T.M.Revolutionがデビュー20周年を記念し台湾ライブを開催、2,500人の観客が熱狂

20.February.2017 | MUSIC

2017年5月13日・14日に、さいたまスーパーアリーナでデビュー20周年イヤーの集大成となるメモリアルライブ「T.M.R. LIVE REVOLUTION’17 -20th Anniversary FINAL-」を開催するT.M.Revolutionが、2月19日に台湾で単独ライブを開催した。

TMR Taiwan 1

 台北の中心地にあるホール、TICC台北国際会議センターで開催された「T.M.R. LIVE REVOLUTION’17 -Route 20 ASIA TOUR to Taipei-」には、開場前から多くの現地ファンが集まり、ロビーで記念撮影をするなど公演前から期待の高さが伺えた。

台湾会場内観

 オーディエンスの期待が膨れ上がる中、遂にライブがスタート。「HIGH PRESSURE」「WHITE BREATH」「HOT LIMIT」といった大ヒット曲に加え、海外でも人気の高い「INVOKE -インヴォーク-」や「ignited -イグナイテッド-」なども披露し、さらに台湾でも放送された『Thunderbolt Fantasy 東離劍遊紀』の主題歌「RAIMEI」を含む全19曲を熱唱した。約2時間にわたる圧巻のステージパフォーマンスに、会場に集まった2,500人の観客は熱狂した。

TMR Taiwan Main

 また、西川貴教はMCの大半を台湾語で行ったため現地のファンは大いに盛り上がり、国境を越えた感動的なステージとなった。T.M.Revolutionが台湾でワンマンライブを開催するのは、2014年10月以来2度目。ホール規模の公演は今回が初となる。

 

■Information

T.M.R. LIVE REVOLUTION’17 -Route 20 ASIA TOUR to Taipei-

開催日:2017年2月19日(日)

会場:TICC台北国際会議センター (台北市信義区信義路五段1號)

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  • 和楽器バンド、新年会ライブでのべ15,000人を圧倒。アルバム四季彩-shikisai-」収録曲のMV公開

    24.February.2017 | MUSIC

    和楽器バンドが2月17日・18日の2日間にわたり、「和楽器バンド 大新年会2017 東京体育館 雪ノ宴・桜ノ宴」を東京体育館にて開催した。毎年恒例となっている新年会ライブは、徐々に規模を拡大。そして、今年は7,500人収容の東京体育館で2デイズを行うに至った。

     

    雪ノ宴㈰

    雪ノ宴㈪

     

    昨年は初となるアメリカツアー敢行や、国内の型ロックフェスへの出演など、大きな成長を遂げた彼ら。約8ヶ月ぶりとなる国内単独公演でもスケールの大きさを見せつけた。バンドカラーでもある紫色のペンライトが揺れるなか幕を開けた1日目の「雪ノ宴」は、オープニングの「華火」からテンションの高い演奏でオーディエンスを圧倒。ステージ両端からアリーナ席まで駆け回り、会場の広さを感じさせないパフォーマンスを展開。総勢30名に及ぶダンサーも、迫力のある動きでバンドを盛り立てた。

    桜ノ宴㈰

    桜ノ宴㈮

     

    1日目「雪ノ宴」では、デビューアルバム「ボカロ三昧」収録のボカロ曲カバーを多く披露したが、2日目の「桜ノ宴」はガラッと演目を変え、セカンドアルバム「八奏絵巻」の収録曲を中心としたセットリストで臨んだ。白、紫、黒を基調とした冬らしい和装が美しかった「雪ノ宴」から一転、「桜ノ宴」では花をあしらった衣装など、春らしい装いでステージを彩る。「なでしこ桜」で穏やかなオープニングを迎えたあとは、「戦-ikusa-」、「反撃の刃」とアグレッシブに展開。1日目と同様、大いに客席を盛り上げた。「ミ・ラ・イ」や「起死回生」といった、3月22日にリリースされる最新アルバム「四季彩-shikisai-」収録の楽曲も披露、新作への期待がより一層高まった。両日ともに大きな反響を呼んだ楽曲は、「四季彩-shikisai-」収録の「オキノタユウ」。ファンから「卒業式で歌いたい!」という声も上がっているというこの名バラードに、両日合わせて15,000人の老若男女が酔いしれた。

    終演後には「四季彩-shikisai-」の収録曲がダイジェストで流れ、1曲ごとに大歓声が沸き起こった。今作は、鈴華いわく「ライブのセットリストのようなアルバム」とのこと。今や世界へと人気を拡大させている和楽器バンドが今年も音楽シーンを席巻することになりそうだ。

    MVが公開となった「雪よ舞い散れ其方へ向けて」のミュージックビデオもチェックをお忘れなく。

    ■Information

    「四季彩-shikisai-」

    発売日:3月22日

    公式サイト:http://wagakkiband.jp/shikisai/

     

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  • きゃりーぱみゅぱみゅ×中田ヤスタカ、きゃりーの誕生日にスペシャルコラボステージを披露!

    31.January.2017 | MUSIC

    1/18に発売された中田ヤスタカ/きゃりーぱみゅぱみゅによるスプリット盤のリリースを記念して、きゃりーぱみゅぱみゅが24歳の誕生日を迎えた1/28(土)に「ASOBINITE!!! -KYARY PAMYU PAMYU BIRTHDAY SPECIAL- YSTK×KPP CLUB EDITION」を開催。今年11月に東名阪3箇所のみで開催され、各地満員御礼となった中田ヤスタカ × きゃりーぱみゅぱみゅによるツーマンライブツアー「~SPECIAL DJ×LIVE ZEPP TOUR 2016~『YSTK×KPP』」のCLUB EDITIONとして、中田ヤスタカときゃりーぱみゅぱみゅによるスペシャルなライブセットが披露された。

    ライブ写真_1

    2人のステージが始まる午前2時前からフロアは最高の盛り上がり。そして午前2時になり、この日のために特設されたステージのカーテンが開くと、観客の歓声とともに中田ヤスタカはCAPSULE 「Dancing Planet (remix feat. VERBAL) 」でステージに登場。続いてCapsule 「Hero」でオーディエンスのテンションをさらに高める。

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    そして、フロアのテンションが完全に高まったところで、赤いドレスに身をまとったきゃりーぱみゅぱみゅがステージに姿を現す。24歳になって1曲目は「CANDY CANDY <Remix Ver>」。きゃりーぱみゅぱみゅ自身もフロアを煽り、もはや文句なしの盛り上がり。

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    それに続いてきゃりーぱみゅぱみゅは「NO NO NO」、中田ヤスタカの「Motor Force ft.KPP」でフロアとコールアンドレスポンスをしたりと、彼女自身もこの記念日を心から楽しんでいた。そして、「ポリポンポン<PON PON PON ポリリズムmashup」という、中田ヤスタカが手がけるアーティスト2組の曲を見事に混ぜ合わせた、ならではのスペシャルなマッシュアップも披露。ファンが手拍子をしたりタオルを回したりと、ライブが進むごとに会場の一体感は増していく。

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    「もんだいガール」を歌ったあと、MCへ。20歳へのカウントダウンパーティから5年連続で行われてきたこのバースデーパーティだが、中田ヤスタカは「24歳のお誕生日おめでとう!このパーティは毎年続けていきましょう!」ときゃりーへメッセージ。

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    そしてきゃりーぱみゅぱみゅは「24歳の抱負は、友達とファンを増やすことです!私は結構控えめな性格をしているんですが、今年はもっと人と接するようにして、楽しい一年にしたい!」と、24歳としての抱負を語り、「にんじゃりバンバン」を歌唱。その後、ファンの間で1.2を争うほどの人気曲、「チェリーボンボン」を披露。続いて、中田ヤスタカ が手がけた映画「何者」のテーマソング「NANIMONO (feat. 米津玄師)」をプレイした後はきゃりーぱみゅぱみゅが「インベーダーインベーダー」「ファッションモンスター」を歌った。

    最後にきゃりーは「今日は来てくれてありがとうございます!とても幸せです!」と、この日のために駆けつけたファンに感謝を伝え、1月18日にリリースされたきゃりーぱみゅぱみゅの最新曲「原宿いやほい」を披露、ファンの大歓声に包まれながら2人はステージを去った。きゃりーぱみゅぱみゅ24歳のバースデーパーティは、中田ヤスタカとのスペシャルなコラボステージを前に、フロアを埋め尽くしたファンの熱気に包まれた最高の一夜となった。

    ■Information

    ダブルA面スプリット盤シングル

    中田ヤスタカ/きゃりーぱみゅぱみゅ

    『Crazy Crazy (feat. Charli XCX & Kyary Pamyu Pamyu) / 原宿いやほい』

    2017.01.18 release

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    TALENT PROFILE

    きゃりーぱみゅぱみゅ

    高校を卒業した2011年夏に、ワーナーミュージック・ジャパンから、中田ヤスタカ(CAPSULE)プロデュースによるミニアルバム「もしもし原宿」(8/17発売)でメジャーデビュー。2012年5月に発売した初のフルアルバム「ぱみゅぱみゅレボリューション」は、オリコンデイリーチャート初登場1位、さらにiTunesでも日本総合チャートや世界各国のエレクトロチャートで1位を獲得。その後、自身初となる全国ツアー、日本武道館単独公演、NHK紅白歌合戦初出場と快進撃を続ける。 2013年には、初めてのワールドツアー(8つの国と地域、13都市)を大成功させ、2013年6月に満を持して発表したセカンドアルバム「なんだこれくしょん」は、オリコンウィークリーチャート初登場1位を獲得。 そして2014年、2度目となるワールドツアー(11の国と地域、15都市)も大成功で終え、サードアルバム「ピカピカふぁんたじん」は、北南米、欧州、オセアニア、アジア圏など世界4大陸、15ヶ国(地域)で同時発売。2作連続となるオリコンウィークリーチャート初登場1位を獲得。そして約3万5千人を動員したホールツアー 「きゃりーぱみゅぱみゅの雲の上のHEAVEN’S DOOR」(15都市17公演)、さらに自身最大規模のアリーナツアー「きゃりーぱみゅぱみゅの からふるぱにっくTOY BOX」(9公演)が大盛況のうちに終了した。 そのかわいい容姿からは想像がつかないほど自由奔放で、オリジナリティ溢れる表現でファンを魅了し続けている。アーティスト活動とファッション面での活動を掛け合わせた、『HARAJUKU』のアイコンとしての存在が、全世界から注目を集める。

  • 中田ヤスタカ、kz、tofubeats、banvox、4人のレジデントが贈るLIVE&PARTY「YYY」アフターレポート

    25.January.2016 | MUSIC

    2016年1月24日(日)、日本のミュージック、ポップカルチャーを牽引するWARNER MUSIC JAPANとASOBISYSTEMが手掛ける最新型LIVE&PARTY「YYY(ワイワイワイ)」のローンチパーティー、Vol.0.5が渋谷SOUND MUSEUM VISIONにて行われた。

    中田ヤスタカ(CAPSULE)、kz(livetune)、tofubeats、banvoxの4名という、DJ/アーティスト、そしてプロデューサーとして全世界から注目を集める4人の集合ということだけあってチケットは事前に完売!
    少ない当日券を求めオープンから長蛇の列だ。

    banvox02

    オープニング後すぐに超満員になった会場に、オープニング映像と共に登場したのはbanvox
    全9面による映像やレーザーによる演出で会場は一気にレイブ感マックス!
    1曲目はbanvoxが手がけるGoogle Android CM楽曲「New Style」でスタート。自身の楽曲やリミックスワークを惜しげもなくドロップし、ベースミュージックやヒップホップの背景を持つbanvox流のダンスミュージックと、yakoによる映像演出と渋家&huezによる空間演出で視覚と聴覚は完全に開かれた。

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    続いて登場したのはkz(livetune)1曲目はlivetune feat.初音ミク「Tell Your World」とポーター・ロビンソンのマッシュアップでスタート。
    そのままEDMから歌物エディット、初音ミクなどあらゆるジャンルを横断したダンスミュージックを展開。
    ラストにはゲストとしてやのあんなが登場し、昨年結成されたlivetune+としての楽曲も披露。
    kz、livetune、livetune+が体験できる貴重なアクトとなった。

    tofubeats02

    続いて、メジャー2ndアルバム「POSITIVE」のRemixesを出したばかりのtofubeatsが頭からお祭り騒ぎで登場、
    続けてかけた「STAKEHOLDER」のイントロにはKOHHのラップをマッシュアップ! 次々と自身の楽曲のガラージやヴォーグ調に
    セルフリミックスした楽曲を、メガミックスばりに繋いでいくその展開はパーティーそのもの。
    中盤ではマイクを握り「朝ダン」「ディスコの神様」などアンセム連発。 会場と一体化し歌った後は、渾身の“笛テクノ”で
    クラブミュージックの醍醐味を観客に伝える。tofubeatsの数多くのMVやVJを担当する杉山峻輔による奥歯に挟まる映像演出が
    より一層tofubeatsの世界観を作り上げていた。

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    そして中田ヤスタカ(CAPSULE)の登場。1曲目はtofubeatsの「POSITIVE」のRemixesに収録されている
    「POSITIVE feat. Dream Ami – 中田ヤスタカ(CAPSULE)REMIX」でスタート!
    tofubeatsと中田ヤスタカが並びその楽曲を聞ける贅沢な展開だ。その後は自身のユニット・CAPSULE、きゃりーぱみゅぱみゅ、Perfumeなどのプロデュースワークで、会場全体をバウンス!
    歌いながら縦乗りレイブさせるその様子は、ポップソング代表格でありながらダンスミュージックとしても完璧な楽曲を生み出し続ける中田ヤスタカのDJならでは。本人によるDJでより説得力を増していた。
    鳴り止まないアンコールに1曲だけ答えた中田ヤスタカは、いつにも増して楽しそうに舞台を去っていった。

    中田ヤスタカ02

    ローンチパーティとは思えない盛り上がりを見せた「YYY」のローンチパーティー、Vol.0.5
    パーティーの最後には、「YYY Vol.1」の開催がアナウンスされた。Vol.1は今夏開催が予定されている。
    詳細はYYYオフィシャルサイトにて後日発表される。是非お楽しみに!

    【YYYオフィシャルサイト】yyy-official.com
    【YYYオフィシャルTwitterアカウント】@YYY_OFFICIAL
    【YYYオフィシャルFacebookアカウント】https://www.facebook.com/YYYOFFICIAL2016/
    【YYYオフィシャルInstagramアカウント】@YYY_OFFICIAL

    TALENT PROFILE

    中田ヤスタカ

    ‘01年に自身のユニットCAPSULEにてデビュー。日本を代表するエレクトロシーンの立役者であり、Kawaiiダンスミュージックからハードなトラックまで、その独自の感性によって世界中のアーティストから支持を受けている数少ない日本人アーティスト。Madeon、Porter Robinson、Sophie(PC Music)など海外の第一線で活躍中の彼らも「強くインスパイアされたアーティスト」として中田ヤスタカの名を挙げるなど、シーンへの影響力は絶大。 ソロアーティストとして、日本人初となるUltra Music Festival世界公式アンセム(2017)を手がけた「Love don’t lie(feat.ROSII)」、Zedd「Stay」のリミックス、Charli XCXとのコラボが話題となった楽曲「Crazy Crazy」、国内においては映画「何者」(’16)の主題歌「NANIMONO(feat.米津玄師)」などを発表している。 音楽プロデューサーとしてはPerfume、きゃりーぱみゅぱみゅなど数々のアーティストを世に送り出し、国内外のポップシーンを常に牽引してきた。 また、国際的なセレモニーへの楽曲提供などパブリックな作品の他、「LIAR GAME」シリーズのサウンドトラックなど、数々の映画の楽曲制作にも携わっており、ハリウッド映画「スター・トレック イントゥ・ダークネス」では監督であるJ・J・エイブラムスと共同プロデュースによる劇中曲も手がけた。 9月1日には、日清カップヌードル チリトマトヌードル 「White Mystery篇」CM曲で話題となった、中田ヤスタカの十八番とも言えるボーカルカットアップが特徴のカラフルな楽曲「White Cube」を発表。 クラブシーンを核に、時代をナナメに切り取る独自のセンスによって、ゲーム、ファッション、映画まで、その活動は多岐に渡る。

  • もしフェス最終日の3日目「MOSHI COOL」詳細レポ!熱狂とともに、堂々のフィナーレへ

    09.November.2015 | FES / MUSIC

    日本のポップカルチャーを世界に向けて発信する「MOSHI MOSHI NIPPON FESTIVAL 2015 in TOKYO」(通称:もしフェス)は最終日、3日目を迎えた。秋雨の肌寒さをよそに、期待と熱を膨らませた東京体育館は、国内を代表するカッティングエッジなアーティストたちが、高まる興奮に拍車をかけた。

     

    kireek

    Kireek

     

    メインアリーナ「MOSHI MOSHI STAGE」では、オープニングアクトとして陽気でクールな2人組Kireekが日本舞踊とのコラボレーションを実現。三味線や懐かしいゲーム音を操り、日本舞踊の厳かな舞いから一気に来場者の心と体を踊りのリズムへといざなった。

     

    banvox2

    banvox

     

    続いて、今注目の新星DJ、banvoxが底抜けにキラキラなEDMサウンドを響き渡らせる。世界中のアーティストから賞賛を受けるその実力は、すぐさま会場のギアを一段上げ、歓声を湧かせた。若き魔術師のポップで心地よい魔法にかかったオーディエンスは幸せな時間を共有し、終始輝くサウンドを堪能していた。

     

    TOKYO POP

     

    一方「NIPPON STAGE」に目を向けると、6組のアーティストのライブMIX「TOKYO POP」が繰り広げられていた。Lucas ValentineがDJとして雰囲気を掴むと、color-codeが『I LIKE DAT』を引っ提げ登場。FEMMのアンドロイド感からUnaのセクシーなダンスを魅せられた後は、お揃いのファーを身に纏ったAMIAYAの二人が、ピンクレディの懐メロミックスをかわいい歌声で披露し、スイートな空気に。がらりと変わってCREAMのノスタルジィなヒップホップから気持ちを揺さぶられた後は、再びcolor-codeの「Hands Up!」の掛け声で場内が一体に。最後は『ShooingStar』をCREAMが歌い上げた。

     

    Charisma.com

    Charisma.com

     

    「NIPPON STAGE」終盤はCharisma.com、そして水曜日のカンパネラと続いた。会場を隅から隅までいっぱいにさせたCharisma.com。普段のOL姿を想像させないパワフルなサウンドと歌声はすべての者を非日常の世界へと連れていってくれた。MCにも定評がある彼女たちだが、軽妙なトークを織り交ぜつつ、時折、鈍いレスポンスには激を飛ばす場面も。「明日、仕事の人もバカンスの人も楽しんで!」と現役会社員ならではの気遣いをのぞかせ、TEMPURA KIDZのサプライズ乱入で驚かせた。対照的に水曜日のカンパネラは真っ赤な和テイストの衣装をまとい、優しい客いじりを楽しんでいた。力の抜けた柔らかな語り口調で「血吸うたろかー」とコールし、最後の『ドラキュラ』を緩やかで力強い歌声に乗せて運んでくれた。

     

    水曜日のカンパネラ

    水曜日のカンパネラ

     

    陽が傾きはじめた頃、屋外では、提灯櫓に灯がともる。降り続く雨にも関わらず「日本コナモン協会」のエリアが賑わいをなしていた。香ばしいソースの香りに誘われたのか、外国人が珍しそうにたこ焼きや焼きそばを頬張る姿が印象的であった。また細かなゴミの分別にも興味を示し、スタッフの丁寧なゴミ分別の誘導に身振り手振りを交わしては、互いに笑みを浮かべていた。

     

    WORLD ORDER

    WORLD ORDER

     

    会場に戻ると、スーツ姿が今やアイコンともなったパフォーマンス集団、WORLD ORDERが「MOSHI MOSHI STAGE」で迎えてくれた。芸術的な動きのひとつひとつを見逃すまいとホール全体が息を飲み、シンクロ状態と化す。流暢な英語で須藤元気がメンバーひとりずつ紹介をする度に、海外の熱狂的なファンから大きなかけ声が上がった。

     

    m-flo

    m-flo

     

    3日間続いたもしフェスもいよいよ終盤。ここから最高にクールなアーティストたちのリレーがはじまる。まずはm-flo。名曲『miss you』のMIXからうっとりと心をほぐされる。星空を浮遊するかのような、懐かしくも心ときめくMIXを立て続けに奏で、Crystal Kay、MINAMI(CREAM)の美しい歌声に誰もが酔いしれた。一緒にジャンプを促し、ひとつになった空間の中、次なる奏者CAPSULEがスタートラインにつく。トラック一周目から圧巻のダッシュを見せつけると、VERBAL(m-flo)との贅沢な共演の中、呼吸を整えさせてくれることなく『JUMPER』でトップスピードに乗る。ヴォーカルこしじまとしこの「まだまだいけるよねー!」でゴールに向けての打ち上げ体制へ全観客がシフト。天に向けて放たれた『Starry Sky』は上昇気流に乗って、超満員の会場は最高の盛り上がりをみせた。

     

    CAPSULE

    CAPSULE

     

    そしてアンカーをつとめたのは、KAWAIIを世界に広めたきゃりーぱみゅぱみゅ。おもちゃ箱をひっくり返したようなワクワク、ドキドキ、キュンキュンをプレゼントしてくれた。「前の方には海外の方がいらっしゃいますね。ハロー」と親しげに呼びかけ、『にんじゃりばんばん』の振り付けをレクチャー。代表曲となった『つけまつける』で一気に世界中の人々を虜にした。ラストトラックとなる『Crazy Party Night ~ぱんぷきんの逆襲~』では金銀テープの舞う中、膨らみ続けた歓喜を爆発させ完璧なゴールを迎えた。

     

    きゃりー

    きゃりーぱみゅぱみゅ

     

    各国を周り、旅の終わりをここ東京で迎えた「MOSHI MOSHI NIPPON FESTIVAL 2015」。万華鏡のように様々な色に変化する日本のカルチャーを存分に味わえる、世界規模のフェスとなった。

  • 国内外から約25,000人が集結!「MOSHI MOSHI NIPPON FESTIVAL 2015 in TOKYO」閉幕

    09.November.2015 | FASHION / FES / MUSIC

    ファッション、音楽、アニメ、フードなどの多彩なコンテンツが集結した「MOSHI MOSHI NIPPON FESTIVAL 2015 in TOKYO(通称:もしフェス)」が11月6日(金)から8日(日)の日程で、東京体育館にて開催された。3日間でのべ25,500人(外国人は9,000人)が来場、ジャンルを超えた総勢162組の出演者たちが、世界へ向けて日本のポップカルチャーを発信した。 2015年にロンドン、パリ、バンコク、サンフランシスコなど世界8都市を周り、いよいよ東京に凱旋した、もしフェス。日ごとに異なるコンセプトを掲げ、来場者を迎えた。

     

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    livetune+

     

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    SID

     

    初日の11月6日(金)は、「MOSHI ANI」がテーマ。祭りをイメージした和太鼓、笛拍子で幕を開けると、八王子P、春奈るな、やなぎなぎ、May’nなどが個性豊かなサウンドを表現。新ユニットlivetune+が登場したほか、世界コスプレサミットなど、アニメやVOCALOIDにまつわるステージが繰り広げられた。トリをつとめたのは、SID。新曲『漂流』を含む、切なく疾走感のある旋律を響かせ、会場を独自の色に染めた。

     

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    でんぱ組.inc

     

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    Silent Siren

     

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    三戸なつめ

     

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    ゴールデンボンバー

     

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    2日目の11月7日(土)は「MOSHI POP」と題し、ライブのほか、ファッションショーやヘアアレンジショー、オーディションを展開。武智志穂、田中里奈、青柳文子、柴田紗希、村田倫子など、人気モデルたちがスポットライトの中ランウェイを歩き、でんぱ組.inc、Silent Sirenをはじめとした豪華なアーティストたちがきらびやかに躍動、ステージに次々と華を咲かせる。三戸なつめの歌に続き、ラストはゴールデンボンバーが登場。日本刀を振りかざし、歌舞伎を模した演出を行うなど、圧巻のパフォーマンスを見せつけた。

     

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    WORLD ORDER

     

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    CAPSULE

     

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    きゃりーぱみゅぱみゅ

     

    最終日、11月8日(日)は「MOSHI COOL」をテーマに、海外でも評価の高い日本のクラブミュージック界を代表するスターたちが競演した。Kireekが日本舞踊とのコラボでスタート。banvoxは透明感のある音色とVJの映像美で、ホール全体をEDMのダンサブルなノリに変貌させた。海外での人気が高いWORLD ORDERは、規律正しいダンスでオーディエンスを魅了。m-floはCrystal KayとMINAMI(CREAM)をフィーチャーし、満員になったホールの熱量を一気に上げ、CAPSULEへとバトンを渡す。ステージから放たれる音と光は心地よいシャワーとなり、きらめく中田ヤスタカワールドに人々は酔いしれた。そして大トリを飾ったのは、きゃりーぱみゅぱみゅ! カラフルな映像と虹色の光線に彩られたステージでヒットチューン7曲を熱唱し、3日間の祭りをフィナーレに導いた。

     

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    Charisma.com

     

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    水曜日のカンパネラ

     

    「NIPPON STAGE」は、ジャパン・カルチャーの異なる側面を凝縮。初日の吉田凛音やわーすたをはじめ、2日目のアップアップガールズ(仮)やCheeky Parade、愛乙女★DOLLなど、人気アイドルたちが笑顔でキレのある歌とダンスを披露。最終日は、「〜TOKYO POP〜」と銘打ったショーケースで、CREAMやAMIAYAなど6組が登場。Charisma.comや水曜日のカンパネラなど旬のアーティストたちが舞台に現れると、場内のボルテージは最高潮に達した。

     

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    2つのステージのほか、入場無料の屋外エリアでは、ヨーヨーすくいや射的を楽しめる縁日や着物体験、書道体験などのほか、肉フェスや、日本コナモン協会などのフードエリアが開設。エントランス近くの「MATSURI STAGE」ではDJ、ダンス、ニコニコ生放送の実況など様々なアクトが行われ、来場者を出迎えた。

     

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    一方、入場口とメインホールには、日本ならではの巨大な提灯櫓が組まれ、祭りのムードを盛り上げた。国内の伝統的な文化と、新しいポップカルチャーの融合がもしフェスのもう1つのテーマでもある。場内には、ヘアアレンジやカラオケ無料体験、モデル私物マーケットなどのブースが展開、コスプレやモデルとの交流も楽しめるなど、参加型の企画が盛りだくさんだった。

     

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    2日目からは小雨がぱらつく中、海外からも予想を超えた人数の外国人が訪れ、ブース体験や記念撮影を行っている姿が印象的だった。出演者も扇子や着物をモチーフとした衣装や、和楽器を用いたアレンジなど、本イベントでしか見られない演出で彩りを加えた。日本から生まれた文化をワールドワイドな舞台へ。KAWAII、クール、そしてポップで多面的な魅力が国境を越えて伝播する。未来に向かって、これからもその挑戦は続いていく!

     

    ■「MOSHI MOSHI NIPPON FESTIVAL 2015 in TOKYO」開催概要

    実施日: 2015年11月6日 (金) 〜8日 (日)

    会場:東京体育館(東京都渋谷区千駄ヶ谷1-17-1)

     

    MOSHI MOSHI NIPPON FESTIVAL 2015 in TOKYO オフィシャルサイト

    http://fes15.moshimoshi-nippon.jp

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