「ル・ピュルガトワール・54」はパリ10区にある現代美術と美食文化をメインとする特別なオープンスペース。オーナーのアラン・シレリさんこだわりのモダンで落ち着いたデザインに料理イベントに欠かせない広いキッチンスペースが地下に用意されています。
そんな素敵な場所で2019年11月4日に日本国農林水産省が主催する日本産食材とサポーター店PRイベント「Taste of Japan in Paris ~Trends in Japanese Cuisine(日本食のトレンド)」が開催されました。
イベントでは、フランスでも入手出来る日本産食材を使って、和食・フレンチ・スイーツをそれぞれシェフとパティシエが調理。デモンストレーションを通じてフランスの人たちに日本産食材の魅力や活用方法を発信していきます。
和食担当の竹中徹男シェフをはじめ、フレンチの手島竜司シェフ、そしてスイーツはパティシエの石原三記子さんがデモンストレーションを披露しました。
まず、竹中シェフが紹介するレシピは白味噌汁と和牛の塩糀焼。
竹中シェフは【京料理 清和荘】の三代目を務めながら、海外でも「日本食の魅力」を多くの人に知ってもらうため様々なイベントに参加されています。
「日本食の基本はやはりダシ。」そう言いながら、シェフは昆布のみのダシと、鰹節をいれたあとの昆布ダシをフランスの方々に試飲してもらいます。
試飲した人々からは、「おいしい ! 」「まろやかだわ。」というコメントが。
竹中シェフによると、ダシに馴染みのない海外の方も”おいしい” と感じるのは、海外で日本産食材の利用が増えつつあり、その「香り」に慣れてきたからだそう。
12年前、竹中シェフの先輩方がフランスの料理学校で日本のダシを外国人の方に試飲してもらった時は、みなさんその味わいが苦手だったようです。フランスの人たちがダシをおいしいと感じるのは、日本産食材がフランスに浸透している証なのですね。
完成した白味噌汁はとても甘く、ほうれん草の優しい苦味と相性が抜群でした。
二品目は和牛の塩糀焼を調理します。「麹(糀)」とは穀物をカビ発酵させたもの。豊富に酵素を含んでおり、美容の面でも注目されています。
じゅわっと焼きたての和牛に竹中シェフが山椒をかけると・・・
喉が鳴るような音と香りで観客の視線は程よい脂の照りを見せる和牛に釘づけ!
和牛の塩糀焼を一口食べると、あっという間に口の中で溶けてしまいました。
続いては、フレンチの手島竜司シェフが手がける「和牛のしいたけのバロティーヌ/発酵牛乳/じゃばら酢のジュレ」と、「コンテチーズと西京味噌のラヴィオリ」。
フレンチの奥深さに心を打たれ、26歳で渡仏した手島シェフ。16区にある凱旋門に近い「Restaurant PAGES」はなんとオープンからたったの1年半でミシュラン1つ星を獲得しました。
シェフが手がける、日本産食材を使った日仏の「マリアージュ」料理が楽しみです。
調理スペースには、和食 によく使われる食材以外にも、フレンチらしいコンテチーズや生クリーム、シブレットが用意してあります。
そこで ひときわ目を引いたのは、綺麗な深い緑色の液体が入った瓶。
「これは ?」と一人の観客が尋ねると、手島シェフは「青海苔のグレープシードオイルです」と答えました。ペパンオイルはクセがなく、香りもほぼしないため青海苔と合わせるのはもちろん、色々な食材と混ぜるのがおすすめだそう。観客は目をキラキラさせながら瓶を眺めていました。
手島シェフは西京味噌の香りをもっと香ばしくするため、味噌を火で炙りました。
食欲を誘う甘い香りが・・・!
お腹が鳴ってしまいます。
手島シェフがこのイベントのために調理した特別メニューがあっという間に完成。
シブレットのフレッシュさと甘い脂がのっている和牛。
中からは山椒の香りがふわっと。
食べてみると椎茸の深い味とまろやかなマスカルポーネとリボの乳のソースがとても合います。美味しい日本酒やワインにピッタリの味わいです。
とても可愛らしいバトーの形のラヴィオリ。作りたてで、中はほっかほか。コンテチーズと香ばしい西京味噌の組み合わせのクリームがとろり。日仏のマリアージュ、素敵です !
最後の調理デモンストレーションは特に甘党のみなさんが楽しみにしていた、スイーツ。
石原パティシエが担当です。嬉しいことに4品も !
石原パティシエは1区にある「パレ・ロワイヤル」のレストランで2017年パティシエとしてミシュラン一つ星を獲得。さらに2019年からは「クラウン・プラザ パリ」にてパティスリー責任者を務めています。
豆乳パンナコッタ、抹茶ケーキ、グラノーラのローズ・デ・サーブル。
そして豆乳のチョコトリュフ。
どれも美味しそう。
石原パティシエが可愛く盛り付けた、カラフルでフルーティなスイーツに観客も興味津々。
また、ヘルシー&ビーガンがトレンドの今。豆乳は特に注目を浴びていました。
「豆乳のパンナコッタって癖があると思ったらこんなにも食べやすいのね。」、「抹茶のケーキが大好きなんだ。」、「このトリュフも豆乳かい ? 驚いた。とてもさっぱりしている。」などなど嬉しそうにスイーツを頬張る人たち。
甘すぎず、抹茶のほろ苦さと豆乳のまろやかさが絶妙のバランスで、とってもフレッシュ。また、パンナコッタの硬さもちょうどよく、ライスグラノーラのカリカリ食感と、とても合いました。
石原パティシエはここ数年、パリで日本産食材が多く取り扱われるようになったと言います。スイーツやフレンチでも様々なキュイジニエ(料理人)達が日本の食材に魅了されているそう。その中でも、「ゆず」、「抹茶」、「黒胡麻」、「あんこ」などが特に人気なんだとか。
フレンチのコース料理で和菓子を食べる日も近いかもしれません。
イベントには調理デモンストレーションで使われた日本産食材を紹介するブースや、まだまだパリでは珍しい日本の調味料・食材が展示されているブースがありました。
「山椒」、「塩麹」、「椎茸」を提供した日本産食材を輸入する「UMAMI」。
ブースに並べられた様々な食材を、フランスの人たちが興味深く試食したり、質問していました。
来場者に聞いてみると、家でよく日本料理を作っているそうで、今回も日本の食材を探しにきたそう!すごい!
「LUPICIA Co., LTD.」は東京でも有名なお茶屋さん。パリでもとっても人気なお店です。
「パリジャンに一番人気なものは ?」と尋ねたところ、
「煎茶や玄米茶ですね。デトックス効果を求めて買うお客様が増えているんですよ。今では日本茶は馴染みのあるものです。」と教えてくれました。
「MURASE Co. , LTD. 」はお米やお米の加工品を製造・販売している企業です。このブースで気になったのは、石原パティシエが使用していた「グルテンフリーの米のグラノーラ」。きな粉味、メイプル味、そしてダシ味もありました。メイプル味が人気なのかなと思いきや、パリジャンに人気なのはきな粉味だそう!
今回一番興味深かったのは、「日本産食材」がパリの人にとって「発見」ではなくなりつつあること。そして、「醤油」と言えば誰でも分かり、「味噌」を使っている人も増えてきていること。
フランス人の日本食に関する興味がこのまま増えていけば、もっとディープな日本産食材が紹介され、食材の活用方法をより知ってもらうことができそうです。
日本食を食べるだけでなく、これからは ”外国人が日本食を自分で作る” フェーズに入っていくのかもしれません。
<イベント出展社リスト>
UMAMI https://www.umamiparis.com/fr/
FOODEX https://www.foodex.fr/
LUPICIA CO., LTD. http://www.lupicia.fr
Takara Food’s CO., Ltd https://www.takara-jp.com/
FUJI OIL HOLDINGS INC. https://www.fujioilholdings.com/en/
MURASE Co., Ltd. https://www.murase-group.co.jp/
Sumiya Bunjiro Brewery Co., Ltd. http://www.mikawamirin.com/en/
HAKKAISAN BREWERY CO., LTD. https://www.hakkaisan.com/ *
*pour acheter le produit, visitez GALERIE K PARIS https://galeriekparis.com/eshop/
ÔYA Paris-boeuf japonais https://www.oyaparis.eu/
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ロリィタのコートといえば、襟や袖にファーのついたものが多い印象を受けますが、トレンチコートを合わせるのも◎ ファーがたっぷりついたコートはあったかくてふわふわでカワイイのですが、着こなしが難しい・・・。 それに比べてトレンチコートは前を開けてワンピースを魅せるもよし、ボタンを閉めて寒さを凌ぐのもよし、と、2通りのコーディネートが出来るので、1着もっていると本当に使い勝手がいいです。春や秋のちょっと肌寒い時期にさらっと羽織って防寒できるのもいいですね。 ジャンパースカート×グレーベスト
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2人の関係は始めは特に何も話したことのないクラスメイトのはず…でした。 しかし、病院で「僕」は”共病文庫”という本を偶然拾います。それは、クラスメイトの「山内桜良」が書いていた日記で、彼女が膵臓の病気にかかっている事を知ります。 https://twitter.com/kimisui_movie/status/844735229902274560?s=21 https://twitter.com/kimisui_movie/status/879600249500598273?s=21 クラスで人気者の彼女がまさか、膵臓の病気だなんて「僕」は知りもしませんでした。 彼女は、この病気の事を家族以外の人達には秘密にしていたのです。 そんな彼女の秘密を知ってしまった”地味なクラスメイト”の「僕」と、まったく正反対の、膵臓の病を秘密にしている”クラスの人気者”の「山内桜良」との甘酸っぱい恋愛ストーリーとなっています。 https://twitter.com/kimisui_movie/status/868708467804168192?s=21キャスト
実写版の「君の膵臓を食べたい」(以下、キミスイ)は、同一人物の現在と過去(12年前)を異なるキャストで描いています。 過去では、浜辺美波(山内桜良 役)・北村匠海(僕、志賀春樹 役)・大友花恋(滝本恭子 役)・矢本悠馬(ガム君 役)が出演しています。 浜辺美波と北村匠海はこれが映画初共演で、膵臓の病気を抱えた彼女の闘病生活を綴った日記を見つけた同級生の(僕)との関係が泣ける、と話題になりました。 現代では、小栗旬(僕、志賀春樹 役)・北川景子(滝本恭子 役)・上地雄輔(ガム君 役)が出演。 映画の口コミには、小栗旬と上地雄輔が「大人になった彼らの雰囲気がマッチしててたまらなかった。」や「北川景子さんのドレス姿に釘付け」などと評判もよく、学生時代の僕らの存在をうまく引き立てていると感じました。 https://twitter.com/kimisui_movie/status/892247322234568705?s=21ここがオススメ!
僕が皆さんに観てもらいたい所は、山内桜良役の浜辺美波さんのちょっとわざとらしい元気な演技をしている姿です、その演技がとても魅力的です。 映画の世界と現実は違い、もちろん現実にこんな女の子はいないけど、”わかる”ととても親近感が湧きました。 また、ストーリーが進んでいくと同時に病気も少しづつ深刻化していくのですが、その時に出る表情などにも是非注目して欲しいです。 https://twitter.com/kimisui_movie/status/868753787149791232?s=21最後に
この映画を初めて観たのは、高校3年生の時でした。当時学生だった頃に観たので、同じ年代を描いたストーリーだったのでとても衝撃を受けました。 キミスイを通して、恋愛の甘酸っぱさと命の尊さを知ることができ今でも僕の中では一番好きな映画だと思っています。 中でも、浜辺美波さんの感情の豊かさには、とても心を惹かれました。 学生の方から大人の方まで共感できる部分が沢山ありますし、とてもわかりやすい内容となっているので是非皆さんにも観てもらいたいです。 また、浜辺美波さんと北村匠海さんは現在公開中の「思い、思われ、ふり、ふられ」にも出演しています。 是非彼女らの成長を劇場で観劇したいと思います。田村春凪 俳優とYouTubeの活動を行っており、ドラマ・映画で主演を務めること/YouTubeではチャンネル登録者数100万人を達成してFun Festに出ることを目標に活動中。特技の野球、趣味の映画鑑賞・ゲームを通して様々な情報を発信している。 -
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