“古着大好き”柴田紗希がオススメの古着屋を紹介 vol.1 原宿「flower」

03.August.2017 | FASHION / FEATURES

「古着が大好きだから、古着が好きな人と、古着の話をもっとたくさんしたい!」。何を隠そうこの連載、古着と人を愛する柴田紗希(しばさき)本人の立案で決まった、直球の愛が溢れまくりの新企画なのです。

記念すべき初回は、しばさきが名古屋店スタッフとして働いていたこともある「flower(フラワー)」。上京して以来、今でもお買い物によく来るという原宿店へ! 後半には、スタッフの戸田さんにもご登場いただき、古着愛を語り合います♡

今年で17周年を迎える、flower原宿店。
いつの時代も、変わらぬセレクトと他には手に入らないオリジナルアイテムで、ガーリーを夢見る女の子たちを支えてきてくれたお店です。

清潔な白と暖かいウッドブラウンを基調とした店内は、とっても雰囲気がよく、つい長居になってしまう! 広々と抜け感のある空間に、余白を持って丁寧に並べられた洋服たち。アイテムはたくさんあるのに、お気に入りに目が行きやすいのもいいんです。

シンプルに、品よく。でも、ちょっとクセありを選びたい。そんな、デニムやレースブラウスなどのオーソドックスアイテムも幅広く展開! 「定番の中にこだわりを持ったり、着てこなかった色を着てみたり。古着選びって、大人になってから、より楽しくなってくる!」としばさきちゃん。

 

しばさきとflower
思い出のアイテムを紹介!

 

「名古屋で働いてる時に買ったGジャン。色の薄さとコンパクトなサイズ感がお気に入りです」

 

「これは、プレゼントにもらったもので大切にしてます。シンプルなんだけど、動きのあるデザインで着るとよりかわいい!  flower名古屋店のもので、年代がかなり古く、生地感も大好き!大切しなきゃってついつい思う一枚。」

 

しばさきの古着対談
今回のゲスト古着人:戸田さん(flower 
店舗に立つことで、より深く知った古着の世界。flowerでの思い出や、思い入れのあるアイテム、そして、古着の大先輩から教わること。夢の古着対談スタート!

この一足がヴィンテージの始点、すべてはここから始まった!

しばさき「まず、1番に聞きたいのは、戸田さんはどんな風に古着に惹かれていったのかです!」
戸田「高校生かな。地元に古着屋さんが全然なかったんだけど、高校の時にできたんです。今、原宿のとんちゃん通りにある『FANTIQUE』。元々福島のいわき市にあったんですよ。そこがきっかけ! あそこがなかったら、古着の世界には入らなかったかもしれないな」

しばさき「『FANTIQUE』がいわきにあったって話、そういえば前に戸田さんに教えてもらった気がする!」
戸田「そこで初めて買ったのが、この30000円のコンバースのコーチ。思い入れが強いから、何回も直して履いてた。インソールも印字が消えるのが嫌だから、極力中敷を敷いてどうにか持たせようとして…(笑)」

しばさき「ずっと履き続けてるなんて素敵。もう、愛がすごいですよね! 初めてのヴィンテージ、戸田さんの原点だ!」
戸田「そうなの。でも、買った当時は価値を分かってなかったんだよね。東京に出てきてから、「すごいいいの履いてるね」って言われて、やっとモノの良さに気づけたくらい。それで自慢げに履いてたらこんなんになっちゃった」

 

コンバースのコーチ

 

しばさき「最初は本当にそういう感覚ですよね! これ、どうやらなんかすごいものらしい!って(笑)」
戸田「そうそう。最初の最初って、これが70年代のどのタイプだから何円とかって全然わからないものでしょ? だからもうこれを推してくれるスタッフさんを信じるしかないんだよね」

しばさき「わかるなあ。スタッフさんの絶対的存在感。その時はどんな風に言われたか覚えていますか?」
戸田「持ってたら絶対いいよ。これに出会えることなんて、この先多分ないよって。でも本当だった。こんなステッチがでかいやつ、やっぱりないんだよね。そこから、古着への道が始まったの。まずは、田舎の中でどれだけ頑張るか。柴田はいつから? 何がきっかけだった?」

しばさき「私も高校生でした。お金もそんなになかったから、初めはサンキューマートとかのプチプラな古着屋さんで。この膨大な服の中から、自分にとっての掘り出し物をどれだけ見つけられるか!って感じで。」
戸田「もう、宝探しだよね」

しばさき「そう! そこからいろんな古着屋さんに行って、1点物を見つける喜びにどんどん夢中になって…。それで、flowerでも働くようにもなりました」
戸田「すごくちゃんと働いてたんですよ。接客もしっかりやってたよね。それで東京に出てくるって聞いて…」

「普段は無口だけど、古着のことになるととても熱い人」

しばさき「名古屋で働いてた時は、戸田さんの顔も知らなかったし、電話ぐらいでしか話したことなかったんです。東京にきてから、話すタイミングがやっと巡ってきて…」
戸田「自分の進む道を目指して、上京を決意したんだなって。すごいなって思いました」

しばさき「嬉しいです。戸田さんは、古着について、“知っていたら楽しいこと”をたくさん教えてくれる。普段は無口だから、最初はしゃべらない人って思ってたんです。でも、古着のことになると、めちゃくちゃ熱い」
戸田「そうなんです。普段は全然しゃべらないかも(笑)」

しばさき「文化とか背景とか、その1着が来たルーツとか。男の人って結構細かいことまで知っているから、レディースの古着屋さんにそういう人がいるってすごい貴重だと思う。私もそうだけど、女の人って感覚で買っちゃうから」
戸田「僕は逆にその感覚を知りたくて、flowerに入ったの。あの一目見た時に女の子が思う、可愛い!って直感? どれだけ古いとか、どんな価値があるとか関係なくって、自分の直感に素直。あれって女の子ならではだなって思う。僕には未知の世界だった」

しばさき「確かに! そこは男女の違いかもしれないですね!」
戸田「flowerのお客さんもそうなんだけど、みんな決断も早いんだよね。あれには勝てない。『好きだけど、古くないなら買わない』とか、そういう部分に男ってどうしてもとらわれてしまうんだよね」

年齢とともに変わっていく、古着フィロソフィー

しばさき「私はどっちかっていうと逆かな。気にしないところから入って、最近はもっと古着を知りたくなったし、学びたくなったんです! だから、いろいろ教えてもらえてありがたい」
戸田「でも僕も、柴田を始め、そういう女の子たちの感覚に触れることが増えたからかはわからないけど、最近は、いいと思ったものが、結果的に古かったらラッキーくらいの感覚になったの。そういう意味で柔軟になった」

しばさき「へー!」
戸田「男は先にウンチクから入っちゃう。とっかかりなんだよね。でも、“古いからいいものだ”って固定概念を、今はもったいないと思うようになった。90年代のものだって、あと、10年経ったら40年ぐらい前のものになる。ヴィンテージって、そういう風に未来に残っていくものだから」

しばさき「そうやって、古着に対する想いが年々強くなって、考え方もいろんな形に変わっていくものなんですね」
戸田「仕事として11年。個人的には、あのコンバースを買った時からだから、13年くらい? 古着とかかわってきたからね」

しばさき「素敵だな。大人になって古着を着なくなる人もいるけど、私はずっと着てたいなぁ」
戸田「年齢関係ないよ、シーンに合わせて、綺麗なものを選べばいいだけだと思う。逆に、これ古着ですか?って聞かれたいし、驚かせたくない?」

しばさき「分かるー! 綺麗だけど、でも、古着にしかないみたいな絶妙なところがあるんですよね」
戸田「どこで買ったの?って聞かれて、『古着』って言う時、いつも嬉しい」
しばさき「そうそう、そうなんです。あー! この連載楽しすぎるっ!」

 

古着は生活であり、人と人とを結ぶもの

しばさき「ズバリ、戸田さんにとって『古着』は、一言で表すとどんな存在ですか?」
戸田「一部というか、生活そのもの。趣味もほぼないし、仕事してるか、寝てるかだから(笑)。古着っていうものを持ってなかったら、本当に何もないって思うくらい」

しばさき「でも、古着好きって、一瞬で仲良くなりますよね! あれって何で何だろう! みんな持ってるこだわりはバラバラなんだけど、一瞬で通じ合える」
戸田「そうそう。これがあったから出会えたり、話したりできる人ってたくさんいる。人との出会いを産んでくれるものなのかも」

戸田さんのコレクション1
レディースのアフガニスタンのワンピース

切り返しや細かいデザインに魅かれて集めているんだとか。「着られないのに持ってるなんて、これも古着愛でしかないですね!」としばさき。

戸田さんのコレクション2
ナンバリングT

夏にもってこいな、カジュアルなナンバリングT。番号がゾロ目だと少し値段が高かったりすることもあるらしい! 古着の世界は奥深い。

「戸田さんのコレクション、アフガニスタンワンピースを着てみました!」

ワクワクしながら試着室へ、出てくる時にはつい頬が緩むしばさき。可能性へのワクワクと新しい自分にドキドキ。しばさきはやっぱり、古着が大好きです。

しばさき「大人になることで手を出せるものってあるじゃないですか。値段もデザインも。古着の価値もわかって行って、買えるもの似合うものも増えるから、大人になるとより楽しい気がするんです」
戸田「自分しか持ってないっていうのがあるよね。1回しかない出会い。これは自分しか持ってないだろうっていうもの。そういうものを着るってすごく特別だし、馴染む。“自分の服”って感じがするんだよね」

連載1回目を終えて・・

最後まで読んでくれて、ありがとう!
新連載一回、どうでしたか?
この連載はかねてからずーとやりたいなって言っていて、ある機会に出会ったライターさんが大の古着好きで本当に真っ直ぐな方で、これもご縁だ!!
と思って実際に始める事ができたんです。(始まったきっかけもこんな風にちょこっと裏エピソードがあったりして)
私の人生は出会いに満ち溢れていると思うから、この連載も「出会い」から繋がる大好きな古着、私の中でかけがえない存在である素敵な古着たち、自己満になりつつも自己満がみんなの共感に繋がれば!少しでも、” へ〜!古着ってこんな深さがあるんだ!” っと思ってもらえたらなって気持ちでやっていきたいと思います。
良かったらお付き合い下さいな♡  (柴田紗希)

 

Source:HARAJUKU KAWAii!! STYLE

■Information

flower原宿店
住所:東京都渋谷区神宮前4-26-30
営業時間:11:30~20:00
電話番号:03-5414-3626

flower 公式サイト:https://www.flower-shibuya.com

 

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TALENT PROFILE

柴田紗希

”しばさき” 愛称で年齢問わず幅広い女性から親しまれる愛知県出身 モデル・タレント。 ファッションモデルとして学研プラス「mer」 表紙を飾りながら、地方局、ネットTVでメインMCをこなし、 地方イベントも数多く出演する新しいメディア型リアルマルチプレイヤー。 トレンドや時代が変わっても、いつも変わらずそばにいてくれる身近な存在として全国に向け活動中。

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    昨年大人気だったフルーツサンド専門店「フルーツボックス代官山」とのコラボレーションが再び実現! メンバーカラー7色のムラング(メレンゲの焼き菓子)がセットになった「コラボギフトボックス」は、メンバーのソロチェキ付きで、運が良ければチェキにサインが入っている可能性も。FRUITS ZIPPERの人気グッズやフルーツボックス代官山のオリジナルアイテムが当たる「コラボ福袋くじ」は、1等が2月開催のツアーグッズの全アイテム&全サイズのセットというスペシャルな内容となっている。

    ◆最終日にはメンバー来店イベントを開催

    POP UP STORE最終日となる2月14日(火)には、メンバーと交流できるイベントが開催。初の参加型コンテンツが用意されているので、詳細の発表をお楽しみに!   最新情報は随時FRUITS ZIPPER公式Twitter(@FRUITS_ZIPPER)でアナウンスされまるのでお見逃しなく。     【FRUITS ZIPPERポップアップ限定商品】

    ランダム生写真 Valentine POP UP ver.(全21種)1セット1枚330円

    ランダム缶バッジ Valentine POP UP ver.(全7種) 500円

    ランダムプリシール Valentine POP UP ver.(全14種)1枚600円

  • 新年は原宿がパワースポットに!街を巡って開運できる「原宿初詣LUCKY NEW YEAR 2023」開催決定

    23.December.2022 | FASHION / SPOT

    株式会社ザッパラスが立ち上げた「原宿初詣実行委員会」は、2022年12月26日(月)〜2023年1月31日(火)の間、新年の開運を叶えるイベント『原宿初詣 LUCKY NEW YEAR 2023を開催する。  

    「原宿初詣LUCKY NEW YEAR 2023」とは

    2017年より日本最大級の占いイベント「占いフェス」を運営する株式会社ザッパラスが発起人となり、原宿を拠点とする企業や店舗の参加を募り実現した、原宿の街を会場としたイベント。参加企業や店舗は「開運」をテーマにしたサービスやコンテンツを提供し、新年の幸運を願って初詣がてら原宿を訪れる方々にパワースポット・原宿を楽しんでいただけることを目指す。  

    原宿各地でイベントが開催

    イベントに参加する原宿エリアの各店舗で開催。食べれば一年美味しくラッキーになる⁉︎人気占い師が監修した「開運グルメ』」や、美容室で配布されるQRコードからアクセスすると、自分に合った開運ヘア&メイクが占える、魔女占い師・叶ここ監修の「開運ビューティー」、人気占い師・暮れの酉監修の「開運ファッション」占いのほか、占いカフェ「桃花」では、直接占ってもらえる「開運占い」も実施。  

    無料でもらえる!原宿おみくじ

    各参加店舗で配布される開運コースターから、QRコードでアクセスするデジタルおみくじ。コースターの原画デザインは人気芸人「もう中学生」が手掛けました。2023年の開運モチーフをベースにされており、コースター自体がお守りにも。全部で6種類あるので、巡って集める楽しみも!  

    全国から参加できるオンラインイベントも

    当日リアル会場に参加できない方も楽しめるよう、生配信で占ってもらえるかも?開運LIVE(無料)や、開催期間中、コメント欄で申し込んだ方の中からランダムに選ばれた視聴者を占うなどの企画も実施予定。詳しくはウェブサイトにて!
  • 「ラブライブ!スーパースター!!」×アプリ「HARAJUKU」より原宿を巡るスタンプラリー登場

    14.December.2022 | ANIME&GAME / SPOT

    2022年12月9日(金)〜12月30日(金)の期間、スマホアプリ「HARAJUKU」にて「ラブライブ!スーパースター!!」とのコラボレーション企画である原宿めぐり「原宿スタンプ」2022ラストスパート編が開催される。「原宿スタンプ」は、原宿内のチェックインスポット9ヶ所へ行くことでアプリ内でデジタルスタンプを押すことができ、すべてのデジタルスタンプをコンプリートすることで、さまざまな特典をゲットできるスタンプラリーだ。   原宿周辺の下記9箇所にチェックインすることでデジタルスタンプを集めることができる。 ・CANDY A☆GO☆GO! ・RAYARD MIYASHITA PARK ・THEキャラCAFÉ STAND ・バナナの神様 原宿竹下通り店 ・マリオンクレープ 原宿竹下通り店 ・ロールアイスクリームファクトリー 原宿・表参道本店 ・原宿ゲーマーズ ・原宿占い館塔里木(タリム) ・原宿竹下通り友竹庵  

    コンプリート特典:原宿スタンプ限定ブロマイド(全9種・ランダム1枚)

      9個のデジタルスタンプをコンプリートすると、先着で原宿スタンプ限定ブロマイド9種からランダムで1種がプレゼントさせる。なくなり次第、予告なく終了となる。また、「原宿スタンプ」内のデジタルスタンプは、期間中、以下店舗にてリアルな缶バッジとしての購入することができる。   原宿内のチェックインスポット9ヶ所でデジダルスタンプを集めて特典をゲットしよう!