京都の夏の風物詩・祇園祭を楽しむ催しが期間限定で開催

25.March.2021 | SPOT

京都府・嵐山にある全室リバービューの旅館「星のや京都」が、2021年7月2日(金)、3日(土)、9日(金)、10日(土)、30日(金)、31日(土)の6日間、「京のお囃子舟」を開催する。星のや京都の前を流れる大堰川(おおいがわ)で1組ずつ貸し切りの屋形舟に乗り「コンチキチン」と呼び親しまれる祇園囃子の音色を楽しむ催し。祇園祭限定の粽(ちまき)を味わいながら聴く演奏は、星のや京都の舟桟橋に加え、参加者が乗る舟の上でも行われるため、躍動感を感じることができる。

 

特徴1 平安貴族の舟遊びの気分で祇園囃子を楽しむ

祇園囃子は、大堰川のほとりにある星のや京都の舟桟橋で演奏される。参加者は、渡月橋のたもとから1組ずつ貸し切りの屋形舟に乗り、渓谷の景色を眺めながら舟桟橋まで川をさかのぼる。かつて大堰川では、平安貴族が和歌や管弦楽に興じながら四季の風景を愛でる舟遊びを楽しんでいた。舟の上から緑鮮やかな山々や翡翠(ひすい)色に輝く川を眺めながら、静かな渓谷に響く祇園囃子を聴くことで、平安貴族さながらの優雅な時間を過ごすことができる。

 

特徴2 目の前で奏でられる、コンチキチンの音色

祇園囃子は鉦(かね)、笛、太鼓で構成されており、山鉾が街を練り歩く山鉾巡行の際には、山鉾の上に数十人が乗って演奏する。本催しでは、舟桟橋で祇園囃子を演奏する囃子方に加えて、貸し切りの屋形舟それぞれに囃子方が1名同乗して目の前で演奏するため、躍動感を感じることができる。同乗している囃子方から舟に乗ったまま鉦の演奏を習うこともでき、平安貴族が舟の上で管弦楽に興じていた舟遊びの優雅な風情をより一層味わえる。

 

特徴3 祇園祭限定、鷹山の粽を味わう

鷹山復元イメージ

 

舟の上で祇園祭の雰囲気を感じながらくつろげるよう、緑茶とともに祇園祭限定の粽を用意。祇園祭では、笹の葉で作られた手作りのお守りである粽が授与され、京都の多くの家の玄関に厄病・災難除けとして飾られている。舟で用意するのは、お守りの粽と同じく厄除けの意味合いを持つ和菓子の粽。祭りの期間の中でもごく限られた人しか購入できない鷹山の粽を、舟の上で祇園囃子を聴きながら味わう。鷹山の粽は、提灯に灯が灯りお祭りムードが高まる宵山の3日間のみ、鷹山保存会の寄り合い場所にて数量限定で販売している。

 

1ヶ月続く祇園祭は、1000年以上続く疫病退散祈願の祭りであり、日本三大祭りのひとつ。7月に入ると京都の街のいたるところで祇園囃子が響き、その音で京都の人々に夏の到来を告げる。祇園囃子は独特な音色とリズムから「コンチキチン」と呼び親しまれる祭囃子で、賑やかに奏でることで悪霊たちを誘い蔵に封じ込めるとされている。京都の夏の風物詩である祇園祭の雰囲気を、かつて大堰川で舟遊びをしていた平安貴族さながらの優雅な気分で楽しんでみては?

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    21.November.2022 | FASHION

    グローバルクリエイティブエージェンシーmonopoと、創業100年を迎える京都西陣の帯ブランド織楽浅野は、国際的に活躍するクリエーターとのコラボレーションにより、職人の物語をデジタル体験できる「帯」を制作した。新しい視点で切り取った日本の伝統工芸を、楽しむことができる。   QR帯というユニークなストーリーテリングの手法を用い、プロダクトとコンテンツを融合することで西陣織の価値を再定義。帯に織り込まれたQRコードをスマートフォンで読み取り、帯ができる過程やコンセプトをデジタル上で体験できる特設Webサイト・映像を公開した。実際の帯を見ることができなくても、世界中の人々が西陣織の歴史と工芸を目にすることで、京都のものづくり文化について世界中の人々に発信する。古都、京都。日本が誇る伝統や歴史を大切に守り、現代まで継承してきた場所。パンデミック前は、訪日ブームや日本文化の世界的な流行により、 街は大きな賑わいをみせている。しかし2020年に起こった世界的なパンデミックにより、街は一変。祇園周辺に溢れていたたくさんの観光客は姿を消し、各名所も今までが嘘だったかのようにしんと静まりかえった。しかし、日本が国境を開放した今、また注目が集まっている。   伝統を守りながらも時代への挑戦を続ける「織楽浅野」の姿勢と、グローバルとデジタル領域のクリエイティブに強みを持つmonopoがタッグを組むことで、今回のプロジェクトが実現した。プロジェクトでは、帯の制作だけでなく、帯の柄から読み込めるQRコードから閲覧できる特設Webサイト・本プロダクトストーリーを伝える映像コンテンツが公開された。   日本のローカル文化の魅力をグローバルに伝えているmonopoの今後の取り組みから目が離せない。