フィメール・ラップ・デュオ、FEMM。日本では知る人ぞ知る存在だが、最新アルバム「Tokyo Ex Machina」のパイロット・ソング「We Got Each Other」が、全米の主要ラジオチャート『MEDIABASE / Activator Chart』に12週に渡って連続チャート・イン、最高48位(2022/6/22付)まで浮上した。
元々、ガールクラッシュの先駆けとなった代表曲「Fxxk Boyz Get Money」擁する1st アルバムが、全米「Billboard Chart」の「World Albums」でトップ10入り、イギリスでも「HMV」全店で「Best Indies Album」に選出されるなど、欧米を主戦場に唯一無二の活動を続けてきた彼女たち。
コロナ禍によって、欧米のフェス出演が全てキャンセルになる中、5年以上の歳月をかけて完成させた渾身の作品が『Tokyo Ex Machina(機械仕掛けの東京という意)』だ。
その中から、2018年にリリースされ、後にBTSの「Butter」なども手掛けた『Jenna Andrews』が参加した「Falling For A Lullaby」のミュージックビデオが公開された。サイバーパンク・リバイバルの追い風を背に、アルバムの中で再び傾聴を集めているニューウェイヴな1曲となっている。
Falling For A Lullaby(Music Video)
映像面でも、これまでに「vice」「Noisey」「DAZED」など、欧米のハイセンスなメディアから高い評価を得てきたFEMM。今回の映像には、盟友で同じく世界中に多くのファンを持つコレクティヴ「BRDG」や日本屈指のレーザー・アーティスト「YAMACHANG」らが参加し、XR分野で何度もタッグを組んできた「AVC」のラボで撮影された光と色の異様さが際立つ作品。
抑圧された感情を可視化したノイズの束が、投影された可動式の巨大なLEDウォールが蠢く空間に、檻と螺旋が光彩で描かれる。その様子には『不穏』という言葉がぴったりで、それが、夏の夜の不安定な心を揺さぶる。
7月には、イギリス・フランス・ドイツを巡るEUツアーが行われるので、ぜひチェックしてみて。
Information
Tokyo Ex Machina
配信リンク: https://avex.lnk.to/TokyoExMachina
FEMM-Isation UK/EU tour 2022
7月14日(木) Dusseldorf, Germany / Kultur Banausen
7月16日(土) Paris, France / Badaboum
7月19日(火) Manchester, UK – Night & Day Cafe
7月20日(水) Huddersfield, UK – The Parish
7月21日(木) London, UK – Boston Music Room
7月22日(金) London, UK – Hyper Japan
https://www.orionlive.co.uk/upcoming-events
Official Website:femms.jp
RELATED ENTRIES
-
マネキン・デュオ「FEMM」が、2022年8月17日(水)にリリースしたばかりのE.P.「THE SIX」から「Crystal Ball」のミュージックビデオを公開した。 この楽曲は、Rina Sawayamaなどを手掛けるプロデューサーでありながら自身もHyper Popの先駆者として活躍するアーティスト『Danny L Harle』と、One DirectionやMaroon 5などに多くの楽曲を提供してきた『John Ryan』のタッグによる力強いバラード。「今はまだ弱くとも自分自身が放つ光によって照らし出した(他の誰かに示されたものではない)未踏の道を歩み出す」という歌詞は、FEMM自身が描いた。 Crystal Ball - Music Video - / YouTubeリンク:https://youtu.be/CYh9RUBiQyI 今回のミュージックビデオは、世界が注目するサスティナブル素材“ヘンプ”を使用した、日本発のファブリックブランド 「majotae(まよたえ)」 とのコラボレーションで製作された。日本の伝統的な工芸であり、“折り畳むことで一枚の紙が様々な形に変化する” というサスティナブルなメッセージを持つ『折り紙』をモチーフにしたコスチュームは、パリの『Maison Martin Margiela(メゾン・マルタン・マルジェラ)』に在籍し、2009年から“名前の無いブランド”を展開するファッションデザイナーの小野智海によるもの。映像監督は、GUCCIなどグローバルなファッションブランドへクリエイションを提供してきた「2nd Function」が担当した。 多様性を宿した白と赤いオブジェクトを組み合わせた日本を想起させる色彩の中で、あえて、タイムラインと力学的なベクトルをカオスにすることで、“今” という瞬間にあらゆる時を並行させた『過去を受け入れながらも未来へ進もうとする現在』=『温故知新』を表現した映像に仕上がっているのでチェックしよう。
Information
Digital EP「THE SIX」
発売中
DL & Streaming: https://femm.lnk.to/THE_SIX
Official Site:https://femms.jp/
-
2014年のデビュー以降、常に前衛的な音楽的志向で、主に欧米を中心に活動を続けてきたフィメール・マネキン・デュオFEMM。 今年リリースされた最新アルバム「Tokyo Ex Machina」から、時代を先取ったY2Kなポップパンク「We Got Each Other」が、全米主要ラジオチャート「Mediabase Activator Chart」に12週連続でランクインするなど、デビュー以来、一切ブレることなくストイックに新たな音楽を発信し続けてきた。 そんな中、新曲の「THE SIX」が、現在放送中で、度々トレンド・ランキングを賑わせているMBS/TBSドラマイズム「生き残った6人によると」(作:山本和音 ハルタコミックス/KADOKAWA刊)のオープニング主題歌に決定し、日本国内でも注目が高まっている。 日本のドラマ史上もっともトガっているのでは?と思うほど、FEMMらしい攻撃的でアヴァンギャルドな楽曲は、ドラマを手掛けた二宮健監督からのオファーを受け、FEMM自身が書き下ろしたもの。ゾンビ・パンデミックを題材にした物語に対して、いかなる危機にあっても自分自身を見失わない大切さを宣言する普遍的なメッセージを、ハイパーポップやダークポップといった最先端サウンドに、ラウドなメタル要素を加えたプログレッシブなトラックに乗せて歌い上げた。
そんな楽曲に、二宮健監督から、以下のコメントが届いている。 - - - - - FEMMさんの音楽から生まれついての明るさと茶目っ気を感じていて、『生き残った6人によると』の主題歌に必要なのは、まさにそれだと思い、ファンとしても作り手としても、満を持してのオファーをさせて頂きました。 僕からお願いしたのは、「物語の日々を通して、本来の自分と出会い直し、成長していく6人の姿を祝福する曲にして欲しい」ということでした。 そして、書き上げてくださった『THE SIX』。キャラクターたちの名前を何度も呼びかけるこの曲は、物語の明るさと力強さを豊かに体現しているだけでなく、具体的に大きくドラマと交わっていきます。(それは後ほどのお楽しみに) この名曲と共に、物語を語れること、とても興奮しています。 - - - - - そして、同曲が表題曲となったE.P.「THE SIX」がリリースされ、同時にミュージックビデオも公開された。映像は、ドラマの設定と同じ千葉県の海沿い、工業地帯で撮影され、ゾンビに扮したFEMMが醸し出すストーリーが異常に切ない“サマー・ディストピア・ムービー”に仕上がっている。コレオグラフは、話題のダンスチーム「KUROKO」を率いるGENDAIが手掛けた。 ドラマとあわせて「THE SIX」ミュージックビデオもぜひチェックしてみて。 -
イギリス・ドイツ・フランスを巡るヨーロッパツアーから帰国したばかりのマネキン・ラップ・デュオ「FEMM」。 今年リリースされた最新アルバム「Tokyo Ex Machina」のパイロットソング「We Got Each Other」は全米主要ラジオチャート「Mediabase Activator Chart」で12週連続チャートインを果たし、9月には再び渡欧しスペインでの公演を行う。 そんな中、2022年8月17日にリリースするミニアルバム「THE SIX」から、収録曲「Crawl Away」のMVが公開された。 Crawl Away - Music Video:https://youtu.be/4-OuL_OKho0 FEMMは、常にビジュアライズのテーマにサイバーパンクを据えており、今作もイギリス在住のコンセプト・アーティスト「Max Prentis」とのコラボレーションによって、レトロフューチャーな世界観が炸裂!未来を描いているはずなのにどこか懐かしいエモいムービーは、80’sリバイバルな楽曲が持つセンチメンタルな珠玉のメロディと相まって、普遍的なノスタルジーを加速させる。 欧米での活動が目立つ彼女たちだが、新曲「THE SIX」が、本日深夜から放送開始となるMBS/TBSドラマイズム「生き残った6人によると」(作:山本和音 ハルタコミックス/KADOKAWA刊)のオープニング主題歌に決定。日本国内でも再び熱い注目が集まりそうだ。
-
代表曲「Fxxk Boyz Get Money」が、痛烈なメッセージを持つガールズ・アンセムとして、欧米・南米・アジアと世界中の人気インフルエンサーから支持され、結果、デビューアルバム『Femm-Isation』が全米ビルボードチャート「World Albums」で “TOP10” 入りを果たすなど、フィメール・ラップ・シーンの新時代を切り拓いたマネキン・デュオFEMM。 昨年12月にリリースした2nd Album「Tokyo Girls Anthem」には、A$AP RockyやFrank Oceanなどを手掛ける『Boys Noize』、Charli XCXやRina Sawayamaなどを手掛ける『Danny L Harle』、DaBabyやLil Uzi Vertなどを手掛ける『Star Boy』などワールドワイドなプロデューサーに加え、国内からも『KM』や『Radical Hardcore Clique』などが参加。 先日、アルバムの中でも異彩を放っていた楽曲「Mental Health feat. Yup'in」のMVをドロップしたばかりだが、続いて、同じくアルバム収録曲から「Lolly」のMVをリカットした。 Lolly (Music Video)
海外では既に大きなうねりを見せている“DARKPOP”への日本からの回答を体現してきたFEMM。今回の「Lolly」も然り。これまでに『ANARCHY』、『ZORN』らにも楽曲を提供してきた『LISACHRIS』がプロデュースしたトラックは中毒的かつ攻撃的で、一見すると可愛い言葉な「Lolly」というタイトルだが、そのリリックは非常に刺激的だ。ネイティヴな英語を操る気怠いフロウは、デカダンスをさらに加速させる。 これまでに公開されている「Peach」、「Come & Go」、「Keep It Cool」に続き、映像の舞台となっているのは、ジャパニメーションに影響を受けたサイバーパンクなイラストで人気を博すロンドン在住のクリエイター『Max Prentis』による仮想都市『新東京』。カラフルに描かれたことで不安を煽る仮定的な遠い未来のディストピアで、パフォーマンスを披露するノイジーなFEMMにも注目だ。 Information
Tokyo Girls Anthem
DL & Streaming:https://avex.lnk.to/TokyoGirlsAnthem
DL & Streaming(EU & UK):https://jpurecords.com/products/femm-tokyo-girls-anthem
Official site:https://femms.jp/
-
代表曲『Fxxk Boyz Get Money』の過激かつテクニカルなラップが、L.A.のティーンネイジャーを中心にスマッシュ・ヒット。
”Perez Hilton (ペレス・ヒルトン)” や “Anna Dello Russo (アンナ・デッロ・ルッソ)” など欧米の超有名インフルエンサーがこぞってシェアし、アメリカ本国の「vice」やイギリスの「DAZED」「Huffington Post」をはじめ世界各国主要メディアから高評価を得てきた日本製マネキン・ラップ・デュオ "FEMM (フェム)“。
そんな彼女たちが、今のリバイバル・ブームに先行して2015年よりコンセプトに掲げてきたのが「80年代・90年代リバイバルだ。先日、その集大成として、その時代を彩った日本の名曲のみをフューチャー・ポップにカバーしたアルバムのリリースを発表したが、それに先駆けて本日、収録曲のひとつ WINKの『淋しい熱帯魚』のMVを完全コピーした映像が公開された。
FEMM - 淋しい熱帯魚
『淋しい熱帯魚』は、80年代を席巻したWINKの代表曲で、当時、その ”無表情” ぶりは大きな話題をさらった。しかし、今回はそれをさらに凌ぐマネキンならではの無表情・無感情ぶりを披露している。
映像制作面でも、1カット毎の構図から細部にわたるダンスの振り付けまで、オリジナルを完璧に再現したものになっており、画面サイズも当然4:3で制作されている。画質や色味に関しても時代考証的に仕上げつつも、曲名テロップは「淋しい熱帯魚(2017)」にするなどの遊び心、ファッション面でのオマージュとナウネスのMIX具合然り、ただの再現ビデオではなく、リバイバルというキーワードを強く感じさせる作品に仕上がっている。
カバーアルバム『80s/90s J-POP REVIVAL』は、10月18日に配信先行リリース。CDや、これまた80年代を意識したカセットテープは、10月25日に発売となる。
FEMMの活動から目が離せない!■Information
<FEMM Release Info>
Cover Album『80s/90s J-POP REVIVAL』
配信リリース:10/18
CDリリース:10/25
プレオーダー受付中!
http://femms.jp/discography/
01 My Revolution feat. Akina, Anna & Mikako from FAKY
02 Candy Girl
03 淋しい熱帯魚
04 どんなときも。
05 すみれ September Love
06 There will be love there -愛のある場所-
07 Dear Friends
08 浪漫飛行
09 卒業
10 BELIEVE IN LOVE
11 SEVEN DAYS WAR
12 今夜はブギー・バック (nice vocal) feat. Lil' Fang from FAKY & Yup'in
ーーーーー
<FEMM Info>
FEMM OFFICIAL WEB:https://femm.jp -
マネキン・ラップ・デュオの「FEMM」が、アメリカの女性アーティスト「LIZ」をフィーチャリングに迎えた新曲「Do It Again」のミュージック・ビデオを発表した。
今回の楽曲は、2016年以降、自身の音楽テーマに据えてきた「80年代リバイバル」の集大成とも言える作品。当時、一世を風靡したTVゲームに登場するヒロインたちの心境を歌ったエモーショナルな1曲だ。
悪者にさらわれ、従順で弱い存在として描かれることが多いヒロインだが、本当は、もっと強くたくましい女性だったのではないか?という現代的な解釈で、FEMMらしい新たなガールズ・アンセムに仕上がっている。
Do It Again feat. LIZ (Fake 3D Music Video)
これまで、イギリスの「DAZED」やアメリカの「creators project (現:creators)」といった世界的メディアからの高評価を得るなど、毎回、映像面でも大きな注目を集めてきた彼女たち。今回も期待を裏切らない「SPLIT DEPTH」という手法を用いた「Fake 3D Music Video」になっており、目の錯覚を利用して奥行きや立体感を感じさせる ”アナログ映像” に仕上がっている。フィーチャリング・アーティストのLIZは、Diplo率いる人気レーベル「MAD DECENT」初の女性契約アーティスト。これまでPharrell Williams、Ryan Hemsworth、Usher、ZEDDといった人気アーティストとのコラボレーションを果たしている。ライターとしても評価の高い彼女は、今作のメロディーと英詞も担当した。
おなじみのラバー衣装は、世界で最も有名なラバー専門店と言っても過言ではない、本場イギリスの「House of Harlot」製。ロンドン在住のLouby McLoughlinがスタイリングを担当した。そんなFEMMは現在、デンマークとロンドンでの公演のために渡欧中。FEMMの国内外での活躍に注目だ。
■Information
デジタルシングル
Do It Again feat. LIZ
2017.5.3 Available
FEMM OFFICIAL WEB:https://femm.jp
−−−
関連記事:メジャー・デビューを果たしたマネキン“ダンス&ラップ”デュオ”FEMM”の新曲「L.C.S.」のミュージックビデオが、MTV EXCLUSIVEに決定!