冬の風物詩「氷彫フェスティバル」と長野県「松本市イルミネーション2021-2022」がコラボ

21.January.2022 | SPOT

昨年、新型コロナウイルス感染症の影響で中止になった、国宝松本城氷彫フェスティバル2022が2022年1月21日(金)から1月23日(日)までの3日間開催される。

 

力を使う大胆さセンス・技量を要する繊細さの両方が求められる氷彫制作は、年々氷彫師が少なくなっている。国宝松本城氷彫フェスティバル2022では、その貴重なパフォーマンスと作品を観ることができる。35回目の今回は、新型コロナウイルス感染症対策とし、松本市内で氷彫作品を安心して楽しめるよう、会場を分散する。

 

松本駅前広場

実演パフォーマンス

氷のジャンボすべり台

イルミネーション「松本城~氷晶きらめく水鏡~」 

 

「現在」演出

「過去」演出

氷彫フェスティバル特別演出

 

松本市街地の中心部にある公園では、若手氷彫師達の登竜門である全国氷彫コンクールプレイベントが実施される。氷彫制作歴がおおむね5年未満の若手選手のみが参加できるコンクールで、若さ溢れる挑戦的な作品を観ることができる。今年は5チームが参加し、作品完成後、指導者による講評が行われる。

 

22日(土)、23日(日)には、メインイベントとなる国内14チーム総勢28名による全国氷彫コンクールチャンピオンシップが開催。全国からトップレベルの氷彫師が松本城へ集結し、22日(土)の夕方から制作を始める。夜を徹して作業をし、23日(日)の明け方に完成する氷彫作品は、松本城と北アルプスを背景に朝日に輝く。氷で創られた躍動感のある作品を最高のロケーションで鑑賞し、松本の冬を体感してほしい。また、23日(日)の朝に来場した100名には氷彫コンクール特別賞の選出のための投票に参加することができる

また松本市イルミネーション2021-2022とのコラボレーションも必見だ。氷彫フェスティバル開催期間にあわせて、松本市イルミネーション2021-2022のメインコンテンツである「松本城~氷晶きらめく水鏡~」に氷彫フェスティバル特別演出が登場する。1月16日(日)から1月22日(土)までの午後6時から9時までの特定の時間に鑑賞することができる。氷彫フェスティバルのために作られた、氷の結晶が舞う様子をイメージしたキラキラとした特別な演出をお楽しみに。

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  • 日本一の星空を楽しむ「天空の楽園 NIGHT TOUR presented by Google Pixel | SoftBank」、長野県阿智村にて開催

    16.December.2022 | SPOT

    長野県阿智村のスタービレッジ阿智誘客促進協議会は、2022年12月24日(土)〜2023年3月26日(日)までの期間中(一部除外日あり)、富士見台高原ロープウェイ ヘブンスそのはらにて、標高1400m地点で満天の星とプロジェクションマッピングによる光の演出、さらに1日100組先着で「Google Pixel」を貸出しし、手ぶらで来場しても星空撮影をたのしめる「天空の楽園 NIGHT TOUR presented by Google Pixel | SoftBank」を開催する。

     

    長野県阿智村で開催の天空の楽園NIGHT TOURは、全長2,500m、高低差600m、所要時間約15分のゴンドラで標高1,400m地点まで上がり、街の光が届かない山頂で星空を楽しめる人気のイベント。

    今冬は、4分間で星空を綺麗に撮影できる「Google Pixel」を貸出しし、手ぶらで来場しても星空撮影を楽しめる限定ツアープランを、1日100組先着で実施する。参加者にはGoogle Pixel本体のほか、寒さ対策のベンチコートやスマホ用三脚もセットで貸し出される。手ぶらでご来場いただいても満点の星を綺麗に撮影いただけるプラン「Google Pixel」の天体写真機能を活用して、日本一の星空と謳われる長野県阿智村の満天の星を、余すことなく撮影することができる。さらにツアーで撮影いただいた星空写真は、持ち帰ることが可能。

     

    また「Google Pixel」及びソフトバンク株式会社の協賛のもと、プロジェクションマッピングによる光の演出も実施する。プロジェクションマッピングは人気クリエイティブカンパニー 株式会社ネイキッド(NAKED, INC.)が手掛けており、夜景も美しく撮影できる「Google Pixel」で撮影することで、色鮮やかに楽しむことができる。

  • 横浜を舞台に写真家・蜷川実花コラボのアートイルミネーション開催

    29.November.2022 | FASHION / SPOT

    クリエイティブ・ライト・ヨコハマ実行委員会は、アートイルミネーション「ヨルノヨ-YOKOHAMA CROSS NIGHT ILLUMINATION-」を、2022年11月24日(木)から2023年1月3日(火)までの期間限定で港町・横浜を舞台に開催する。

     

    今年のテーマは「GROW-進化する-」。「ひと・もの・文化」が交差(CROSS)し巡る(FLOW)ことで、新しいものへと進化(GROW)していく横浜を光と音で表現する。
    また、2022年12月1日(木)から2023年1月3日(火)までの期間限定で、「ヨルノヨ」と蜷川実花がコラボレーションし、2027年に横浜で開催する国際園芸博覧会に向けて、「胡蝶のめぐる季節~ヨルノヨ」を山下公園(おまつり広場)で開催。「胡蝶のめぐる季節~ヨルノヨ」 は、蝶が人の動きに反応して現れるプロジェクションなど、四季の花々をめぐる映像体験を楽しむことができる。

     

    街を花で彩るアートイルミネーションへ出かけよう。

     


    ©mika ninagawa, Courtesy of Tomio Koyama Gallery

     

  • 3年ぶり!渋谷に「青の洞窟」が帰ってくる「青の洞窟 SHIBUYA」 2022年12月8日(木)より開催

    14.November.2022 | SPOT

    渋谷公園通りから代々木公園ケヤキ並木が青く輝く光のイルミネーションに彩られるイベント『青の洞窟 SHIBUYA』が、コロナ禍での中止を経て3年ぶりに開催が決定。2022年12月8日(木)から12月25日(日)の期間限定で、代々木公園と渋谷の街が一体となった幻想的な雰囲気を楽しめる。

    代々木公園ケヤキ並木通りでは、約60本のケヤキにそれぞれ7,000球の電球が取り付けられ、青一色の世界を演出する。また、オルゴールの音色に合わせて彩られたクリスマスカード風のボードも設置され、フォトスポットとしても楽しめそうだ。点灯は午後5時から午後10時まで。雨天などその他事情により点灯時間や実施内容は変更となる場合があるので、最新情報はぜひお出かけ前に公式Twitterや公式ウェブサイトをお見逃しなく。

    その他、イルミネーションを盛り上げる関連イベントも企画されるとのことなので、詳しくは公式ウェブサイトをチェックしてみて。

  • 日本初!体験型イルミネーション~「伊豆高原グランイルミ~8thシーズン~」

    14.October.2022 | SPOT

    伊豆ぐらんぱる公園では、2022年11月11日(金)から2023年8月末日(予定)まで、園内特設エリアにおいて、「日本初!体験型イルミネーション 伊豆高原グランイルミ〜8thシーズン〜」を開催する。

     

    「伊豆高原グランイルミ」は、Walker+全国イルミネーションランキングにおいて、6年連続第1位を獲得し、日本初の体験型イルミネーションとして幅広い世代の方から高評価を得ている。

     

    さらに、2021年には、「第九回イルミネーションアワード」において、2年連続第1位を獲得。日本初の「体験型イルミネーション」をコンセプトに、ナイトアトラクション、ショータイム、夜行性動物とのふれあいなど、“観るだけじゃないイルミネーション”を独自のスタイルで進化させ続けている。

     

    「8thシーズン」となる今年は、花のランタンエリアとスイーツランタンエリアが全面リニューアルし、より立体的に、よりカラフルにバージョンアップ。イルミネーションの枠を超越し続けるグランイルミの世界を楽しもう。

     

  • 光と音が織りなす華やかなイルミネーション!「MIDTOWN CHRISTMAS 2022」

    07.October.2022 | SPOT

    東京ミッドタウンでは、2022年11月17日(木)から12月25日(日)の期間にて「MIDTOWN CHRISTMAS 2022(ミッドタウン クリスマス)」を開催する。

    今年は“Meets Christmas”をコンセプトに、「大人も子どもも思いっきりクリスマスを楽しんでいただきたい」、そんな願いを込めて、気持ちがワクワクするクリスマスシーンを楽しむことができる。
    ゴールドの光が街の木々を彩るツリーイルミネーションや、クリスマスパーティーのクラッカーをイメージしたポップなクリスマスツリー、さらに、多彩な光と音楽の演出でまるで屋外劇場に来たかのような体験ができるイルミネーションが初登場。人気のアイススケートリンクは今年も同日にオープン予定。クリスマスシーズンからアイススケートを楽しめる。とびきりの煌めきをまとった東京ミッドタウンで出会う、特別なクリスマスを過ごしてみては。

     

    CHRISTMAS STORY LIGHTSでは、期間限定のしゃぼん玉演出も

     

    巨大ドームと約300個の照明から表現される、屋外劇場のような迫力ある光の舞台

     

    PARTY POPPER TREE 参加型の演出も

  • 東京の冬の風物詩「けやき坂イルミネーション」今年も開催

    02.October.2022 | SPOT

    森ビル株式会社が運営する六本木ヒルズでは、 2022年11月10日(木)~12月25日(日)まで、「Roppongi Hills Christmas 2022」を開催する。今年も東京の冬の風物詩である、六本木ヒルズの「けやき坂イルミネーション」が点灯。約400m続くけやき坂の並木道を、幻想的な“SNOW&BLUE”のLED約80万灯が彩る。

    今年は3年ぶりに毛利庭園のイルミネーションが復活するほか、66プラザなど2か所に登場する「シンボルツリー」、本場ドイツのクリスマスを再現した毎年恒例の「クリスマスマーケット」や、六本木ヒルズならではのクリスマスケーキやグルメが登場するなど、見どころが満載だ。

     

    なお、六本木ヒルズのイルミネーションは、環境に配慮し、2003年の開業以来LEDを採用している。さらに「グリーン電力証明の仕組みを活用しクリーンな電力を今年も使用するという。点灯は、期間中の午後5時から午後11時まで。

  • 関西最大級イルミネーション「ローザンイルミ~ひかり奏でる丘~」第3弾開催

    10.September.2022 | SPOT

    関西最大級のイルミネーション「ローザンイルミ~ひかり奏でる丘~」第3弾が2022年10月8日(土)から2023年2月12日(日)までの期間限定で開催決定。過去最大規模の約130万球となる今年のテーマは、「Evolutionary Lights!」。人気の自然派イルミネーションが、湖国の夜空に関西最大級の煌めきを放つ。

     

    時を刻む 黄金の森

    メインエリアに、新しい演出「時を刻む 黄金の森」が登場。
    中央にそびえ立つ時計塔~日暮れを合図に華やかな演出が始まる。美しい宝石のような眩い塔に変化し、やがて100本のツリーが黄金色に輝き始める。


     

    妖精たちの白銀の庭

    昨年までのヨーロッパをイメージした暖色カラーから大きく様変わりし、神秘的な白銀色をまとったエリアへとリニューアル。人気のイルミネーション点灯体験「奇跡の青いバラ」や「七色に輝く祈りの木」も楽しむことができる。

    ※体験内容:来場者様が鳴らす鐘の音や、踏む専用のペダルに反応し、点灯と演出がはじまります。

     

    ひつじのショーン」エリア

    2022年12月に公開される新作映画をイメージしたクリスマスムード満載の特別なディスプレイが登場する。

    ※特別なディスプレイのイメージ画像は、9月中旬に公開予定です。

    SHAUN THE SHEEP AND SHAUN’S IMAGE ARE ™ AARDMAN ANIMATIONS LTD. 2022

     

    銀河鉄道 ミルキーウェイ

    幻想的なブルーを基調とした天の川。まるで星の世界に飛び立つように、銀河鉄道ミルキーウェイ(有料)が走り抜ける。煌びやか光の世界を旅してみては?乗りたくなる、撮りたくなる、そんな魅力的な電車となっている。

     

    冬の空に輝く関西最大級のイルミネーションへ足を運んでみては?

     

  • 相模湖の森の光り輝く遊園地に、「すみっコ」たちが登場

    09.September.2022 | ANIME&GAME / SPOT

    サンエックス株式会社は、首都圏から車で1時間のアウトドア複合リゾート「さがみ湖リゾート プレジャーフォレスト」(神奈川県相模原市)にて、2022年11月12日(土)~2023年4月2日(日)の期間に、「すみっコぐらし」初のイルミネーションイベント「すみっコぐらしイルミネーション」が開催されることを発表した。

     

    世界初!光り輝く「すみっコぐらし」のテーマエリア

    全長250mの「虹のリフト」にのり、イルミネーションの上空を空中散歩。降りたった山の先に、「すみっコぐらし」のテーマエリアが広がり、光り輝くイルミネーションとすみっコたちが、ゲストを待っている。

     

    描きおろしイラストによるグッズのほか、コラボメニューも登場

    本イベントでは、特別描き下ろしイラストも登場。さがみ湖イルミリオンをイメージし、遊園地でイルミネーションをたのしむすみっコたちの姿がかわいく描かれている。本イラストをあしらった、さがみ湖イルミリオンでしか手に入らないオリジナルコラボグッズのほか、園内レストラン「ワイルドダイニング」では、オリジナルノベルティ付きコラボフード・ドリンクメニューも登場予定。

     

    すみっコたちのかわいらしさと、関東最大級600万球の光の輝きが織りなす、すみっコぐらしイルミネーションをぜひ楽しみたい。コラボレーションの詳細については、順次発表予定という。

  • 山岳観光ルート「立山黒部アルペンルート」の最新紅葉情報をWEBサイトで公開

    05.September.2022 | SPOT

    富山県と長野県とを結ぶ世界有数の山岳観光ルート「立山黒部アルペンルート」では、2022年9月1日(木)~11月上旬、最新紅葉情報をオフィシャルサイトや公式SNSにて公開する。

     

    室堂平周辺の紅葉(9月上旬)

     

     

    立山黒部アルペンルートとは、中部山岳国立公園・立山にある山岳観光ルート。富山県の立山駅から長野県の扇沢間は、大自然の中を駆け抜ける「立山高原バス」や現在日本で唯一運行しているトロリーバス「立山トンネルトロリーバス」などの様々な乗りものを乗り継いで移動することができ、雲上の絶景を気軽に楽しむことができる。2022年度の営業期間は、2022年4月15日(金)~11月30日(水)まで。

     

    立山ロープウェイから見る紅葉(10月上旬)

    立山黒部アルペンルート 紅葉の色づき状況

     

    アルペンルートの10カ所のエリアの最新紅葉情報を、9月1日(木)から11月上旬までオフィシャルサイト等で週2回程配信。立山室堂平付近の紅葉は、北海道の大雪山と並んで日本で最も早く、例年9月中旬からスタート。山頂から麓にかけて標高差が1,975mあるため、様々な場所で時期をずらしながら紅葉観賞ができる。

     

    「全国キャンペーンWEBきっぷ」は、全国からの旅行者を対象に、立山駅・扇沢発の乗車予約ができる、お得な割引きっぷ。当日はきっぷ売場に並ぶ必要がなく、スムーズに乗り物を利用することができる。*9月17日(土)~9月25日(日)の期間は利用できません

     

    弥陀ヶ原高原の紅葉(9月下旬~10月上旬)

     

    また、立山黒部アルペンルートには宿泊しないと体験できない奇跡の一瞬が数多くある。広大な高原に佇む弥陀ヶ原ホテルでは、可憐な高山植物の鑑賞、雲海に沈む夕陽、満天の星など自然が織りなす絶景を、多彩なアクティビティとともに、ここだけの感動体験として楽しむことができる。各種宿泊プランを用意しているので詳細はホームページをチェックしよう。

  • 前衛芸術家・草間彌生の世界初となる版画展が長野県の松本市美術館にて開催

    20.July.2022 | FASHION / SPOT

    初期作品から近年の浮世絵版画による富士山連作、代表作「愛はとこしえ」シリーズまでを同時に鑑賞できる世界初の草間彌生版画展「草間彌生 版画の世界」が、2022年7月23日(土)から9月25日(日)までの期間限定で長野県の松本市美術館にて開催する。

     

    「草間彌生 版画の世界」は、松本市出身の世界的前衛芸術家・草間彌生(1929-)の版画の世界を紹介する展覧会。
    草間彌生は、1993年、第45回ヴェネツィア・ビエンナーレにおいて、日本を代表する作家として世界の舞台へと立ち、その前段で積極的に版画に取り組んだことも、現在の評価に繋がる大きな原動力となった。
    1979年、初めての版画作品となる『靴をはいて野にゆこう』、『幻の野に立ちて』の2点を発表。版画作品の登場が、草間の表現方法の変化と時期を同じくしていたことも特筆すべき点だろう。帰国後のコラージュやオブジェに込められた死生観とは違う側面が表出しはじめていた。それまでの抽象的な表現に加え、具体的なモチーフを積極的に取り入れ、南瓜、ドレス、帽子、葡萄、花や蝶などが、網目や水玉で構成され、明瞭な色彩を纏う。常同反復による網目や水玉の増殖が創作活動の根幹にあった草間と、複製芸術である版画の出合いは必然でだったのかもしれない。450種、3万部に及ぶそれらは、いつしか草間芸術の一角を担うようになった。
    また近年は、富士山を主題に浮世絵版画の技法を用いた連作や、モノクロームの大型シルクスクリーン作品「愛はとこしえ」シリーズなど、特徴的な作品を発表している。
    本展覧会では、松本市美術館が所蔵する全版画作品を中心に、草間彌生の版画芸術の魅力と軌跡が展観される。

     

    世界初となる草間彌生版画展「草間彌生 版画の世界」をお見逃しなく。

  • アートな怪談で夏の涼を楽しむ和イルミネーションがホテル雅叙園東京で開催中

    09.July.2022 | SPOT

    日本美のミュージアムホテル「ホテル雅叙園東京」では、2022年7月2日(土)から9月25日(日)までの期間限定で、アートイルミネーション「和のあかり×百段階段2022〜光と影・百物語〜」を、館内に有する東京都指定有形文化財「百段階段」にて開催中。“光と影”が織りなす空間アートと、展示ストーリー“百物語”のレポートが届いた。

     

    草丘の間「情念のあかり」

    漁樵の間「竹のあかり」

    影があるからこそあかりが際立ち、あかりがあるからこそ美しき影が生まれる。異なるふたつの要素が互いを引き立て合う幻想的な作品が揃った本展は、開会と同時に大きな反響を得ている。各会場には夏の涼を誘う百物語(怪談)の展示が配され、部屋を進むごとにその気配が増す演出も好評だ。夕暮れ時をイメージしたプロムナードでは、賑やかな金魚ちょうちんの中に表情が異なる金魚が混ざり、これから始まるあやかしの夜へ誘う。歩みを進めると日は暮れ、夜が更け、怪しさが増してくるあかり演出には、幻想的な竹あかりや、情念を表現した歌舞伎のあかり、老舗提灯屋による妖怪提灯など、さまざまな手法によるあかりが施され、そこには幽霊や妖怪たちの姿が見え隠れしている。

     

    あかりアートに浸る空間演出

     

    夕暮れの小田原風鈴

    かんざしの桜・榮

    ガラスランプ・いろした工房

    いけばな・大塚理航

     

    祭りのような雰囲気の夕暮れ時からスタートする物語は、階段を上るにつれ、濃い影があかりを際立たせる存在へと変化していく。月夜に浮かぶように凛と咲くかんざしアートの四季の花や、文様を使い分け影を操る組子照明、レーザー加工から幻想的な影を生み出すガラスランプなど、光と影が織りなす空間芸術を、オリジナルBGMやアロマなどの演出が一層引き立てる。

     

    夏の風物詩「百物語」をアートで愉しむ

    妖怪提灯

    地中より生まれる・小澤康麿

    白狐・西島雄志

    さかさまのあかり・中里繪魯洲

    これから始まる百物語を感じるどこか怪しげな音楽が漂い、目を閉じてその音を感じると、まるで異世界へ吸い込まれてゆくような感覚に陥る。創業200年以上の歴史を誇る伊藤権次郎商店による「妖怪提灯」が不気味に灯る夜の世界や、絵巻や浮世絵の伝統的な要素に現代アートを交えた愉快な“モノノ怪”の絵画、コイル状の銅線で造形された神様のつかい“白狐”など、さまざまな技法で表現された作品が奇妙な存在感を放ち、そこから妖怪たちの喋り声が聞こえてくるようだ。

     

     

    日本各地の文化と技術が集結

    伊勢型紙の行灯

    竹あかり・アカリノワ

    3Dニット照明

    かみはなび

     

    日本の染物を支える伊勢型紙が照明作家弦間康仁氏の手により行灯となったり、静岡県の放置竹林が竹あかりという芸術に生まれ変わったりと、日本の伝統と匠の技による作品が会場を彩る。他にも、国内最大の手袋の産地香川県のThinKniT🄬による3Dニット照明や、新潟県の長岡花火をモチーフにした第一印刷所製の「かみはなび」など、職人技の精緻な芸術を間近でご堪能あれ。

     

    和のあかりルーム

     

    また、伊勢型紙や和傘の行灯など、やさしく揺らめく和のあかりに囲まれたコンセプトルームが登場。幻想的な世界観に浸る癒しのひと時を過ごしてみては?

     

  • 「松本城~氷晶きらめく水鏡~」が大好評につき、グランドフィナーレ期間限定開催

    20.February.2022 | SPOT

    「松本市イルミネーション2021-2022」は、2021年12月から2022年2月末まで行われる松本市の冬の新たな目玉事業。そのメインコンテンツである「松本城~氷晶きらめく水鏡~」が大好評につき、2月22日(火)から2月28日(月)までの7日間限定で、季節限定演出など計8種類の演出を楽しむことができる「グランドフィナーレ」を開催する。季節限定演出を見逃した人やもう一度観たい人、そしてまだ「松本城~氷晶きらめく水鏡~」を観たことのない人は、ぜひこの機会に松本城へ足を運んでほしい。

     

    松本市イルミネーション2021-2022

    現在

    過去

    未来

    クリスマス

    お正月

    氷彫フェスティバル

    バレンタイン

     

    グランドフィナーレ期間には、これまで実施した8種類すべての演出を見ることができる。通常期に見ることができる現在、過去、未来と氷晶待機演出の4種類、そして、季節特別演出としてクリスマス、お正月、氷彫フェスティバル、バレンタインの4種類の演出を実施してきた。

     

     

    クリスマス演出では、松本城をクリスマスツリーに見立て、鈴の音色に合わせ光の粒がきれいに舞い、お正月演出は光と音楽が和を感じさせる、新年の幕開けにふさわしい華やかな演出となった。氷彫フェスティバル演出は氷の結晶が松本城天守を覆いつくすように、舞う様子が表現され、バレンタイン演出は運命の赤い糸をイメージしたピンクを基調としたかわいい演出が実施された。

     

    グランドフィナーレ期間にしか見られない4種類の限定演出をお見逃しなく。

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