金沢出身の創業社長。イノベーションを起こし続け、付加価値を生み出す。ー株式会社ゴーゴーカレーグループ社長 宮森宏和×株式会社さくら社長 湯浅利昭ー

28.November.2019 | BUSINESS / FEATURES

加賀百万石の街・金沢。伝統文化やアートな街というイメージがあり、観光スポットしても人気のエリア。そのコアにあるのは、金沢の人たちのクリエイティヴィティな精神から生まれたものではないでしょうか。今回は、そんな金沢出身の創業社長である株式会社ゴーゴーカレーグループ 宮森宏和社長と株式会社さくら 湯浅利昭社長の二人にお話をお伺いしました。

 

インタビュー会場は、株式会社さくらの住宅展示ギャラリー。

 

ーーー湯浅社長、素敵な空間ですね。はじめに両者の簡単な会社のご説明をお願いします。

 

湯浅:ありがとうございます。株式会社さくらの湯浅です。創業26年の注文住宅の会社をしています。石川県を中心に、縁あって富山、岐阜、京都にもギャラリーを構えています。

 

宮森:ゴーゴーカレーグループの宮森です。2004年5月に新宿にゴーゴーカレーの1号店ができました。カレー専門商社としてレトルトカレーの販売をしています。今は、日本だけでなくアメリカやブラジルでも店舗を展開しています。

ーーーお二人とも金沢出身ですね。

 

宮森:そうですね。小さい頃から「加賀百万石の国」と刷り込まれていました。その時は意味はわからなかったのですが、東京へ行ったり海外へ行ったりすると、金沢は歴史・伝統芸能・文化が素晴らしい町だなと気がつきましたね。自分が思っていた以上に金沢という二文字に重みやブランド、そして魂がこもっているんだなと。

 

湯浅:宮森社長の言うように、金沢っていう言葉の響きが憧れでもあるんじゃないでしょうか。誰しも伝統や文化に興味があると思うんですよ。金沢という土地は適当に歴史があって、適当にお洒落ですから。

 

宮森:小さい頃から身近に普通に職人さんがいましたもんね。誰かの家に行けば、お父さんが友禅織の作家だったり。社会見学では伝統工芸の施設に行ったり、能楽堂で能や狂言をみたり、さまざまな伝統文化や四季折々のイベントに参加しましたが、今となってはそういうのもあたりまえじゃないというか。外に出ることによって気づきましたね。

 

 

ーーーー金沢からクリエイティブな人が輩出される理由が少し分かったような気がします。お二人とも創業者ですね。

 

宮森:20歳の時にニューヨークに行ったことがあって、その時にいつか絶対戻ってこようと夢を持っていました。社会人になって忘れていたのですが、地元のスターの松井秀喜選手がヤンキースに移籍して、それを喜ぶのと同時に、そうだ自分も行くんだったと思い出しました。カレー屋をやるとか、社長になるとかそういうのではなかったんです。ニューヨークに行きたいという気持ちがありました。

 

湯浅:わかりやすいですね(笑)。

私は地元の会社に15年お世話になって、ひょんなご縁でやるようになって。起業したのは、30代後半だったのですが、当時はやはり宮森社長のような勢いがありました(笑)。今思うと当然失敗することも考えられたのですが、全く考えていませんでしたね。若いというのはある意味恐ろしいです。経営というのは年代年代の魅力があると思いますが、宮森社長は若いから、これからもまだまだ行けますね!

 

宮森:あはは!

 

湯浅:宮森社長のこの雰囲気みたら、すごくスタッフと距離が近いのがわかりますよね。東京でもこのユニフォームでいらっしゃるんですか?

 

宮森:はい。新幹線も飛行機もこの格好ですよ!ニューヨークの人も結構知っててくれて。

 

湯浅:やはり!(笑)その度胸はすごい。

 

宮森:私たちはチームなので、今この瞬間に頑張ってくれる全国のスタッフと心はひとつなんです。それで同じ格好なんです。社長と自分でも思ってないし、社員からも思われていないんですよ。多分、キャプテンなんだと思います。

 

ーーーー今、お二人が事業の中で力を入れていることを教えてください。

 

宮森:今まではお店を出すことに注力していたのですが、そうではなくブランドを活かすことに注力しています。ゴーゴーカレーだけではなく、ターバンカレー、ホットハウス、サムラートの業務委託も受けています。本当にどのブランドも魂がこもっているんですよ。ですから、出店だけでなくレトルトカレーや業務用カレーの販売もして、ブランドを磨くことでお客さんを増やしていきたいなと思っています。

 

湯浅:私もブランドというものを一番大事にしています。ブランドというのは、お客さんのイメージやいろいろな価値があると思いますが、それに答える形で会社をやっていかないと未来につながっていかないのだろうと。こだわりお客さんに伝える言葉って難しいですが、そこで何かお客さんが感じるものが必要なのではないでしょうか。

 

宮森:もう見せるしかないですよね。

 

湯浅:そうですね。このギャラリーにあるようなさまざまな付加価値は言葉にしてもなかなか通じないので、土地と建物を用意して実際に見ていただいています。住宅に今までにない新しいものを取り入れることによって、お客さんに建物だけではない付加価値を感じてもらう。その為にはアンテナをはりつづけ、常にイノベーションを起こし続けることが重要です。イノベーションを起こすというのは、ビジョンとか信念とかはっきりしていないと、成し遂げる前にうやむやになってしまいます。そう思っていても、毎日悩むこともあるのに。

 

宮森:本当に毎日ですね。(笑)

 

湯浅:ちなみにせっかちなのは自分だけで、社員に対してはお任せしています。今年ノーベル賞をとった吉野彰さんも、これからの若い人たちの研究のためとおっしゃっていましたが、まさにその通りだなと思います。

 

宮森:挑戦なくて成長はないし、楽しくないですよね。試練を与えて汗をかかせるというか。

今度金沢マラソンを走るんですけど、トレーニングも本当に大変ですよ。

 

湯浅:この格好で走られるんでしょ?それは目立つ!

 

宮森:沿道の人が応援くれるんですよ。それもすごいパワーになります。楽になるのは走り終わった瞬間だけ。でも、ゴールした時の達成感はなんとも言い難いです。それを若い人にも味わってもらいたいという想いでいます。

 

湯浅:いいですね。うちの社員も誰か金沢マラソン申し込んでたら、ユニフォーム着てくれないかな。

 

宮森:会社の看板を背負って、誰か走っている人がいたら応援しようとなりますしね!応援されてる方も、途中で挫けそうになっても頑張ろうとか。社内の絆が出来るんですよ。

経営にも似ていて、続けるのは大変だけど目標を達成すると、これまでの苦労が吹っ飛ぶ瞬間です。

 

湯浅:達成して、また新たな目標を目指すの繰り返しですね。

 

宮森:忘れちゃうんですよね(笑)。大変さを。

 

 

ーーーなるほど。仕事で充実感を感じる時はありますか?

 

宮森:提供するカレーがお客様から美味しいと思ってくれることが嬉しいですね。子どもがうちのカレーでカレーデビューしたとか、そしてもう一度家族できてくれたとか。被災地でもカレーの炊き出しをしているのですが、みんなの元気の源になって喜んでくれたらと思って。

あとは、従業員が高い目標を掲げ、それを達成することによって成長していくことも嬉しく思っています。

湯浅:お客様に対しては、家を買っていただいた1年後にお会いして、すごくいいお家ですと言われるとやっぱり嬉しいものですよね。何度もする買い物ではないので、満足してもらうとホッとします。

あと私も小さい会社ながらも社員を預かっている身としては、社員が成長することは嬉しいです。社員がトライし向かっていくと未来が開いていくわけですよ。そこで頑張った結果を活かすのが、社長の責任なんだろうなと。それを目標に経営するのは、ひとりではしんどいものですが、社長というのはそういう気持ちを持っていたいものです。それがないと挫けてしまいますから。

 

宮森:わかります。成長するって、汗をかかないといけないんですよ。本気でやらないと汗は出ないし、本気でやり続けて周りを巻き込んで、大きな目標を達成するというのは、ものすごい成長しますよね。

 

 

ーーーお二人とも、社員・スタッフへの熱い気持ちをお持ちですね。

 

宮森:自分の子供のように感じています。なので、従業員が結婚したり、子供が生まれたり、家を建てたりするととても嬉しいですよ。

 

湯浅:そうですね。そして会社も成長をしないと存続しないと思うんですよね。常にみんなで成長を目指して努力することが大事だと思います。

ーーーそれでは最後に、これからのビジョンを教えてください。

 

宮森さん:カレーは地球を救う!カレーで世界一を目指します!

例えばラーメン屋さんだったら、お店で食べるラーメンとお家で作るラーメンとどちらが美味しいと言ったら、お店で食べるラーメンなんですよ。だけど、カレーはお母さんの作るカレーが一番美味しい。要は、外食のカレーは成長していないんですよ。スターバックスが美味しいコーヒーを世界に広めたように、美味しいカレーを世界に広めていきたいです。

 

湯浅:わかりやすい(笑)

 

宮森:カレーは美味しい薬膳なんですよ。アレルギーも分けたりできるので、子供からお年寄りまで美味しく食べられるように作れます。さらに、カレーを食べると腸の温度が上がるので、健康寿命を伸ばしたり、免疫力を上げたり、ガンと戦うカレーということも目指せますよね。カレーでノーベル平和賞ですよ!湯浅社長は、今後の目指すところはどうでしょう?

 

湯浅:お客さんから見て、耐震性や電気代が安くなるなど価値のある建物、どう住宅に組み込めるかというのを追求していくのを会社の文化にしていきたいと思っています。お客さんは高い買い物だから、価値を求めています。この家に住んだらどう幸せになれるかへの回答がたくさん生まれる家を作っていきます。時代時代の幸せな暮らしの提案は変化していると思うので、時代の流れをキャッチして大事にしていきたいです。

 

宮森:湯浅社長はまさに社長だなという感じですね!私は自分でも社長と思っていないし、従業員からは社長と思われていないんですが(笑)、暮らしをすごい考えられているんだなと思いました。素晴らしいです。

 

湯浅:ありがとうございます。宮森社長は、会う前から規格外の方だと思っていましたが、今日のお話を聞いてみて、そしてこのユニフォーム姿をみて、確信に変わりました。ノーベル賞なんて、なかなか会話に出てこないですよ(笑)。社長と接している社員さんは元気になると思います!

 

 

カレーと住宅。ジャンルは違えど、イノベーションを起こし続け、自社のブラントを高める二人の創業社長。その志やスタッフへの熱い思いは、一緒に働く人にとっても心強く、また新しい価値を生み出すチャレンジがここから生まれる土壌が整えられています。日本中の人が、さくらのセンスの良い家に住み、美味しいゴーゴーカレーを家で食べるということが実現する日は近いかもしれない。

 

 

Interview & Text: Yuki Yokoo

Photographer: pon

 

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  • 建設現場“Kawaii化計画”進行中。ピンクのコーンや囲いで街に彩りと笑顔をー 株式会社梶川建設社長・梶川光宏×アソビシステム株式会社社長・中川悠介

    15.May.2019 | BUSINESS / FEATURES

    愛知県碧南市が本社の創業114年の歴史を持つ株式会社梶川建設は、業界の常識を打ち破り、昨年からアソビシステムとのコラボレートをスタート。社名ロゴや会社案内パンフレットのデザインをアソビシステムが担当したほか、「MOSHI MOSHI NIPPON FESTIVAL 2018」ではフォトブースを設置。そして今年度は、さらにコラボレートを強化し、工事現場を“Kawaii”テイストにデザインするという壮大な計画をスタートさせる。その裏にある思い、両者を引き寄せた共通する価値観に迫った。

     


     

     

    ――両社の簡単な会社のご説明、そしてコラボレートすることになった経緯をお願いいたします。

     

    梶川光宏:愛知県碧南市を拠点に建設業を営んでおります。明治38年に「梶川造船所」として産声を上げ、その後、昭和34年に東海地方を襲った伊勢湾台風の復興作業から建設業に携わるようになりました。近年では耐震工事を多く手掛けており、特に「インプラント工法」という地球と一体化することで、地震や津波に粘り強い構造物を構築する工事を積極的に受注しています。

     

    中川悠介:従業員は何名ほどですか?

     

    梶川:現在は96名です。わたしが社長職に就いたときは50名ほどでしたから、約2倍になっていますね。もちろん愛知県に根ざすということは大切に考えていますが、より多くの方に弊社のサービスを提供したいという志も持っており、いまは北海道から九州まで日本全国に現場を持っています。

     

    中川:愛知県碧南市の本社以外にも支社はあるのですか?

     

    梶川:東京・高田馬場に東京支社があり、大阪万博も控えていますから、関西地区でのインフラ整備にも対応できるように今年3月に大阪営業所も開設しました。人を動かすにはインフラ整備は必要不可欠です。東京もかなり道路などの設備の老朽化が進んでいますよね。作り替えるのはもちろんですが、いまあるものをもっと長く使えるようにする耐震工事も大切だと考えています。

     

     

    中川:弊社はもともとイベント制作会社からスタートしましたが、次第に人のマネージメントが中心となり、いまはその先に進み、人・モノ・コト、さまざまなプロデュースが増えてきています。このように性格が大きく異なる立場ですから、最初に梶川建設さんから依頼を受けたときは驚きましたね。

     

    梶川:代理店を通じてたまたまご縁をいただきましたが、アソビシステムさんはきゃりーぱみゅぱみゅさんをはじめ多くの著名人を輩出していることは存じていましたし、原宿を代表するカルチャーである「Kawaii」を創り出した中心的な存在というイメージは持っていました。実は、わたしはこのような風貌ですがカワイイものが幼い頃から大好きだったんです。しかし、仕事柄それを表に出すことはできません。今回のような機会を頂いたことで、当たり前のように「Kawaii」という言葉を使うことができるようになり、すごく自分自身を解放できています(笑)。

     

    パンフレット

     

    ――昨年からコラボレートをスタートし、まず社名ロゴと会社案内パンフレットのデザインをアソビシステムが担当し、大幅に刷新したそうですね。

     

    中川:梶川社長とお話しをしていて、きっと「Kawaii」という言葉はファッションなどだけに使われる言葉ではない、という感覚をお持ちなのかなと気付きました。我々も「Kawaii」は表層的なものではなく概念に近いものと捉えています。その場を笑顔にし、集う人々を明るくするということこそが「Kawaii」の本質。梶川社長はそんな概念を理解してくださったうえでオファーしてくださったと感じたので、我々の「Kawaii」を注ぎ込み、きちんと継続性のある形でお返ししたいと考えました。

     

    梶川:会社案内パンフレットのデザインを見たとき、わたしの好きな要素がふたつ盛り込まれていて驚きました。まずわたしが大好きなピンクとグリーンの配色。ふたつ目は和柄です。和柄をいま風のポップなテイストにアレンジしてくださっていますよね。事前にお話しをさせていただいたかな? というくらいに希望を汲み取っていただきました。

     

    中川:気に入っていただけて嬉しかったですし、このデザインを受け入れてくださることにも感嘆しました。建設業はわたしにとって未知の世界でしたから、どのような反応をいただくか不安だったんです。建設業の常識を打ち破ろうと志し、それを形にしてくという柔軟さが素晴らしいと感じましたね。

     

    ロゴ

     

    ――同時に社名ロゴも変更されました。

     

    梶川:新しく取り組んでいる案件には積極的に使用しています。このイメージは若い方にはとてもキャッチしていただけまして、当社のこれまでの殻を破り、新しく前に出ることができていると思います。これから先を期待させるような会社だなと思っていただける大きな起爆剤になっていますね。

     

    中川:建設業界は外から見ていると、似たイメージのように見えてしまいます。しかし、ロゴやパンフレットが変わるだけで印象が違って見え、単純なパンフレットの役割以上に付加価値が出てくると思います。付加価値が大切だと気付き、そこにお金をかけることは本当に難しいこと。梶川社長は先を見据えていらっしゃる証しですね。

     

    梶川:建設業は、お役所で設計されたものを厳守して作ることが最大の使命ですから、自分たちから何かを提案することはできないのです。だからこそ、アソビシステムさんのお力を借りて、独自の付加価値を付けていきたいと考えました。決して弊社だけではできません。発想が凝り固まってしまっていて、そこから抜け出せない。アソビシステムさんから良い刺激をいただき、我々でもちゃんと取り組めば何かができる、という気持ちにさせていただけたことにとても感謝しています。

     

    MOSHI MOSHI NIPPON FESTIVAL 2018 フォトブース

     

    ――「MOSHI MOSHI NIPPON FES 2018」ではフォトブースを協賛しました。こちらもアソビシステムがデザインを担当し、梶川社長が直々にデザインチェックをされたそうですね。

     

    梶川:「Kawaii」という単語が世界各国の言葉でデザインされておりとても気に入っています。メッセージ性が強いですよね。最初は意外性も感じましたが、実際に多くの方がこのパネルの前で写真を撮られている姿を見て、一流デザイナーの手にかかれば、人の心を動かせるということを実感しました。

     

    中川:色の組み合わせにこだわりましたね。梶川さんは色にこだわりがあると感じていましたし、我々もそう。梶川建設という建設業の力強さを伝える勢いのあるデザインも心掛けました。

     

     

    ――さて、今年度も継続的なコラボレーションが決定しており、いよいよ壮大な建設現場の「Kawaii」化を推し進めるそうですね。

     

    梶川:弊社の付加価値を高めるためには、社員一丸となった意識改革も必要で、アソビシステムさんとの取り組みを社員にも広く理解してもらう必要があります。そのためには完成物を見せることが最善。ですから、次のステップとして、例えばカラーコーン、ポール、囲いなどをピンク色にするなど、建設現場を「Kawaii」世界観に則ってデザインにするというプロジェクトを進めようとしています。まさに目に見える形を示そう、ということです。

     

    中川:渋谷でもキャラクターがデザインされた建設現場があり、フォトスポットのようにもなっています。社員へのアピールという点も大切ですが、純粋に建設現場に付加価値を付ける効果は期待できますよね。

     

    梶川:建設現場が撮影スポットになることも期待していますし、働く人がうれしさややり甲斐を感じられるようになることも目標のひとつです。建設現場は隔離された空間です。それは危険だからという現実的な理由がありますが、「Kawaii」デザインにすることで、実際に人が立ち入ることはできないにしても、その街の中での違和感が取り払われれば素晴らしいですよね。まだ打ち合わせがスタートしたばかりですが、ぜひ来年度までには実現したいです。

     

     

    中川:海外進出もお考えですか?

     

    梶川:ここ1、2年のあいだには、と考えています。

     

    中川:世界に新たな切り口から「Kawaii」が輸出されるのはとても楽しみです。多くの方の目に留まることになると思いますし、相乗効果は大きいでしょうね。あと、キービジュアルとムービーの制作も決定していますよね。

     

    梶川:カラーポールがキャラクターとなって動き出したりするような、ポップな世界観を目指すというところまでは決まっています。想像するだけでワクワクしますよね。公開する日が待ち遠しいです。

     

     

    ――企業であれば社会貢献の大切さもお考えになっていると思います。建設現場の「Kawaii」にすることと社会貢献に繋がりはありますか?

     

    梶川:まだこれからのことなので想像の域は出ませんが、建設業は人々の生活のためのインフラの整備が大きな使命。それに加えて、「Kawaii」という人の心に訴える要素を付加価値として打ち出せれば、この殺伐とした世の中に少しは貢献できるかなと。日本国内では常に40〜50ヶ所の建設現場を受け持っていますが、それが「Kawaii」の世界観になるだけで、なごみの効果があると思いませんか?

     

     

    例えば、ピンクに染まった建設現場が日本・世界の至るところに現れたとしたら、多くの人々が笑顔になるはずだ。それが日本の技術力とカルチャーの象徴になり、やがて世界における日本の存在感を高める効果に繋がるかもしれない。そして、Kawaii写真が撮りたければ建設現場を探す。そんな日が来るかもしれないし、建設現場で働くことがステイタスになるかもしれない。梶川建設とアソビシステムのコラボレートには、たくさんの夢の断片が詰まっている。業種を超えた異例のタッグが、ユニークな波を起こすかもしれない。

     

    Interview & Text:Fumihiko Suzuki

    Photographer:Haruka Yamamoto

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    門 亭主の挨拶

    露地 浮世の外ノ道

    つくばい  四季が浮かぶ水面

    枯山水 利休の教え

    茶筅 茶は服のよきように

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    小間 小間エボリューション

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    NAKED富士山カヌレ

     

     

    茶室に入る前に手を清めるために置かれた背の低い手水鉢に役石をおいて趣を加えた蹲(つくばい)。手をかざすと花のアートが生まれ、あらゆる人が集まり、身を清めることで、水面の美しい世界が豊かになっていくインタラクティブアート。

    本展「小間エボリューション」エリアに展示されている「サステナブルな現代版 黄金の茶室」は、金沢大学附属小学校の児童が集めた金色のゴミを、6年生たちとネイキッドスタッフが一緒に創り上げたサステナブルな現代ならではの黄金の茶室。茶室の中の書も児童の中から優秀賞に選ばれた作品を展示している。香りのプロデュースは、石川県白山市に拠点を持つアロマブランド「EarthRing」。「茶筅」エリアで、来場者が茶を点てる仕草をして体験するインタラクティブアート時に香る抹茶のアロマなど五感での体感をユニークに仕上げる。また、「茶筅」と「掛軸」エリアでは、合繊の産地・石川県で織られた、そよ風のように優しい軽さを持つ世界最軽量の極薄オーガンジー「天女の羽衣®」を用いて空間を演出。小松マテーレグループ・合同会社アマイケによる独自の技術で、まるで空気を纏うかのような幻想的なアートを作り上げた。

    さらに、イベントオリジナルグッズでは「茶筅」をモチーフとしたパッケージの『NAKED富士山カヌレ』と『九谷焼オリジナルタンブラー』が登場。NAKED富士山カヌレは金沢最古の酒造である福光屋とのトリプルコラボレーションなのでこちらもお楽しみに。

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    「ハイアット セントリック 金沢」のオールデイダイニング「FIVE - Grill & Lounge」にて、コワ可愛いオバケのスイーツが楽しめるMonster Halloween Cake Setが2022年10月1日(土)から10月31日(月)までの期間限定で登場する 。さらにブラック、レッド、パープルのシックな見た目のメニューで構成したハロウィン限定のランチ・ディナーや、大きな骸骨に思わずぎょっとするカクテルも登場。また仮装をして訪れた人には、特典が用意されている。

     

    Halloween Lunch/Dinner Course

    ポーチドエッグのブラックショーフロワ

    牛フィレ肉のグリル ビーツのヴァリエーション 


    大人のハロウィンパーティーをイメージして、全体をブラック、レッド、パープルで統一したコースメニューが4日間限定で提供される。ブラックは闇夜の影を、赤はブラッディなシーンを、パープルは月光を連想させ、見た目が奇妙で美しいことはもちろん、ブラックな食材にナイフを入れると意外な色が飛び出すなどのサプライズも楽しむことができる。食材にこだわり、食感や味の変化でも楽しめるランチとディナーのコースを味わって。

     

    Monster Halloween Cake Set

    魔女のモンブランプリン

    ミイラマカロン

    入れ歯パルフェ

    ジャック・オ・ランタンシュークリーム

    フランケンブラウニー

    ぎゅうひおばけ

    蜘蛛の巣ムース

    GO FOR KOGEI 2022とのコラボレーション ケーキセット「5×5」

     

    ハロウィンムードを盛り上げるジャック・オ・ランタンやフランケンシュタインなどの可愛らしいモンスタースイーツを一皿に集結させたケーキセットが登場。プリンの上に紫芋のクリームを絞り目玉をトッピングした「魔女のモンブランプリン」や、シュー生地にかぼちゃのクリームをたっぷりとサンドした「ジャック・オ・ランタンシュークリーム」などがラインアップしている。その他、アプリコットのコンフィチュールとガナッシュをサンドしたミイラマカロンや、クッキーにベリーパルフェとマシュマロをサンドした入れ歯パルフェなど、遊び心が溢れるコワ可愛いケーキセットを堪能しよう。また、10月3日(月)から10月21日(金)の平日は1日5食限定で、GO FOR KOGEI 2022とのコラボレーションケーキセット「5×5」として、新しい『九谷焼』に盛り付けて提供される。

     

     

    Halloween Cocktail
    今年のハロウィンカクテルは、ロックオマージュがテーマのBack in Black。ハードロックテイストあふれるルックスのテキーラカクテルはネーミングもユニークだ。期間限定で提供されるフォトジェニックなカクテルでハロウィンを盛り上げてはいかが?

    ここでしか味わえない、怖くて可愛いハロウィンスイーツを堪能しよう。

     

  • TVアニメ「ジョジョの奇妙な冒険」期間限定テーマパーク「JOJO WORLD in KANAZAWA」が石川に出現

    13.May.2022 | ANIME&GAME / SPOT

    バンダイナムコアミューズメントは、アニメ「ジョジョの奇妙な冒険」第1部から第5部の世界観を体験できる期間限定テーマパーク「JOJO WORLD」に、新たに第6部のコンテンツを追加した「JOJO WORLD in KANAZAWA」を、2022年4月29日(金)から5月29日(日)までの期間限定で石川県金沢市の「金沢フォーラス」内にオープンする。「JOJO WORLD」は2021年3月の横浜を皮切りに全国各地で開催しており、大阪、福岡、東京、宮城、愛知に続き、石川・金沢で7回目の開催となる。



    「JOJO WORLD」だけで体験できるアトラクション「ジョースター一行ワールドツアー」「漫画家のうちへ遊びに行こう」「パッショーネ 配属チーム適性診断テスト」や、ミニゲーム「メメタァ!波紋ルーレット」「古代ローマの戦車デスマッチガラポン」「DIOのきさま!見ているなッ!」のほか、「ジョジョの奇妙な冒険 ストーンオーシャン」のオリジナル景品がもらえるミニゲーム「ストーン・フリーの糸くじ」を引き続き楽しむことができる。

     

     

    オリジナルグッズ

     

     

    ミニゲーム「ストーン・フリーの糸くじ」景品

     

    スタンディパネル展示

     

    フォトスポット

     

    コラボフード

     

    第1部ミニゲーム「メメタァ!波紋ルーレット」景品

     

    第3部ミニゲーム「DIOのきさま!見ているなッ!」景品

     

    第3部アトラクション「ジョースター一行ワールドツアー」特典

     

    第4部アトラクション「漫画家のうちへ遊びに行こう」特典

     

    第5部アトラクション「パッショーネ 配属チーム適性診断テスト」特典

     

     

    今回金沢での開催に合わせ、TVアニメ「ジョジョの奇妙な冒険」第1部から第5部の主人公であるジョナサン・ジョースター、ジョセフ・ジョースター、空条承太郎(くうじょうじょうたろう)、東方仗助(ひがしかたじょうすけ)、ジョルノ・ジョバァーナの描きおろし等身イラストが登場するメインビジュアルに第6部の主人公・空条徐倫(くうじょうじょりーん)が追加となり、6人のイラストが並んだメインビジュアルの世界観に入り込めるフォトスポットで思い出の一枚を撮ろう。



    さらにイラストレーターのゆーぽん氏による描きおろしの“ちみキャラ”イラストにも第6部より徐倫とエルメェスの2人が追加となり、全12体のイラストを使用したオリジナルグッズの販売や作品をモチーフにしたコラボフードを展開する。


    オリジナルグッズは徐倫を中心とした「リボンスカーフ」や「まるぬいぐるみ」の第3弾ラインアップなどの9種類の新商品を発売し、こちらの新商品は全国のジョジョファンが購入できるように、ナムコパークス オンラインストアでも販売されるのでお見逃しなく!

     

     

    ©荒木飛呂彦&LUCKY LAND COMMUNICATIONS/集英社・ジョジョの奇妙な冒険THE ANIMATION PROJECT

  • カナザワ映画祭「期待の新人監督スカラシップ」受賞作品の「宇宙人の画家」公開

    29.March.2022 | MOVIE

    一般社団法人映画の会が“まちなかの発展”と“地方からの文化発信”を趣旨に開催している『カナザワ映画祭』。2021年9月18日(土)から20日(月・祝)にかけて催された『カナザワ映画祭』は開催15回を迎えた。選りすぐりの作品上演の他、新人監督を発掘する「期待の新人監督」プログラムも注目されており、カナザワ映画祭と金沢市竪町商店街は2019年から「期待の新人監督スカラシップ」も発足。

     

     

    2020年度に映画『クールなお兄さんはなぜ公園で泥山を作らないのか』で「期待の新人監督」グランプリを受賞した保谷聖耀監督が「期待の新人監督スカラシップ」制度で監督した映画「宇宙人の画家」が今春正式公開予定となった。保谷聖耀監督は京都大学で哲学を学ぶ大学生で映画にもその哲学的知識が反映されている。映画は全編石川県の金沢市と加賀市で撮影された。

     

     

    「宇宙人の画家」は、裏日本K市を拠点とする国際的犯罪組織のボス、呂布000カルマ扮する「虚無ダルマ」を中心に思想と哲学が入り混じるショッキングな世界観が繰り広げられており、観る人の心を掻き乱す。一方、少年ホウスケは壮絶ないじめを受けながら「虚無ダルマ」が存在する世界を創り上げ自身と周りをパラレルワールドへと連れ込んでいく。現実社会のタブーや虚実に触れながら個々の葛藤を映し出し人類の破壊と再生を表現する。

     

     

    「宇宙人の画家」

    2021年日本、90分

    監督:保谷聖耀

    脚本:京阪一二三

    製作総指揮:小野寺生哉

    出演:渡邊邦彦、丸山由生立、呂布000カルマ、桐山瑠衣、大迫茂生、じろう

     

  • Channel 47の公式YouTubeチャンネルにて阪元裕吾監督の最新ショートムービー『ヘブンズラッシュ』公開!

    18.February.2022 | MOVIE

    バイオレンス映画界の奇才による『最強殺し屋伝説国岡』スピンオフ。「殺し屋」を新たな角度から描いた“問題作”に注目。

     

    Channel 47は、『カナザワ映画祭』の魅力を世界に発信する取り組みの一環として、阪元裕吾監督の最新ショートムービー『ヘブンズラッシュ』を公式YouTubeチャンネルにて公開した。

     

    『ヘブンズラッシュ』は、『ある用務員』『黄龍の村』などで知られる阪元監督の最新作『最強殺し屋伝説国岡』(2021年)のスピンオフ作品。山口大地演じる1億円の賞金首となった殺し屋・倉田善治郎にさまざまな殺し屋が襲いかかる内容で、2021年の『カナザワ映画祭』でも上映された『ベイビーわるきゅーれ』で主演を務めた伊澤彩織も出演し、2人の大迫力のアクションシーンが見どころになっている。

     

    撮影はすべて石川県金沢市内で実施。Channel 47は、この動画を世界に向けて発信するため、英語字幕の制作も担当している。

     

    タイトル:「ヘブンズラッシュ」

    2022年日本、9分

    監督・脚本:阪元裕吾

    アクション監督:三木一輝

    製作:小野寺生哉

    制作:後藤剛

    撮影:今井哲郎

    出演:山口大地、伊澤彩織、福田茉耶、絢寧、伊能昌幸

     

    監督プロフィール

    阪元裕吾(さかもと・ゆうご)

     

    1996年大阪生まれ。20歳で発表した殺人を趣味にするカップルを描いた『ベー。』で『残酷学生映画祭2016』のグランプリを受賞した際に、白石晃士監督(『不能犯』)に「才能に嫉妬する」と言わしめ、サイコ殺人鬼と凶暴兄弟の対決を描いたウルトラ暴力映画『ハングマンズ・ノット』では『カナザワ映画祭2017』で期待の新人監督賞と出演俳優賞のダブル受賞、続くパン屋を舞台にしたブラックコメディ『ぱん。』では「MOOSICLAB」で短編部門グランプリ、『ゆうばり国際ファンタスティック映画祭』で短編コンペティション部門グランプリを受賞、さらに海外映画祭初参加で挑んだ『プチョン国際ファンタスティック映画祭』では審査員特別賞受賞を果たすなど、大学在学中に圧倒的な暴力描写で自主映画界を席巻。商業デビュー作となった『ファミリー☆ウォーズ』は実際に起こった事件からインスパイアされ、不謹慎だとSNSで大論争を巻き起こした。2021年は『ある用務員』(主演:福士誠治)、『黄龍の村』(主演:水石亜飛夢)、『ベイビーわるきゅーれ』(主演:伊澤彩織)、『最強殺し屋伝説国岡』(主演:伊能昌幸)が公開と、若い世代で最も多くの作品を世に送り出している注目の存在である。

     

    Channel 47がプロデュースした、2021年9月に石川県金沢市で同時開催された『カナザワ映画祭』および『タテマチ映画祭』のアフタームービー『HAKKEN -in Kanazawa Movie Festival-』はこちら。

    タイトル:「HAKKEN -in Kanazawa Movie Festival-」

    YouTube:https://youtu.be/ewrScVKQGXY

     

  • 「魔法少女まどか☆マギカ10(展)」が石川・金沢にて期間限定開催

    17.December.2021 | ANIME&GAME / SPOT

    「魔法少女まどか☆マギカ10(展)」石川実行委員会は、TVアニメ「魔法少女まどか☆マギカ」の展示会「魔法少女まどか☆マギカ10(展)」を金沢の香林坊大和にて2021年12月26日(日)から2022年1月12日(水)まで開催する。本展示会はTVアニメの放送から10周年を迎えたことを記念して開催されるもので中部・北陸に初上陸となる。

     

    「魔法少女まどか☆マギカ10」グッズ付入場券

     

    「魔法少女まどか☆マギカ10(展)」は、新規で描き下ろされたキービジュアルに加え、制作資料、イラスト、映像など多数のアニメーション資料の展示や空間演出にて作中の名シーンを再現し、魔法少女達が歩んできたストーリーを追体験できる複合型展示会となっている。

     

    また、本展示会のために描き下ろしたイラストを使用したタペストリーなどのオリジナルグッズに加え、金沢会場初登場となるご当地アクリルチャームなど貴重なアイテムの販売も予定している。

     

    さらに、今回は年末年始の開催ということで、遠方から訪れる全国のファンにとっては10周年を記念する特別な展示会とともに、加賀百万石の美しい雪景色やカニやのどぐろなど日本海の海の幸を一緒に堪能できる機会にとなるだろう。この冬休みは家族や友人と一緒に「魔法少女まどか☆マギカ10(展)」へ足を運んでみては?

     

     

     

    (C)Magica Quartet/Aniplex・Madoka Partners・MBS

  • 金沢の私設現代アート美術館「KAMU kanazawa」、新スペースにて諏訪綾子の新作「TALISMAN in the woods」展示

    17.December.2021 | FASHION / SPOT

    私設現代アート美術館「KAMU kanazawa(カム カナザワ)」に、6番目のスペース「KAMU kk(カム ケーケー)」が2021年12月17日(金)にオープンする。多目的企画展示スペースとして作られた「kk」の初回企画は、フードアートの分野で活躍する諏訪綾子の新作「TALISMAN in the woods(タリスマンインザウッズ)」を公開。自然、都市、水の循環をテーマに白山と金沢を舞台に作品が展開される。

    TALISMAN in the woods ©Ayako Suwa Courtesy of KAMU kanazawa 



    2020年の開館から1年半、個性の異なる美術館の展示スペースを街中に出現させ続けたKAMU kanazawa。10月の「KAMU tatami」オープンも記憶に新しい中、6つめのスペース「KAMU kk」は約4年半限定の、時間と共に都市の役割や形が変わる事で美術館のあり方も変えていくというKAMUの思想に沿った展示室となっている。

    KAMU kk Courtesy of KAMU kanazaw


    KAMU kk の舞台になるのは金沢の中心地「片町」と「柿木畠」エリアを横断して立つ施設「Prego(プレーゴ)」の一角。高さ5m、幅奥行き7mの空間は、劇場のような雰囲気で多様なジャンルの作品を魅力的に演出するスペースとなっている。また商業施設全体の外観と全く異なる印象の展示空間は、街中に展示室のあるKAMUならではのギャップを楽しめる空間が広がる。

    TALISMAN in the woods ©Ayako Suwa Courtesy of KAMU kanazawa 


    「kk」初回展示は諏訪綾子の「TALISMAN in the woods」を公開する。循環をテー マにした本作品は、森と都市、水をキーワードに、展示作品を中心に一滴の雫のように美術館の外へ波紋が広がり、鑑賞者が日常の見えていなかった自然を感じたり 、 関わりのなかったコミュニティや自然に繋がりが生まれるような作品となっている。本展では石川県の広域に水を供給する水源地“白山”から多くのエッセンスを分けてもらい多感覚で諏訪が咀嚼する自然を鑑賞者があじわい、循環を体感できるインスタレーション。コロナウイルスが蔓延する2020年から作家がタリスマンと名付けて制作を始めた立体作品。この立体作品を白山で間伐された杉の枝葉を用い、KAMU kk のスケールに合わせメインとなるモニュメントとして展示する。

    ©Ayako Suwa Courtesy of food creation


    その他にも白山から採取した様々なエッセンスで展示空間を満たし、人々が日々体内に取り入れる水の循環を感じることのできる作品になっており、その水がどこから人々のもとに来て、この当たり前に届く恵みをどう持続させるか。その問いへと意識を向けるため、山の間伐した杉の枝葉を作品に使用し、展示を終えたタリスマンは白山の土へ還し美術館の展示と白山の自然を繋げる。そして作品制作時から白山の自然に関わる人々と交流し協力をしてもらいながら作家と共に、循環を生み出そうとしている。

    ©Ayako Suwa Courtesy of food creation


    本展示は美術館だけがプロジェクトではない。現在プロジェクトの一環として開催中のクラウドファンディングを通じて諏訪の作品「タリスマン」などを手にすることができる。また単に作品を所有するだけでなく、白山からのタリスマンが枯れた後、それ自体が森への招待状になる。それらを白山に持ち寄り作家が主催する、「タリスマンを森に返すリチュアル」に参加してもらい循環に加わるプログラムも行われる。

     

    TALISMAN ©Ayako Suwa Courtesy of food creation

     


    展示は2021年12月にスタートし、2年間の展示期間の中で、人、自然、都市が作品 をつうじてどのような繋がりを作り、循環を生み出していけるか、作家にとっても美術館にとってもチャレンジングなプロジェクトとなる。 展示される作品は自然物なので時間の経過と共に色や形を変えていき、白山から 採取した香は自然のコンディションや季節によって変化するので香が生まれるかもしれない。その時期その瞬間の循環のあじわいをKAMU kk」にて楽しんでほしい。

  • 金沢よりこだわりの文化を発信する『カナザワ映画祭』の魅力を世界に!Channel 47プロデュースのアフタームービーが公開

    01.December.2021 | BUSINESS / FASHION / SPOT

    期待の新人監督を“HAKKEN”!『カナザワ映画祭』ハイライト動画を制作

     

    エンタテインメントの力で日本・地方の魅力を海外に発信するChannel 47は、2021年9月に石川県金沢市で同時開催された『カナザワ映画祭』および『タテマチ映画祭』のアフタームービー『HAKKEN -in Kanazawa Movie Festival-』を制作した。映像はChannel 47の公式YouTubeチャンネルで視聴することができる。

    「HAKKEN -in Kanazawa Movie Festival-」

     

    このプロジェクトは、2021年9月に金沢市で開催された『カナザワ映画祭』および『タテマチ映画祭』を海外にPRする取り組みの一環としてChannel 47がプロデュースしたもので、『カナザワ映画祭』の目指す“地方からの文化発信”という理念と、Channel 47の“日本・地方の魅力を世界に発信する”という目的が合致したことで実現された。

     

    なお同プロジェクトに伴い、Channel 47は『カナザワ映画祭』の授賞式にAMIAYA、悦奈の2組(ともにASOBISYSTEM所属)を特別ゲストとして招き、同映画祭の「期待の新人監督」グランプリに輝いたMELIA監督に「Channel 47賞」を贈呈した。

     

    今回制作されたアフタームービーは『カナザワ映画祭』および『タテマチ映画祭』の魅力を凝縮したもので、『カナザワ映画祭』を主催する一般社団法人映画の会の小野寺生哉氏や、「期待の新人監督」グランプリを受賞したMELIA監督へのインタビューも収録。本年度の映画祭のハイライトを端的にドキュメントした内容に仕上げた。

     

    HAKKEN -Discover Kanazawa with AMIAYA-

    同じくChannel 47がプロデュースした、『カナザワ映画祭』を通じ金沢市のポップな観光スポットを“発見”するプロモーション動画「HAKKEN -Discover Kanazawa with AMIAYA-」

     

     

    HAKKEN -Experience Kanazawa’s History with ETSUNA-

    同じくChannel 47がプロデュースした、『カナザワ映画祭』を通じ金沢市の街の奥深さを“発見”するプロモーション動画「HAKKEN -Experience Kanazawa’s History with ETSUNA-」。

     

     

    『カナザワ映画祭』は、一般社団法人映画の会(代表理事:小野寺生哉)が“まちなかの発展”と“地方からの文化発信”を趣旨に、金沢21世紀美術館 シアター21などで継続開催している映画祭。15回目となった今年は、2021年9月18日(土)から20日(月・祝)にかけて催されました。毎年こだわりの作品の上演はもちろんのこと、積極的に新人監督を発掘する「期待の新人監督」プログラムにも定評がある。今回の「期待の新人監督」には83本の作品がエントリーされ、うち11本が上映権を獲得した。グランプリは、MELIA監督の『体験型ツアー』が受賞。MELIA監督には、今回特別に設けたChannel 47賞も授与している。

    一方『タテマチ映画祭』は、『カナザワ映画祭』と同時・共同開催として、館町商店街振興組合が主催している映画祭。会場は街の中の立体駐車場であるタテマチパーキングの屋上で、野外音楽フェスのように映画を楽しめるロケーションが人気だ。今回は、2021年9月17日(金)から19日(日)にかけて実施された。

     

    公式サイト:https://www.eiganokai.com/event/filmfes2021/kanazawa/

     

     

    Channel 47は、エンタテインメントの力で日本・地方の魅力を海外に発信するプロジェクト。タレント・クリエイターが参加するイベントの企画や、日本の伝統や文化を海外に伝えるコンテンツの制作などを行う。

    公式サイト:https://channel47.jp/
    問い合わせ:info@channel47.jp

  • AMIAYA、悦奈が金沢を“HAKKEN=発見”金沢市の魅力を世界に発信するPVをChannel 47がプロデュース

    16.November.2021 | BUSINESS / FASHION / FEATURES / MOVIE / SPOT

    エンターテインメントの力で日本文化・地方文化の魅力を海外に発信するChannel 47(以下、当社)は、本日11月16日、石川県金沢市の観光資源を海外向けにPRする映像作品『HAKKEN』シリーズを2本公開した。

     

    「HAKKEN -Discover Kanazawa with AMIAYA-」

     

    「HAKKEN -Experience Kanazawa’s History with ETSUNA-」

     

    これらの映像作品は、2021年9月に金沢市で開催された『カナザワ映画祭』を海外にPRする取り組みの一環として当社がプロデュースしたもので、『カナザワ映画祭』の目指す“地方からの文化発信”という理念と、当社の“日本・地方の魅力を世界に発信する”という目的が合致したことで実現した。

     

    出演者には、映画祭の授賞式にもゲスト参加したAMIAYA、悦奈の2組(ともにASOBISYSTEM所属)を起用。映画祭に参加するために金沢を訪れた2組が、それぞれの目線で街の奥深さを“HAKKEN”する様子を、市内の美しいロケーションと共に表現している。

     

    AMIAYAはポップに、悦奈はしっとりとそれぞれが“HAKKEN”した金沢の奥深さ

     

    「HAKKEN -Discover Kanazawa with AMIAYA-」

    ■YouTube:https://youtu.be/a9-gD-ftTE0

    ロケ地:近江町市場、金沢21世紀美術館、つば甚、志摩、グリルオーツカ、箔座ひかり藏、本田屋食器店、長町武家屋敷など

    ■出演:AMIAYA

    ■公式サイト:https://asobisystem.com/talent/amiaya/

    AMI Instagram:https://www.instagram.com/amixxamiaya/

    AYA Instagram:https://www.instagram.com/ayaxxamiaya/

    Twitter:https://twitter.com/AMI__AYA

     

     

    「HAKKEN -Experience Kanazawa’s History with ETSUNA-」

    ■YouTube:https://youtu.be/Z3h-57mhouU

    ■ロケ地:ひがし茶屋街、杜の中の工房 北陶、いしかわ赤レンガミュージアム、国立工芸館、石川橋、三の丸広場、玉泉院丸庭園、アンティークキモノ 装姫、中の橋、主計町茶屋街、つば甚、久連波など

    ■出演:悦奈

    ■公式サイト:https://asobisystem.com/talent/etsuna/

    Instagram:https://www.instagram.com/etsunaotsuka/

    Twitter:https://twitter.com/etsuna_artist

     

     

     

    『カナザワ映画祭』

    『カナザワ映画祭』は、一般社団法人映画の会(代表理事:小野寺生哉)が“まちなかの発展”と“地方からの文化発信”を趣旨に、金沢21世紀美術館 シアター21などで継続開催している映画祭。15回目となった今年は、2021年9月18日(土)から20日(月・祝)にかけて催された。毎年こだわりの作品の上演はもちろんのこと、積極的に新人監督を発掘する「期待の新人監督」プログラムにも定評がある。今回の「期待の新人監督」には83本の作品がエントリーされ、うち11本が上映権を獲得した。グランプリは、MELIA監督の『体験型ツアー』が受賞。MELIA監督には、今回特別に設けたChannel 47賞も授与している。

    ■公式サイト:https://www.eiganokai.com/event/filmfes2021/kanazawa/

     

     

    Channel 47

    Channel 47は、エンタテインメントの力で日本・地方の魅力を海外に発信するプロジェクト。タレント・クリエイターが参加するイベントの企画や、日本の伝統や文化を海外に伝えるコンテンツの制作などを行う。Channel 47では、今回の『カナザワ映画祭』のアフタームービーも制作しており、当社の公式YouTubeチャンネルなどで後日公開する。また、カナザワ映画祭のスカラシップ作品として今年のタテマチ映画祭で上映された『宇宙人の画家』の英語版字幕の制作も手がけるなど、同イベントの魅力を海外に発信するためのさまざまな施策に取り組んでいる。

    ■公式サイト:https://channel47.jp/

    ■問い合わせ:info@channel47.jp

     

    TALENT PROFILE

    AMIAYA

    15歳で上京し原宿のストリートをゼロからスタートした双子の姉妹。青文字系雑誌でモデルを務めすぐに、独創的な着こなしとヘアメイクを真似するファンが急増。一躍、原宿を代表するスターモデルとなる。2010年7月に発売した『AYA AMI BOOK』(祥伝社刊)は計4万部の発行部数を記録。その後も活動の幅を広げ、『NYLON JAPAN』でも表紙を飾り連載をスタートさせるなど多ジャンルのファッション誌で活躍している。モデル業以外では、アパレルブランドド”jouetie”をコンセプターとなり立ち上げ、日本のみならずアジア全域で人気のブランドに上り詰めている。そして2013年、ユニバーサルミュージック ファー・イースタン・トライブ・レコーズより、メジャーデビューミニアルバム「TOKYO POP」をリリース。幼い頃からの夢であったアーティストとしても活動している。

  • 「ハイアット セントリック 金沢」期間限定ハロウィンメニュー登場

    13.September.2021 | FOOD / SPOT

    「ハイアット セントリック 金沢」のオールデイダイニング「FIVE - Grill & Lounge」が、ハロウィンにちなんだケーキセットやパフェ、マフィンなどの新しいスイーツ、さらに黒づくしのメニューで構成したランチ・ディナーの提供を2021年10月1日(金)より順次開始する。魔女やおばけのいたずら心溢れるカクテルとモクテルもお楽しみに。

     

    Halloween Cake Set 

     

    黒ゴマプリン

    ミイラマカロン

    おばけムース

    カボチャアイスクッキーサンド

    棺桶のタルト

    モンスターシュークリーム

    Halloween Parfait Set

    Halloween Dinner/Lunch Course

     

    Halloween Muffin Box

     

    Halloween Cocktails 

    Spooky Night

    Hallo-Wine Sangria

    I sWitch (Mocktail)

     

    「Halloween Cake Set」は、ジャック・オ・ランタンやおばけ、デビルなどのモンスターたちを可愛らしいスイーツに仕立てた遊び心とこだわりが詰まったケーキセット。カシス、チョコレート、目玉チョコ、モンスターチョコなどを使用したポップなハロウィンパフェ「Halloween Parfait Set」は、重なり合う様々な食感やフレーバーを味わうことができる。

     

    ハロウィンといえばオレンジや紫のカラーが思い浮かぶが、「Halloween Dinner/Lunch Course」では、ダークなイメージで、今にもおばけが出てきそうな雰囲気でまとめた。薄暗いハロウィンの夜をイメージして全体をブラックとグレーのシックな色味で揃え、料理を食べ始めた瞬間飛び出す意外な色と味わいでハロウィンならではのサプライズを展開する。

     


    秋の食材を使用し、見た目もかわいいいミニマフィンセット「Halloween Muffin Box」は、数量限定で販売なのでお見逃しなく。

     


    不気味な夜のハロウィンに、魔女やおばけのいたずら心溢れるカクテルとモクテル「Halloween Cocktails 」が登場。Spooky Nightは、ジンをベースにすっきりさわやかな味わいのカクテルをボールドなブルーカラーで仕上げ、流れる血のようなグラスに口をつけると唇が真っ赤に。秋らしい果物を使った自家製サングリアHallo-Wine Sangriaは、サングリアの中から浮かび上がる骸骨がだんだんと沈みドリンクの中に葬られるようなデザインが印象的だ。モクテルのI sWitchは、添えられている赤いシロップを綿あめの上からかけるとまるで魔女のいたずらのように、見た目と味わいが「switch」(変化)する様子を愉しめる、すっきりしたノンアルコールモクテル。

     

    ハロウィンの世界観広がる遊び心満載のメニューを堪能してみては?

  • 金沢21世紀美術館でアジカンなどのアートワークを手掛けた中村佑介の個展開催

    08.May.2021 | FASHION / SPOT

    金沢21世紀美術館にて、史上最大規模となる「中村佑介展」が2021年4月29日(木・祝)よりスタートした。また、著者自身初となるCDアートワーク全集「PLAY」が、会場にて先行発売する。全国発売は5月28日(木)より開始。

     

     

    「中村佑介展」

    目次

    ASIAN KUNG-FU GENERATION、さだまさし、スピッツなど豪華アーティストのCDジャケットたち

    書下ろし解説付き!

    ラフも充実!

    後藤正文(ASIAN KUNG-FU GENERATION)との対談も!

     

     

    ASIAN KUNG-FU GENERATION、ゲントウキ、さだまさしといった有名アーティストたちのイラストを数多く手掛けてきたイラストレーター・中村佑介。これまで発表された著者既刊の累計は、イラストレーターとしては異例の24万部。名実ともに今日本でもっとも活躍するイラストレーターのひとりと言っても過言ではない。

     

    今回、自身初となるCDアートワーク全集発売にあたり、サイズ・レイアウト・言葉のひとつひとつにまでこだわりぬいた。タイトル「PLAY」は、「新たな一曲を“PLAY”するきっかけに」という願いから。解説やラフ・対談など、イラストをもっと楽しむためのコンテンツを掲載した本書は、まるで中村佑介展がそのまま本になったよう。会場を楽しんだあとは、この本でおさらいしたくなること間違いなし。もちろん、本書に収録された解説や対談は、会場でも見られない「PLAY」だけのもの。眺めるだけでなく、「読み込みたくなる」一冊に仕上がっている。さらに、2002年から2020年までに発表された、イラストを担当したすべてのアーティストのCDジャケットにはじまり、歌詞カードに添えられたイラストやバンドロゴまで贅沢に収録。背景の細かい描写まで、時間をかけてたっぷりと楽しんでほしい。

     

    個展を訪れた後は、この一冊で著者の描く世界に魅了されてみては?

     

     

  • 金沢で開催される日本唯一の工芸フェア開催決定!出展ギャラリー募集開始

    26.April.2021 | FASHION / SPOT

    ”工芸”に特化した日本唯一のアートフェア「KOGEI Art Fair Kanazawa 2021」が、2021年11月26日(金)から11月28日(日)の3日間に、ハイアット セントリック金沢で開催決定。開催決定に伴い、出展ギャラリーの募集も開始する。

     

    KOGEI Art Fair Kanazawa 2019の様子

    「KOGEI Art Fair Kanazawa」は、2017年から石川県金沢市で実施されている、工芸に特化したアートフェア。新進気鋭の若手作家の作品から世界で活躍する作家の作品まで、国内外のギャラリーが一堂に集結する。日本独自のファインアート「KOGEI(工芸)」の魅力を、茶の湯や禅、能楽など、様々な伝統文化が日常に根付く金沢のまちなかより発信してきた。本アートフェアでは、より暮らしに近い空間の中で芸術性、創造性の高い工芸作品をじっくり手に取ってもらうために、ホテルの客室を使った展示方法を採用している。


     5回目の実施となる「KOGEI Art Fair Kanazawa 2021」では、ホテル「ハイアット セントリック 金沢」と初のコラボを実施。ハイアット セントリック 金沢は、金沢を満喫する旅の拠点として2020年8月にオープン。館内には多くの地元作家の作品が展示されるなど、石川の文化の発信地としても親しまれている。

     

    日本唯一の工芸に特化したアートフェア「 KOGEI Art Fair Kanazawa 2021」をお楽しみに!

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