TBSは全米ケーブル局「G4」との間で、スポーツエンターテインメント番組「SASUKE」のアメリカリメイク版などのライセンス契約で合意をした。これにより、「SASUKE」と「筋肉番付」(2002年までTBSで放送)のアメリカリメイク版が世界配信されることになる。
このたび、ライセンス契約が締結されたのは、米版「SASUKE」(現地タイトル:「Ninja Warrior」)、米版「筋肉番付」(現地タイトル:「Unbeatable Banzuke」)と、インドネシア・タイ版の「風雲!たけし城」の3番組。G4のケーブルチャンネルで全米放送されるほか、「SASUKE」「筋肉番付」の2番組については、G4のインターネットチャンネルにおいて、世界(一部地域をのぞく)配信される予定だ。ライブ配信中は、G4がキャスティングするナビゲーターが視聴者コメントを随時受け付け、ゲーム実況さながらの臨場感をめざす。
今回の合意を受け、日本のTV局であるTBSのメディアビジネス局・安倍純子局長は「アメリカをはじめ各国で放送されている「SASUKE」ですが、まだ見たことのない世代の人たちに「SASUKE」の魅力に触れ、新たな体験をしていただく大きなきっかけとなり楽しみです」とコメントしている。
G4は2002年に開局した全米ケーブル局で、ゲーマーの若い男性がメイン視聴者層だ。米版「SASUKE」は「Ninja Warrior」のタイトルで2006年に深夜で放送を開始。早々から人気に火が付き、平日ゴールデンの帯番組に進出するなど、局の看板番組に成長した。G4は2014年に閉局したが、ゲーマー人口が世界で増え続ける中、今年7月に復活することが発表されている。
G4のブライアン・テゥィリガー本部長は、「何千もの復活をのぞむ声がG4にこれまで寄せられるなど、「Ninja Warrior」は地球上で一番熱いファンをもつ番組です。ファンの意志の強さや実行力たるや、番組内の真剣勝負と匹敵するほどです」と話している。
「SASUKE」と「筋肉番付」のアメリカリメイク版でもう一度番組を楽しもう。
次のページ » 米版「SASUKE」「筋肉番付」の世界配信が決定