リサ・ラーソンのJAPAN SERIESの中でも特に人気の「こけしのペレ」と「こけしのスティナ」が、ひな人形「おひなさまとおひなくん」になった。
ペレの元となったのは、1964年〜1980年に作られたリサのオリジナル作品「ラーソン家の子どもたちシリーズ」のペレ(ペッレ)。そして、スティナの元となったのは、同じくリサのオリジナル作品「ねこを抱くスティーナ」。スティナは1957年に試作としてリサのアトリエで作られ、翌年には早くも製品化が実現した作品だ。
原型になったリサ・ラーソンのビンテージ作品
オリジナル作品の朗らかな印象はそのままに、お内裏様(おだいりさま)とお雛様(おひなさま)になったペレとスティナ。
おひなくんとおひなさま
桃の節句に合わせて、ひとつ成長した姿を見せてくれている。今回の作品も、これまでにリサのこけしをいくつも手掛けてきた群馬県の創作こけし工房と一緒に制作した。リサの原型を元に、こけし職人自身がデザイナーとなって作品をこけし向けに作り直す、というところから始まるなんとも奥深いこけし作り。手作りならではの木のぬくもりと細かな装飾の煌びやかさを同時に楽しめる、お祝いにぴったりのとっておきが完成した。
タンゴのペレくん
端午の節句に合わせてひとつ成長した姿を見せてくれた凛々しい若武者の「タンゴのペレくん」。立派な兜飾りを被り少し得意げな表情のペレ。いつも手に抱えている猫を軍配(ぐんばい)に持ち替えて、なんだかとっても誇らしげ!男の子の健やかな成長を願う「虎」もこけしで作られており、扇子、陣傘、太鼓などの小物は京都で作られたちりめん細工だ。セットになっている金屏風や菖蒲も一緒に飾って、リサ・ラーソンのこけしと一緒にこどもたちの健康と成長を願おう!