廃棄衣料品を原料に製作した家具「Ugly wardrobe」が登場

30.March.2021 | FASHION

株式会社ワークスタジオが開発した廃棄衣料品を原料としたサステナブルな繊維リサイクルボード「PANECO®」を使用したサスティナブルな家具「Ugly wardrobe」を、クリエイター集団 「h220430」とのコラボレーションで製作した。

 


h220430は、家具や照明のデザインを手がけるクリエイター集団。デザインを単にモノの形状操作として捉えるのではなく、そのモノに込めたメッセージをもとに生まれる二次的なコミュニケーションをデザインし、作品から生まれるコミュニケーションによって地球環境の悪化や世界各地で続く紛争など、多くの難題について今一度考え行動する「きっかけ」が生まれることを願い、PANECO®を使った持続可能なファッション&インテリアの可能性を発信する作品製作に取り組んだ。

 

PANECO®は、木質繊維板の代替えとして廃棄衣料品を原料に圧縮成形したボードで、硬度があり加工しやすく、また使用後は再び新たなボードとして再生可能。循環型生産モデルを実現する素材として、家具をはじめ、さまざまな空間の内装やディスプレイ什器や家具に活用することができる。

 

COVID-19はファッション業界にも大きな影響を及ぼし、停滞した市場では大量の余剰品が生まれている。 そこで、焼却処分される予定だった約500着の余剰品を譲り受け、それらを特殊な機械でプレスし、強度と美しさを兼ね揃えた素材へと昇華させ、その素材を用いてワードローブを組み上げた。人に着てもらうために生まれた衣類が、人に着てもらうことなく焼却される様子を看過するよりも、せめて、ファッションに寄り添うことができるワードローブへのアップサイクルを図 り、少しでも長く使われる道筋を探りたいと考え、粉砕された衣類の文様を敢えてそのまま残して「Ugly wardrobe」と 名付けた。アップサイクルという現代の重要課題を意匠的に強調させた形で生活に取り込むことで社会が抱える問題について、より身近なこととして捉えたいと考えている。

 

「Ugly wardrobe」を通してサステイナブルな未来のファッションの形を考えよう。

 

 

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  • ポケモンTシャツの販売開始を記念してWEBコンテンツ「ディグダのふしぎな森」公開

    15.June.2022 | ANIME&GAME / FASHION

    ポケットモンスターをプロデュースする株式会社ポケモンと、オンラインカスタムシャツを販売するOriginal Inc.は、自分だけのポケモンシャツが注文できるサービス「ポケモンシャツ」を、2019年2月より展開している。2022年6月10日(金)からは、「ポケモンTシャツ~ディグダのやさしいTシャツ~」を発売。ポケモンTシャツの発売を記念してWEBコンテンツ「ディダグのふしぎな森」を公開した。

     

    ポケモンTシャツは、生地・ワッペン・サイズのカスタマイズができるオリジナルTシャツを購入できるサービス。Tシャツに使用する和紙とリサイクルスビンコットンは、地球にやさしいサステナブル素材でできている。


    今回公開されたWEBコンテンツ「ディグダのふしぎな森」では、Tシャツを購入するともらえるシリアルナンバーを使用し、植物のタネに名前をつけて植えることができる。植物は日数が経過すると、徐々に成長し、森もどんどん豊かに!自分で植えた植物が変化していく様子を、見守ろう。
    また、森にはディグダたちも暮らしているので、その愛らしい表情やしぐさにも癒されて。

  • ライフスタイルレーベル「BAPE®︎ HOME」がコンセプトショプ 「BAPE®︎ LOUNGE」 を開催決定

    26.April.2022 | FASHION

    2022年4月23日(土)〜5月15日(日)、BAPEXCLUSIVE™️ 青山の2Fフロアにて期間限定コンセプトショップ 「BAPE®︎ LOUNGE」を開催する。

    BAPE®︎のブランディングを配した様々なライフスタイルグッズやインテリア雑貨、一流の家具ブランドとのコラボレーションプロダクトなど、厳選されたアイテムを展示。期間中は展示の家具を観るだけでなく、「BAPE®︎ LOUNGE」での受注会、オンラインストアでは一部商品を注文することもできる。

     

     

    ミッドセンチュリーの物づくりの精神、オリジナルへのこだわりと歴史を受け継ぐインテリアメーカー、MODERNICA(モダニカ)とのコラボレーションプロダクトも「BAPE®︎ LOUNGE」に登場。

    モダニカのシェルチェアは、1950年にオリジナルを誕生させたゼニス工場の機械を使い、当時の技術者を再雇用して製造するなど、プロセスだけでなく技能もミッドセンチュリー期から受け継ぎ、今もなおカリフォルニアで手作りしている。今回登場するシェルチェアはABC CAMOのクッションが座面の形状に沿って張られており、長時間座っても疲れにくい仕様。ポップなカラーリングは木製家具との相性が良く、差し色としても様々なインテリアを明るく演出してくれる。

     

     

    BAPEXCLUSIVE™️ 青山の2Fのディスプレイを一新し開催される「BAPE®︎ LOUNGE」。壁面を埋めるBAPE®︎のアーカイブアイテムとBAPE STA™️、所狭しと展示されたファニチャーとライフスタイルグッズの数々。BAPE LAND所蔵の貴重なアイテムが一堂に会したディスプレイも一見の価値あり!

     

    また、「BAPE®︎ LOUNGE」の開催期間中、同店1Fにてアーカイブアイテムの販売も決定。
    買い逃してしまったレアなアイテムが手に入るかもしれないこの機会をお見逃しなく。

     

  • サスティナブルなH&M Studio春夏コレクションのモデルに平手友梨奈が登場

    15.March.2022 | FASHION

    よりサステナブルな素材を全てのアイテムに使用したH&M Studio(ストゥディオ)の春夏コレクションが、2022年2月24日(木)よりH&M新宿店及びH&M公式オンラインストアにて発売中。モデルにはアーティスト・女優として活躍する平手友梨奈が登場する。


    H&M Studioは、H&Mデザインチームによる限定コレクションとして年2回展開し、シーズンごとの重要なテーマやトレンドを発信している。また、本コレクションはブドウの皮・茎・種から出来たレザーや、リサイクル素材など、全てのアイテムによりサステナブルな素材を使用している。

     

    日本では、アーティスト・女優として活躍する平手友梨奈をモデルに、感度が高く自信に満ち溢れエネルギッシュにファッションを楽しむ女性に向けた、ドラマチックな着こなしを提案。今回の撮影は、大都会の中心にありながらも季節感を味わえる館内や、日本橋桟橋から出航する舟でのアクティビティなど、様々な魅力を兼ね備えた星のや東京で行われた。

     

    サスティナブルなH&M Studioの新コレクションを着こなす平手友梨奈に注目しよう。

     

  • MUJI HOTEL GINZA など3会場でヴィンテージ家具展『Life in Art ” TOKYO MODERNISM 2022″』開催

    17.February.2022 | FASHION / SPOT

    インテリアブランド イデー(IDÉE)を展開する良品計画は、2022年2月25日(金)から4月10日(日)までの期間中に、『Life in Art “TOKYO MODERNISM 2022″』を開催する。ミッドセンチュリー期(1940 – 1960 年代)のモダンデザインを中心に扱うヴィンテージショップやギャラリーが日本中から集まり、それぞれの個性が選んだ世界各地の優れたデザイナーが生んだ造形美や機能美を、それらが生まれた時代や背景と共に紹介する。自身の活動の原点の1つに、ミッドセンチュリー期のデザインがあるという中原慎一郎氏(ランドスケープ・プロダクツファウンダー)と、黄金期のモダンデザインを広く伝えようと「MODERNISM SHOW」を開催してきた郷古隆洋(Swimsuit Department) を企画協力に迎え、ATELIER MUJI GINZA(無印良品 銀座 6F)でのエキシビション、IDÉE TOKYO でのオークション、MUJI HOTEL GINZA のショーと、3 部構成の開催となる。

     

    Modernism Gallery

    全国にお店を構える、ミッドセンチュリー期を中心としたヴィンテージ家具やインテリアの素晴らしさを伝えるギャラリー、ショップのオーナーが逸品を出品し、その品に対する想いやデザイナーのストーリーを紹介する展示。

     

    Modernism Auction #Chairs

    “TOKYO MODERNISM 2022” に参加するショップオーナーや、クリエイターやアーティストが、愛着を持って使ってきたチェアを次に繋げるオークション企画。東京駅構内に店舗を構える IDÉE TOKYO が会場となる。

     

    Modernism Show

    国内の約 30 店舗のギャラリーやヴィンテージショップが、MUJI HOTEL GINZA の7〜8階の客室をお店にして展開するスペシャルなショー。アメリカ、ブラジル、北欧、ヨーロッパ、日本を中心に、モダンデザインの名品が一堂に集まる。「TOKYO MODERNISM 2022」のメイン企画。

     

    日本中のヴィンテージショップ、ギャラリーが集結するスペシャルイベントをお見逃しなく!

  • 創業150年老舗茶屋が共同開発、捨てられる茶葉を原料とした「お茶クレヨン」登場

    11.February.2022 | FASHION / FOOD

    捨てられてしまう茶葉から作られた「お茶クレヨン」の先行販売が国内クラウドファンディングサービスMakuakeにて、2022年1月31日(月)より3月21日(月)までの期間限定で開始した。クラウドファンディングでは茶師が特別にブレンドしたお茶もセットで購入することができる。

    ほうじ茶:焙煎の火色を再現したような明るいブラウンが特徴。 

    煎茶:日本五大銘茶と言われる朝宮は全国でも珍しい覆いを一切しない純煎茶という産地。そのため水色も黄色味のある昔ながらの煎茶色が特徴。

    かぶせ茶:土山の代表格。茶畑に覆いをかぶせることで甘みを出す栽培方法。グリーンの鮮やかな色味と煎茶のような爽やかさが特徴。

    玉露:茶畑に覆いを20日間以上してつくるため非常に手間がかかる。旨味や甘味が強く、濃いグリーンが特徴。

    抹茶:滋賀県の抹茶は全国的には知られていないが非常に美味しく茶道でも御用達のファンが多い。濃く冴えのある深緑が美しい。

     

    茶師8段 前野安治氏が作り出した「五色の お茶いろ」には使用した茶葉の産地と茶種を名前に採用。日常に和を取り入れて、上質な時間を過ごしてみてはいかが?

  • ジェラート ピケ が巨匠「EAMES OFFICE」公認の初コラボコレクションを発表

    26.January.2022 | FASHION

    ルームウェアブランド「gelato pique(ジェラート ピケ)」は、ミッドセンチュリーの巨匠「EAMES OFFICE(イームズオフィス),Los Angeles」公認の初となるコラボレーションアイテム全19型を2022年1月14日(金)より、全国のジェラート ピケ 店舗および、ジェラート ピケ公式オンラインストア、ジェラート ピケ オム公式オンラインストア、ECデパートメントストア「USAGI ONLINE(ウサギオンライン)」 にて発売スタート。

     

    ジオメトリックシリーズ

    ロゴジャガードシリーズ

    チェアモチーフシリーズ

    Tシャツ

    コレクションには、ふんわりとしたブランドを代表する素材‘ジェラート’の肌触りはそのままに、ペットボトルのリサイクル糸を使用し、地球に優しいプロダクトに仕上げた「ジオメトリックシリーズ」や、フロントに大胆に配されたEAMES(イームズ)ロゴが目を引き、ギフトにも喜ばれるキャッチーなカラーリングが特徴の、さらりとした心地良い肌触りが続く‘パウダー’素材を使用した「ロゴジャガードシリーズ」などがラインアップ。

    さらに、名作チェアやハウスバードなどがあしらわれた「チェアモチーフシリーズ」は素材の一部にリサイクルコットンが使用され、環境に配慮したコットン100%素材で仕上げられた。また、EAMES(イームズ)を代表するチェアやブランドロゴなどがアートなプリントで表現されたTシャツも、リサイクルコットンをブレンドしたコットン100%の布帛素材を使用している。

     

    地球にも肌にも優しいサステナブルなコラボコレクションを手に取ってみては?

     

  • アーティスト大小島真木×ゴミを出さないアップサイクルプロダクト「UpcycleLino」コラボアイテム発表

    20.October.2021 | FASHION

    様々な生命や環境を題材に作品を制作している大小島真木と、ゴミを出さない完全循環型プロダクト「UpcycleLino」。ともに「循環」という結びつきから生まれた今回のコラボレーションは、人と環境、人と他の生き物たちとの関係性や在り方について見つめ直すきっかけを与えてくれる。今起きている環境問題に訴えかけるメッセージが詰まったスペシャルなアイテムをチェックしてほしい。

     

    UpcycleLino × MANDALĀJU ビッグバンドカラーシャツ

    UpcycleLino × MANDALĀJU スケッチトートバッグ

    UpcycleLino × MANDALĀJU スカーフ

     

     

    限りある資源を大切に守っていく為に、環境と生き物の共存、資源や生命の循環をテーマにスタートした「生命の樹」プロジェクト。様々な生命や環境を題材に作品を制作されているアーティスト大小島真木と、廃棄されるはずだった裁断くずをもう一度糸として紡ぎ、生地を織り、新しい洋服として再生する循環型プロダクト「UpcycleLino(アップサイクルリノ)」。

     

    人、動物、昆虫、植物など、私たち生き物も命を循環させながら生きている。アーティスト大小島が描く多様な生き物たちから伝えられるメッセージ。ともに共存していくために「私たちができることはなにか」と、一度立ち止まり人と環境、人と他の生き物たちとの関係性や在り方について見つめ直すきっかけを与えてくれるだろう。

     

    アート作品としても見ごたえのあるドローイングを用いたプリントは、目で見て鑑賞するだけでなく、実際に身に纏うことで全身でアートを体感してもらいたい。人にも環境にも優しいメッセージが詰まった、スペシャルなアイテムを手に取ってみては?

     

    ©角川武蔵野ミュージアム

  • 仙台パルコのサステナブルな10日間「Love Earth, Love Us」初開催

    17.September.2021 | FASHION / SPOT

    仙台パルコが、2021年9月17日(金)から9月26日(日)までの期間限定で、サステナブルに特化したキャンペーン「Love Earth, Love Us」を初開催する。今春より先行して、仙台パルコ出店ショップのサステナビリティ関連商品・サービスの集約WEBページを開設し、取り組みについて紹介している。今回の企画では、そのような商品やサービスを購入・利用した人へ付加価値を提供し、「サステナビリティへの意識・関心を高めながら仙台パルコでの買い物・サービス利用を楽しんでほしい」という思いで、新たなキャンペーンが誕生した。

     

    本企画のメインビジュアルには、福祉実験ユニットとして事業を展開するヘラルボニーの契約アーティストである中島敏也が描いた、ペルーのヴィニクンカ山(通称:レインボーマウンテン)を題材にしたアートを起用。企画期間中は「HERALBONY」期間限定ショップ出店に加え、本企画ビジュアルを使用したハンドタオルのプレゼントなど、様々なコンテンツを楽しむことができるのでお見逃しなく!

  • Afternoon Tea LIVING40周年記念「四季のティータイムスノードーム」数量限定プレゼント

    02.September.2021 | FASHION

    Afternoon Tea LIVINGが、20219月にブランド設立40周年を迎えるのを記念して、2021910日(金)、911日(土)、917日(金)、918日(土)の四日間限定で、商品を税込4,400円以上購入した各日3,000名に、四季のティータイムをイメージしたオリジナルスノードームをAfternoon Tea LIVING店頭、及び、公式オンラインショップにてプレゼント。その他、アフタヌーンティー・メンバーズ限定のプレゼントや日本環境設計のサステナブル素材であるBRING Materialの再生ポリエステルを使用した記念Tシャツを910日(金)から発売する。

     

    四季のティータイムスノードーム

     

    SPRING(春) 9月10日(金)

     

    SUMMER(夏) 9月11日(土)

     

    AUTUMN(秋) 9月17日(金)

     

    WINTER(冬) 9月18日(土)

     

     

    会員限定40周年ロゴ入り“ミニショッパー&テープ”

     

    PINK(ピンク) 9月10日(金)~

    GREEN(グリーン) 9月17日(金)~

     

    40周年記念Tシャツ 各4,950円(税込)

     

     

    910日(金)、917日(金)に、40周年のオリジナルロゴとモチーフがデザインされた数量限定ミニショッパー&テープを商品を購入した各日先着5,000名にプレゼントする。

     

    日本環境設計が取り組んでいる、服から服をつくるBRINGは、古着を回収し化学分解を経て作られた再生原料を用いるとことで、資源を循環させるブランド。そして、今回は、サステナブルに取り組むAfternoon Tea LIVINGとコラボし、再生ポリエステルを一部に使用したBRING Material40周年記念Tシャツを製作した。前面のデザインは菓子研究科の福田里香によるAfternoon Teaブランド40周年を記念したメレンゲケーキと、Afternoon Tea LIVINGの過去のフリーペーパーから選んだネコのいる窓辺、2種類のフォトがプリントとして使用された。

     

    全季節コレクションしたくなる四季のティータイムスノードームをお楽しみに!

     

  • 日本のサステナブルに触れるマーケット・エキシビション「Meguriwa展」開催

    12.August.2021 | FASHION / SPOT

    日本のサステナブルを発信するプロジェクト「Meguriwa (めぐりわ)」が、2021年11月12日(金)と11月13日(土)の二日間限定でマーケット・合同展示会イベントを開催する。会場予定地は、渋谷駅南街区の、再開発で賑わいを見せるエリアに、時を忘れたかのようにひっそりと佇む邸宅。伝統的な和の雰囲気と西洋のモダンな様式が混在し、どこか懐かしさを感じる空間が広がる。

     

     

    間伐材をつかった商品や、売り上げの一部をつかって環境保全活動を行うプロダクト、再生デニムなど、循環型のモノヅクリにとりくむ全国のつくりて、企業が手掛ける作品、商品、素材が一堂に会する。人間は社会構造が大きく変化するうねりの中で、「無目的な自然(気候変動、ウィルスや地震など)」と共生を続けなければならない。そこで、Meguriwaは、自然との境界をつくらず、自然を恐れ感謝する「当たり前の経済」を再考すべき今、「サーキュラー・バイオエコノミー」が社会に示せるビジョンは大きいと考える。

     
    古来の営みと変わることのなく「地球に生きること」に向き合い、共に学び、楽しみながら未来をつくる場になってほしいとの想いが込められた本イベントでは素材の商談ができる素材展示も同時開催。さらに、オンラインセミナー「めぐりわのまなびば」が、事前イベントとして1ヶ月前より毎週で開催される。

     

    モノヅクリをとりまく地域文化を表現するイベントへ足を運んでみては?

     

  • 廃棄物で表現するアートで社会課題の解決を目指すプロジェクト始動

    29.July.2021 | FASHION

    「ひと と 地球 の未来を描く」をビジョンに掲げ、コンサルティング・物販・飲食事業を通して、様々な社会課題の解決を目指すInnovation Designが、渋谷スクランブルスクエア14階で展開するおみやげを通して社会課題の解決を目指す「haishop」にて、2021年7月21日(水)より「Art For Social Change 」と称したプロジェクトを始動、廃棄物由来の素材から作るアート作品を募集する。

     

    環境省によると、令和元年度の全国のごみ総排出量は4,274万トン(東京ドーム約115杯分)、1人1日当たりのごみ排出量は918グラム。廃棄物は輸出できないため、島国である日本では、約20年後の日本を考え、今、行動を起こすことが必要と考えている。

     

    そこで、haishopは、「販売中止になった洗剤のキャップ」や「プラスチックチップ」など様々な廃棄物から生まれたマテリアル素材の販売を行い、購入者と共に廃棄物の在り方の新たな可能性を探っていた。そんな中、アクリル製品を製造・成型する際に余ってしまう部材の購入者が、廃棄物を見事にアートとして蘇らせた。その出会いだけに留まらず、その他も沢山の人から同様の話を聞いた経緯から、今回、プロジェクトを本格的に始動することが決定した。多くの人たちと共にアートの力で社会を変えるメッセージを届けたいという想いを大切に、プロジェクト名を「Art For Social Change 」と称した。

     

    “モノが生まれる”までは容易にイメージできるが、”モノを使ったあと”の想像は実はとても難しい。最終処分場の残余容量が年々少なくなっている今、日本に暮らす全ての人がモノを大切にし、寿命を伸ばすアイディアを見出し、新たな循環型社会を構築することが世界でも重要課題だ。このプロジェクトでは、そのようなメッセージを少しでも伝えていきたいと考えている。

     

    本プロジェクトの参加条件は、「本プロジェクトの想いに賛同してくれる人」「haishopで販売するマテリアルを使用すること」のみ。プロのアーティストだけでなく、未就学児でも、学生でも、社会人でも、老若男女問わず誰もがアーティストとして自分の作品を世に送り出すことができ、販売することができる。様々な社会問題がある今、1人でも多くの人が現状を認識し、そして行動を起こしていく事が大切だと考える。販売することで、”作った人” ”購入した人”は勿論のこと、haishopに来て作品を見た全ての人が、循環型の社会について真剣に考え、行動を起こす一歩を踏み出す「きっかけ」となることを願い販売される。

     

     

    実績

    haishopでは、新渡戸文化小学校の4年生の児童と共に、廃棄物由来の素材を使用し” おみやげ “というテーマで作品を作ってもらい、児童が生み出した作品の販売を行っている。売上は、新渡戸文化小学校へ戻し、子供たちと共に新たな循環を生み出す活用方法を考えていく。

     

    新渡戸文化小学校の児童の作品販売の様子

    洗剤のキャップから生まれたマラカス

     

    みんなで取り組むリサイクルアートであなたのアイデアを表現してみては?

     

  • 代官山蔦屋書店にて日本のデザイン文化を追求した天童木工80周年記念フェア開催中

    12.July.2021 | FASHION / SPOT

    代官山蔦屋書店が、2021年7月7日(水)から8月6日(金)までの期間に、天童木工の80周年を記念し、新刊書籍と限定仕様の新作家具を販売するフェア、「天童木工とジャパニーズモダン」を開催している。書籍「天童木工とジャパニーズモダン」を先行販売する他、建築、インテリア、プロダクトの視点から生まれた天童木工の名作家具と、80周年を記念に製作された中村拓志、二俣公一、熊野亘による新作家具を展示、限定販売する。

     

    各デザイナーの署名入りプレート




    天童木工の家具づくりは、戦後、日本の気候風土に根差した建築、デザイン文化を追求した建築家やデザイナーとの協働で大きく発展した。なかでも剣持勇を中心に、日本独自のデザインを探らんとする「ジャパニーズモダン」の思想から大きな影響を受けている。天童木工は、日本の建築史における様々な名作に納められた数多の家具づくりを通じて、多様なコラボレーションを行ってきた。

    2020年に創業80年を迎え、天童木工が協働してきた建築家やデザイナーとの数多くの仕事を時代順に追いかけた書籍「天童木工とジャパニーズモダン」が7月中旬に刊行される。あらためて「ジャパニーズモダン」の普遍性を探りながら、実例とともに天童木工が日本の家具や空間に寄与してきた役割を再考する書籍となっている。時代とともに変わるライフスタイルへの考察と、新作家具開発のプロセスやデザイナーへのインタビューも収録。多彩なビジュアルとともに歴史を振り返り、未来へとつなぐ一冊となるだろう。

     

    なお、この度の先行販売に限り、新作家具には各デザイナーの署名入りプレートが付属している。

     

    ジャパニーズモダンを紐解くフェアへ足を運んでみては?

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