アートディレクター千原徹也 映画プロジェクト第1弾「最終日」解禁

16.May.2020 | MOVIE

アートディレクター千原徹也、初映画監督作・予告がついに解禁。映画制作をデザインする「ART DIRECTION MOVIE」第1弾作品。主演・安達祐実、音楽・田中知之(FPM)で、近日公開予定となっており、公開に先立ち3分間にわたる「最終日」特別予告動画が解禁となった。

千原徹也監督、第1弾は「女の子の人生を応援する」ストーリー。
幸せな結婚も、楽しめる仕事も手に入れることができなかった34歳、 「何もない女」高島さん。その高島さんが姪っ子との出会いにより、人生が変わっていく2日間を描いた短編作品。この短編は本編公開までに、YouTube やSNSメディアなどを通じ 少しづつ公開されていく。安達祐実主演+田中知之(FPM)のサウンドトラックがクロスオーヴァーする、全く新しい映画プロジェクト。

 

千原徹也 コメント

僕は常々、20代の頃から「50までに映画監督をやります」と言い続けてきました。尊敬する映画監督、伊丹十三さんが「お葬式」で初めてメガホンを取ったのが50歳。その伊丹十三監督の初めての職業は、奇しくも同じ「グラフィックデザイナー」です。ATGのロゴや伊丹万作作品集の装丁、自身のエッセイ本の挿絵、デザインも手がけていました。初監督した「お葬式」は予告編から、落語家が筋を話す仕組みにしたり、「ミンボーの女」で切りつけられたことまでプロモーションにし、逆境までも仕組まれたように、メディアミックスしてしまう伊丹監督の発想力に、「この人になりたい」と惹かれていきました。このプロジェクトは、アートディレクターから映画監督に転身する!というプロジェクトではない気がしています。伊丹十三さんのように監督、メディア、その他の肩書きをミックスしたやり方への回答です。映画という世界に向かっていくのではなく、映画をアートディレクションの世界に呼び込みたいプロジェクトです。

今後このプロジェクトは、続いていきます。その第1弾として、短編映画を自主制作で作ります。安達祐実主演「最終日」。まずは、スクリーンテストとして3分の予告動画を制作しました。この予告動画は、僕の映画プロジェクトへ足を踏み入れる「狼煙(のろし)」のようなものです。本編は、公開までに、YouTubeやSNSなどで少しづつ公開され、来年2021年に本編の公開、さらには監督第2弾の制作へとつながっていきます。アートディレクターが作る映画プロジェクト、題して「ADM(ART DIRECTION MOVIE)」と名付けました。ついにスタートです。

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