【東京さんぽ】こだわりあふれる文房具店巡りと絶品メンチカツバーガー!銀座を半日散歩

19.April.2017 | FEATURES / SPOT

歴史ある老舗から定番の観光スポット、最新のファッションまで、幅広い楽しみ方を堪能できる大人の街・銀座。洗練されたお店に逸品が並ぶなか、文房具もまたおしゃれで機能的なものが集まっています。今回は、銀座エリアの文房具店にスポットを当てて、瀬戸あゆみちゃんとお散歩してきました。

 

 

スタートは新丸ビルのÉDITO 365

 

まずは大手町駅・東京駅直結で、アクセス抜群の新丸ビルからお散歩スタート!

 

新丸ビルの4Fにある文房具や雑貨のセレクトショップ「ÉDITO 365」さんにお邪魔しました。上質なステーショナリーを中心に、オリジナルの手帳やおしゃれで個性的な雑貨がラインアップされています。

 

おすすめは「PAUL & JOE」初のステーショナリーライン、「PAUL & JOE La Papeterie(ポール & ジョー ラ・パペトリー)」。昨年の発売から大きな話題を呼んでおり、現在2017SSコレクションが展開されています。春らしい淡い色をベースに散りばめられた猫のモチーフが可愛い!

 

あゆみちゃんのお気に入りはハートのメタルペンホルダー。キラリと光るゴールドの箔押しが大人可愛いオリジナルグッズです。自分へのちょっとしたご褒美や、手帳と合わせてプレゼントにも最適です。

 

 

▼店舗情報

ÉDITO 365 新丸ビル店

住所:東京都千代田区丸の内1-5-1 新丸ビル 4F

営業時間:11:00〜21:00(平日・土曜)、11:00〜20:00(日曜・祝日)

休業日:年中無休(1月1日及び法定点検日は除く)

 

 

 

月光荘画材店へ

 

次に訪れたのは銀座8丁目・花椿通りにある「銀座 月光荘画材店」。大正6年創業という歴史を持った画材店です。

 

取り扱っている画材は全てオリジナル商品のみ。絵の具や筆、スケッチブックなど、職人さんが一つ一つ手作りで作り上げた画材には、「友を呼ぶ」象徴である楽器のホルンをあしらったトレードマークが付けられています。

 

1940年に日本で初めて純国産絵の具の生産に成功し、1971年には「コバルトバイオレットピンク」の絵の具が世界油絵具コンクールで一位を受賞。現在もクオリティの高い画材を作り続けており、お店には油絵の具、水彩絵の具、ガッシュなど、色とりどりの絵の具が壁一面に並べられています。

 

 

▼店舗情報

月光荘画材店

住所:中央区銀座8-7-2 永寿ビル1F・B1F

営業時間:11:00〜19:00

休業日:年末年始・1階画材売り場のみ水曜定休(祝日など振替休あり)

 

>>老舗の雑貨店へ

 

老舗雑貨店 銀座 平つかへ

 

次に訪れたのは月光荘画材店から歩いてすぐの「銀座 平つか」。中央通りから一本入った金春通りにある、大正3年創業の歴史ある老舗雑貨店です。江戸指物・木製品、便箋、ぽち袋などの販売を行っています。

 

お店の人気商品は、手漉きの和紙に木版で絵柄が刷られたご祝儀袋やお年玉袋。紙の裁断や、糊付けして封筒に仕上げるまで、全ての工程を昔からのお付き合いのある専門の職人さんが手がけています。

 

お店で出迎えてくれるのは、3代目・平塚彦太郎さん。平塚さんの素敵な笑顔が店内を暖かい空気で包んでくれます。上質な和を大切にし、人のぬくもりを感じられる小物たち。銀座に来た際は、ぜひ手に取ってみてください。

 

 

▼店舗情報

銀座 平つか

住所:東京都中央区銀座8-7-6

営業時間:11:00〜18:00

休業日:日曜・祝日(12月は無休)

 

 

 

絶品◎メンチカツバーガー!銀座さとうへ

 

次に訪れたのは、丸メンチカツバーガーが有名な「銀座さとう」。吉祥寺で行列ができる「元祖丸メンチカツ」を特製だれに漬け、ふわふわのバンズでバーガーにして販売しています。

 

名物・丸メンチカツバーガー(1個380円)は1日50個の限定販売。ソースは甘口と辛口が選べます。たっぷりとあふれる肉汁やソースを柔らかいバンズが受け止め、余すところなくメンチの旨味を感じることができます。

 

こちらは牛カツ(1本240円)。サクッとした衣のなかに、身のズッシリ詰まった芳醇な香りの牛肉。玉ねぎとのコンビネーションがたまりません!

 

 

▼店舗情報

銀座さとう

住所:東京都中央区銀座1−14−1

営業時間:11:00〜売り切れ御免

休業日:日曜・祝日

 

 

京橋公園でのんびりメンチカツバーガーを食べたら、本日の散歩は終了!

こだわりの文具店を中心に、有名行列店の食べ歩きまで満喫した1日。いかがでしたか?

自分へのご褒美に、大切な人へのプレゼントに、ぜひ参考にしてみてくださいね。

 

写真&文:Haruka Yamamoto

モデル: Ayumi Seto @setoayumi

 

 

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TALENT PROFILE

瀬戸あゆみ

青文字系雑誌の代表ともいえるファッション雑誌「Zipper」を中心にモデルとして活躍する瀬戸あゆみ。彼女のクリエイティビティ溢れるコーディネートセンスは注目され、個性的でキュートなファッションで絶大な支持を得ている。 現在は雑誌だけに留まらず、ファッションイベントへの出演や専門学校などでトークショーを務めるなど、様々なステージで活動。2013年10月には初のスタイルブック「Ayumi Kidz」を発売。プライベートからファッション、ビューティテク、瀬戸が影響を受けたカルチャーまで、アメリカンポップなAYUMIワールドを余す事無く堪能できる1冊となっている。 2014年2月には自身がデザイナーを務めるアパレルブランド「Aymmy in the batty girls」がデビュー。L.Aで生まれ育った架空の女の子“エイミー”のライフスタイルをイメージし、アメリカンカルチャーをベースにロックやパンク、スケーターなどPOPとエッジをミックスさせた独自のストリートスタイルが特徴。
原宿・青文字系が本格的に立ち上げるアパレルブランドとしては初めてで、瀬戸の持つ類稀なファッションセンスのフィルターを通したオリジナルアイテムが展開されている。

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    贅沢な「和牛ウニ寿司」

    季節の花と楽しむ「初夏の一皿」

    洗練されたこだわりの「厳選極厚タンステーキ」

    炭火焼きで楽しむ「伊勢海老の大名焼き」

    遊び心が詰まった「山科和牛スライダー」

    とろけるように甘いアメーラトマト「本日の野菜」

    「近江牛厳選ステーキ」

    「特性トリュフオムライス」

        鉄板焼き割烹「鉄板焼きをもっと身近に」そんな思いで提案された鉄板焼きは、“鉄板焼 きスタイルの肉割烹”をテーマに、これまでのクラシカルな鉄板焼きの形式にとらわれず、割烹料理を融合させてアップデート。ダイナミックなカウンターでは、鉄板焼き一筋20年の料理人・⻑田卓による ライブキッチンのパフォーマンスを堪能することができる。   肉は、タン、ハラミ、イチボ、ランプ、フィレ、サーロインなど様々な部位を生、焼き、煮物、など様々な調理法で味わうことができる。そのほか、素材の味をシンプルに活かして焼き上げる魚介や日本の季節野菜を織り交ぜ、食べ疲れのない鉄板焼きを提案する。また、季節によって食材と皿を彩る花や葉は変化するため、季節の訪れを感じることができる。   鉄板焼きでは珍しい、ハラミやこだわり抜かれた厚み3cmのタン、生肉に加え、スライダーなどの遊び心ある料理を楽しめるのも「本店山科」ならではの魅力。鉄板の場所によって温度が違うため、その食材の旨味を最大限に引き出す温度と焼き方で料理を提供することができる。また、「本店山科」では1,000本以上のワインを貯蔵する巨大なセラーがあり、日常で出会うことのないプレミアムなワインや入手困難な蒸留酒のラインアップも充実している。食材に合った最高なワインを堪能できるのも「本店山科」の魅力と言えるだろう。     焼肉割烹焼肉割烹は、日本料理の要素を加えた完全個室。各個室 に専属の焼き師が立ち、それぞれの肉を最適な火入れで焼き上げる。 焼肉で「完熟近江牛」レベルの肉が味わえるのは「本店山科」ならではの贅沢。シグネチャーメニューである、シャトーブリアンを使ったカツサンドは、低温調理した肉を薄衣でサッと揚げ、外はカリッと中はふんわり仕上げた食パンで豪快にサンド。唇で噛み切れるほど柔らかく仕上げられた。   鉄板焼きや焼き肉のメインはやはり肉メインのイメージだが、事前に連絡すればベジタリン対応も可能とのこと。   食のエンターテイメントでゲストをもてなす「本店山科」で日本の思い出を作ってみませんか?
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