注目の台湾出身トリリンガル・シンガー「ASA Wu」KMプロデュースでデビュー

07.April.2021 | MUSIC

ほぼ無名の新人であるにも関わらず、EVISBEATSやLEX、banvoxといった気鋭のラッパー/アーティスト作品にフィーチャーされるなど、独自の歌唱スタイルと表現力で聴くものに強烈なインパクトを残してきたシンガー、ASA Wu(アサ・ウー)。

その歌唱力に加え、日本語、中国語、英語を操り、既にモデルとしても活躍するなど、ストリートで群雄割拠するZ世代アーティストたちの中にあっても頭抜けたポテンシャルを示してきた彼女は、2021年4月2日、満を持してデビュー曲「Bloomer」を発表する。

 

 

現在、日本語ラップ・シーンでもっとも勢いのあるプロデューサーといっても過言ではないKMが手掛ける同曲は、乾いたアコースティック・ギターの旋律とトラップビートが刻むグランジな質感の R&B チューン。トラックは余計な装飾を剥ぎ落とし、恋人との離れていく距離感への葛藤や憔悴を、ときに切なく、妖艶に、パワフルにと緩急自在に表現する ASA Wu のボーカルを聴かせるエモーショナルな仕上がりに。何かとてつもない才能が開花する、その予兆や予感ともいうべき前夜の空気感が充満した、聞き流せない力を持った楽曲となっている。

 

今後リリースされるEPに関してもすでにKMの全面プロデュースが決定しており、2021年のニューカマーの中でも、大きな期待を集めるプロジェクトとなりそうだ。

また、本作のジャケット、アーティスト写真など、アートディレクションは、OWNCEAN (UNA+MATCHA)が務めている。

 

KM コメント

「常に対極が見え隠れするような、感情の揺れ動きと、不安も期待もどちらも背負ったまま力強く前進するような世界観。Verse2では、ASA Wuさんのリリックに寄り添うようにコードを組み直しました。ルートは常に不安定で、聴いてると心がざわざわするので気に入ってます。ラストのHookでは色んな感情が咲き乱れるような感じで音作りしました。」

 

注目のアーティスト「ASA Wu」のデビュー曲「Bloomer」を聴いて彼女の活躍を応援しよう。

 

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    2022年に国内のカッティングエッジな⾳楽、ファッションやアートを体現するアーティスト、クリエイターを集め、グローバルに発信していく新プロジェクト。bala. では、世界のミュージック・シーンとリンクしながら、今 「世界が求める」トーキョーを提⽰する。アンダーグラウンドとオーバーグラウンド、ポップとオルタナティブ、⽇本とアジア/世界を接続するアーティスト・コレクティブへ成長していくだろう。中核を担うのは、⽇本語ラップシーンでもアイコニックな存在感を⽰すMANON、台湾出⾝のトリリンガル・シンガーASA Wu、モデルとしても活躍するZ世代オルタナティブポップのSUNNY ONLY1、そしてクリエイティブ・クルーのKissGelz(MANON、Dan、Kayno)。

    TALENT PROFILE

    MANON

    ストリートスナップの常連として注目され、早くからモデルとしても活躍してきたMANONは、福岡在住の16歳。2017年からYUPPA(HNC)をプロデュースに迎えた音楽活動を展開しており、2018年のデビュー・アルバム『TEENAGE DIARY』には、Kero Kero Bonito(UK)やRyan Hemsworth(カナダ)も参加。オルタナティヴ・ロックやヒップホップの現在進行系と、日本のガーリー・カルチャー”Kawaii”をミックスアップしたサウンドで期待を集める、アップカミング・ガール。日本とフランスのハーフ。

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    音楽を目指したきっかけ

    「小さい頃からずっと歌って、お家で歌ってショーとか自分でひらいてたりして。夜ご飯食べる時に、「今日のディナーショー!」とか言って、パパとかママに観てもらったりして。台湾では寝る前に、おばあちゃんにも一緒に聴いてもらっていました。それに、小さい頃は褒められてもあんまり喜ばない子供だった。家事とか手伝えば、褒めてもらえるから頑張って家事を手伝う子もいると思うけど、それよりも、ASAはみんなが自分の歌を聴いて喜んでくれる姿をみるのが1番嬉しかった。」   ―ASA WU     ASA Wuが音楽の世界を目指したきっかけは幼少期に遡る。自分の歌声を楽しんでくれる家族の姿はまだ幼かった彼女の心を震わせ、歌手を夢見た小さい彼女の背中を押した。今でも変わらず家族の存在は彼女のモチベーションになっているとか。また、彼女の話し方にはまるで歌っているかのような暖かい印象があり、彼女にとって歌うことは天性の才能といっても過言ではない。  

    音楽とASA Wu

    「ベタかもしれないけれど、自分にとって音楽を表すなら「NO MUSIC. NO LIFE」。例えば、悲しいことがあった時、ストレスがあった時に、どうするの?って。人それぞれリフレッシュの方法があると思うけど、色んなものがあるなかで、その方法が私にとっては音楽だった。音楽は1番簡単に、気分を変えられるし、自分をポジティブな気分にしてくれたり、聴くことでやる気が出るかもしれないし、聴くってすごい簡単なことだけど、大きな行動に繋がると思う。だから、そういう音楽を、自分が歌って音楽で届けられるようになりたい。」   ―ASA WU     彼女にとって音楽は人生そのものだろう。人生の中で遭遇するネガティブな感情やストレスなど様々な葛藤と向き合い乗り越える時、また、心が晴れるような瞬間も音楽は彼女と常に寄り添う。歌詞を書く際は、自分の頭の中でイメージしたストーリーに登場する主人公の感情や、日々ノートに書き綴っている人生の気づきからインスピレーションを得たりと、エモーショナルなアプローチをとることが多いという。人々がまだ知らない、感じたことがない気持ちを自身の歌を通して共有したいという思いが込められており、それはまた、音楽に支えられてきた彼女自身のように、自分の歌で人々の心に寄り添いたいという彼女の信念からきている。   「Uncolor」MV
     

    新曲「Uncolor」について

    新曲「Uncolor」の作詞制作プロセスでは、先に出来上がっていたストーリーとビートからイメージを膨らませ「暗闇と光」が共存する世界観を歌詞で表現した。彼女が歌詞の中で特に好きなラインは歌い出しの「どんなColorにも 見えない Night Sky」や「Feeling Sad さみしい色の空 君がいた」だという。その理由について彼女は、「空って、夜の空は黒といえば黒かもしれないけれど、自分の心の具合によっては、どんな色にも見えるかなと思って、そういう言葉を並べました。そして、歌詞の中の「My friends」は地球のみんなに届くように、「みんな友達だよ」という思いをこめて書きました」と語った。レコーディングの際は、歌声でどのように人々にこの想いを届けられるかを意識して、歌声で色付けるように部屋を暗くして挑んだとのこと。   ファッション・アート・ミュージック各分野のアーティストが集結するプロジェクト『Artiswitch』では、「Uncolor」と共に大人気イラストレーターのNANCYSNAKEとコラボレーションを発表しメロディーとビジュアルでストーリーの世界観を表現した。   ASA Wuにとってコラボレーションとは、アーティスト個々のそれぞれのカラーが重なり合って新しい色に出会うことができる発見のようだという。また、それは新しい自分との出会いともいえるだろう。変幻自在に音色を奏でるこれからの彼女の新しい色にも期待が高まる。   彼女は自分の音楽を聞いてくれる人に対して「自分が音楽で伝えたいこともそうだし、歌詞を書いてくれる人がいたら、その人が世界に伝えたいことも自分の声で伝えられたらいいなって。聴いてくれてる方からのメッセージからも、「この人はこういうこと考えてるんだ」っていうのを吸収して、そういうのも共感を得られると思うから、そういうのを自分の声で歌って、「ASAちゃんがこういうことを歌ってくれて良かった」って思ってもらえるような音楽を広めていきたい。ASA Wuの曲を聞いていてよかった、応援してきて良かった、と思ってもらえるようなアーティストに絶対なるので、みんな楽しみにいっぱい応援してね!」と満面の笑顔で語った。ひとの心に音楽で寄り添うASA Wuは、これからも唯一無二の音色で人の心に光を紡いでくれるだろう。そんな彼女のメッセージ性溢れる新曲「Uncolor」を聞きながらそっと一息、深呼吸してみては?       TEXT:Natalie(MOSHI MOSHI NIPPON)       ASA Wu Instagram:https://www.instagram.com/asawurarara/ YouTube:https://www.youtube.com/channel/UCodMTlxqMqMr4_EGGY3ilYw
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    ASA Wuコメント

    奥深くてカッコイイ、そんな音のする1曲にしたいと思って作った曲。ストーリーに登場する主人公のように何かコンプレックスがあったり、自分のありのまま姿や在りたい場所に迷いを感じている人は僕らの中たくさんいると思う。そんな縮こまった悩みをちっちゃい事だと感じ吹っ飛ばせるように、宇宙という壮大な空間をテーマに僕たちの背中をグッと強く押して前に進み、ありのままで輝ける曲になった。  

    NANCY SNAKEコメント

    背景や魔法アイテム、主人公リナの揺れ動く表情など、たくさん描けてとっても楽しかったです。描くうちにリナの思いが色となって浮かび、淡いグリーンから、物語終盤には自然とレモンソーダのような、晴れやかで甘酸っぱい色味に変化し、パステルイエローのワンピースを描きました。作品をご覧頂いた皆様がそんなふうに爽やかな気持ちになって頂けると嬉しいです。