星のや東京、伝統とモダンを1泊2日で楽しむプログラム「週末大江戸ご褒美旅」を開始

05.March.2017 | SPOT

「星のや東京(東京・大手町)」は、大手町という都会の中心に滞在しながらも、江戸の歴史や文化に触れるプログラム「週末大江戸ご褒美旅」を開催している。伝統芸能から取り入れたしぐさを学ぶレクチャーや、人力車に乗って歴史をたどるアクティビティなど、週末を使った1泊2日の宿泊の中で江戸の世を愛しみ、時空を超えた旅気分を味わうことができるプランだ。

 

■雅楽が奏でる悠久の時「伝統文化を愉しむ夕べ」

 

古来より伝承されてきた雅楽は、平安時代には宴の席で楽しまれる音楽でした。宮内庁楽部楽師・山田文彦氏の監修のもと、雅楽を支える若い楽人の方々が、星のや東京 畳の間で雅な楽曲を奏でます。日本酒や甘酒を楽しみながら、滞在着の着物を着て、くつろぎのひとときを過ごせます。

 

開催日:不定期(週に2~3日)

場所:2階 畳の間

時間:21:30~21:45

料金:無料

 

■江戸と東京の時代を駆け抜ける人力車体験「人力車遊覧 -神田・日本橋・人形町-」

歴史や建築、老舗店など街のことを知り尽くした車夫が、星のや東京オリジナルコースを案内します。3つのコースが用意されており、おすすめは東京と江戸をダイナミックに駆け抜ける90分の「神田コース」です。星のや東京の玄関をスタートし、神田、御茶ノ水を抜け、神田明神参拝、宮内庁御用達の箸屋「箸勝」に立ち寄り、秋葉原を駆け抜けます。

 

期間:毎日

時間:10:00~17:30でご希望の時間

コース:90分「神田コース」「人形町コース」

料金:90分 35,800円(税込)

上記の他にも歌舞伎振付師から所作を学ぶワークショップなど、日本人も海外からの観光客も楽しめる内容の催し物が開催されている。和のおもてなしを世界に発信する日本旅館「星のや 東京」。玄関で靴を脱ぎ、畳にあがるという日本の生活文化を継承し、世界に認められる「和のおもてなし」とその哲学を、東京・大手町で体験してみてはいかが。

 

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■Information

星のや東京

〒100-0004 東京都千代田区大手町一丁目9番1/客室数 84室

http://hoshinoyatokyo.com/

 

星野リゾート:http://www.hoshinoresort.com/

 

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■関連記事:特別な空間でお花見を楽しむ、星のや京都・空中茶室「夜桜ディナー」

■関連記事:星のや京都、『コンデナスト・トラベラー(Condé Nast Traveler)』の「Gold List 2017」に3年連続選出

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    蕎麦に見立てたモンブランやデザートワインで、観賞の余韻に浸る

    江戸時代の芝居茶屋では、酒肴や水菓子などが次々に供されていた。本プログラムでは、そうした芝居茶屋のおもてなしに倣い、星のや東京総料理長・浜田統之(のりゆき)監修の酒肴とワインが提供される。「宴遊(えんゆう)日記別録」の記述によると、江戸時代、芝居鑑賞後には夜餉(よるげ)として蕎麦が出されていた。そこから着想を得て考えられたのが、蕎麦に見立てたモンブランとデザートワインのペアリング。江戸漆器の蒸篭(せいろ)で提供されるモンブランには、和栗のペーストが使用され、中にはジェノワーズ(スポンジ生地)、クレームシャンティ、栗の甘露煮が忍んでいる。さらに、豆皿に添えて提供されるのは、蕎麦の薬味に見立てた「七味のメレンゲ」、「生姜のパート・ド・フリュイ」、「山葵のプラリーヌ」。実際の蕎麦の薬味のように、モンブランと一緒に食べることで味に変化が生まれる。これらとペアリングさせるのは、甘味とシャルドネの酸味のバランスが良い貴腐ワイン。樽で熟成された、ほのかな甘く香ばしい香りが特徴で、モンブランの味わいに深みを与える。

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    江戸情緒を感じられるコースで歌舞伎座へ向かう。日本橋エリアを通り、はじめに訪れるのは、「福徳神社」。徳川秀忠(ひでただ)が1614年の正月に参詣し、「福徳とはまことにめでたい神号である」と称賛したとされている。続いて訪れる「宝童稲荷神社」は、江戸時代に徳川家の跡継ぎの成長を守るために江戸城内に祀られていた神社。子育てや縁結び、商売繁盛にも利益があるといわれ、現在も多くの信仰を集めている。東京の歴史や地理に詳しい車夫から説明を聞きながら、徒歩よりも高い目線で東京の街を眺める、優雅な時間が提供される。また、人力車での散策をより楽しめるよう、希望者には、鮫小紋や万筋(まんすじ)の江戸小紋、華やかな訪問着など、好みに応じた着物が貸し出される(別料金)。江戸小紋は、武士の礼装「裃(かみしも)」に用いられたのが初めとされ、無地にはない、やわらかな美しさが特徴。おめでたい宝尽くしや歌舞伎にちなんだ柄の帯、五嶋紐(ごとうひも)の帯締めなどをコーディネートし、華やかながらも粋な装いで、芝居観劇を楽しむことができる。

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    桑の実ティー

     

    3つの異なるシーンで星空を眺めよう

      「星空浮遊浴」滞在初日の夜に、星のや竹富島のプールで実施される「星空浮遊浴」では、夜空を埋め尽くす星々の下、プールの中でスタッフが優しく身体を左右に揺らし深いリラックス状態へ誘う。完全に脱力して水面にゆらゆら浮かびながら、視界いっぱいに広がる星空を眺めることができる。   「星巡り散歩」滞在2日目の夕暮れ時に一番星を見つけに出かけ、空が暗くなるにつれて広がっていく星々の鑑賞を楽しむ「星巡り散歩」。星をはじめとする天体の知識が豊富な星のや竹富島のスタッフとともに、有形文化財に指定される島の夕日スポット「西桟橋」に向かう。   「プライベートてぃんぬ深呼吸」滞在2日目の夜、頭上に満天の星が広がる頃にコンドイ浜で行われる「プライベートてぃんぬ深呼吸」。「てぃんぬ」とは島の方言で「天の」を意味する。星空の下で波音を聴きながら、天に腕を伸ばすポーズや合掌などで心身をリラックスさせるストレッチと深呼吸。静かな海辺で気持ちが落ち着き、緊張がほぐれて圧巻の星空を見ることができる。   心と体を癒して目の疲れを和らげる「星空ミースリン滞在」をチェックしてみては?
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    目一杯青森の文化を満喫できる宿「星野リゾート 青森屋」にある、6名のねぶた師の作品と青森の四大祭りを楽しめるショー会場「みちのく祭りや」は、2022年4月1日(金)のオープンに向けて、予約受付を開始した。ショーに特化した「みちのく祭りや」は、ステージと客席の距離を近づけ、観客と演者の一体感が生まれる設計となっている。ショーの演出は祭りの世界観に引き込ませるため、新たに映像演出を加えた内容に変わる。また、ねぶた師が手掛けたさまざまな作品が一同に会し、ショーを盛り上げる。青森屋は、「のれそれ(青森の方言で目一杯という意味)青森 ~ひとものがたり~」というコンセプトを掲げた、祭りや方言などの青森の文化を体験し、目一杯満喫できる温泉宿だ。     青森の祭りで運行される、色鮮やかで圧倒的なスケールを誇るねぶた山車を間近に観賞できるのは、ショー会場「みちのく祭りや」の特徴の一つ。制作に携わるのは、北村(きたむら)麻子(あさこ)氏、竹浪(たけなみ)比呂央(ひろお)氏、手塚(てづか)茂樹(しげき)氏、内山(うちやま)龍(りゅう)星(せい)氏、立田(たつた)龍(りゅう)宝(ほう)氏、北村(きたむら)春(しゅん)一(いち)氏の6人のねぶた師。ショーで運行される大小のねぶたはもちろん、入口や通路にも立体ねぶたや白ねぶた、木製ねぶたの切り絵が観客を迎える。また、祭りへの情熱を表す、ねぶたの技法でできた「火の玉」も演出の一環として登場し、祭りの神髄を感じられるさまざまな作品が一堂に会し、ショーをより一層盛り上げる。   青森県の伝統に触れることができるスペシャルイベントをお楽しみに!  

    制作に携わる6人のねぶた師

      北村麻子   竹浪比呂央

     

    手塚茂樹

     

    内山龍星

     

    立田龍宝

     

    北村春一

     

    青森の四大祭り

      青森ねぶた祭(青森市)   八戸三社大祭(八戸市)   五所川原立佞武多(五所川原市)   弘前ねぷたまつり(弘前市)
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    「niko and ... (ニコアンド)」は、日本の伝統文化×現代文化を表現した「ネオJAPAN」を、公式WEBストア .st(ドットエスティ)と一部大型店舗にて、2021年12月22日(金)より開催中。キービジュアルは浮世絵イラストレータのnagaによる描き下ろしで、その世界感が味わえる雑貨をはじめ、新年の縁起物や来年の干支に絡めたユニークなアイテムを販売する。

    フウスイダルマコザラ

    オメデタオチョコダルマ

    ビンフタコースター2P

    メデタハシオキ

      「made in JAPAN」を軸に、新年の縁起物「だるま」や「盆栽」をはじめ、来年の干支「虎」をniko and ...の視点でユニークにアイテム展開し、現代の日本らしさを独自に演出した「ネオJAPAN」として表現した。今回、キービジュアルは浮世絵イラストレーター・nagaによる描き下ろしで、その世界感が味わえる関連雑貨もラインアップ。一部店舗限定でイラストをプリントしたシルクスクリーン体験ができるワークショップも開催予定なのでお楽しみに。またniko and ... TOKYO店限定で、2メートルを超える特大ガチャが設置され、新年らしい商品を詰め込んだ楽しいガチャとなっている。   誰もが年末年始を最高な気分で迎えられる「ネオJAPAN」へ足を運んでみては?