日本発の異色ホラー「ホラーアクシデンタル」のハリウッドリメイク化が決定

27.April.2020 | MOVIE

2013年にフジテレビの深夜帯で放送されたCX-horrors作品「ホラーアクシデンタル」のハリウッドリメイク版の企画開発が決定し、今アメリカのエンタメ業界で話題となっているショートコンテンツに特化した動画配信サービス「Quibi(クイビ)」にて今後配信される。(配信時期:調整中)

 

「ホラーアクシデンタル」はフジテレビが深夜帯にて不定期に放送してきたホラードラマシリーズ「CX-horrors」の作品の一つであり、心霊や祟りといった日本古来のホラーではなく、またゾンビや超常現象といったオカルトとも違い、ありふれた日常生活に潜む恐怖や人間の狂気をスタイリッシュなタッチで描いてきたネオジャパニーズホラー。深夜放送ながら、放送の度に若い世代を中心に大きな反響を得てきた作品だ。

 

本作品の監督はネオジャパニーズホラーの第一人者である三木康一郎が担当。三木監督が描くホラーは、“人間の心の闇”にフォーカスし、ホラーにありがちな過度な演出はなく、小さな動き、小さな表情の変化と、独特の“間”で作り上げられた世界となっている。もしかしたら、明日自分の身に起こるかもしれないという身近な感覚と、視聴者に解決できない理屈を超えた後味の悪さを与えていく。
フジテレビが生み出した異色のホラー作品が、ついに国内を飛び出し「Horror Accidental」として世界へと羽ばたいていく、日本作品としてもこれまでにない展開となる。

 

フジテレビ コンテンツ事業室 大辻 健一郎 コメント

祟りでもゾンビでもスプラッターでもない、独特の世界観を持った東京発の本作が、ハリウッドの実力派クリエイター達によってどのような作品になるのか楽しみです。また、今、アメリカそして世界から耳目を集める新たな動画配信サービスQuibiで配信する作品として着目して頂いたことを光栄に思います。

 

ドーハティー・エヴァン(米国版監督/脚本家) コメント>

「フジテレビがプロデュースしたドラマは、ホラーではありがちな手法を一切使わずに、とても不気味でユニークな作品に仕上がっています。このシリーズをアメリカ向けにアダプトできることを光栄に思います。またQuibiは、このような画期的なストーリーテリングに対してこれ以上にないほどぴったりなプラットフォームだと思います」