11月30日(土)、台北・中正紀念堂前民主大道前にてアジア最大規模のエンターテイメントイベント「ASIA FASHION AWARD 2019 in TAIPEI」が開催された。ONE ASIAをテーマにジャンルを超えたアジアを代表するアーティスト、モデル、クリエイター等総勢60人が集結し、1,500人の来場者と500万人以上にのぼるTV生中継、ライブ配信視聴者が見守る中、一夜限りの豪華イベントが大熱狂のうちに幕を閉じた。
オープニングステージでは、イベント公式アンバサダーを務める反町隆史と、アジアトップ女優のアリッサ・チアが登場。反町は、自身が出演するドラマがアジア中で放送され、多くの視聴者の心を掴み、日本エンターテイ ンメントのリーディングパーソンとして人気を博していることからアンバサダーに就任。オープニング挨拶では、 「(中国語で)皆さんこんばんは。(ここから日本語で)今日はたくさんお集まりいただきありがとうございます!僕は台湾に来るのは18年振りですが、こうやって来られたことを大変嬉しく思っています。ぜひ今日は楽しんでください!」と一大イベントのステージに立てることの喜びを伝えると、会場からは悲鳴にも近い歓声が沸き 起こり、華々しい幕開けを飾った。
「ASIA FASHION AWARD」の目玉のひとつでもあるライブステージに最初に登場したのは、今年「ゴールデ ン・メロディー・アワード (金曲奨)」で最優秀新人賞を受賞した大注目のアーティスト ØZI。アジアの若手ア ーティストの代表として「C-POPの中のR&B精神を、アジアだけではなく、世界中の皆さんに伝えたいです!」 と意気込みを語り、アジアのアーティストが益々世界を舞台に活躍していくことを確信させるような圧巻のパフォーマンスを披露した。
また、アジアを代表するセクシーアイコン、キム・ヒョナ、さらにMVのYOUTUBE 再生回数1億を超え、名実ともにアジアNo1アーティストのひとりである香港出身の G.E.M.も登場。G.E.M.は「このステージを楽しめてよかったです!昨日のリハーサルからすごく楽しみにしていました!」とコメントし、圧巻の歌声を見せつけたライブステージを締めくくった。
アジアから世界で活躍するモデル・アーティストを発掘するアジア一斉オーディション「ONE ASIA オーディション」では、600人を超えるエントリーから香港出身の Wai Tsz Ying(ウェイ・ツー・イン)が見事グランプリに選ばれた。今年、女性の間で大人気アイテムとなったアイライナー「CAROME」をプロデュースし、今後のア ジア展開も計画中のダレノガレ明美が、アジアの美のサポーターとしてアンバサダーに就任し、プレゼンターを務め、「最初にオーディションで見た時から、モデルさんになる方かなと思っていたので、グランプリを獲られて私も嬉しいです!」とお祝いの言葉を贈った。
ファッションステージでは、アジア中から集まった総勢14名の豪華モデル達がランウェイを彩り、日本からは香川沙耶、アンジェラ芽衣、蜂谷晏海らが登場。スタイリングは、台湾出身の新進気鋭デザイナーのダニエル・ウォンと、アジアのサーフスタイルに寄り添う日本のアパレルブランド「beach me」によるミックスコーディネートが披露された。
この日、会場のボルテージが最高潮に達したのは、Kis-My-Ft2 のライブステージ。デビュー曲「Everybody Go」や、11月13日に日本で、29日に台湾でリリースされたばかりの新曲「Edge of Days」など計5曲を披露。お馴染みのローラースケートで特設のランウェイを駆け抜けるパフォーマンスや、中国語も交えた軽快なトークで会場中をキスマイ一色に染め、今回が国外初パフォーマンスとは微塵も感じさせない堂々のステージでアジアから絶大な人気を誇っていることを改めて証明した。公演後には玉森が「今回初めて、台湾の皆さんと盛り上がることができてとても楽しかったです!ありがとうございました!(中国語で)ありがとう!」と感想を述べ、続く北山は「台湾に何回も来られるようなアーティストになりたいですね!コンサートで!」と今後日本を代表するアーティストとして海外進出していくことへの意欲をのぞかせた。特設ドームならではの超至近距離による臨場感溢れた舞台での華々しい国外初パフォーマンスの瞬間に立ち会ったファンたちからは、ステージ終了後も割れんばかりの歓声が鳴り響いた。
アジアの文化向上・発展、個性形成、学問的進歩に国を超えて顕著な功績を残した方を表彰する「ASIA FASION AWARD CEREMONY」では、動画クリエイターHIKAKIN、香港料理界の若きスターシェフ ヴィッキー・チャン、台湾映画監督 ウェイ・ダーションの3名にトロフィー授与が行われた。日本のみならず、アジア中の動画クリエイターたちに夢や影響を与えているHIKAKINは、イベント公式アンバサダーの反町隆史からトロフィーを授与された。反町隆史とHIKAKINという滅多に見ることが出来ない2ショットに会場が沸いた。
イベントの最後には、”Think ONE ASIA project“の一環として、誰もが自由に自分が撮った映像や写真、音楽などを、誰とでもコラボレーションすることができるオンラインプラットフォーム「&AND(アンド)」を2020年にローンチすることが発表された。まさに「ASIA FASHION AWARD」がイベントだけではなく、様々な形で 「ONE ASIA」の後押しをしていくことが表明され、会場の観客からは早くも大きな期待が寄せられた。
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