだわりがあり、佐藤は「もらったバナナを持って写真に写ろうとか、(稲村家の長女・園子役の)松岡茉優さんがはじけたバージョンとか、数パターンを撮影したけれど、使用されたのは全員が真面目な顔の写真でした」と舞台裏を紹介した。
ラストの車中のシーンは2テイク撮影したというが、白石監督は「使用したのはファーストテイク。健君の目に涙が溜まっている感じがよかった」と採用理由を明かし、「実はそのシーンでは、僕が健君の横でヤドカリみたいに小さく丸まって隠れていました。現場は結構グチャグチャでしたよね」と静けさとは真逆の撮影状況を回想していた。
また好きなシーンについて聞かれた白石監督は、意外なことに役者陣との絡みのシーンではなく「太陽」と返答。「急に撮りたいと思って。映画『太陽を盗んだ男』みたいなものを撮りに行こうと意気込んだら、一発で撮れた。日の出って実は撮るのが難しい。だからなんでこんなところで俺は運を使ってしまうのか…と思った」と苦笑いも、思い入れの深いカットになったようだ。
最後に白石監督は「沢山の方々に映画を観て頂けているけれど、まだまだ観てほしいので応援宜しくお願いいたします」とメッセージ。佐藤は「映画界を成長させていくには、作品を観る側のみなさんの力も必要です。ぜひ一緒に映画界を盛り上げていきましょう」と思いを込めていた。
©️2019「ひとよ」製作委員会
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『凶悪』を世に送り出して以降、毎年のように作品・監督・俳優賞を中心に国内賞レースを席巻し、いま俳優たちが最も出演を熱望する映画監督のひとり、白石和彌監督の最新作『ひとよ』が11月8日(金)全国公開となる。
どしゃ降りの雨降る夜、ある家族に起きたひとつの事件。それは、母親とその子どもたち三兄妹の運命を激変させた。その夜から、心の傷を抱えたまま別々の人生を歩んだ家族は、15年後に再会。葛藤と戸惑いの中で、一度崩壊した家族の絆を取り戻そうともがき続けた先に訪れる結末とは―――。主演に、15年前の事件に縛られ家族と距離をおき、東京でフリーライターとして働く次男・稲村雄二を演じる、佐藤健。町の電気屋に勤務し、三兄妹で唯一自身の家庭を持つが夫婦関係に思い悩む長男・稲村大樹に鈴木亮平、事件によって美容師になる夢を諦め、スナックで働きながら生計を立てる末っ子の妹・稲村園子に松岡茉優、そして、15年ぶりに三兄妹のもとへと帰ってくる母親・稲村こはるを田中裕子が演じる。
この度、佐藤、鈴木、松岡、白石監督の撮影現場でのコメントを収めた、特別映像が解禁!実力派俳優陣たちの緊迫シーン&メイキングも登場した。
本作で、稲村家の三兄妹を演じた佐藤健、鈴木亮平、松岡茉優は、いずれも白石組初参加。兄妹たちは、母・こはるが子供たちを守るために父を手にかけたことで運命を狂わされ、事件から15年後にこはるが帰ってきたことで、葛藤と戸惑いの中“家族”と向き合うことになる。今回到着した特別映像では、もともと白石和彌監督作品のファンだと語る主演の佐藤が「芝居としてやりがいがありそうだな、すごくいい台本だなと思いました」と本作出演に対する気持ちを明かしている。佐藤の雄二役は、企画の時点で白石監督が熱望していたこともあり、今回まさに相思相愛のキャスティングが実現!
吃音が原因でコミュニケーションに苦手意識を持つという難役・大樹を演じた鈴木は、「ああこれが白石組かと思って楽しんでました」と撮影を振り返り、カンヌ国際映画祭でパルム・ドールを獲った『万引き家族』での熱演も記憶に新しい松岡は、「私たちがちゃんと(映画の中で)生きていないと面白くないから、試されるなと思いました」とコメント。共に俳優として白石組で演技することへの喜びや強い意志を持って挑んでいたことを語っている。
また映像では、連続する緊迫の本編シーンと対極的に、スタッフ陣と笑顔でモニターを見つめたり、クランクアップ時に花束を受け取って白石監督と熱い抱擁を交わす佐藤の姿など、微笑ましいメイキングも収録!キャストと製作陣の絆の強さがうかがえる映像となっている。
白石監督は、これまで『凶悪』や『日本で一番悪い奴ら』、『孤狼の血』や『彼女がその名を知らない鳥たち』など、人や社会の闇をエンターテインメントに昇華して描き、国内賞レースを席巻するなど高い評価を獲得。待望の新作となる本作では、初めて真正面から「家族」というテーマを描いてることでも話題に。白石監督は「過去を振り返っているんだけど、(描いているのは)未来を見つめていくことでもある」と語っており、稲村家の面々が、15年前の事件の“一夜(ひとよ)”に囚われたままではなく、前に進むという希望も描かれていることを示唆している。
映像は、佐藤の「白石監督曰く、最高傑作になるだろう」というコメントで締めくくられており、公開まで2カ月を切った今、ますます本作への期待感が高まる。
©️2019「ひとよ」製作委員会