やっぱり東京といえばSUSHI! これは誰もが一度は思うことでしょう。寿司業態は乱暴にいうと大きく3つに分かれています。回転系・町場・高級です。回転系は値段が安く、アミューズメント性も高いので誰が行っても楽しめます。町場の鮨屋は5千円前後で楽しめますが、常連さんが多く閉鎖的なところもあります。「鮨の聖地」銀座を中心にした高級系は最近、コースのみで2~3万円、なおかつ何か月も先まで予約でいっぱいなので、なかなか訪れるチャンスが無いかもしれません。
そんな中、話題を呼んでいるのが10月に赤坂見附の駅前にオープンした「板前寿司 江戸」です。“江戸時代にタイムスリップできる劇場型レストラン”と銘打ち、楽しさに溢れています。なんといっても店内がすごい。「ステージ」であるつけ場へ向かい、それを眺めるように階段状に客席が配されています。
歌舞伎の桟敷席ともいうべきカウンターは、職人さんの鮨を握る所作や包丁使いを見上げながら食べるという、普通の鮨屋ではありえない構造。内装はまさに外国人がイメージするEDOを再現。香港資本の板前寿司だからこそできた技でしょう。寿司も名物である
「こぼレインボー寿司」をはじめ多彩なメニュー。おまかせなら7千円からあります。入り口には着物をはおって撮影できるサービスや、寿司フィギュアなどのお土産も充実。ひたすら楽しもう!というサービス精神に満ち溢れ、開き直ったかのような店造りは、日本人にも大うけ。当初はほぼ外国客だろうと予想していたのに、現在は半々くらいの比率だとか。誰かに語りたくなること間違いなしのこちら、話のタネにいかがですか。
■Information
板前寿司 江戸
住所:東京都港区赤坂3-9-2 No.R赤坂見附 1F
大木淳夫(「東京最高のレストラン」編集長)
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アーティスト・増田セバスチャンがクリエイティブディレクションを務める新たな寿司レストラン「SUSHIDELIC」(スシデリック)が、米ニューヨーク・ソーホーに2023年6月28日にオープンする。
世界のセレブに愛された原宿「KAWAII MONSTER CAFE」を生み出した “King of Kawaii”増田セバスチャンが、米ニューヨークで新コンセプトの寿司レストランをディレクション
独特な色彩感覚からアート、ファッション、エンターテインメントの垣根を越えて作品を制作するアーティスト・増田セバスチャン。彼が全面プロデュースしたコンセプトレストラン「KAWAII MONSTER CAFE」(以下、KMC)は、2015年8月に原宿にオープンするやいなや、BLACK PINKのジェニーやケイティ・ペリー、アリアナ・グランデなど世界のセレブも来店するなど、一躍東京の人気スポットとなった。世界にKawaii文化を発信しつづける彼が次に手掛ける作品の舞台は、現在の活動拠点であるアメリカ・ニューヨーク。アメリカで一番人気の日本食であり、すでにライフスタイルに溶け込んでいる「寿司」を、全く新しい視点でアップデートさせた寿司レストランが誕生する。
「Immersive Kawaii Experience」を提供
テーマは「Immersive Kawaii Experience」。店内に一歩入るとまるで異世界に迷い込んだようなサイケデリックでアイコニックな空間が広がる。ゲストを案内するのはカラフルなオーダーメイドの衣装を身に纏ったキャストたち。天井には、3匹の猫のアートが展示され、回転すると正面からは想像できない秘密のヴィジュアルが現れる。カウンター席から楽しめる回転寿司レーンは、ピンク色の特注品。流れてくるのは寿司だけではない⁉︎増田セバスチャンの”Kawaii”を見て触れて食べる、単なるレストランでの食事を越えた「没入型のカワイイ食体験(Immersive Kawaii Experiences)」が提供される。
日本人シェフとAUTEC, Incがメニュー開発をバックアップ
オリジナルメニュー開発にあたり、日本人シェフとAUTEC社が全面的にバックアップ。独創性溢れるメニューを今回増田セバスチャンと一緒に考案したのは、日本人シェフのHiroki Abe氏。2001年に渡米後、ニューヨークの日本食レストラン「EN Japanese Brasserie」などでエグゼクティブシェフを務め、現在はアメリカ現地の企業イベントやホームパーティにひっぱりだこの人気プライベートシェフとして活躍している。また、技術面では、北米にて自動寿司マシンのシェアナンバーワンを誇るAUTEC社がサポート。日本人シェフ、日本のフードテックが「Kawaii」と融合し、美味しくて新しい日本の寿司が提供される。
KMCに続き音楽プロデューサーRAM RIDERが店内BGMを担当
没入体験に欠かせない店内BGMは、KMCに引き続き音楽プロデューサーのRAM RIDERが担当。SUSHIDELICの世界観を表現したアンビエントな楽曲は、このために書き下ろされた全編70分にわたる完全なる新曲。ゲストの体験をさらに豊かなものへと導く。
プレオープンには多くのニューヨーカーが来店!SNSですでに話題に
限定で行われたプレオープンには、多くのニューヨーク在住の著名人やインフルエンサーが来店。他にはない世界観や料理のプレゼンテーション、体験はSNSで瞬く間に話題となっている。
最新ファッションとトレンドが集まる街、NYソーホーにオープン
最先端のファッションとトレンドが生まれるニューヨーク・マンハッタンの中でも、多くのファッションブランドが路面店を構えるなど特に感度の高い人々が集まるソーホー地区。SUSHIDELICはそんなソーホーエリアの中心地、177 Lafayette St.にオープンされる。
最新情報は今後も随時公開予定とのこと。日本が誇る2大カルチャー「Sushi」と「Kawaii」のケミストリーに、期待しよう。
増田セバスチャン
Information
店舗概要
店名:SUSHIDELIC(読み:スシデリック)
オープン日:2023年6月28日
住所:177 Lafayette St, New York, NY 10013
ウェブサイト: https://www.sushidelic.net
Instagram: @sushidelic.nycTALENT PROFILE
増田セバスチャン
1995年に”Sensational Kawaii”がコンセプトのショップ「6%DOKIDOKI」を原宿にオープン。2009年より原宿文化を世界に発信するワールドツアー「Harajuku”Kawaii”Experience」を開催。2011年きゃりーぱみゅぱみゅ「PONPONPON」MVの美術で世界的に注目され、六本木ヒルズ「天空のクリスマス2013」のクリスマスツリーや、原宿の観光案内所「MOSHI MOSHI BOX」の世界時計のモニュメントなどを制作。 2014年に初の個展である「Colorful Rebellion ‒Seventh Nightmare-」をニューヨークで開催し、国内外での知名度を高める一方で、11月には1979年に制作された実写人形アニメーション映画をCGや3D加工、色彩処理した『くるみ割り人形』が初監督作品として公開される。同作品で、ゆうばり国際映画祭「京楽ピクチャーズPRESENTSニューウェーブアワード」を受賞。
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グローバルクリエイティブエージェンシーmonopoと、創業100年を迎える京都西陣の帯ブランド織楽浅野は、国際的に活躍するクリエーターとのコラボレーションにより、職人の物語をデジタル体験できる「帯」を制作した。新しい視点で切り取った日本の伝統工芸を、楽しむことができる。 QR帯というユニークなストーリーテリングの手法を用い、プロダクトとコンテンツを融合することで西陣織の価値を再定義。帯に織り込まれたQRコードをスマートフォンで読み取り、帯ができる過程やコンセプトをデジタル上で体験できる特設Webサイト・映像を公開した。実際の帯を見ることができなくても、世界中の人々が西陣織の歴史と工芸を目にすることで、京都のものづくり文化について世界中の人々に発信する。
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monopo × 織楽浅野
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日本の文化・伝統、「日の丸」をもっと身近に感じてほしいという思いから始まった「日の丸フェスティバル2022」が、今年も開催が決定した。2022年11月20日(日)に、日比谷・銀座エリアにて行われる。メインイベントは、日の丸を片手にさまざまなパフォーマーが街を練り歩く「日の丸パレード」。日比谷公園大音楽堂(日比谷野音)を起点に有楽町・銀座エリアと東京・日本橋エリアを通り、 常盤橋公園までの2.9kmを約1時間かけて街を歩くパレードでは、日の丸を掲げる旗手隊、迫力ある和太鼓のライブパフォーマンス、マーチングバンド、阿波おどりなどのパフォーマーがパレードを盛り上げる。一般参加も受け付けており、着物着用で日本文化を満喫しながらパレードに加わることもできる。そのほか、チーム・団体参加も可能。
Information
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九州・大分県の最南端に位置する佐伯市で、目を疑う企画が誕生した。夜空に輝く星ではなく寿司を鑑賞する「寿司ネタリウム」が期間限定で楽しめるという。舞台となる佐伯市は、豊後水道の恵みが育んだ海の幸の宝庫として、大分県内一の漁獲量を誇り、年間約350種類以上の海の味覚を楽しめる大分県随一の寿司どころ。その新鮮な地魚を使った「佐伯寿司」は、身が引き締まり、ほどよく脂が乗った絶品として、昔は殿様に愛され、最近ではアラブの王様を虜にしたほどだとか。そんな「佐伯寿司」の魅力を全国に発信するために、「寿司ネタリウム」という体験型プロモーションが企画されたという。
ここちのいい音楽と、美しい寿司空を楽しめる、プラネタリム体験。 この寿司ネタリウム、同じ大分県の有名観光地「別府温泉」に匹敵するリラックス効果があるとか⁉︎ 「美しい寿司空はもちろん、「寿司座流星群」や「ガリのオーロラ」も楽しめて、鑑賞しているうちに不思議とお寿司が食べたくなるプラネタリウムです。また鑑賞できるのは別府市内の対象宿泊施設と大分空港で、期間は9月22日から11月30日まで。別府メシを食べて、別府温泉に浸かったあとは、一日のラストに寿司ネタリウムで癒やされてみてください」と、同市は広報している。 見た目も美しい『寿司プロジェクター』 寿司ネタリウムを映し出すプロジェクターにも注目。佐伯寿司をかたどったオリジナルの『寿司プロジェクター』は、世界にたった五貫だけだという。マグロ、ブリ、タコ、たまご、エビがラインナップし、どの寿司プロジェクターに出会えるのかは、お楽しみとのこと。 寿司ネタリウムは別府市の対象宿泊施設、大分空港足湯スペースにて2022年9月22日(木)~11月30日(水)の期間限定で実施中。対象施設は、ウェブサイトにて。 Information
佐伯市presents「寿司ネタリウム」
実施期間:2022年9月22日(木)~11月30日(水)
開催場所:別府市の対象宿泊施設、大分空港足湯スペース
対象施設:下記の宿泊施設、大分空港足湯スペース
詳細:https://www.visit-saiki.jp/topics/detail/eb9def81-fb90-40ae-9b5a-10c8d6c94b32
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リユース着物専門店「たんす屋」のアップサイクルプロジェクトとしてSDGs企画から生まれた新ブランド「KimoNoir(キモノアール)」のアンテナショップ2号店舗が青山にオープンした。同ブランドは、絹製の素晴らしい着物であるにも関わらず、シミや色褪せ、あるいは色や柄のデザインがトレンドではないという理由から人気の無くなった製品を、もう一度黒染料で丸ごと染め上げることで新たな価値を与えようという試みから誕生した「黒染め着物」ブランド。金糸、銀糸部分が染まらずに輝いたり、元の柄が漆黒のマテリアルの中にやんわり浮き出るなどして偶然に生まれた独特の風合いが魅力として、注目を集めている。
浅草エキミセ内「MEGAたんす屋」に続くアンテナショップ2店舗目となる青山店では、渋谷駅や表参道駅からも徒歩圏内という好立地に加え、ベテランスタッフが対応してくれるため、相談がしやすいのも魅力、また、ほぼマンツーマンで教えてもらえる着付レッスンが10回無料というのも嬉しい。完璧に計算し尽くされた通常の着物とは異なる、キモノアールならではの黒染め着物の新境地を楽しんでみては。 Information
「KimoNoir」のアンテナショップ2号店 たんす屋青山店
住所:〒150-0002 東京都渋谷区渋谷1-7-5 青山セブンハイツ103号室
定休日:火曜日
営業時間:10:00~19:00
オフィシャルサイト:https://tansuya.jp/store/tansuya-aoyama/
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忍者専門のプロショップが、2022年10月、東京タワーに開業する。日本の三大観光資源として富士山、京都、忍者と言われて久しいが、忍者のための、忍者による、忍者専門プロショップは存在しない。 東京の観光名所「東京タワー」2Fにオープンするのは、世界初の忍者専門ショップ「NINJA TOKYO PRO SHOP」。22年間の忍者業界のノウハウを活かし、忍者に特化した武具、グッズ、菓子、体験などを提供する。
幻のサンリオキャラクターも復活
2016年にサンリオと共同開発したオリジナルブランド「サンリオキャラクターズNINJA」もプロショップと共に新たなデザインのオリジナルグッズとして復活。同キャラクターは、2016年に「NINJA KYOTO」のサンリオコラボ忍者カフェの開業で誕生したが、2017年以降商品展開を休止していた。 「NINJA TOKYO PRO SHOP」では、手裏剣体験グッズ「ニンジャトレーナー」を使用した手裏剣体験や、その場で忍者武具をコーディネートして自分だけの忍者に変身する忍者変身体験など、国内外の観光客だけでなく、忍者マニアやコスプレーヤーも満足できる本格的な武具を用意。また、ここでしか手に入らないオリジナルの刀や鉢がねなどの限定グッズも数多く取り揃える予定となっている。 東京観光に訪れた際は、東京タワーで”プロ忍者”を体験してみて。