アニメ「平家物語」公式書籍『わたしたちが描いたアニメーション「平家物語」』が3月に発売決定

15.February.2022 | ANIME&GAME

河出書房新社は、高野文子・山田尚子『わたしたちが描いたアニメーション「平家物語」』を2022年3月より全国書店にて発売する。

 

誰も見たことがない、わたしたちの「平家」をつくる――

古川日出男訳『平家物語』を原作とした、山田尚子監督によるTVアニメ「平家物語」制作に込められた想いを、キャラクター原案の高野文子による豊富な描き下ろしイラストと共に伝える公式ディレクターズ・ノート『わたしたちが描いたアニメーション「平家物語」』には監督エッセイ、解説付き絵コンテ集、山田尚子×高野文子対談も収録している。

 

本文より

3月の発売を楽しみにしてほしい。

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    2022年1月から3月にかけて、フジテレビ「+Ultra」ほかにて放送され、各種配信サイトでも好評配信中のTVアニメ「平家物語」。キャラクター原案を担当した高野文子による愛すべきキャラクターたちの展示と、「まるで絵画のよう」と絶賛された美術を収録した画集『「平家物語」の彩[いろ]』の発売が決定した。 TVアニメ「平家物語」の完結および映画『犬王』の公開を記念し、両作品のキャラクター原案を務めた漫画家の高野文子・松本大洋による原案展示が、2022年4月21日(木)~6月27日(土)にかけて、京都国際マンガミュージアム ギャラリー4にて行われる。「平家物語」と『犬王』は、ともに作家の古川日出男が新訳/執筆した小説を原作とし、サイエンスSARUによってアニメ化。「平家物語」の平安末期から『犬王』の室町(南北朝)時代まで、作中では200年の時を隔てており、物語に直接の繋がりはないが、平家の呪いを受け盲目になった琵琶法師・友魚(ともな)と異形の能楽師・犬王による、もうひとつの「異聞・平家物語」が『犬王』といえる。本展示は、高野文子・松本大洋によるキャラクター原案が、両作の舞台となった京都にて並ぶ貴重な機会となっている。 そして、風光明媚な背景美術の世界を一冊に凝縮したTVアニメ「平家物語」の美術画集『「平家物語」の彩[いろ]』は6月に出版される。出版元は内藤礼や川内倫子などのアートブックも手掛けるHeHe(ヒヒ)。本編から選りすぐった美術設定・美術ボードに、美術監督の久保友孝(でほぎゃらりー)×山田尚子監督の語り下ろし対談を収録。平安末期の世界を綴じ込めた、決定版にして保存版となる画集。本日から「平家物語」公式サイトにて先行予約の受付を開始する。先行予約限定特典として、特製グッズを全員にプレゼント。先行予約期間は2022年5月10日(火)までの一か月間となる。   ©高野文子 /「平家物語」製作委員会  ©松本大洋 /2021 “INU-OH” Film Partners
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      さらに、9月16日(木)に全世界同時配信予定のエンディング・テーマ「unified perspective (90sec variation)」と牛尾憲輔によるTVアニメ「平家物語」original soundtrack EPの配信ジャケット画像も公開となった。TVアニメ「平家物語」は、河出書房新社より刊行された古川日出男訳を底本に、監督:山田尚子、アニメーション制作:サイエンスSARUによる連続TVシリーズとして初のTVアニメ化。フジテレビ「+Ultra」ほかにて2022年1月より放送開始予定となっている。    

    原作 古川日出男 コメント

    日本人の誰もが知るはずの「平家物語」を、ほとんどの人間は誤解していると私は思う。この長大な物語の、全体のほんの何パーセントかの、しかも誇張されたエピソードにしか普段は接することがないと思うから。通読してみれば、そこには「戦争をすることは悲しい。恐ろしい」と訴える感情が充満しているとわかる。「戦死者たちを鎮魂しなければ。あらゆる死者たちを弔わねば」との切実な思いにも満ちている。そして、戦場では主役となる男性たち以外に、そうした現場には立つことの少ない女性たちのドラマも描かれているのだという事実。いったい誰が、「平家物語」の主役は女たちでもあるのだ、と理解したか? 私は「このTVアニメ版は、したぞ」とここに断じる。それも鮮烈にだ。痛烈にだ。原作の「平家物語」が秘めていた決定的なポイントにこのアニメ版は迫っていて、だからこそ視聴する私たちの胸にも迫る。主役のびわは、あなたの琴線を鳴らす。         

    キャラクター原案 高野文子 コメント

    はじめに重盛さんを描きまして、次に平家の兄弟さんを、歳の若いほうから順に描いていきました。どの人もハンサムで、わたしのマンガには出てきようのない、素敵な男性ばかりなんですよ。作業の中程で、監督の絵コンテを見せてもらいました。両のお目々が離れぎみの、まん丸顔が、用紙のあちこちに描かれていまして、それが「びわちゃん」だとわかった時など、嬉しかったですね。新鮮な体験をたくさんしました。機会をくださった皆さまに感謝いたします。  

    キャラクターデザイン 小島崇史 コメント

      ©「平家物語」製作委員会
  • 日本で最初にヘアドネーションを始めたジャーダック初の監修本発売

    24.June.2021 | FASHION

    書籍の出版を行っているKuLaScipが、ヘアドネーションを日本で最初に始めた特定非営利活動法人Japan Hair Donation & Charity(ジャーダック)初の監修本「31cm」を2021年6月18日(金)に発売する。   「私たちの見る目が変われば、誰もが生きやすい社会は必ず来る」脱毛症や欠乏症、小児がんの治療など、何らかの事情で髪に悩みを抱える子どもたちにウィッグを贈るため髪の毛を寄付するヘアドネーション。日本では2009年にジャーダックが開始。最初は「ヘアドネーション」という言葉すら知られていなかったが、現在では大人から子どもまで、年間10万人以上の人が参加する活動になっている。   ある調査によると、日本人女性の4人に3人、男性でも半分近くの人が「ヘアドネーション」を認知しており、10代、20代では、4割弱がヘアドネーションをやったことがある、又はやってみたいと回答している。活動開始から12年目を迎え、多くの人に知られるようになった今だからこそ、「髪を切って、贈る」その一歩先、脱毛当事者やヘアドネーションに関わる人たちの本当の思いを知って欲しい。そう考え、ジャーダック初の監修本「31cm 」〜ヘアドネーションの今を伝え、未来につなぐ〜 が発売される。   ジャーダックが目指すのは「必ずしもウィッグが必要ではない社会」だ。それはウィッグをつけている人にとって、ウィッグをつけることもつけないことも自由に選択できる社会。暑い夏や、今日はちょっとウィッグつけたくないなぁと思った時、ウィッグをつけずに過ごせる、そんな社会。   子どもたちの中には、本当はつけたくないのに、ウイッグをつけている子もいる。「周りの視線が気になるから」「髪がないことを気づかれたくないから」「ウィッグをつけないと親が心配するから悲しむから、安心して欲しいから」。今はまだウィッグをつけないと不安になる社会かもしれない。でも、もしヘアドネーションが広がっていったら、ウィッグをつけやすくなるかもしれない。ウィッグのスタイルも、今日はロング、明日はショートなど好きに選びやすくなるかもしれない。そしてそれはウィッグを使っている人だけでなく、ウィッグを使わない人たちにとっても、今以上に見た目から解放され、過ごしやすい社会だと考える。   そのためにも、まずは知って欲しい。どんな子どもたちが、どんな思いでウィッグを受け取っているのか。何のためにウィッグをつけているのか。そして、何のためにヘアドネーションをしているのか。   私たちの見る目が変われば、誰もが生きやすい社会は必ず来る。本書では、今まで語られることがなかった脱毛当事者、髪を贈るドナー、美容師、医療者、ジャーダック。ヘアドネーションに関わる16名のインタビューを、著名なイラストレーターの個性豊かなビジュアルと共に届ける。ヘアドネーションという活動に興味がある、なしに関わらず、全ての方に読んで欲しい一冊となっている。  

    ヘアドネーションに様々な立場で関わる16名のインタビュー(一部)

      友だちが心配するからとウィッグをつけている脱毛症の中学生   結婚が決まってもなかなか夫に言えなかったという無毛症の女性   ネタのひとつにでもなれば、とヘアドネーションをした男性    

    ヘアドネーションを深く知るための9つのコラム

       

    イラスト一覧

    ヘアドネーションに賛同する15名のイラストレーターの個性豊かな美しいビジュアルで、1人1人のインタビューページが構成された。ヘアドネーションの持つ明るさ、良さを感じてもらえる、読み込んでも面白く、眺めるだけでも楽しいデザインに仕上がっている。   ヘアドネーションについて深く知ることができるこの一冊を手に取ってみては?