アートを活用した東京・葛飾区活性のプロジェクトクラウドファンディング開始

07.April.2021 | FASHION / SPOT

フランス出身の新進気鋭のアーティスト・ジョフレ・ブヨと、南葛SCに所属するサッカー選手でもある能登正人という2人のアーティストの作品を街中に掲示し、新たな観光スポットとして活用、また伝統工芸品とのコラボアイテムをクラウドファンディングのリターンとして開発する事で、葛飾区の魅力を発信していくというプロジェクトが始動した。

 

葛飾区内の有志メンバーで立ち上げたウェルカムカツシカアートプロジェクト実行委員会は、

葛飾区内の各所にアート作品で彩られたフォトスポットを作り、医療機関へのアートパネルの寄付する、ウィズコロナ時代のアートイベントの先駆けとなるような活動を目指す。

 

 

 

参加アーティスト

 

ジョフレ・ブヨ

フランス出身で2019年に葛飾区柴又で開催された「柴又芸術世界」というアートイベントでゲストアーティストとして参加した。モノクロを基調としたグレイスケールペインティング手法により、キュビズムとスタイルミニマリズムを組み合わせた作品が特徴。

 

能登正人

プロサッカー選手としても活躍し、現在は葛飾区からJリーグを目指す南葛SCに所属するアスリートでもある。身体全てを使い、ペイント素材を重ねて作り上げていく独特の手法は、マルチな才能を発揮する彼ならではの作品となっている。

 

江戸切子(清水硝子)や和晒手ぬぐい(東京和晒)などの職人とアーティストがコラボしたアイテムを開発、原画と合わせて、クラウドファンディングのリターン品として、寄付者へも贈る。この他にも地元サッカーチーム南葛SCからは「2D翼くん 南葛アートパネル」、葛飾区内のアパレルブランド「CON±RAD」とアーティスト2名がコラボしたTシャツやパーカー、アーティストがデザインしたBMZ社のサッカースパイク、飲食店とコラボした「ブルーベリーブラウニー」などなど、リターン品も注目アイテムが目白押しだ。

 

 

アートで地域活性化を目指すプロジェクトをサポートしよう。

RELATED ENTRIES

  • 映画『ファンファーレ』に野元空が出演

    27.July.2023 | MOVIE

    1117日(金)公開の映画『ファンファーレ』に野元空が出演する。

     

    本作は、アイドルグループを卒業しセカンドキャリアを歩む2人の女性の揺れ動く心情や葛藤を描く物語。アイドルグループFun☆ファーレの元センターで、服飾の道に進むべくグループを脱退した主人公・須藤玲役を野元空が演じる。

     

    「スプリング、ハズ、カム」(2015)や「君は永遠にそいつらより若い」(2021)など、心情の機微をリアルに描く吉野竜平監督が手がける、脚本、劇中に登場するアイドルの楽曲、衣装、振付など全て完全オリジナルの作品となる。

     

    また、本作の全国公開に向けた応援プロジェクトとして、クラウドファンディングが実施中なのでチェックしよう。

  • クラウドファンディングで1億1千万円の支援を集めたアニメーション映画『狂気山脈 ネイキッド・ピーク』のパイロット・フィルム公開

    06.March.2023 | ANIME&GAME

    アニメーション映画『狂気山脈 ネイキッド・ピーク』のパイロット・フィルムが2023年2月28日(月)にYoutubeで公開された。『狂気山脈 ネイキッド・ピーク』とは、テーブルトークRPG(TRPG)用に書かれたシナリオ『狂気山脈 ~邪神の山嶺~』を原案としたアニメーション映画。

     

    シナリオ作者まだら牛主導の元、個人かつTRPG発の物語としてアニメーション映画化を目指すためのクラウドファンディングがCAMPFIREで実施され、支援額が1億1930万を集める結果となった。同サイトのアニメ・漫画カテゴリで総支援額および総支援者数の歴代1位を獲得し、「CAMPFIRE クラウドファンディング アワード2022」総合賞・第1位を受賞した。

     

    人々に支持された『狂気山脈 ネイキッド・ピーク』のパイロット・フィルムをチェックしよう。

     

    パイロット・フィルム

     

    『狂気山脈 ネイキッド・ピーク』あらすじ

    ニュージーランド発の南極観光ジェット機が、謎の失踪を遂げた。
    調査隊の必死の捜索の末、旅客機の無線信号が途絶えた座標の先には、未知の巨大な山脈が立ちはだかっていた。
    前人未踏のその山脈は、最高高度が海抜一万メートルを越える、エベレストを遥かにしのぐ、新たな世界最高峰であることが明らかになった。

     

    ――誰が呼んだか、“狂気山脈”。

     

    そのあまりに暴力的な頂に、今、無謀にも挑もうとするものがいる。
    はたして、死の領域の先に、登山家たちが出会うものとは。

  • TOKYO発次世代クリエイティブ・ガールズ・コレクティブ「bala」が本格始動

    04.March.2023 | FASHION / MUSIC

    東京を拠点に活動するガールズ・アーティストとクリエイターによるコレクティブ「bala」がついに本格始動。3月8日に1stシングル「barla」をリリースします。

     

    bala(バラ)は、MANON、SUNNY ONLY 1、DAN、KANOからなる、それぞれにグローバルなバックグラウンドとルーツをもったクリエイティブ集団。世界で同時多発的に進行している様々なZ世代ユースカルチャーと共鳴しながら、DNAに組み込まれた日本発のポップカルチャーと融合させたハイブリッドな表現を求め、グローバルに発信していくことをコンセプトに活動していきます。

     

    3月8日にリリースされるデビュー曲「barla」は、Mondo Grosso名義でも数々のヒット曲を持つ大沢伸一がプロデュースを手掛け、ケンモチヒデフミ(水曜日のカンパネラ)とリリックを共作。Y2Kカルチャーが各所でリヴァイバルするなか、次の音楽トレンドとして復活の兆しを見せている90年代末のフィルターハウス・サウンドをいち早くフィーチャー。次世代のポップカルチャーを牽引していく彼女たちのテーマ曲に相応しいグルーヴィーなダンスチューンとなっています。

     

    <大沢伸一 コメント>
    超個性的メンバーが集まったbalaの幕開けに立ち会えて光栄です。ケンモチさんとも事実上初の共作が出来て念願が叶いました。

     

    <ケンモチヒデフミ コメント>
    balaの皆さん、大沢伸一さん、異色の様々な才能が混ざり合った楽曲に私もご一緒出来てとても嬉しく思っています。今この瞬間にしか出てこない、みんなのエネルギーが詰まった一曲になりました!

     

  • 銀杏BOYZなどのジャケットイラストを手掛ける江口寿史のイラストレーション展『東京彼女』が東京ミッドタウン日比谷にて開催

    08.February.2023 | SPOT

    東京ミッドタウン日比谷は、街と人の魅力を伝え続けてきたクリエイター江口寿史氏によるイラストレーション展『東京彼女』を2023年3月14日(火)~4月23日(日)に開催する。当展示のために特別に描き下された、日比谷の街にたたずむ「彼女」の新作イラストを中心に大小さまざまな「彼女」の展示を展開していく。

    銀杏BOYZ「君と僕の第三次世界大戦的恋愛革命」CDジャケット(2005)

    大滝 詠一「A LONG VACATION」40th トリビュートイラスト(2021)

     

    漫画家・イラストレーターとして活躍する江口寿史氏は、東京という街と街の中で輝く人々の瞬間を克明に描き、街と人の魅力を伝え続けている。今回、東京ミッドタウン日比谷が5周年を迎え、日比谷エリアの様々な場所も周年を迎えることから、日比谷ならではの特別展示として江口寿史イラストレーション展『東京彼女』が実現した。
    本展示では、東京ミッドタウン日比谷での展示のために新たに描き下された、日比谷の街にたたずむ「彼女」の新作がお披露目するほか、江口氏が80〜90年代に愛用した画材パントーン・オーバーレイによる初公開の原画作品も多数展示される。

     

    また、期間中はサイン会をはじめ、江口氏本人がその場で対象者の似顔絵を描き下ろす「ライブスケッチ」や、イラストを描くコツを伝授する「ワークショップ」も開催。

     

    時代を代表するクリエイターの、魅力的な東京の「彼女」たちに会いに、ぜひ足を運んでみてはいかが?

     

    ©2023 Eguchi Hisashi

  • エストニア・タリンのクム美術館でチームラボの個展がオープン

    15.December.2022 | FASHION / SPOT

    アート集団チームラボは、北欧最大級の美術館であるエストニア・タリンのクム美術館にて、2022年11月11日(金)に個展をオープンした。クム美術館は、18世紀以降のエストニア美術の膨大なコレクションを所蔵し、2008年には欧州最優秀美術館賞(The European Museum Forum=EMF)を受賞した、エストニアを代表する美術館となっている。個展は、2023年5月7日(日)まで開催する。

     

    チームラボ《teamLab:Impermanent Flowers Floating in a Continuous Sea》 

     

    teamLab: Impermanent Flowers Floating in a Continuous Sea」と題した本展では、全てが繋がっている一つの連続した海の中で、花々が誕生と死を繰り返しながら、増殖していく作品群が展示される。来場者は、作品空間に身体ごと没入し、自分と作品との境界のない世界を体験することができる。

     

     

    《Black Waves: Immersive Mass》は、全て繋がっている一つの連続した波でできた作品。始まりも終わりもなく、来場者は、波でできた塊と対峙し、作品空間を進んでいくと、やがては波に引き込まれ、作品空間と連続していく。

    古典的な東アジアの美術の波は、よく線の集合で表現されるが、線の集合でできた波は、それらが流れの中の一部であることを気が付かせてくれる。そして、その線の集合には、波が生き物であるかのように、どこか生命を感じる。

     

    チームラボ《Black Waves:Immersive Mass》©チームラボ

     

    《Black Waves: Immersive Mass》の海の中に現れる作品《増殖する無量の生命》は、花々が誕生と死を繰り返しながら、増殖と死滅を繰り返し、時間とともに移ろっていく。人々が花々にふれると、花々は散って死んでしまう。

     

    チームラボ《増殖する無量の生命》©チームラボ

     

     

    本展では、この他に、燃焼する気体の流れによって描いた線の集合で炎を描く作品《憑依する炎》も展示する。この作品は、来場者がアプリ《Distributed Fire》を持って作品の炎に近づくことで、スマートフォンに炎がともり、作品を持ち帰ることができる。持ち帰った炎は、他の人のスマートフォンに近づけると、同じように炎がともり、炎をつなげることができます。炎を誰かにつなげ、その炎がまた他の誰かにつながっていくことで、炎は、世界中に広がっていく。
    作品は、人々のネットワーク上に分散して存在し、分権型のアートとなっていく時、オリジナルが消滅しても存在し続ける。

     

    チームラボ《憑依する炎》©チームラボ

     

     

    クム美術館 Photo:Tõnu Tunnel. Courtesy of the Art Museum of Estonia.

     

     

    エストニアを代表するクム美術館でチームラボの世界観に飛び込んでみては?

  • W大阪×ネイキッド初コラボ『W Osaka×NAKED, INC. Xmas Garden』開催決定

    12.December.2022 | FASHION / SPOT

    株式会社ネイキッドが、ラグジュアリー・ライフスタイルホテル「W大阪」と初コラボレーションし、W大阪の4F「WET DECK(ウェットデッキ)」にて、2022年12月15日(木)〜12月25日(日)まで、クリスマスイベント『W Osaka × NAKED, INC. Xmas Garden』の企画・演出・制作を実施する。本イベントを象徴するアートモニュメントそしてクリスマスツリーとして、村松亮太郎 / NAKEDによる、世界と繋がる参加型アートプロジェクト『DANDELION PROJECT』(ダンデライオンプロジェクト)がW大阪に初展示される。本展示は、ネイキッドが京都市、宇治市、滋賀県大津市とともに発信する次世代型アートプロジェクト『NAKED GARDEN ONE KYOTO』の一環として行われる

     

    注目の「W大阪」に気鋭のアート『DANDELION』が初登場、光のアート空間に

    2021年に開業以来、斬新で革新的なホテルとして注目を集める「W大阪」。本イベントを象徴するアートモニュメントとして、また、クリスマスツリーとして、世界と繋がるインタラクティブアートオブジェ『DANDELION』がW大阪に初登場。通常のDANDELION PROJECTの体験のみならず、W大阪限定でクリスマス演出が楽しめる時間も展開(※20分間が通常体験5分間クリスマス演出体験の合計25分間1セットでのループ)。クリスマス演出はDANDELIONの体験に合わせて、照明演出が連動、音楽はW大阪プロデュースの特別仕様となる。

     

    1年を締めくくり、来る年に向けて平和・平穏を祈るこのホリデーシーズンに、目的地となるホテルを目指し続けるW大阪から、世界に平和の願いを届ける。同期間、日本は平安神宮や世界遺産・仁和寺、京都国立博物館など、また海外はサウジアラビア・リヤドで開催の「アル・ムラバ」にも『DANDELION』が展示中。国や人種、思想に関わらず、世界中がネットワークで繋がり、一人ひとりの平和への願いを乗せた綿毛となって世界各地にタンポポの花を咲かせる。また、DANDELIONの展示だけでなく、会場となるW大阪4Fの「WET DECK」全体が光のアートに包まれるクリスマスの特別仕様にネイキッドが演出。入場者はWET DECKに隣接するバー「WET BAR(ウェットバー)」にて、オリジナルカクテルやシャンパーニュなどの中からワンドリンクを楽しむことができる。

     

    DANDELION PROJECT

    『DANDELION PROJECT』は、アーティスト 村松亮太郎による、タンポポのアートオブジェ『DANDELION』を世界各地に植樹し(設置し)、平和の象徴である花を世界中に咲かせていくアートプロジェクト。体験者が『DANDELION』にスマートフォンをかざすと、平和への願いをデジタルのタンポポの綿毛に乗せて、ネットワークで『DANDELION』が植樹されている世界各地に繋がり、リアルタイムでデジタルの花を届けることができる。大阪府での『DANDELION PROJECT』展示は、2021年の『OSAKA 光のルネサンス2021』、2022年10月のうめきた外庭SQUAREに続き、3回目。

  • 台湾・台北でネイキッドの人気デジタルアート展『NAKED OCEAN 』初開催

    05.December.2022 | FASHION / SPOT

    ネイキッドは、2022年12月23日(金)~2023年3月5日(日)の期間限定で、台湾の都市である台北国立台湾科学教育館にて、ネイキッドのIP(知的財産)である人気の体験型デジタルアート展『NAKED OCEAN IN TAIPEI 光之影海洋展 』を開催する。本展は、台湾最大手の展示会社「KHAM INC.寬宏芸術」とのコラボレーション企画となる。

     

    台湾でのネイキッドが企画する体験型アート展や作品発表は、2018年開催の『TOKYO ART CITY BY NAKED』、2021年から2年連続参加の台湾ランタンフェス、2022年夏開催の『NAKED URANAI』に続き、本展が5作目となる。2019年に中国・上海で発表し、その後日本では横浜で開催。台北は3年越しの『NAKED OCEAN』の開催地となる。
    『NAKED OCEAN』は、生命の起源であり、生態系を司る要素のひとつである「海の神秘」がコンセプト。まるで異次元に入り込んだような幻想的な風景と、ストーリー性のあるアート体験が人気を博し、ネイキッドを代表する作品のひとつとなっている。『NAKED OCEAN IN TAIPEI 光之影海洋展』は、これまでの『NAKED OCEAN』をさらにアップデート。色鮮やかなデジタルの海を探索し、そこに住むデジタルの生き物たちと触れ合うことで、水族館や海では見ることができない深海の世界を擬似体験することができる。海やSDGsについて考えるきっかけに繋げるアート体験を通して、人間と密接な関係にある「海」をより深く学べる教育機会にもなっている。

     

    To the Sea 

     

    Fluid Wall 

     

    Shoal of Shadows 

     

    Ocean Food Chain 

     

    Ocean Tunnel 

     

    Into The Deep

     

    PARADISE 

     

    LIFERIUM

    『NAKED OCEAN IN TAIPEI 光之影海洋展』のバックストーリーは、浅瀬の海底トンネルから海に入り深海6500mの世界を巡る、光と海の物語。プロジェクションマッピングやプログラミングを使ったテクノロジーアートとフィジカルな香りや音楽といったバーチャルとリアルが融合した「デジタルの深海世界」を味わうことができる。『NAKED OCEAN IN TAIPEI 光之影海洋展』で初となる新作のアート体験「Ocean Food Chain」が登場。 海で起こる食物連鎖を体で学べるインタラクティブアートとなっている。また、多細胞生物の起源に近いクラゲが壁に触れると生まれていくインタラクティブアート「Fluid Wall」、クジラが水先案内人となり色彩豊かな深海を旅する、壮大なプロジェクションマッピングショー「PARADISE」など、8つのエリアで構成。このデジタルの海のなかで、現実とファンタジーが融合したインタラクティブアート体験を楽しもう。

  • 日本人アーティスト・草間彌生の作品が「カタール・クリエイツ」の一環としてイスラム美術館で展示

    01.December.2022 | SPOT

    カタール博物館(Qatar Museums)は、カタールにおける多様な文化活動を監修、促進、奨励する、通年の文化活動プロジェクト「カタール・クリエイツ(Qatar Creates)」を展開しており、その一環としてドーハ及び国内の至る所に、国内外の著名なアーティストによる40以上のパブリックアート作品を展示している。

    この度、イスラム美術館(MIA)の敷地内に、日本人アーティスト草間彌生の象徴的なデザインによる大規模な屋外展示『My Soul Blooms Forever』が設置された。カタールで初めて公開される大型の作品が含まれており、色彩豊かで幻想的な植物や、象徴的な水玉模様のカボチャの立体造形などの壮大なインスタレーションを通して、アーティストの自然界に対する畏敬の念を表現している。この『My Soul Blooms Forever』は、カタールの「文化年(Years of Culture)」プログラムの10周年記念、また2012年の「カタール・日本文化年」のレガシーとして、202331日(水)までMIAパークにて展示されるのでぜひ足を運んでみてはいかが?

     

    Photo by Iwan Baan. Artwork © YAYOI KUSAMA. Courtesy David Zwirner, Ota Fine Arts, and Victoria Miro.

  • チームラボ、シンガポールの常設展「Future World」で新たに3作品を公開

    30.November.2022 | FASHION / SPOT

    アート集団チームラボの、シンガポール・マリーナベイ・サンズにある2つの展示が、リニューアル。美術館アートサイエンス・ミュージアムに2016年にオープンした、世界ではじめてのチームラボの常設展「Future World: Where Art Meets Science」(以下、Future World)では、新作を含む3作品が新たに展示される。また、Future Worldのすぐそばにある、巨大でインタラクティブな光の空間「Digital Light Canvas by teamLab」(以下、Digital Light Canvas)では、来場者の描いた様々な生きものたちによって創られる生態系の世界が新たに登場する。

     

    お絵かきフライト

     

    両展示において、来場者は、身体ごと作品に没入したり、複雑で立体的な世界を身体を使って体験したり、他者と共に新しい世界を創ったりといった体験をすることができる。

     

     

    Future World

    「共創」をコンセプトにした「未来の遊園地」シリーズの《お絵かきフライト》は、来場者が描いた飛行機が飛ぶだけではなく、タブレットを使ってパイロットの視点で操作することができる。チョウやタカを描くと、それぞれの生き物が持つ視点から世界を見ることができ、その生き物特有の知覚によって構築された世界である「環世界」に入る。

     

    イロトリドリの群れの中のエアリアルクライミング

     

    「身体で世界を捉え、世界を立体的に考える」をコンセプトとした「運動の森」シリーズの《イロトリドリの群れの中のエアリアルクライミング》は、空中に棒が立体的に浮かんでいる空間を立体的に渡っていく。

     

    Autonomous Abstraction, 宇宙から自分の存在まで連続する現象

     

    《Autonomous Abstraction, 宇宙から自分の存在まで連続する現象》は、新しい概念の抽象画。人々が点に触れると、点の明滅と色相のリズムが変化しバラバラになり、絵は大きく変化するが、自発的に秩序が形成され、変化しながらも、この作品にとっての美を保ち続ける。

     

     

    Digital Light Canvas

     

    グラフィティネイチャー – レッドリスト, Digital Light Canvas


    「Digital Light Canvas」は、直径15mの光の円形リンクと、光の点の集合でできた高さ20mにある光のシリンダーから構成された空間で、人々の存在によって変化する、チームラボのインタラクティブなアート作品が常設展示されている。

    お絵かきファクトリー

     

     

    「Digital Light Canvas」の空間内には、来場者が描いた絵がその場で缶バッジやTシャツなどになる《お絵かきファクトリー》も登場。

     

    身体ごと作品に没入することができる「Future World」で光の世界を体験しよう。

     

    © チームラボ

  • 京都の伝統工芸品「京友禅」のデザイン画『草稿』を新たな切り口で表現するコラボNFT登場

    28.November.2022 | FASHION

    NFTマーケットプレイス「HINATA」が2022年11月25日(金)に販売を開始する、伝統工芸・京友禅のデザイン画『草稿』を用いた新たなコラボレーションイラスト作品が公開された。

     

    京友禅『草稿』× 現代の浮世絵師「オノ・タコ」

    使用された草稿(左)と「オノ・タコ」氏の作品 《春の夢路ー陽ー》

     

    洋の東西を問わず様々なデザインを浮世絵風に描きあげる、現代の浮世絵師「オノ・タコ」。

    草稿を背景に楚々と佇む美しい女性を、柔和な線で見事に描きあげた。
    草稿の線の美しさがより伝わるよう、背景を重視し作画はキャラクターと背景が調和した作品に仕上がっている。

     

    本作は浮世絵だが現代の女性が描かれており、京友禅や浮世絵という伝統的な美と現代的な美を融合した普遍的な美しさや理想が表現されている。

    柔らかく暖かな印象の「陽」と、しっとりと静謐な印象の「陰」の2つのバリエーション、合計6作品が販売予定。

    オノ・タコ:https://twitter.com/ono800

     

    京友禅『草稿』× イラストレーター「オムレットマト」

    使用された草稿(左)と、「オムレットマト」氏の作品《望月》

     

    可憐な少女のイラストで人気急上昇中のイラストレーター「オムレットマト」。
    日本の自然を美しく描いた3種の草稿を用いて、見返り美人をモチーフとした少女が描かれています。
    萌えイラストを手掛けるクリエイターの視点から『京友禅と萌えイラストの共通点』を探り、対極にあるものではなく調和するものとして2つの文化を融合させた作品は、不変の美と、美の進化を同時に感じさせる。

    時代を経ても同じように巡る空の表情を表す「黎明」「日の出」「望月」の3つのバリエーション、合計8作品が販売予定。


    オムレットマト:http://omutoma.tumblr.com

     

    2人のイラストレーターがそれぞれの切り口から描いた、京友禅×イラストのコラボ作品をお楽しみに。

  • monopo、創業100年を迎える京都西陣織ブランド「織楽浅野」とコラボで日本の伝統工芸の魅力を世界に発信

    21.November.2022 | FASHION

    グローバルクリエイティブエージェンシーmonopoと、創業100年を迎える京都西陣の帯ブランド織楽浅野は、国際的に活躍するクリエーターとのコラボレーションにより、職人の物語をデジタル体験できる「帯」を制作した。新しい視点で切り取った日本の伝統工芸を、楽しむことができる。

     

    QR帯というユニークなストーリーテリングの手法を用い、プロダクトとコンテンツを融合することで西陣織の価値を再定義。帯に織り込まれたQRコードをスマートフォンで読み取り、帯ができる過程やコンセプトをデジタル上で体験できる特設Webサイト・映像を公開した。実際の帯を見ることができなくても、世界中の人々が西陣織の歴史と工芸を目にすることで、京都のものづくり文化について世界中の人々に発信する。

    古都、京都。日本が誇る伝統や歴史を大切に守り、現代まで継承してきた場所。パンデミック前は、訪日ブームや日本文化の世界的な流行により、 街は大きな賑わいをみせている。しかし2020年に起こった世界的なパンデミックにより、街は一変。祇園周辺に溢れていたたくさんの観光客は姿を消し、各名所も今までが嘘だったかのようにしんと静まりかえった。しかし、日本が国境を開放した今、また注目が集まっている。

     

    伝統を守りながらも時代への挑戦を続ける「織楽浅野」の姿勢と、グローバルとデジタル領域のクリエイティブに強みを持つmonopoがタッグを組むことで、今回のプロジェクトが実現した。プロジェクトでは、帯の制作だけでなく、帯の柄から読み込めるQRコードから閲覧できる特設Webサイト・本プロダクトストーリーを伝える映像コンテンツが公開された。

     

    日本のローカル文化の魅力をグローバルに伝えているmonopoの今後の取り組みから目が離せない。

  • ミュージアムホテル「ホテル雅叙園東京」、館内の文化財建築「百段階段」ツアー開催

    12.November.2022 | FASHION / SPOT

    日本美のミュージアムホテル、ホテル雅叙園東京では、2022年12月3日(土)から12月25日(日)までの期間限定で、館内に有する東京都指定有形文化財「百段階段」にて、「冬の見学会 百段百景2022~建物×美術×伝承の物語~」を開催する。

     

    ホテル雅叙園東京の前身、目黒雅叙園は、目黒川流域における都市整備計画に実施に伴い、1988年から3年間かけ大規模な改修工事を行なった。1935年に旧目黒雅叙園の3号館として建築された東京都指定有形文化財「百段階段」は、その建て替えの対象とならず、当時のまま残るホテル内唯一の木造建築となっている。

    料亭として営業し多くの人が集う宴の場であった昭和、伝統的な美意識を今に伝える象徴的な場所として文化財となった平成、そして文化やアートの発信の場となっている現在の文化財「百段階段」は、年間を通してさまざまな企画展が開催され、一般公開されている。アートと文化財建築の融合を愉しむ企画が多い中、この冬は、文化財建築“そのまま”の価値を堪能できる冬の見学会が開催。

    昭和の巨匠たちが手掛けた日本画や美術工芸品、建具など、多彩な表情を持つ文化財建築のありのままの景色を存分に堪能してみては?

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