「何度読んでも泣いてしまう」「心が洗われる」「明日も頑張って生きようと思える」 ――Twitterに投稿した四コマ漫画が多くの読者の胸を打ち、熱狂的な支持を集める漫画家・世紀末の処女作にして代表作「殺さない彼と死なない彼女」が、間宮祥太朗・桜井日奈子のW主演で実写映画化、全国公開となる。
この度、特報・ティザービジュアル・場面写真が解禁&11月15日(金)に公開日が決定した。
特報映像
特報映像では、四コマ漫画への読者からの絶賛コメントが並び、生徒たちの喧騒から離れて、教室で殺されたハチを埋葬している鹿野なな(桜井日奈子)が映し出される。
「死にたい」が口癖でリストカット常習者の鹿野は、ネガティブな言動で変わり者として周囲から孤立していたが、虫の命を大切に扱う心優しい少女。一方、何にも興味を持てず退屈な日々を送っているクラスメイトの小坂れい(間宮祥太朗)は、そんな鹿野の姿に思わず興味を抱く。
そして<ハチの埋葬>をきっかけに、いつの間にか一緒に過ごすようになる二人だが、今回の映像では学校の屋上から飛び降りようとする鹿野をあわてて小坂が止めるドラマティックなシーン、歯に衣を着せぬ不器用で不愛想な会話が交わされる日常の様子、鹿野が叫んで走り出したり、小坂の背後に激突するコミカルな一幕、眠る鹿野に小坂がそっと顔を近付けるドキッとするカットなど、さまざまな場面を通じて二人のキャラクターと、友人とも恋人ともつかない絶妙な距離感が描かれる。
ラストでは、一見衝撃的で物語を想像できない謎めいた本作のタイトルについて、「ふたりの結末を見届けたとき、タイトルの本当の意味に涙する」というメッセージがスマホとともに投げかけられる。
また、ティザービジュアルは、糸電話を耳にあてている小坂と鹿野の意味深なカット。<君の隣で、世界は変わる。>というコピーも、出会いによって大きく変わっていく二人のドラマを予感させる。
解禁された画像は、ティザービジュアルの使用カットほか、<スマホ依存症>と<リストカット常習者>という二人のキャラクターを示すような小坂と鹿野のソロカット、高校の屋上で二人で過ごす小坂と鹿野のツーショット、そして屋上から飛び降りようとする鹿野を止める小坂を切りとった場面写真の4点。
主演を務める間宮祥太朗曰く、登場人物たちは「“自分はここにいるんだ”という叫びを抱えた人達」であり、同じく主演の桜井日奈子は鹿野ななについて「つかみどころのない、たくさんの矛盾を抱えたキャラクター」と語ったが、今回公開された特報と場面写真ではその一端を垣間見ることができる。そんなふうに〈ありのまま〉にしか生きられない、いびつでピュアな少年少女をめぐる物語は、やがて思いがけない結末へと向かっていく……。
今回紹介された〈小坂れい〉と〈鹿野なな〉のほか、主要キャラクターである〈きゃぴ子〉と〈地味子〉、〈撫子〉と〈八千代〉らの登場人物が、一体どのように物語に関わってくるのか。タイトルに秘められた謎とともに、予測不能でまったく新しいラブストーリーに期待が高まる。
(C) 2019映画『殺さない彼と死なない彼女』製作委員会
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Twitterに投稿した四コマ漫画が多くの読者の胸を打ち、熱狂的な支持を集める漫画家・世紀末の処女作にして代表作「殺さない彼と死なない彼女」が実写映画化、11月15日(金)全国公開され、舞台挨拶が行われた。 上映後に、間宮祥太朗・桜井日奈子・恒松祐里・堀田真由・箭内夢菜・ゆうたろう・小林啓一監督が登壇。主人公・小坂れい役の間宮が松葉づえ姿で登場し会場を驚かせた。「足を折ってしまいまして。見苦しいかたちで登壇してしまいすみません。でも全然大丈夫なのでいったん忘れていただき、今日は映画の話をしましょう」と客席に語りかけた。
本作が試写会のアンケートで本作が“ナミダ率(泣いた率)91%”と高い数字となっていることについて感想を尋ねると、間宮は「91%は凄い。泣くほど感情が昂ったというのは嬉しい」と喜びつつ「泣いていない人も自信を持ってください」と笑わせた。感動を呼ぶ理由については「原作そのものが持つ力。それを映画脚本に仕上げた監督の力。それに画も綺麗。ファーストカットを観たときに、いい映画を観るんだという予感がありました。照明部がなく、自然光にこだわった撮影の綺麗さも後押ししています」と分析。鹿野なな役の桜井は「間宮さんの言う通りで、自然光を使っているので光加 減が日常と似ている。なので作品の世界観に入りやすい」と画の美しさを絶賛していた。 次に客席とのQ&Aに移り、「自分の演じた役以外で共感したキャラクターは?」という質問に、八千代役のゆうたろうは 「八千代は落ち着いた役だけど、自分はかまってちゃんの部分があるので、きゃぴ子に似ている。闇を抱いている部分もいいなと共感しました。個人的に似ていると思う」と意外な類似点を告白。 撮影中のハプニングについての質問では、間宮が「イカ焼きがポロッととれるシーンはハプニングです。でもそれを活かしながら芝居を続けていたら採用された」と裏話を紹介。桜井は「真夜中のショッピングモールでの撮影で。イカの匂いがすごかったので、本番一発OKで嬉しかった」と肩をすぼめていた。 最後に主演の桜井は「この映画を多くの方に届けたいと思っております。たくさんの方の協力を得てこの日を迎えられたので、この作品がたくさんの方に愛されることを祈っています」と期待。間宮は「二人とは人間関係の中で最小の数ですが、自分と対相手“しか”いないという、でも、“しか”ではないと伝えている映画です。SNSなどで不特定多数の人に向けた何かを考えがちな世の中ですが、実際に誰か一人でも特別な時間を一緒に過ごす存在がいれば、自分一人だけでは肯定できない部分も、認めてくれる。そんな人間関係の映画だと思っています。みなさんにとってこの作品が大事な映画になってくれたらそれがすべてです。そして、それを共有したいなと思い浮かぶ誰かがみなさんの中にいたら本当に嬉しく思います」と広く届くことを願っていた。 ©2019映画『殺さない彼と死なない彼女』製作委員会 -
Twitterに投稿した四コマ漫画が多くの読者の胸を打ち、熱狂的な支持を集める漫画家・世紀末の処女作にして代表作「殺さない彼と死なない彼女」が実写映画化、11月15日(金)全国公開となる。 W主演の間宮祥太朗&桜井日奈子が演じるのは、「殺す」が口癖でスマホ依存症の無気力少年・小坂れいと「死にたい」が口癖の心優しきネガティブ少女・鹿野なな。さらに、恒松祐里、堀田真由、箭内夢菜、ゆうたろう、金子大地、中尾暢樹ら2019年最注目の瑞々しい魅力溢れる若手俳優たちの豪華競演が実現。この度、桜井日奈子のパブリックイメージからギャップがある役柄・鹿野を切り取った場面写真と本編映像が公開となった。 本作の小林啓一監督が、リストカット常習者で“死にたがり”な少女・鹿野ななを演じる桜井日 奈子について、「今回、桜井さんは世間のイメージと一番ギャップのある役柄を演じていて、ある意味“殻を破った”作品になるんじゃないかと思う」と語っているが、そのギャップのある一面を切り取った場面写真と本編映像が公開された。
場面写真の鹿野が加えているイカ焼きは、小坂(間宮祥太朗)が買ってきて「食え」と差し出し たもの。少しかじるだけだったはずが、勢いよくかぶりつき、偶然にもイカ焼きを丸々くわえた状況が生まれ、本編ではくわえたまま「おいひぃ!」としっかりセリフを言っている。この作品では、小林監督がシーンごとにかなりの数のテイクを重ねて撮影したが、アドリブ的な面白さが受け入れられ、リテイク無しとなった珍しいシーンだ。 本編映像は、学校からの帰り道で、小坂と鹿野の不器用で口の悪い会話にクスリと笑えるシーン。小坂が少し後ろを歩く鹿野になにか言ってほしそうに何度も振り返る。 しびれを切らしたかのように小坂が「......なぁ、お前、なんか気づかない?今日」 と話を振るが、それでも鹿野はわからない。小坂が気付いてほしかったのは、「俺の髪型!分け目がいつもと逆だろーが!言わせんなよ」と、まさかの分け目の違い。 が、鹿野は「どうした?今のお前、世界で一番めんどくせーぞ」と冷静に半ばあきれ顔で一蹴。小坂は「うっせえ、殺すぞ!」といつもの口癖を言いながら分け目をもとに戻す。小坂はツンデレな一面を露呈させたのか、それとも鹿野との会話を盛り上げるためのやさしさからの渾身の話題なのか?対する鹿野の低いテンションや殺伐とした言葉遣い、小坂とのやりとりについて、今までは、対照的なキラキラした雰囲気の女子高生役が多かった桜井は、「作り込み過ぎていないテンションで、やり取りがすごく心地の良かったです」と、より自分に合っている役であるとも語っている。 また、本作は照明を使わず自然光のみで撮影をしたが、絶妙な光を感じることができるシーン。そんな二人を待ち受ける衝撃の事件とはいったい何か?タイトルに秘められた謎とともに、予測不能なラブストーリーに期待が高まる! ©2019映画『殺さない彼と死なない彼女』製作委員会 Information
殺さない彼と死なない彼女
11月15日(金) 新宿バルト9ほか全国ロードショー
配給:KADOKAWA/ポニーキャニオン
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Twitterに投稿した四コマ漫画が多くの読者の胸を打ち、熱狂的な支持を集める漫画家・世紀末の処女作にして代表作「殺さない彼と死なない彼女」(KADOKAWA刊)が実写映画化、11月15日(金)全国公開となる。 この度、本予告と本ポスターが解禁。また、第32回東京国際映画祭で、特別招待作品として上映が決定した。
本予告映像は、小坂れい(間宮祥太朗)が、鹿野なな(桜井日奈子)がリストカットしようとするのをスマホで撮影しているシーンから始まる。一転して、「調子に乗るな。殺すぞ」「死ね」と言い放つ小坂に、「死んでやる」「余計に死にたくなる」と返す鹿野。「殺す」が口癖の小坂と「死にたい」が口癖の鹿野の日常は、そんな殺伐とした不愛想な会話が繰り返されている。 続いて、映像で初披露のキャラクターたちが次々と登場。「離れてよ!」。とにかく地味な地味子(恒松祐里)はまとわりつく親友のきゃぴ子(堀田真由)を突き放す。全人類に愛されたいきゃぴ子は「え、どうして?きゃぴ子が可愛いすぎて、並ぶとよけいに自分が劣って見えるから?」と地味子をあきれさせる。 また、撫子(箭内夢菜)は、八千代(ゆうたろう)に日課のように「大好き!」「好き!」と愛の告白をしていた。が、恋ができない彼は、「僕は君のこと好きじゃないよ」と涼しい顔でかわすのだった。 そんな不器用で純粋な彼らの恋と運命はやがて交差することに。「うちの生徒が殺された事件って知ってる?」 という問いかけとともに、謎めいたサイコキラーくん(中尾暢樹)が「あの子が死体となる瞬間は僕しか知らないんですよ」と語る動画がスマホに映し出され、衝撃的な結末を暗示する。 本作では、不器用で、孤独や切ない思いを抱えた登場人物とともに、核心を突く台詞にも注目だ。 「私が死んでも世界は何も変わらないよね」 と尋ねる鹿野に「お前が死んだら俺は少し変わるな」と答える小坂。「君は君を好きにならない僕を好きなんじゃないの?」と撫子に聞く八千代。「ひとりは我慢できたけど、孤独は耐えられないわ」と大学生の彼氏・イケメンくん(金子大地)につぶやくきゃぴ子。そんな台詞の数々は、あるときは観る者の心を抉り、あるときは優しく包み込みこむ。 本ポスターは、<君の隣で、世界は変わる。>というコピー、糸電話を耳にあてている小坂と鹿野のカットと、メインキャラクターの劇中カット。すべての孤独をあたたかく癒す、予測不能の感動作にますます期待が高まる。 ©2019映画『殺さない彼と死なない彼女』製作委員会