焼き鳥、なぜか今大ブームです。数か月先まで予約の取れない店や、一日100回以上電話してもつながらない店がざらにあります。
人気の秘密はその自由度と価格にあります。日本人は最近、マナーが求められたりする店に行きたがりません。例えば人気のあるお寿司屋さんは、座れば勝手に「おまかせ」で肴や握りが出て来て、細かなマナーも気にせず、好きに酒を飲み酔っぱらえます。それがいいかはまた別の話ですが。ただ、そういう寿司屋は高い。3万4万は当り前です。その点、焼き鳥屋は同じかそれ以上に自由度が高いうえに、いい店でも安い。そう、ある種の人たちにとって、“疑似鮨屋”なのです。実際、六本木の裏通りにある「心香」は、しつらえはまさに高級鮨店。
今注目を集めているのは広尾にある「七鳥目」です。有名店で修業した店主が、御母堂と共にオープンしたお店で、とにかく焼きが丁寧。
手羽先は骨を抜いて焼いているので、面倒なく食べられます。また、ここのレモンサワー(焼酎の炭酸割レモン入り)は、凍らせたレモンを使っているので、ぜひ飲んでみてください。
中目黒の有名店「鳥よし」は、あえて事前予約を取らないので早めに並んで食べることをお勧めします。ご主人はパリで10年以上焼き鳥を焼いていた御仁です。
最近、多店舗展開している「鳥幸」はソムリエがいて、ワインとのペアリングが売りです。
最後にお勧めしたいのはテイクアウトの焼き鳥。その名も「国技館やきとり」です。もともと相撲観戦の際のお土産として人気だったのですが、今は新宿駅や東京駅の駅弁売り場で買うことができます。冷たくてもおいしいので、どんな場所でも楽しめるでしょう。ちなみにこちら、相撲の聖地「両国国技館」の地下で作られています。
■心香
住所:東京都港区西麻布1-4-4
■七鳥目
住所:東京都港区南青山7-13-13 フォレストビル B1F
■鳥よし
住所:東京都目黒区上目黒2-8-6
■鳥幸
住所:東京都港区赤坂9-6-30 乃木坂プレース1F
住所:東京都墨田区横網1-3-28
大木淳夫(「東京最高のレストラン」編集長)
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■関連記事:【東京ごはん】東京・下町の酒場で愛されてきた酒肴
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六本木ヒルズは10月29日(火)、メトロハットB2Fの飲食店をリニューアル!2016年、2017年とミシュランガイド東京に掲載され、海外にも広く知られるラーメン店や、新しいテイストの「焼鳥」と東京では珍しい「鶏皮鍋」が楽しめる新スタイルの焼鳥屋など、新店舗を含む全7店舗が登場します。 今回は、特に気になる店舗をご紹介します♪ 銀座 篝
鶏白湯 Soba \900(税別)
行列の絶えない店として親しまれる「銀座 篝」は 2016年、2017年とミシュランガイド東京に掲載され、海外にも広く知られるラーメン店です。看板商品の「鶏白湯 Soba」は、丸鶏・鶏ガラを大量に使い、旨味を最大限に引き出した濃厚で繊細な味わいのスープが絶品!スープに合わせる「塩かえし」は、数種類の天然塩に魚介の旨味が合わさっています。 エリア:メトロハット/ハリウッドプラザB2F営業時間:11:00〜23:00(L.O.22:00)店舗サイト:https://www.roppongihills.com (店舗ページは10月中旬公開予定) 焼鳥ここりこ庵焼鳥 \200円(税別)〜
東京では珍しい「鶏皮鍋」が楽しめる新スタイルの焼鳥屋。鶏肉は、朝挽きされた新鮮な肉や希少な内臓部位を使用しています。伝統のタレや塩のほか、バルサミコ酢やハーブビネガー、マデラ酒やブランデー等を使用して、各部位の特徴を活かした調理を施しているのも特徴。日本酒やワインとの相性も抜群です! エリア:メトロハット/ハリウッドプラザB2F営業時間:ランチ 11:00~15:30(L.O.15:00)、ディナー 17:00~23:00(L.O.22:00)店舗サイト:https://www.roppongihills.com (店舗ページは10月中旬公開予定) ぴんとこな手軽に本格的なすしを楽しめることで人気の「ぴんとこな」がリニューアルオープン。ネタは日本各地から旬のネタを仕入れて握られます。11月1日(金)から30日(土)までの期間は、宮崎の新鮮魚介と本格焼酎を取り揃え、フェアも開催されるのでお見逃しなく。 エリア:メトロハット/ハリウッドプラザB2F営業時間:ランチ 11:00~15:30(L.O.15:00)、ディナー 17:00~23:00(L.O.22:00)店舗サイト:https://www.roppongihills.com (店舗ページは10月中旬公開予定) AFURI(アフリ) ゆず塩らーめん \1,000(税別)
人気ラーメン店AFURIの透き通った黄金色のスープは、丹沢山系の大山(通称・阿夫利山)の麓から湧き出ている、天然水を使用。この水に、厳選された鶏ガラや香味野菜、昆布や鰹節などを加えて仕上げています。パツパツとした食感の全粒粉麺や、注文毎に炙って仕上げるチャーシューも美味しい!ヴィーガンらーめん販売しているので、外国の方にも人気です。 もしもしにっぽんには、原宿にあるAFURIのレポートを掲載しているので、ぜひこちらもチェックしてみてください:ミシュラン掲載の人気ラーメン店「AFURI 原宿」 エリア:メトロハット/ハリウッドプラザB2F営業時間: 11:00~23:00(L.O.22:00)店舗サイト:https://www.roppongihills.com/shops_restaurants/restaurants/00100.html この他にも、思わずどこに行くか迷ってしまう人気店舗がたくさん登場するので、ぜひ足を運んでみてくださいね。 -
日常の最高峰を目指す、こだわりの焼き鳥屋「京都 焼き鳥 一(かず)」が、2018年11月11日(日)京都にオープン。焼き鳥でミシュランビブグルマンを二年連続で獲得したメンバーが再びタッグを組み、京都の地で新たな焼き鳥の形を表現する。
料理には 新鮮な京赤地どりを使用し、趣向を凝らした数々のメニューを用意。 京都の開放的な山郷と無農薬飼料で、ストレスのない環境で育てられているので、肉の繊維がきめ細かく、旨味がたっぷり詰まっている。 調理には、遠赤外線効果が高く、素材の旨みを引き出す備長炭を使用。部位ごとに絶妙な焼き加減で、一串一串、一品一品丁寧に焼き上げる様はまさに職人技。日々その技を積み重ね、毎日魂を込めて焼き上げる。目の前で焼き上がる臨場感、音、炭の香り ・・・五感全てで焼き鳥を楽しんでほしい。 全18品の4,800円(税抜)のコースや、趣向を凝らした数々の一品を用意。店内は、焼きたて を提供することにこだわり、カウンター席のみ20席。シンプルで落ち着いた空間にはゆったりとしたジャスが流れ、都会の喧騒から逃れた中でやすらぎの時間を過ごすことができる。 鶏肉以外にも、野菜は国産野菜を中心に旬の野菜を提供。野菜本来の自然な味を楽しめるように提供方法にもこだわる。また、お酒は日本酒や焼酎を含めて、焼き鳥に合う銘酒を定期的に入れ替えるほか、グラスワインの品揃えの豊富さが特徴だ。 素材の旨みを最大限に活かす上質な大人の隠れ家で、特別なひと時を過ごそう。 Information
京都 焼き鳥 一(かず)
住所:京都市中京区四条室町菊水鉾町585 1F
オープン日:平成30年11月11日(日)
営業時間:16:00~23:00
定休日:水曜日
TEL:075-253-6666
アクセス:阪急「烏丸駅」・地下鉄「四条駅」24番出口徒歩3分
ご予約はこちら
食べログサイト:https://tabelog.com/kyoto/A2601/A260201/26031387/ -
全国やきとり連絡協議会は、和食の代表【YAKITORI】の食と文化を世界に発信する!をテーマに、全国のご当地やきとりの食べ比べや一流の焼き師たちによる実演などが楽しめる、やきとりの世界発信拠点『やきとりスタジアムTOKYO』をオープンした。
和モダンを基調にした店内には、ホワイトベースの吊り屋根を施し、スタジアムとしての空間を象徴的に演出している。また、全国のやきとり銘店から一流の「焼き師」を定期的に招聘し、お客様の目の前で実演、臨場感あふれる焼き師の技を楽しみながら味わう事ができる特設カウンター席、女子会や接待にも使えるくつろぎの個室も用意されている。大型モニターも設置し日本のやきとりの歴史や文化、全国で行われるやきとりイベントや海外での活動映像なども随時放映されていく。 有楽町駅を俯瞰できる5階のロケーションは、外国人の方にとって、その流線美に“感嘆”するであろうニッポンの新幹線、そして日比谷を望む夜景の眺望もおもてなしの演出に一役買っている。 五感で日本の【YAKITORI】を堪能できる演出と工夫を随所に盛り込まれたおもてなし空間がを堪能してみては? ■Information やきとりスタジアムTOKYO 住所:東京都千代田区有楽町2-3-5 aune有楽町5F 営業時間:16:00~23:00(L.O.22:00 フード/22:30 ドリンク) TEL:03-6263-9481 URL:https://www.yakitoristadium.tokyo/ -
ナポリタンにかき氷、ホットケーキに焼きそばなど、懐かし系グルメが人気だ。昭和生まれにとっては思い出がつまった心なごむ味、平成生まれにとっては“一周回って新しい”感じが受けているのだという。今回紹介するのは、渋谷で人気のもんじゃ屋さん「おそうざいと煎餅もんじゃ さとう」。
そんな昭和グルメ次なるトレンドとして注目したいのがもんじゃ焼き。関東地方以外ではあまりなじみがないかもしれないが、東京ではもんじゃ焼きは浅草流と月島流の2流派があり、大きな違いは「土手を作るか、作らないか」にあるのだという。 “土手”とは、もんじゃの生地が鉄板全体に流れないようにする“防波堤”のようなもので、まずキャベツなどの具材で土手を作って、その中央に生地を流し込むのが月島流。それに対して、土手を作らず、生地で薄い煎餅のようなものを作り、鉄板上で刻んだ具材と一緒に食べるのが浅草流だ。 代々木上原「クリスチアノ」や渋谷「パッポンキッチン」と言った個性派レストランを手がける佐藤幸二さんが今年、渋谷に「おそうざいと煎餅もんじゃ さとう」をオープン。 豊富な食体験を持つシェフとあって、もんじゃはスタンダードなものから、ビーツやサワークリームを加えたロシア(税込1620円)、ナンプラーなどで味を付けたタイランド(税込1620円)など、変わりダネも用意する。 薄焼き煎餅を作るスタイルのもんじゃは佐藤さんが長年、暮らした浅草で慣れ親しんだもの。実家のような気取りのない空間で、懐かしグルメをゆっくり堪能したい。 Information
Address:東京都渋谷区富ヶ谷1-9-22 守友ビル1F
Tel:03-6804-9703
Hours:[もんじゃ]ランチ:11:00~15:00 ディナー:18:00~(L.O.22:00)
Holiday:月曜日
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海外はもちろん、国内でも年々、日本酒人気が高まっている。カジュアルな酒場はもちろん、最近はフレンチやイタリアン、中国料理店でもアルコールのペアリングコースに日本酒を取り入れる店が急増。和食以外の料理に個性豊かな日本酒を合わせるのが、スタンダードになりつつある。 気軽に純米酒を楽しめると人気の「酒場 それがし」が、この5月、五反田に「肉料理 それがし」をオープン。
鳥料理を提供する系列店があるが、新店は牛肉を使った料理が中心。得意の日本酒のラインナップもいっそう強化している。 「日本酒は日本が世界に誇る国酒。その魅力や奥深さを若い人たちにも気軽に体験してほしい」と、オーナーの尾山 淳さん。 さっぱりとした赤身肉には、旨みが豊かで飲みごたえのあるタイプ、甘口ダレで食べるすきやきには淡麗辛口タイプなど、肉料理との相性を楽しみながら自分の好みを見つけるのもおすすめ。 オリジナルの日本酒「英雄(税込756円)」は炭酸で割って日本酒トニックとして飲むのも人気だ。「日本酒はちょっと苦手」という人も、肉料理とのマッチングを体験すれば、きっと夢中になるはず! ■Information 肉料理 それがし Address:東京都品川区西五反田1-4-8 秀和五反田駅前 レジデンス202 Tel:03-6420-3092 Hours:[月曜~木曜、土曜]17:00~25:00(L.O. 24:00) [金曜]17:00~26:00(L.O. 25:00) [日曜]17:00~24:00(L.O. 23:00) Holiday:不定休 -
餃子といえば万人に愛される“人気者フード”の代表格。最近は“餃女”を名乗る餃子好き女子も増えているが、とくに女性人気が高いのがシャンパンやワインとともに餃子を楽しめるバルスタイルの餃子店、青山の「ギョウザバー コム ア パリ」だ。
「ギョウザバー コム ア パリ」は餃子とともに、ナチュラルワインとシャンパンを堪能できる新感覚の餃子専門店。 ミシュランで星を獲得した『鳴神』の鳴神正量シェフが手がけるとあってサイドメニューやソースにもそのエッセンスが凝縮されている。「パリで餃子とシャンパーニュの店がすごく流行していると聞いて実際に行ってみたら、フランス人のお客さんたちがパテ感覚で餃子を食べているのを見て、これは日本でも絶対に受け入れられると思った」と鳴神シェフ。 野菜ギョウザ(税込520円)や肉ギョウザ(税込550円)など、スタンダードメニューのほかに人気なのがパクチーギョウザ(税込680円)やオニオングラタンギョウザ(税込920円)。 オニオングラタンギョウザは、水餃子のようなつるっもちっとした食感と、コクのあるオニオングラタンスープが驚くほど合うと評判だ。食事の前のアペ使いや、食後の〆にも。餃子とワインの意外な組み合わせを1度体験すれば、ヤミツキになること間違いなしだ。 ■Information GYOZA BAR Comme a paris Address:東京都渋谷区渋谷2-2-4 青山アルコープ205 Tel:03-6427-6116 Hours:17:00~23:45(L.O. 23:30) Holiday:日曜日