星のや京都 舞妓と話せる女子会「舞妓サロン」かんざしスイーツも登場

07.November.2019 | FASHION / FOOD / SPOT

京都府・嵐山にある全室リバービューの旅館「星のや京都」は、2020年2月4日~3月4日の期間、舞妓と女性同士の会話を楽しむ「舞妓サロン」を開催する。

「舞妓サロン」は、舞妓と気軽に話をして花街文化に触れられる女子会のこと。舞妓の衣装は、かんざし・着物・帯・帯留め・「おこぼ」と呼ばれる履物など、頭からつま先まで、職人による伝統工芸品。そのため、舞妓は「歩く伝統工芸」ともいわれる*。舞妓サロンでは、そうした舞妓の衣装にちなんだ京都の伝統工芸品を用いて、女子会の場を華やかに演出する。

例えば、テーブルランナーは舞妓の帯に使われる西陣織*で作られたもの。さらに壁には舞妓をモチーフにした帯地のアートパネルを飾っている。また、グラスには舞妓の帯や着物に使用される箔が施されている。

 

*参考:産業観光局商工部伝統産業課

*西陣織は京都市西陣地域で織られる織物の総称で、1000年以上の歴史があり、絢爛(けんらん)豪華で細やかな紋様が特徴です。

「何でも聞いとくれやす」女性ならではの話題を通して、花街文化に触れる

一般にお座敷遊びには「舞妓が男性を接待する」や「一見さんお断りで敷居が高い」というイメージがある。星のや京都では、女性にも花街文化に気軽に触れてほしいと考え、女性が楽しめる舞妓との「女子会」を2018年から毎年開催している。参加者は、スキンケアやメイクといった女性ならではの話題を通して、舞妓や花街の生活を知ることが可能。さらに、舞妓サロンでは踊りを鑑賞した後、日々の稽古ややりがいについて話を聞くことで、伝統文化を支える女性への興味や理解が深まっていく。

食べるかんざし?!「舞妓甘(かん)ざし」が登場

舞妓のかんざしを表現したオリジナルの和菓子「舞妓甘ざし」を提供。この舞妓甘ざしは、創業約200年の老舗和菓子店「亀屋良長」が作ったもので、5種類の異なる味と色の組み合わせが楽しめる。参加者は好きな甘ざしを選び、スパークリングワインと一緒に味わおう。

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  • 星野リゾートが2020年に新たな施設を開業!ハワイ・沖縄の新施設など、今後の展開を動画でチェック

    28.October.2019 | SPOT

    星野リゾートは、2019 年6月に星のやグーグァン、10月に西表島ホテルの運営を開始し、11 月にはリゾナーレ那須を開業予定です。さらに2020年には新たに5 施設の展開を予定しており、2020年中に運営数が45施設に達する予定だそう。

    西表島ホテル(上)/リゾナーレ那須(下)

    星野リゾートならではの地域性を活かした滞在提案や、ユニークな体験など、独自のおもてなしのあり方を進化し、世界に通用するホテル運営会社になることを目指し活動していくなか、新施設の紹介やその施設に込めた思いを映した動画「星野リゾート今後の事業展開について」が公開されました。 2020年オープンする施設は、ハワイ・山口県長門・茨城県土浦・沖縄小浜島・沖縄本島に2件。ハワイの「星野リゾート サーフジャック ハワイ」では、『ワイキキを満喫する、OHANA Friendly なレトロ・ブティックホテル』をテーマに、ホノルルの街が誇るアート、音楽、フードといった豊かな文化を色濃く反映したリゾートホテルを作り上げます。 山口県長門には、界ブランド 16 施設目となる「界 長門」が、長門湯本温泉に開業。山口県に古くから続く「御茶屋屋敷」をテーマとし、武家文化を生かした設えや、赤土から作られた赤間硯を使用したご当地楽など、歴史と文化に触れる温泉旅館です。 茨城県には「星野リゾート BEB5 土浦」を開業。「居酒屋以上 旅未満 仲間とルーズに過ごすホテル」をブランドコンセプトに、合言葉は「ハマる輪泊(りんぱく)」。自転車フレンドリーな土浦のまちづくりに合わせた自転車と宿泊を掛け合わせた、新たな旅の価値を発信します。 沖縄には3つの施設が登場。「星野リゾート リゾナーレ小浜島」は全60 室のプライベートヴィラに、広大なビーチを備えたリゾートホテル。コンセプトは「マンタと泳ぐ離島のプライベートビーチリゾート」となっており、多彩なビーチエクスペリエンスを備え、白砂のビーチや蒼い海を望む、リゾート滞在を提案します。 「星のや沖縄」は、全客室を低層階のオーシャンフロントにこだわって設計。コンセプトは「グスクの居館」なっており、「グスクウォール」と呼ばれる塀に囲まれた施設では、美しい海や自然海岸などの沖縄らしい景観に包まれ、その地に暮らすようなリゾートステイを楽しむことができます。   圧倒的な絶景とスケールを誇る「星野リゾート バンタカフェ」は、目前に広がる美しい海を眺めて自由に過ごせるよう、自然海岸が生み出す独特な地形を活かした様々なタイプの席が点在。お気に入りの場所で沖縄の食材を使った鮮やかなフードやドリンクを楽しむことができます。
      星のリゾートが2020年新たに展開する施設の数々。動画をチェックして、次の旅行の参考にしてみては?
  • 軽井沢星野エリア 森の中の「ケラ池スケートリンク」に天然氷エリアがオープン

    23.October.2019 | SPOT

    星野リゾートが運営する、軽井沢の屋外スケート場「ケラ池スケートリンク」に、冷却装置を使わず冬の寒さだけで凍らせる「天然氷エリア」が、今シーズンもオープンする。 ケラ池スケートリンクは、森の中の池が凍ってできる屋外スケート場。「軽井沢野鳥の森」に隣接し、周辺には多くの野鳥や動物が生息している。今シーズンは、2019年10月18日~2020年3月8日の営業を予定している。   本リンクは、冬の寒さに加えて冷却装置の助けを借りる「人工エリア」と、寒さのみで凍らせる「天然氷エリア」によって構成。12月20日頃になると、天然氷エリアが結氷し、約1,080平米ある池の全面が滑走可能に。透明度が高くツルツルとよく滑る天然氷エリアは、2月20日頃まで滑ることができる。

    森の中の氷上散歩

    本リンクでは、まるで散歩をしているかのように自由にスケートを楽しめるのが特徴。池にある小さな島をめぐったり、天然氷に閉じ込められた森の落ち葉を探したりしながら、思い思いに過ごすことができる。

    野鳥の声をBGMにホットドリンクでひと休み

    隣接するカフェでは、コーヒーやココアなどのホットドリンクを販売。おすすめは、ココアパウダーで森の野鳥を描いたカフェラテ。絵柄は4種類で、いずれもリンク周辺でよく見かける野鳥が描かれている。氷上のベンチにドリンクをテイクアウトすることも可能。野鳥の声をBGMに、森の自然を感じながら休憩しよう。

    野鳥のカフェラテ600円

     コーヒー・ココア500円 *すべて税込

    カップル向けバレンタインイベント「星空ナイタースケート」開催 バレンタイン期間限定のカップル向けイベントとして、「星空ナイタースケート」を初めて開催。このイベントは、ナイタースケートの滑走だけではなく、軽井沢の冬の醍醐味の一つである満天の星空を、ガイドの解説付きで楽しめるのが特徴。ナイタースケートを1時間程楽しんだ後、全ての照明を落とし、夜空に浮かび上がる無数の星々を眺めることができる。 バレンタインにちなみ、ハート型マシュマロ入りのホットチョコレートも提供される。   開催日:2020年2月10日~16日時間:17:30~19:00 *17:00受付開始料金:1名 3,500円   *滑走料、貸靴料、ドリンク、双眼鏡、消費税込対象年齢:18歳以上予約方法:当日17:00までに、電話またはWEBサイトから要予約定員:20名 *最少催行人数:2名   軽井沢でロマンティックな冬を過ごしてみて。
  • 栃木県内にある星野リゾート 界でいちごを存分に味わう「いちご滞在」登場

    15.October.2019 | FOOD / SPOT

    星野リゾートの温泉旅館ブランド「界」の栃木県内にある3施設にて、いちごを存分に味わう「いちご滞在」プランが登場。いちごの産地として有名な栃木県で、里山の知恵を体験する「界 川治」の「里山いちご滞在」、栃木の民藝品に触れる「界 鬼怒川」の「民藝いちご滞在」、中禅寺湖の絶景が広がる「界 日光」の「絶景いちご滞在」と、それぞれの施設ごとの特徴を取り入れた新しいいちごの食べ方や体験を提案する。 栃木県のいちごは、約50年連続収穫量日本一を誇る。界では、栃木県内にある3施設で、施設ごとの特徴を活かした演出を行い、チェックインからチェックアウトまで旬のいちごを存分に味わえるプランを考案。施設によって違う品種を用意するなど、同じいちごでも多様な楽しみ方があることを発見できる。また、「いちごスイーツ」を取り扱っているMAPも用意され、チェックアウト後も自宅までの道中でいちごが楽しめる。 【界 川治】温泉旅館でいちご摘み「里山いちご滞在」 「界 川治」は、敷地内の水車小屋でいちご摘みを行う「里山いちご滞在」を1日1組限定で販売。いちごのプランターを設えた水車小屋では、枝についたまま完熟した甘くジューシーな味わいのいちごを滞在中いつでも堪能できる。いちご摘みには、芳醇な香りと甘みの中に適度な酸味がある「とちおとめ」を用意。夜には水車小屋で囲炉裏を囲み、里山の冬を感じながら、いちごのおしるこ作りが体験できる。いちごのおしるこには2018年に栃木県の新品種として開発され、まだ流通量の少ない「白いちご」を用意。酸味が少なく甘さが際立ち、まろやかな食感が特徴のいちごが堪能できる。   期間:2020年1月15日~2月29日チェックイン 料金:25,000円~(2名1室利用時1名あたり、サービス料込・税別) 予約:公式サイトhttps://kai-ryokan.jp/kawaji/【界 鬼怒川】旬のいちごを食べ比べ「民藝いちご滞在」 「界 鬼怒川」では、幻のいちごと呼ばれる「とちひめ」を取り入れた「民藝いちご滞在プラン」を販売。果肉が柔らかく県内でしか味わえないといわれる大粒で甘いとちひめを含むいちごの食べ比べや、お菓子を用意。300の可愛らしい器が並ぶ豆皿ギャラリーから好みの豆皿を選び、いちごやお菓子を盛り付けて楽しむことができる。夕食時には赤ワインで煮込んだいちごを使った甘味など、いちごの収穫量日本一を誇る栃木だからこそ体験できる新しいいちごの食べ方を、 1泊2日を通して提案する。   期間:2019年12月10日~2020年2月29日チェックイン 料金:29,000円~(2名1室利用時1名あたり、サービス料込・税別) 予約:公式サイト(https://kai-ryokan.jp/kinugawa/) ・備考:1日5組限定(1組2名) 【界 日光】冬の奥日光を満喫する「絶景いちご滞在」 中禅寺湖の畔に位置する温泉宿「界 日光」では、1日2組限定で旬のいちごを堪能する「絶景いちご滞在」を販売。日光開山の地でありパワースポットで知られる関東屈指の霊峰「男体山」を一望できるロビーに、期間限定で「絶景茶屋」を設える。徳川家将軍たちが日光を詣でた江戸時代の行事「日光詣」の休息場をイメージした茶屋では、夕陽と雪の鮮やかなコントラストや、ピンク色に染まる朝焼けを望める。宿泊するからこそ堪能できる日の入りと日の出の時間帯に、希少な白いちごや日光名産の羊羹を使用した温かい甘味が提供される。   期間:2019年12月1日~2020年2月29日チェックイン 料金:28,000円~ (2名1室利用時1名あたり、サービス料込・税別) 予約:公式サイト(https://kai-ryokan.jp/nikko/) ・備考:1日2組限定     いちごを存分に楽しめる体験をたのしんでみて。

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  • 江戸時代の芝居茶屋のもてなしを現代に再現するプログラム「新春歌舞伎滞在」が星のや東京 にて開催

    08.January.2023 | SPOT

    東京・大手町の日本旅館「星のや東京」は、2023年1月5日(木)~7日(土)の3日間限定で、1泊2日の滞在プログラム「新春歌舞伎滞在」を開催する。江戸に暮らす人々は、新年に芝居茶屋のもてなしと共に歌舞伎鑑賞を楽しんでいた。本プログラムでは、歌舞伎にちなんだ室礼が施されたお茶の間ラウンジで、花びら餅や蕎麦に見立てた酒肴を味わうなど、新年を寿ぐ華やかなひとときを過ごすことができる。   江戸に暮らす人々にとって新年の楽しみの一つに歌舞伎観賞があり、粋な過ごし方でもあった。その楽しみ方を支えたのが芝居茶屋だ。観劇チケットの手配に加え、筋書やお茶、菓子、幕の内弁当、酒肴の提供など、至れり尽くせりのサービスで人々を喜ばせていた(*1)。 *1:富澤慶秀・藤田洋監(2012)『最新歌舞伎大辞典』柏書房  

    新春の芝居茶屋を表現した空間で、観劇前の一服

    宿泊者が居間のようにくつろげる「お茶の間ラウンジ」を、新春の芝居茶屋をイメージして設えた。定式幕を背景に、押隈や浮世絵、歌舞伎の演目にちなんだ扇を飾り、新年の華やぎを演出する。この特別な室礼で提供するのは、花びら餅と抹茶。長寿延命を願って大根や餅など固いものを食べる宮中の正月行事「歯固めの義」が花びら餅の原点で、江戸時代に、丸餅に紅色に染めた菱餅を重ねた菱葩(ひしはなびら)の形になったとされている。牛蒡(ごぼう)の香りと白味噌餡の甘味、羽二重餅の柔らかな食感が特徴だ。用意された筋書きを読みながら、観劇前のゆったりしたひとときを過ごすことができる。

    蕎麦に見立てたモンブランやデザートワインで、観賞の余韻に浸る

    江戸時代の芝居茶屋では、酒肴や水菓子などが次々に供されていた。本プログラムでは、そうした芝居茶屋のおもてなしに倣い、星のや東京総料理長・浜田統之(のりゆき)監修の酒肴とワインが提供される。「宴遊(えんゆう)日記別録」の記述によると、江戸時代、芝居鑑賞後には夜餉(よるげ)として蕎麦が出されていた。そこから着想を得て考えられたのが、蕎麦に見立てたモンブランとデザートワインのペアリング。江戸漆器の蒸篭(せいろ)で提供されるモンブランには、和栗のペーストが使用され、中にはジェノワーズ(スポンジ生地)、クレームシャンティ、栗の甘露煮が忍んでいる。さらに、豆皿に添えて提供されるのは、蕎麦の薬味に見立てた「七味のメレンゲ」、「生姜のパート・ド・フリュイ」、「山葵のプラリーヌ」。実際の蕎麦の薬味のように、モンブランと一緒に食べることで味に変化が生まれる。これらとペアリングさせるのは、甘味とシャルドネの酸味のバランスが良い貴腐ワイン。樽で熟成された、ほのかな甘く香ばしい香りが特徴で、モンブランの味わいに深みを与える。

    江戸情緒を感じてお参りをしながら、人力車で歌舞伎座へ

    江戸情緒を感じられるコースで歌舞伎座へ向かう。日本橋エリアを通り、はじめに訪れるのは、「福徳神社」。徳川秀忠(ひでただ)が1614年の正月に参詣し、「福徳とはまことにめでたい神号である」と称賛したとされている。続いて訪れる「宝童稲荷神社」は、江戸時代に徳川家の跡継ぎの成長を守るために江戸城内に祀られていた神社。子育てや縁結び、商売繁盛にも利益があるといわれ、現在も多くの信仰を集めている。東京の歴史や地理に詳しい車夫から説明を聞きながら、徒歩よりも高い目線で東京の街を眺める、優雅な時間が提供される。また、人力車での散策をより楽しめるよう、希望者には、鮫小紋や万筋(まんすじ)の江戸小紋、華やかな訪問着など、好みに応じた着物が貸し出される(別料金)。江戸小紋は、武士の礼装「裃(かみしも)」に用いられたのが初めとされ、無地にはない、やわらかな美しさが特徴。おめでたい宝尽くしや歌舞伎にちなんだ柄の帯、五嶋紐(ごとうひも)の帯締めなどをコーディネートし、華やかながらも粋な装いで、芝居観劇を楽しむことができる。

    ここでしか味わえない芝居茶屋のおもてなしを堪能してみては?
  • 築約100年、京都の名宿「四季十楽」がリブランドオープン

    10.December.2022 | SPOT

    10軒の京町家を改装した先鋭的な名宿として知られる「四季十楽」が町家型ホテルとして2022年12月21日(水)にリブランドオープンする。築約100年の歴史やこれまで関わった人々の想いを受け継ぎながら、京町家の歴史とホテルの快適さを兼ね備えた宿泊施設として次の時代へ繋ぐ。  

    「一楽」リビング

    「一楽」ベットルーム

    「七楽」リビング

    「五楽」バスルーム

    「七楽」バスルーム

        10軒の町家からなる当施設は、ホテルでありながらそれぞれが独立した京町家でもあり、「十室の愉しみ」をコンセプトに、全室が異なる設えとなっている。  

    サロン全景

    庭とサロン

    「Rinn四季十楽」の象徴ともいえる真っ赤に染められたサロンには、ライブラリーが新設された。また朝食時間からバータイムまでその時間に合わせた様々なドリンクやフードが提供され、宿泊者はそれらを無料で自由に楽しむことができる。庭を眺めながらゆっくりと非日常の時間を過ごしながら、宿泊者同士の交流も深まるような仕掛けが展開されていく。   築約100年の歴史を繋ぐ「Rinn四季十楽」で至福のひと時を過ごしてみては?
  • 『ファイナルファンタジー』シリーズも手がけるアーティスト・天野喜孝の「金色世界」展が京都・臨済宗妙心寺にて開始

    30.November.2022 | FASHION / SPOT

    『ファイナルファンタジー』シリーズのロゴ/イメージイラストや『タイムボカンシリーズ ヤッターマン』『昆虫物語 みなしごハッチ』のキャラクターデザインを手がける世界的アーティスト・天野喜孝氏の生誕70周年を記念したアートプロジェクト「金色世界」が2022年11月23日(水・祝)〜12月8日(木)までの期間限定で京都・大本山妙心寺にてアート作品展を開催。 開催初日を迎えた11月23日(水・祝)は、紅葉に彩られた会場が外国人観光客を含む多くの来場者で賑わい、金と青の調和が織りなす幻想的な空間に感嘆の声があちこちからあがった。「金色世界」は、『天野喜孝 生誕70周年プロジェクト』のひとつとして、日本の伝統工芸である金箔・箔押し”の技術を活用したキャンパスに、天野喜孝氏の世界観を象徴するアートを創出するプロジェクト。この「金色世界」を日本のIPコンテンツとして、プロダクト化など様々なコラボレーションを進めながら、日本が世界に誇る技術・文化を世界に向けて発信していく。 今回妙心寺で行われるアート展終了後には、メインアートである「金色厨子」などの作品と会場である妙心寺が3DCG化され、「天野喜孝VRミュージアム」と連携し、「バーチャル金色世界」を展開予定だ。 そのほか、最新テクノロジーと融合し「金色世界」をより多角的に表現。デジタル領域に参画し、デジタルアート・メタバース・NFTなどデジタルコンテンツ化するなど、アートの持つ力や未来への可能性を描いていく。   重要文化財・法堂で公開される、江戸時代の名画と天野喜孝氏の描き下ろしメインアート『金色厨子』をお見逃しなく。
  • 京都の学生とコラボ、ネイキッド「DANDELION PROJECT×Ace Hotel Kyoto @新風館」開催

    29.November.2022 | FASHION / SPOT

    ネイキッドは、2022年12月8日(木)~12月25日(日)の期間限定で、エースホテル京都もある新風館の中庭にて、京都の子供たちとコラボレーションした『DANDELION PROJECT × Ace Hotel Kyoto @新風館』を展示する。本展示は、ネイキッドが京都市、宇治市、滋賀県大津市とともに発信する次世代型アートプロジェクト『NAKED GARDEN ONE KYOTO』の一環であり、『NAKED GARDEN ONE KYOTO』は12月25日(日)まで京都エリアで各イベントやアート展示を開催中。   『DANDELION PROJECT』は、アーティスト 村松亮太郎による、タンポポのアートオブジェ『DANDELION』を世界各地に植樹し(設置し)、平和の象徴である花を世界中に咲かせていくアートプロジェクト。この度、新風館、エースホテル京都とのトリプルコラボレーションが決定した。 新風館は、1926年に竣工したレンガ造りの「旧京都中央電話局」(京都市指定・登録文化財第一号)を生かした既存棟と、隈研吾氏がデザイン監修した新築棟から成る、まさに「伝統と革新」が融合された施設となっている。電話局として京都から各地をつないできた場所で、ネットワークで世界と繋がるDANDELION PROJECTを展示する。 館内にあるエースホテル京都は、隈研吾氏とロサンゼルスを拠点に活躍するCommune Design Inc.のコラボレーションによって、「East Meets West」のコンセプトのもとデザインされたホテル。日本とアメリカ西海岸のアーティストや職人によるクラフト、自然、地域の素材、カスタムアートなど、新しい感覚の空間・アート作品を感じることができる。 伝統と革新、東洋と西洋が融合・共存する新風館とエースホテル京都から、平和・調和のメッセージを乗せたタンポポの綿毛が世界へ飛んでいく。   今回のDANDELION PROJECTは、京都市立京都御池中学校 美術部の生徒とのコラボ作品にもなっており、他の開催地のDANDELIONとは違うデジタルの花を見ることができる。参加者がスマートフォンをタンポポのデジタルアートにかざすと、綿毛が広がり、生徒たちがタブレットに描いた平和の願いを込めた花がいっぱいに広がると同時に、ネットワークで『DANDELION』が植樹されている各地につながり、リアルタイムでデジタルの花を届けることができる。
  • 世界遺産・仁和寺にメタバース誕生!『NAKED GARDEN ONE KYOTO』開催

    22.November.2022 | SPOT

    ネイキッドは、2022年12月10日(土)〜12月18日(日)の期間、世界遺産 仁和寺(リアル/メタバース空間)にて、『NAKED GARDEN ONE KYOTO』を開催する。なお、本イベントは、ネイキッドが京都市を中心に12月25日(日)まで開催されている次世代型アートプロジェクト『NAKED GARDEN ONE KYOTO』の一環として行われる。   本展では、仁和寺初のメタバース空間が誕生する。メタバース仁和寺の空間において、京都出身のキモノデザイナー 斉藤上太郎氏(JOTARO SAITO)とコラボレーションしたメタバースファッションショーが開催される。参加者は、まず自分のアバターを作成するところからスタート。自分の顔をスマホで撮影し、自分に似たアバターを生成する。その後、JOTARO SAITOのキモノ作品を選んで自分のアバターに着せ、全国各地から参加する人々と一緒にランウェイを歩くことができる。ネイキッドが目指しているのは、日本の伝統文化である「着物」をはじめとするファッションを光や音、映像などをもって新しく解釈し、インタラクティブな体験に昇華すること。本展での取り組みを皮切りに、今後さまざまなアーティストが活躍できる場作りとして成長させていく。     『NAKEDディスタンス提灯®︎』 『NAKEDつくばい®︎』 『五重塔プロジェクションマッピング』 『DANDELION PROJECT』 『バーチャルファッションショー』 『限定切り絵御朱印』本展では、今年も参加型アートプロジェクト『DANDELION PROJECT』が登場。『DANDELION PROJECT』は、アーティスト 村松亮太郎/NAKEDによる、タンポポのアートオブジェ『DANDELION』が世界各地に植樹され(設置)、平和の象徴である花を世界中に咲かせていくアートプロジェクト。体験者がスマホを『DANDELION』にかざすと、デジタルのタンポポの綿毛が舞い上がり、ネットワークで『DANDELION』が植樹されている各地につながり、リアルタイムでデジタルの花を届けることができる。今年は仁和寺の中でも、国宝である金堂に『DANDELION』を設置、展示規模を拡大。さらに、一般公開することで、より多くの人が参加することが可能だ。京都の歴史が息づく仁和寺から世界へ平和・調和のメッセージを届ける。
  • monopo、創業100年を迎える京都西陣織ブランド「織楽浅野」とコラボで日本の伝統工芸の魅力を世界に発信

    21.November.2022 | FASHION

    グローバルクリエイティブエージェンシーmonopoと、創業100年を迎える京都西陣の帯ブランド織楽浅野は、国際的に活躍するクリエーターとのコラボレーションにより、職人の物語をデジタル体験できる「帯」を制作した。新しい視点で切り取った日本の伝統工芸を、楽しむことができる。   QR帯というユニークなストーリーテリングの手法を用い、プロダクトとコンテンツを融合することで西陣織の価値を再定義。帯に織り込まれたQRコードをスマートフォンで読み取り、帯ができる過程やコンセプトをデジタル上で体験できる特設Webサイト・映像を公開した。実際の帯を見ることができなくても、世界中の人々が西陣織の歴史と工芸を目にすることで、京都のものづくり文化について世界中の人々に発信する。古都、京都。日本が誇る伝統や歴史を大切に守り、現代まで継承してきた場所。パンデミック前は、訪日ブームや日本文化の世界的な流行により、 街は大きな賑わいをみせている。しかし2020年に起こった世界的なパンデミックにより、街は一変。祇園周辺に溢れていたたくさんの観光客は姿を消し、各名所も今までが嘘だったかのようにしんと静まりかえった。しかし、日本が国境を開放した今、また注目が集まっている。   伝統を守りながらも時代への挑戦を続ける「織楽浅野」の姿勢と、グローバルとデジタル領域のクリエイティブに強みを持つmonopoがタッグを組むことで、今回のプロジェクトが実現した。プロジェクトでは、帯の制作だけでなく、帯の柄から読み込めるQRコードから閲覧できる特設Webサイト・本プロダクトストーリーを伝える映像コンテンツが公開された。   日本のローカル文化の魅力をグローバルに伝えているmonopoの今後の取り組みから目が離せない。