フェリシモ「KAWAII COMPANY」、カラフルでカワイイ三輪そうめんを期間限定発売

27.June.2022 | FOOD

フェリシモが展開するアーティスト・増田セバスチャンとの取り組み、KAWAIIでみんなをHAPPYにするプロジェクト「KAWAII COMPANY(カワイイカンパニー)」が、奈良・三輪そうめんの老舗「池利」とコラボレーションした、「KAWAII COMPANY 170年の技術が輝く 5つの味のカワイイ 三輪そうめん」を、2022年6月15日(水)より9月30日(金)9時59分までの期間限定で「池利」にてオンライン販売する。

 

 

紫いも、うめ、かぼす、青しそ、あお(プレーン)の5つの香りと味のセットで、リユースしたくなるカワイイそうめん箱は、KAWAII COMPANYのために制作されたキービジュアル作品「berry」を5面プリントしている。

「5つの味のカワイイ 三輪そうめん」は、奈良県で創業170年以上の歴史を持つ老舗「池利」で作られる三輪そうめんが、カワイく進化した逸品。KAWAII COMPANYが行う活動、日本の中で古くから続く素敵ないろいろとの出会いをカワイく紹介する「KAWAII探訪」から生まれたコラボアイテム。一本一本手のべ式で作られる「池利」の細く美しいそうめんは、ゆでると宝石のように輝き、5つの味と香りをふわりと感じることができる。

パフェのように重ねて“萌え断(萌える断面)”を楽しんだり、いろいろなアレンジにトライしてみたり、KAWAIIアレンジそうめん、KAWAIIにゅうめんといった、創作を楽しむ幅が広がる。見た目だけでなく、味や伝統にもこだわりを追求する、大人の夏の贈り物にぴったり。美しくカワイイ木箱も、印刷から箔押し、組み立てまで奈良県の木箱の職人による手作りで、中央には金色の箔押しでロゴが入っている。

 

夏を彩る「5つの味のカワイイ 三輪そうめん」を、大切な人への贈り物や、自分へのご褒美にいかが?

TALENT PROFILE

増田セバスチャン

1995年に”Sensational Kawaii”がコンセプトのショップ「6%DOKIDOKI」を原宿にオープン。2009年より原宿文化を世界に発信するワールドツアー「Harajuku”Kawaii”Experience」を開催。2011年きゃりーぱみゅぱみゅ「PONPONPON」MVの美術で世界的に注目され、六本木ヒルズ「天空のクリスマス2013」のクリスマスツリーや、原宿の観光案内所「MOSHI MOSHI BOX」の世界時計のモニュメントなどを制作。 2014年に初の個展である「Colorful Rebellion ‒Seventh Nightmare-」をニューヨークで開催し、国内外での知名度を高める一方で、11月には1979年に制作された実写人形アニメーション映画をCGや3D加工、色彩処理した『くるみ割り人形』が初監督作品として公開される。同作品で、ゆうばり国際映画祭「京楽ピクチャーズPRESENTSニューウェーブアワード」を受賞。

RELATED ENTRIES

  • 増田セバスチャンのカラフルなアートと寿司が融合!米ニューヨークに “Kawaii Sushi” 「SUSHIDELIC(スシデリック)」が2023年6月オープン

    21.June.2023 | FOOD / SPOT

    アーティスト・増田セバスチャンがクリエイティブディレクションを務める新たな寿司レストラン「SUSHIDELIC」(スシデリック)が、米ニューヨーク・ソーホーに2023年6月28日にオープンする。

     

    世界のセレブに愛された原宿「KAWAII MONSTER CAFE」を生み出した “King of Kawaii”増田セバスチャンが、米ニューヨークで新コンセプトの寿司レストランをディレクション

    独特な色彩感覚からアート、ファッション、エンターテインメントの垣根を越えて作品を制作するアーティスト・増田セバスチャン。彼が全面プロデュースしたコンセプトレストラン「KAWAII MONSTER CAFE」(以下、KMC)は、2015年8月に原宿にオープンするやいなや、BLACK PINKのジェニーやケイティ・ペリー、アリアナ・グランデなど世界のセレブも来店するなど、一躍東京の人気スポットとなった。世界にKawaii文化を発信しつづける彼が次に手掛ける作品の舞台は、現在の活動拠点であるアメリカ・ニューヨーク。アメリカで一番人気の日本食であり、すでにライフスタイルに溶け込んでいる「寿司」を、全く新しい視点でアップデートさせた寿司レストランが誕生する。

    Immersive Kawaii Experience」を提供

    テーマは「Immersive Kawaii Experience」。店内に一歩入るとまるで異世界に迷い込んだようなサイケデリックでアイコニックな空間が広がる。ゲストを案内するのはカラフルなオーダーメイドの衣装を身に纏ったキャストたち。天井には、3匹の猫のアートが展示され、回転すると正面からは想像できない秘密のヴィジュアルが現れる。カウンター席から楽しめる回転寿司レーンは、ピンク色の特注品。流れてくるのは寿司だけではない⁉︎増田セバスチャンの”Kawaii”を見て触れて食べる、単なるレストランでの食事を越えた「没入型のカワイイ食体験(Immersive Kawaii Experiences)」が提供される。

    日本人シェフとAUTEC, Incがメニュー開発をバックアップ

    オリジナルメニュー開発にあたり、日本人シェフとAUTEC社が全面的にバックアップ。独創性溢れるメニューを今回増田セバスチャンと一緒に考案したのは、日本人シェフのHiroki Abe氏。2001年に渡米後、ニューヨークの日本食レストラン「EN Japanese Brasserie」などでエグゼクティブシェフを務め、現在はアメリカ現地の企業イベントやホームパーティにひっぱりだこの人気プライベートシェフとして活躍している。また、技術面では、北米にて自動寿司マシンのシェアナンバーワンを誇るAUTEC社がサポート。日本人シェフ、日本のフードテックが「Kawaii」と融合し、美味しくて新しい日本の寿司が提供される。

    KMCに続き音楽プロデューサーRAM RIDERが店内BGMを担当

    没入体験に欠かせない店内BGMは、KMCに引き続き音楽プロデューサーのRAM RIDERが担当。SUSHIDELICの世界観を表現したアンビエントな楽曲は、このために書き下ろされた全編70分にわたる完全なる新曲。ゲストの体験をさらに豊かなものへと導く。

     

    プレオープンには多くのニューヨーカーが来店!SNSですでに話題に

    限定で行われたプレオープンには、多くのニューヨーク在住の著名人やインフルエンサーが来店。他にはない世界観や料理のプレゼンテーション、体験はSNSで瞬く間に話題となっている。

     

    最新ファッションとトレンドが集まる街、NYソーホーにオープン

    最先端のファッションとトレンドが生まれるニューヨーク・マンハッタンの中でも、多くのファッションブランドが路面店を構えるなど特に感度の高い人々が集まるソーホー地区。SUSHIDELICはそんなソーホーエリアの中心地、177 Lafayette St.にオープンされる。

    最新情報は今後も随時公開予定とのこと。日本が誇る2大カルチャー「Sushi」と「Kawaii」のケミストリーに、期待しよう。

    増田セバスチャン

    TALENT PROFILE

    増田セバスチャン

    1995年に”Sensational Kawaii”がコンセプトのショップ「6%DOKIDOKI」を原宿にオープン。2009年より原宿文化を世界に発信するワールドツアー「Harajuku”Kawaii”Experience」を開催。2011年きゃりーぱみゅぱみゅ「PONPONPON」MVの美術で世界的に注目され、六本木ヒルズ「天空のクリスマス2013」のクリスマスツリーや、原宿の観光案内所「MOSHI MOSHI BOX」の世界時計のモニュメントなどを制作。 2014年に初の個展である「Colorful Rebellion ‒Seventh Nightmare-」をニューヨークで開催し、国内外での知名度を高める一方で、11月には1979年に制作された実写人形アニメーション映画をCGや3D加工、色彩処理した『くるみ割り人形』が初監督作品として公開される。同作品で、ゆうばり国際映画祭「京楽ピクチャーズPRESENTSニューウェーブアワード」を受賞。

  • 【KAWAII LAB.】IDOLATER ニューシングル「エンドロールを迎えてしまう前に」がリリース

    01.May.2023 | MUSIC

    IDOLATERのニューシングル「エンドロールを迎えてしまう前に」がリリースされた。

     

    伏木結晶乃、奥田彩友、月代来実の3名に、2022年4月から砂月凜々香、大石楓夏が加わり5人体制で活動してきたIDOLATER。

     

    本楽曲は、IDOLATERとして4年間、現体制で1年間、アイドルとして必死に駆け抜けてきた彼女たちが背負ってきた孤独や悔しさ、支えてくれる人たちへの思い…これまで積み重ねてきた様々な思いを糧に、未来へ突き進んでいくことを誓う⼒強い楽曲となっている。

     

  • NFTプロジェクト【City Pop TOKYO】FRUITS ZIPPERとコラボレーションし、メンバーのレジェンダリーNFTをリリース

    18.April.2023 | ANIME&GAME / FASHION

    海外やZ世代の間で絶大な人気を誇る日本発の音楽ジャンル「City Pop」をモチーフにしたNFTプロジェクト「City Pop TOKYO」と、 アイドルグループ・FRUITS ZIPPERのコラボレーションが決定した。

     

    4月末から順次発売予定のCity Pop TOKYO NFTのコレクションの一部として、 FRUITS ZIPPERメンバーの「レジェンダリーNFT」を販売。 このコラボレーションNFTは、 メンバーに似せたキャラクターをCity Pop TOKYO NFTのコレクションのキャラクターデザインを担当したイラストレーター佐藤なつみが描き下ろししており、 他のキャラクターにはないレアなデザインとなっている。

     

    今回のコラボレーションは、2023年4月末より販売開始する、City Pop TOKYOメインコレクションのリリースを記念して行われる。City Pop TOKYOはメインコレクションNFTの販売後、NFTホルダーと非ホルダーいずれも参加可能なTwitter投稿によるキャラクター育成ができるプロジェクトとなっている。Twitterに投稿した際に得られる育成ポイントによってキャラクターはレベルが上がり、NFTのプロパティにも反映される。レベル順にランキング化され、そのランキングを活用した、楽曲デビューや事務所所属権をかけたオーディションも開催予定だ。

     

    今回のコラボレーションでは、同事務所所属の先輩タレントであるFRUITS ZIPPERがCity Pop TOKYOに参加し、プロジェクトを盛り上げる。

  • KAWAII GIRLの東京ガイド!日本のKAWAIIをMIOCHINがナビゲート

    15.December.2022 | FASHION / FEATURES

    日本のスペシャルなスポットを知り尽くしたKAWAII GIRLに聞くオススメスポットをまとめた東京ガイド。今回はTikTokやInstagramで、独自のカラフルポップな世界観MIONOSEKAIを発信しているMIOCHINに、東京のオススメスポットを教えてもらいました。

     

    Q MIOCHINが原宿で必ず行くお店を教えて下さい

    原宿アルタの中にある「SUGAR HIGH!」です!世界中のカラフルなお菓子たちや、かわいい雑貨をゲットできます。TikTokでバズっているお菓子や、宝石のようなアクセサリー・日常生活で使えそうなアイテムなども揃っているので、いつも寄っています♪

    ちょっとしたお土産やプレゼントを買うときにもおすすめです★

     

    Q 都内にMIONOSEKAIが感じられるお店はありますか?

    minacute CONCEPT STORE(池袋サンシャインシティ)」です。私がショッププロデュースをさせていただいているお店なんです★

    お店のデザインだけでなく、minacuteさんとのコラボアクセサリーなども販売しています!!

    子ども心をくすぐられる様なおもちゃの様なアイテムから、宝石のようなキラキラしたアイテム、世界中で有名なブランドたちが集まったおもちゃ箱のようなお店です★

    土日は定期的にワークショップやイベントを開催してます★わたしもお店にいることがあるので、ぜひ遊びにきてください♪★

     

    Q MIOCHINオススメの「KAWAII SPOT」といえば?

    こちらは”HARAJUKU”のお部屋

     

    KAWAII SPOTといえば「MOSHI MOSHI ROOMS」です!フォトジェニックなルームデザインは、本当に可愛すぎます!パーティーをしたり、撮影でも何度も使用しました★

    DOSKOI、HARAJUKU、ORIGAMI、SAKURAの4つの種類の部屋があって、それぞれ内装が本当にかわいいです♪原宿でお泊まりするなら、絶対にチェックしてほしい宿泊施設です♪

     

    Q MIOCHINが着ているような洋服はどこで買えますか?

    Garapfruitmoonで購入したスカート、ジャケット

    古着屋さんの「grapefruitmoon」です。私が特に好きな60s〜80sの、個性的な形やデザインのお洋服が沢山あります★レトロなワンピースやサイケなボトムスなど、本当におすすめです★モノトーンなものからカラフルなアイテムがあるので、ぜひ行ってみてください♪

     

    Q コスメはどこで買っていますか?

    「ANNA SUI」です。まさにドストライクな世界観のブランドなんです★ANNA SUIならではの魅惑なコスメたちが本当に好きで。特に香水はほとんどゲットしてます。香りも好きですし、何よりデザインが可愛すぎます!お気に入りのコレクションです☆

     

    Q 最後に、これから日本に来る方に向けてメッセージをお願いします!

    普段、SNSを通して世界にカラフルな日本の文化を発信しているので、日本に興味を持ってもらえるのは本当にうれしいです♪

    日本でしか味わえない面白さ、魅力的な場所が沢山あります♪

    おいしい食べ物や、かわいいアイテム、ファッション、観光スポットなど、日本の文化を楽しんでもらえたらなと思います★

    そして、さらに日本を好きになってもらえたら嬉しいです★

     

     

     

    PROFILE:MIOCHIN(みおちん)

    カラフルポップな世界観を自ら「ミオノセカイ」と名付け、 イラストレーター、TikToker、ライバーなど、様々な分野で表現する活動を行う。YouTube、TikTokなどの動画配信サービスでは、国内外の老若男女をファンに持つ。TikTokではデュエット動画で注目を集め、メイク、イラスト、声まねなどオリジナル動画で多数バズり中!

    Instagaram: https://www.instagram.com/dtdq2828/

    TikTok:https://www.tiktok.com/@mionosekai

    YouTube: https://www.youtube.com/channel/UCnyOak5Hd4WG0oLECz6L0Og

    Twitter: https://twitter.com/dtdq2828

    TALENT PROFILE

    MIOCHIN

    11歳からダンスを始める。16歳の頃に原宿系に目覚め、「今まで学んで身に付けてきた表現力・ダンス・ファッションを1つの作品にしたら、新しいものができるのではないか」と考え、強い思いを持つメンバーを集めてshow team「monaca」を創り上げる。また、個人としては自分が描くカラフルポップな世界観を「ミオノセカイ」と名付け、色々なイベント出演、イラストレーター、クリエイターとしても活動中。 Stager Liveアカウント @dtdq2828 Tik tokアカウント @dtdq2828 Mix channelアカウント @dtdq2828

  • うわさのあの子に聞きました! 日本で見つけたKawaiiを教えて! Vol.3

    14.November.2022 | FASHION / FEATURES

    「日本はいろいろな文化が共存しつつ多様化していて、とても面白い国!」

     

    日本のポップカルチャーを世界に向けて発信する「もしもしにっぽん」では、日本で活躍する外国人インフルエンサーにフューチャー!第3回目となる今回は、weiboで200万人フォロワーを持つ人気インフルエンサーの猪猪さん。日本に来てからファッションや服装が「柔らかくなった」と話す彼女に、日本で見つけたKawaiiについて伺いました。

    Q.日本に来た理由やきっかけは?

    2013年当時、住んでた北京が環境問題で空気汚染が深刻になってしまったので家族で日本に引っ越しました。もう今年で9年目です!

     

     来日当時の猪猪さん

     

     

    Q.来日当初、日本に来て驚いたことは?

    来日して一番驚いたことは、“Kawaii”という言葉が広い範囲で使われてることです。何でもかわいいって言えるところが面白いです。女の子とか動物とか、服とかは当たり前かもしれませんが、外国では「かわいい」と表現しないものやことにも、みんな「かわいい」っていいますよね。とにかく、「いいな」と思うものを全部「かわいい」って言えば間違いないと思ってしまいます!笑

     

    Q.日本でKawaiiと思ったことを具体的に教えてください!

    日本でかわいいなと思うものはとっても多いですが、一番印象的なのはスイーツですね。海外と違って、まずサイズが比較的小さいことにも驚きました。あと、種類がめっちゃくちゃ多いこと!ケーキ・焼き菓子・和菓子どれも見た目にこだわったかわいいものが多いなと思います!

     

    Q.日本のKawaiiに出会って、自分にどのような変化がありましたか?

    日本のKawaiiに出会ってから、自分のファッションから喋り方まで「柔らかくなった」ような気がします。海外にいた時はシンプルな格好やメイクが多かったですが、今は女の子っぽくかわいく見えるように意識してます。

     

    Q.いま日本で気になっていることや今後行きたいところがあれば教えてください。

    雑誌で湯布院にあるイギリス村の記事を読んで、めっちゃかわいいなって思ったので、そこに今一番行きたいです。

     

    Q.今後日本にアソビに来たいと思っている外国人に向けてヒトコトお願いします!

    日本はいろいろな文化が共存しつつ多様化していて、とても面白い国です。何回来てもきっと新しい発見ができると思います!ぜひ遊びに来てください!

     

    PROFILE 猪猪(Zhu Zhu)

    微博で200万人のフォロワーを持つ中国出身インフルエンサー。 SNS上では “Big Cousin”の愛称で親しまれる彼女は、以前から日本のブランドを数多く愛用し人気に。日本に移住以降も、SNSを中心に自分のコーディネートや日本のファッションや美容、旅行やグルメ情報を積極的に発信。様々なTVや雑誌への出演するのほか、日本の大手アパレル、コスメ、メーカーとのタイアップ経験も豊富。

  • サンリオ史上初の大博覧会!「サンリオ展 ニッポンのカワイイ文化60年史」2023年2月~北海道立近代美術館で開催

    11.November.2022 | FASHION / SPOT

    いまや世界の共通語となった「カワイイ」。カワイイを世界に広げたパイオニア的存在でもあるサンリオが、史上初となる大博覧会を北海道で開催する。2023年2月11日(土)〜4月2日(日)まで、北海道立近代美術館にて「サンリオ展 ニッポンのカワイイ文化60年史」が行われる。入場料がお得になる早割チケットが、公式オンラインチケット限定で2022年11月14日(月)までの販売中だ。

     

    開催にあたり同社は、「2020年に創業60年を迎えたサンリオは日本が世界に誇るキャラクター文化の先駆者として広く知られています。ハローキティやマイメロディなど、450以上のキャラクターを生み出してきたその歴史は今や世界の共通語ともいえる「カワイイ」文化の歴史そのものといっても過言ではありません。

    本展では創業当時からのグッズや出版物、デザイン画など貴重な資料によってサンリオの歩みをたどります。

    さらに、ファンとのコミュニケーションを大切にしながらキャラクターを成長発展させていく独特のスタイルにも注目し、時代を超えて愛され続けるサンリオキャラクターの秘密に迫ります」とコメントしている。

     

    サンリオの生み出す「カワイイ」の60年にわたる歴史は、親子3世代で楽しめそう。ぜひこの機会に、「カワイイ」世界観に浸ってみては。詳細、チケット購入はウェブサイトにて。

  • うわさのあの子に聞きました!日本で見つけたKawaiiを教えて! vol2

    31.October.2022 | FASHION / FEATURES

    「カワイイは自分の思うように定義できる」

     

    日本のポップカルチャーを世界に向けて発信する「もしもしにっぽん」では、日本で活躍する外国人インフルエンサーにフューチャー!第二回目となる今回は、音楽ユニットDiANのアイコンであり、ポップアーティスト、作家、デザイナーとマルチに活躍するアーティスト静電場朔(セイデンバサク)さん。北京と東京の2都市を拠点に活動する彼女に、日本で見つけたKawaiiについて伺いました。

     

    ー写真1

     

    Q.日本に来たきっかけは?

    中学生の頃、大好きな英語の先生から日本語を教わりました。その後、日本の文学や漫画に触れ始めました。高校の時に寺山修司の劇から影響を受け、日本のコンテンツが生活の一部になりました。それから、自分の目で生の作品を見てみたいと思いましたし、これらの作品がどのような国において創作されたのか知りたかったからです。もうすぐ日本に来て10年になります!

     

    ー写真2

    Q.来日当初、日本に来て驚いたことやイメージと違ったことは?

    驚いたことといえば、奇抜な格好をしている人は(今までは)近寄り難いと思っていましたし、彼らがどんな生活を送っているのか全く知りませんでした。しかし日本に来てから、みんな良い人だと分かりました。努力しながら、地に足をつけた生活をしていると知りました。本当にすごいです!

     

    Q.日本でKawaiiと思ったことは?

    Kawaiiといえば、日本の音楽はすごくカワイイと思います!パフォーマンスの現場、制作スタンスを問わず、音楽そのものに対する熱い思いが伝わってきます。音楽は人生にどう向き合うかを教えてくれると言っても良いと思います。そのくらい、日本の音楽には影響を受けました。

     

    ー写真3

     

    Q.日本のKawaiiに出会って、自分にどのような変化がありましたか?

    実際にKawaii文化に触れたのは、中学の時でした。当時『KERA』『Gothic&Lolita Bible』などの雑誌をたくさん買って読んでいました。(雑誌を通じて、)気ままに、気の済むまでなりたい自分になろうとしたり、それを表現したりすることができるんだということが分かりました。「カワイイは自分の思うように定義できる」のです。

     

    ー写真4

     

    Q.いま日本で気になっていることや今後行きたいところを教えてください。

    一緒にアートの仕事をしている仲のいい友達が富山にいる時、富山は「日本のヴェニス」だと教えてくれました。富山は一般的な日本の都市と全く違うという話です。そのような、いろいろな違った日本を見てみたいです。

     

    ー写真5

     

    Q.今後日本にアソビに来たいと思っている外国人に向けてヒトコトお願いします!

    自分の直感を信じて、カワイイを見つけに行きましょう!

     

     

     

    PROFILE 

    静電場朔(セイデンバ・サク)

    北京出身。サウンドプロデューサーのA-bee、コンポーザーのimmiの3人で編成される音楽ユニットDiAN(ディアン)のボーカル兼アートディレクションを手掛ける。また、グラフィックアーティスト、作家、映像監督としても活躍し、作品制作のほか企業からのタイアップオファーも多数。北京・東京の2拠点で活動するマルチアーティストとして各業界から注目を集めている。

  • 日本のポップカルチャーを代表するサンリオキャラクターが、京都に大集合

    09.October.2022 | FASHION / SPOT

    「サンリオ展 ニッポンのカワイイ文化60年史」が、2022年10月7日(金)から12月11日(日)までの期間限定で、京都市京セラ美術館で開催される。開幕日には、「2022年サンリオキャラクター大賞」1位のシナモロールが、8日(土)には2位のポムポムプリンが来場し、会場を盛り上げた。

     

    本展は、2020年に創業60周年を迎えたサンリオの歴史をめぐるとともに、のちに世界でも注目された「カワイイ文化」が、どのように生まれ発展していったのかを紐解く。また、その裏にある「サンリオの想い」を、貴重なデザイン画や商品と合わせて紹介する。

    ファンとのコミュニケーションを大切にしながら、キャラクターを成長発展させていく独特のスタイルにも注目しよう。時代を超えて、愛され続けるサンリオキャラクターの秘密に迫る。子どもから大人まで、3世代で楽しめるサンリオ史上最大規模の展覧会へ足をはこんでみては?

  • うわさのあの子に聞きました!日本で見つけたKawaiiを教えて!

    03.October.2022 | FASHION / FEATURES

    「Kawaiiはマシュマロ味の心の薬」

     

    日本のポップカルチャーを世界に向けて発信する「もしもしにっぽん」では、日本で活躍する外国人インフルエンサーにフューチャー!今回は、「ゆめかわファッションは私にとって癒し」と語る中国出身のインフルエンサー悦奈さんに、日本で見つけたKawaiiについて伺いました。

     

     

     

    Q.日本に来たきっかけは?

    アニメ専攻を卒業後、上海の大学で教師の仕事をしていたのですが、その後アニメーション専攻の修士課程を勉強するために多摩美術大学の大学院に入学することになり、それを機に来日しました。もう日本に来て15年になります!

     

    Q.来日当初、日本に来て驚いたことやイメージと違ったことは?

    みんなメイクがすごい濃い!と思って驚きました。日本に来た15年前は、ギャルメイクや、個性の強い原宿スタイルが多かったような気がします。多くの女の子がアイメイクとチークがすごく濃いメイクをしていて、最初はみんなドラマを撮影してるのかなと思ったほどでした。

     

    Q.日本でKawaiiと思ったことは?

    「もしもしルーム」やキャラクターのカフェ、「ゆめかわファッション」はユニークでとってもKawaiiと思います!

     

    Q.日本のKawaiiに出会って、自分にどのような変化がありましたか?

    Kawaiiに出会う前の私は教師の仕事をしていたので、ブラック、ホワイト、グレーの服を着る毎日でした。しかし、Kawaiiスタイルに出会ってからは、森ガールのような流行を経て、最後はマカロンようなふわふわ可愛い「ゆめかわファッション」のようなスタイルでファッションを楽しむようになりました。もう10年くらい、着ています。Kawaiiは私にとってマシュマロ味の心の薬のようです。すごく癒されてます。

     

    Q.いま日本で気になっていることや今後行きたいところを教えてください。

    今の日本のファッションはだんだんシンプル系になって、「原宿かわいい」スタイルが少なくなっているように感じます。他人と違うスタイルにしたら、恥ずかしいと思ってる人が多いのでしょうか? 多くの人は「ゆめかわ」が好きだけど、着る勇気がないように思います。そのため私は現在、「ゆめかわ」スタイルのARを研究してます。携帯ARで普段の服をゆめかわスタイル衣装に変身できるように、「ゆめかわ」の仮想世界とリアルの世界をミックスし、みんなに新しい体験ができるように取り組んでいます!

     

    悦奈さんオリジナルの「ゆめかわいい」ARフィルター

     

    Q.今後日本にアソビに来たいと思っている外国人に向けてヒトコトお願いします!

    日本のKawaiiを体験するなら、ぜひ原宿の「もしもしルーム」に泊まってみてください!また、週末には原宿ラフォーレの前でもスナップ撮影があったりと、東京のおしゃれな人をたくさん見ることができます。可愛い原宿スタイル空間と人間を感じながら、スペシャルな日本旅を!Have fun!

  • 増田セバスチャンによる参加型ライブパフォーマンス作品が発表

    16.September.2022 | FASHION / SPOT

    アーティスト・増田セバスチャンによる参加型ライブパフォーマンス作品「Polychromatic Skin -身につける、脱ぎ捨てる-」が、2022年9月30日(金)から10月2日(日)までの3日間、大阪・北加賀屋のkagooで開催される。

    ニューヨークに拠点を移した増田が一時帰国して発表する本作は、自身の原点とも言える90年代の演劇やストリートの空気感をまとった、カラフルで実験的な参加型ライブパフォーマンス。タイトルは「多色性の皮膚」という意味で、ジェンダーに代表される自由と平和の前に立ちはだかる無意識下の固定観念を突き破る・解放するための作品シリーズで。本作は六本木アートナイト2022に展示する「Polychromatic Skin -Gender Tower-」「Polychromatic Skin -Gender Wall-」の連作に続く第2弾となる。

     

    作品のテーマは「身につけることで脱ぎ棄てる」。ライブパフォーマンス参加者である観客は、アンドロギュノス(人間が二つの性に分かれる以前の体)をモチーフにしたマスク、トップス、ボトムスを身に付けて作品に参加。Polychromatic Skin -Gender Tower-が展示された空間に入ると、ドラムやヴァイオリンなどの生演奏と映像によって様々な事象が生み出され、それに個々が反応していくことで、その場限りのライブパフォーマンスを完成させる。各回の所要時間は60分で、ライブパフォーマンスへの参加は事前予約制。パフォーマンスに参加せずに作品を鑑賞する鑑賞券は当日会場で販売される。

    会場は大阪のアートエリア・北加賀屋にある元倉庫のスペースkagoo。エントランスの無料エリアでは、増田セバスチャンのアートグッズブランド「Sebastian Masuda Art」と、1995年に原宿でオープンしてから今年27周年を迎えるアパレルブランド「6%DOKIDOKI」のポップアップショップが同時開催されるのでお楽しみに。

     

    <増田セバスチャンコメント>
    「2018年のニューヨーク・ブルックリン。とあるクラブでトイレに入ろうとすると、2つのドアにある男性・女性を意味するサインは潰され、『non-gender』という張り紙が。予想外の指示に困惑しつついつも通りの色のドアを開けると、普段とは全く違う光景があり、また違う困惑を覚えました。自分の中に無自覚に眠る固定観念があることに気づき、ショックを受けながらフロアに戻ると、そこには変わらず楽しい空間が広がっています。それからというもの、この自分の中の固定観念をどうにか壊すことはできないのか?と、ずっと考えています。

    壁を取りのぞくことだけが近道なのか。
    正解は自分の中にあるに違いない。
    身につけることで見えてくることもある。
    自己をかなぐり捨てよ、脱ぎ棄てよ。」

     

    TALENT PROFILE

    増田セバスチャン

    1995年に”Sensational Kawaii”がコンセプトのショップ「6%DOKIDOKI」を原宿にオープン。2009年より原宿文化を世界に発信するワールドツアー「Harajuku”Kawaii”Experience」を開催。2011年きゃりーぱみゅぱみゅ「PONPONPON」MVの美術で世界的に注目され、六本木ヒルズ「天空のクリスマス2013」のクリスマスツリーや、原宿の観光案内所「MOSHI MOSHI BOX」の世界時計のモニュメントなどを制作。 2014年に初の個展である「Colorful Rebellion ‒Seventh Nightmare-」をニューヨークで開催し、国内外での知名度を高める一方で、11月には1979年に制作された実写人形アニメーション映画をCGや3D加工、色彩処理した『くるみ割り人形』が初監督作品として公開される。同作品で、ゆうばり国際映画祭「京楽ピクチャーズPRESENTSニューウェーブアワード」を受賞。

  • 増田セバスチャン、チャリティアート展「COLORS FOR PEACE」をニューヨークで開催

    26.July.2022 | FASHION / SPOT

    日本のKawaii(カワイイ)文化を牽引するアーティスト・増田セバスチャンが、2022年からアメリカ・ニューヨークへ移住し、ニューヨークと東京の2拠点での活動をスタートさせた。
    移住後初となるプロジェクトとして、7月29日(金)から7月31日(日)までチャリティアート展「COLORS FOR PEACE」をマンハッタン・ローワーイーストサイドにあるギャラリー「Mizuma & Kips」で開催する。作品販売による利益の一部と寄付箱に集まった金額はUkrainian National Women’s League of America (全米ウクライナ女性協会)や、戦争で傷ついた人々を支援する人権団体に寄付される。

     

    「COLORS FOR PEACE」は「平和を考える」をテーマに、平和のための4つの色(青、黄、緑、ピンク)をフィーチャーした作品を展示。

     

    アーティスト自身が愛用するヴィンテージシーツを使用したペイント作品やリトグラフの他、自由に寝そべることが出来るベッドのインスタレーションとドネーションボックスも設置。来場者は会場に訪れることによって、未だ収束しない戦争によって平和な日常生活を脅かされている人々に想いを寄せ、アートを通してサポートをすることができる。

    初日7月29日の夜にはオープニングレセプションも開催され、現在Eventbriteのページで予約受付中。アーティスト在廊時間などの最新情報はアーティスト本人のSNSで告知される。
     

     

    増田セバスチャン コメント

    「COLORS FOR PEACE」は、「平和を考える」という一見シンプルなテーマのイベントです。しかし、目を閉じて想像してください。そして、知ってください。あなたが今夜自宅のベッドで眠れることが、いかに素晴らしいかを。自分の匂いがついたシーツで眠れることが、どれだけの安らぎをあたえるかを。

    長年活動を続ける中で、Kawaiiはお互いの価値観を認め合う平和のアクションのひとつであり、カラフルな色彩は人をハッピーな気持ちにするということを、日本でも海外でも同じように実感しています。人種・宗教・年齢・性別・国境、ありとあらゆるボーダーを飛び越え、「COLORS FOR PEACE」の会場がたくさんの笑顔で溢れることを願っています。

    TALENT PROFILE

    増田セバスチャン

    1995年に”Sensational Kawaii”がコンセプトのショップ「6%DOKIDOKI」を原宿にオープン。2009年より原宿文化を世界に発信するワールドツアー「Harajuku”Kawaii”Experience」を開催。2011年きゃりーぱみゅぱみゅ「PONPONPON」MVの美術で世界的に注目され、六本木ヒルズ「天空のクリスマス2013」のクリスマスツリーや、原宿の観光案内所「MOSHI MOSHI BOX」の世界時計のモニュメントなどを制作。 2014年に初の個展である「Colorful Rebellion ‒Seventh Nightmare-」をニューヨークで開催し、国内外での知名度を高める一方で、11月には1979年に制作された実写人形アニメーション映画をCGや3D加工、色彩処理した『くるみ割り人形』が初監督作品として公開される。同作品で、ゆうばり国際映画祭「京楽ピクチャーズPRESENTSニューウェーブアワード」を受賞。

  • KAWAII の先へと続く増田セバスチャン展示「YES, KAWAII IS ART in 神田明神」レポート

    06.December.2021 | FASHION / FEATURES / SPOT

    KAWAII とは、あなたにとって一体どんな意味があるだろうか。見た目が可愛らしい、または、奇抜でカラフルな物やビジュアルを評価し、それを表現する日本の美意識だと認識している人が多いのではないだろうか。しかし、今、KAWAII は言葉や国境、意識をも超え、人々の生きる原動力になり、人々を優しく包み込む哲学となった。一体、世界の人々の心を突き動かすKAWAII のパワーは何なのか。KAWAII の牽引者である増田セバスチャンが現在、神田明神にて2021年12月12日(日)までの期間限定で開催中の「YES, KAWAII IS ART in 神田明神」では、そんなKAWAII の哲学に触れながら、KAWAII の無限な可能性を紐解くことができる。

    京都芸術大学の学生達と行ったKAWAII 文化に関するリサーチを行った「KAWAII アーカイバル・リサーチ」では戦後から今までのKAWAII 相関図が展示されている他、世界に広がるKAWAII コミュニティーとの交流を通してKAWAII の哲学や知られざるその影響力を発見し、紹介している。

     

    2020年に増田氏は、コロナ禍でやり場の無い心の沈みを抱える人々を勇気付けるために「#KAWAIITRIBE(カワイイトライブ)」を発表し、フォロワーに「色」を使って多様な世界を肯定するムーブメントを呼びかけた。それは、ありのままの自分を表現し、愛することに繋がっていると言っても過言ではない。#KAWAIITRIBE は瞬く間にKAWAII コミュニティーで広がり、KAWAII を愛する人々が繋がるきっかけとなった。それは、お互いそれぞれの場所でKAWAII を表現していた、‘見えなかった’仲間たちとの出会いと言えるだろう。そして、増田氏は、世界各国のKAWAII を愛する人々を対象に、ハッシュタグ「#SPEAKUP(スピークアップ)」を作り、彼らに質問を投げかけデータリサーチを行った。質問の内容は、パーソナルなものを中心に一人一人と歩み寄ったものとなっており、KAWAII を愛する仲間の趣味嗜好や、物事に対する意見を知ることができた。12日間で集められたデータは意味深く増田氏にとっても新たな発見となった。

    まず初めに、それぞれの国によってカワイイの種類や表現が違ったという。ある国は、アニメや漫画のカワイイから影響を受けている人が多いのに比べて、ある国はファッションを通して、またある国は音楽を通してカワイイを表現する人々が多かった。それはKAWAII の多様性と、さらなる可能性を証明するものになった。さらに、増田セバスチャンは世界各国のKAWAII コミュニティの人々とズームミーティングを行い、どのようにしてKAWAII と個々が出会ったのか、何に惹かれたのか。また、それが精神的に彼らをどのように支え、希望をもたらしたのかを彼らに投げかけた。すると、彼らはパーソナルな思いをシェアした。KAWAII を通して、内面的な成長を助けてくれたと語る人や、精神的に助けられた、自分の持って生まれたポテンシャルを最大限に活かすことができたと語る人など、今まではビジュアルで会話するツールだけだったかもしれないKAWAII は自分自身が自己と対話するツールとなり、それがヒーリングに繋がっているのだ。もしかすると、それは人々の心に歩み寄り癒してくれる居場所となり、ある種のセラピーと言っても過言ではないと考える。KAWAII のイメージの一つでもあるカラフルというKAWAII の個性は、実際に人々の人生に色という勇気を与え、彼ら自身を人生の主人公へと導いてくれたのではないだろうか。きっとそれは、他の誰かではない、ありのままの自分を、自分のために愛し楽しむということを、増田セバスチャン率いるKAWAII カルチャーは提言してくれたのだろう。それは、心のうちに秘められた葛藤や思いを原動力に、色で彼らを守り、世間に立ち向かう勇気を生まれ持った個々の背中を押した。

    ズームミーティングでは、お互い初めて出会う人々も大勢参加していて、ミーティングが終わった後も、コミュニケーションをとる場になって欲しいとの増田氏の思いでしばらくの間、ミーティングルームはそのままオープンにされた。そこからまた、コミュニティーの輪が広がり、その後FACEBOOK で、KAWAII を愛する人が集まることができるグループを作った人もいるとか。コロナ禍の中、もがき苦しんだこの時代を忘れてしまう前に、何を思いながら過ごしたか、またこれからどうやって乗り越えていくかを語り合う場として設けられたこのリサーチはKAWAII の哲学を身に持って知ることができる機会を与えてくれたのだ。

    NY、ミラノ、アムステルダムなど世界中を旅した増田セバスチャンの代表作、部屋型作品「Colorful Rebellion -Seventh Nightmare-」は、2013年に増田セバスチャンがマンハッタンで経験した自身の葛藤や期待からインスピレーションを得て誕生した作品。今回神田明神では、表参道の甘酒屋の地下にある甘酒を発酵する室(ムロ)にインスピレーションを受けて構成された特別な展示となっている。その室は戦時中には身を守る防空壕として使用されたとのこと。鮮やかに色とりどりに光る増田氏の作品部屋へと続く、暗く照らされた道を歩きながら、ふと、戦時中に防空壕へと避難した人々が迎う先が、真っ暗で恐怖に怯える部屋ではなく、このカラフルで希望に溢れた部屋であればどんなに良かっただろうか。自身の葛藤と向き合い誕生したこの作品は、KAWAII カルチャーの哲学を築き、同じく葛藤する人々を救っていると言っても過言ではない。

     

    2014年にスタートした、世界12都市で開催された未来をシェアするプロジェクト「Time After Time Capsule」は、世界各国で集めた未来へのメッセージや思いの詰まったものを載せたタイムカプセル。世界の子供たちから愛されるモチーフで制作された透明のキティのタイムカプセルは段々と色づき未来への希望で詰まっている。当初2020年東京オリンピックでの展示を目指しこのプロジェクトが進行されていたが、残念ながらコロナにより機会を失い、今回日本での展示は初となる。コロナ禍前の人々の未来への希望が詰まったタイムカプセルは、これからも未来への希望の象徴としてあり続けてくれるだろう。

    さらに、原宿の名所として有名だった「世界時計」が再生され、神田明神の伝統的な神楽殿に設置されており、それはまさに現在と過去の文化と時間軸が共鳴し交差する感慨深い展示となっている。

     

    「YES, KAWAII IS ART in 神田明神」は、KAWAII 文化が世界でどのように認知され、またそれがどのように人々の心の支えとなっているのかを肌で感じることができる、エモーショナルでパーソナルな、生きる希望が湧いてくる展示会となっている。増田セバスチャン率いるKAWAIIカルチャーはこれからも人々を癒し、ありのままの自分でいる喜びを共に分かちあってくれるだろう。さらに、2021年12月11日(土)から2022年1月10日(月・祝)まので期間限定で、増田セバスチャン個展「Primal Pop」が六本木ヒルズA/D ギャラリーにて開催されるので是非足を運んでみてほしい。増田セバスチャンのポップでKAWAII 世界が広がる空間であなただけのKAWAII が見つかるかもしれない。

     

     

    TEXT:Natalie(MOSHI MOSHI NIPPON)

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    増田セバスチャン

    1995年に”Sensational Kawaii”がコンセプトのショップ「6%DOKIDOKI」を原宿にオープン。2009年より原宿文化を世界に発信するワールドツアー「Harajuku”Kawaii”Experience」を開催。2011年きゃりーぱみゅぱみゅ「PONPONPON」MVの美術で世界的に注目され、六本木ヒルズ「天空のクリスマス2013」のクリスマスツリーや、原宿の観光案内所「MOSHI MOSHI BOX」の世界時計のモニュメントなどを制作。 2014年に初の個展である「Colorful Rebellion ‒Seventh Nightmare-」をニューヨークで開催し、国内外での知名度を高める一方で、11月には1979年に制作された実写人形アニメーション映画をCGや3D加工、色彩処理した『くるみ割り人形』が初監督作品として公開される。同作品で、ゆうばり国際映画祭「京楽ピクチャーズPRESENTSニューウェーブアワード」を受賞。

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