星野リゾート、北海道・白老町に「界 ポロト」2021年冬開業予定

20.March.2020 | SPOT

日本の伝統や文化を活かしたおもてなしを追求し、国内外に42施設を運営する星野リゾートは、北海道・白老(しらおい)町と2018年6月28日に締結した「パートナーシップ協定書」に基づき、温泉旅館を開業。その施設名称を「星野リゾート 界 ポロト」に決定した。界 ポロトは、星野リゾートが全国で16施設を展開する温泉旅館ブランド「界」としては19軒目。北海道では占冠村にある「リゾナーレトマム」、旭川市にある「OMO7旭川」に続き3軒目となる。界 ポロトは、2021年冬に開業を目指しており、設計は建築家の中村拓志(なかむらひろし)氏が手掛ける。

 

世界的にも珍しい植物由来の有機物を含有する「モール泉」が湧出する白老温泉。界 ポロトは、野鳥等も生息する北海道の天然林に囲まれたポロト湖畔に面し、全客室レイクビューとして、宿泊施設からでも四季折々に色づく景色を楽しむことができる。

「王道なのに、あたらしい。」をテーマに全国に展開する温泉旅館ブランド「界」は、その土地、その季節でしか出会えない日本ならではのおもてなしと、心地よい和にこだわった快適な空間を提供しているが、界 ポロトは、白老町及び隣接する民族共生象徴空間「ウポポイ」の関連団体と連携をとりながら、アイヌ文化を尊重し、ゲストがアイヌ文化や異なる民族との共生を体感することのできるよう、こだわりのおもてなしを提供していく予定だ。

 

2020年4月24日に北海道白老町のポロト湖畔に誕生する民族共生象徴空間「ウポポイ」。愛称「ウポポイ」はアイヌ語で「(おおぜいで)歌うこと」を意味している。
ウポポイは、存立の危機にあるアイヌ文化の復興・発展の拠点となるナショナルセンターとなっており、主な施設としては、「国立アイヌ民族博物館」と「国立民族共生公園」がある。国立アイヌ民族博物館は、先住民族アイヌを主題とした日本初の国立博物館で、アイヌ民族の視点で語る多彩な展示で歴史や文化を紹介する。国立民族共生公園は、多様なプログラムを通じてアイヌ文化を学ぶことができるフィールドミュージアムとなっており、ユネスコ無形文化遺産に登録されているアイヌ古式舞踊の上演・木彫や刺しゅうなどの製作体験、食や伝統芸能体験などのアイヌ文化を体感することができる。

 

設計は建築家の中村拓志氏が手掛ける。ポロトとはアイヌ語で大きな湖を意味し、界 ポロトは、この湖を敷地内に大胆に引き込んだ湖上の建築。白樺林のロビーでは湖から樽前山へと続く雄大な風景がゲストを出迎える。

湖面にはアイヌの建築方法である、丸太組みの三脚構造を再解釈した「カシ」と呼ばれる湯小屋が集落の様に佇む。まるで湖に浸かっているかのような露天風呂は、モール泉を心行くまで満喫でき、「ココロカムイ」(温泉の神)に感謝を捧げる神聖な空間。アイヌの人々の暮らしや自然観、家族観から学び、現代にあった新しい形で再現したデザインとなっている。

 

旅する地域を深く知ることができる「界」ならではの旅を楽しもう。

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    クリアファイル

    クリップ付きボールペン

    ミニ色紙 

    ミニタオル2枚セット

    缶バッジ

    スタンドフレームマグネット付

    ダイカットステッカー

    Tシャツ 

    タペストリー 

    アクリルスタンド

    アクリルキーホルダー 

    ラバーキーホルダー

    銀箔2段マグネット

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    かまくらの中で足湯に浸かる

    雪が降り積もる2月限定で中庭にかまくらが登場。かまくらの中に足湯を楽しめるスペースが設けられ、寒さを我慢せず温まりながら快適にかまくらを楽しめる。信州の冬の気候を感じながら、温泉で足を温めることで、よく眠れ健康に良いと言われる「頭寒足熱」の状態になる。  

    地元酒蔵の甘酒

    大町市の酒蔵、北安醸造で作られている「蔵づくりあまざけ」を使用。贅沢に磨いた、自家栽培の酒米のこうじのみで造られた、まるで和菓子のような上品で繊細な甘さの甘酒となっている。温かい甘酒を飲みながら、足湯に入ることで身体の芯から温めよう。  

    雪景色を照らす竹あかり

    かまくらを優しく包むのは、地元で毎年冬に開催されている安曇野神竹灯を模した竹灯籠のあかり。田舎の原風景に囲まれた界 アルプスでは、周囲のあかりに邪魔されることなく、竹灯籠の温かなあかりを眺めることができる。冬の闇夜に優しいあかりが浮かび上がる中庭で、かまくらでのひとときを過ごすことができる。
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    16.November.2022 | SPOT

    南津軽・大鰐に位置する青森県の温泉旅館「界 津軽」では2023年2月1日(水)から2月28日(火)までの期間、津軽四季の水庭で「津軽七雪かまくらアペロ」を開催する。フランスにはお酒を楽しみながら夕食前のひとときを過ごす「アペロ」という食習慣がある。界 津軽でも津軽七雪こぎん幻燈で彩られたかまくらで、夕食前に伝統工芸品「津軽びいどろ」の酒器で青森の地酒を嗜みながら、薄暮から宵にかけて幻想的な空間で界 津軽ならではの和風アペロを楽しむことができる。   津軽地方出身の文豪「太宰治」は紀行文『津軽』の中で、降る雪を7つの種類に分けて表現した。その時々で変化する津軽の雪を肌で感じ知ってもらいとの思いから、「七雪」になぞらえて「7つ」の地酒が用意され、当日降る雪に合わせた地酒が提供される。夕食をより楽しむために、一面の雪に覆われた幻想的な津軽の水庭の中で、青森の地酒を味わいながら、ここでしか体験できない特別なアペロのひとときを過ごしてみては?   津軽七雪こぎん幻燈かまくらの外壁には、koginデザイナーの山端家昌(やまはたいえまさ)氏がデザインした7つの「津軽七雪こぎん幻燈」が設置される。7つの幻燈は全て色・模様が異なり、7種類の雪(こな雪・わた雪・つぶ雪・みず雪・ざらめ雪・こおり雪・かた雪)をそれぞれイメージして「津軽こぎん刺し」のモドコで雪の結晶をかたどっている。幻燈に使用されている7種の色も和の色彩を使い、ぼんやりとした暖かな光で水庭を照らし出す。