Netflixアニメ「エクセプション」、坂本龍一が音楽担当&豪華声優キャスト解禁

15.September.2022 | ANIME&GAME

Netflixシリーズ「エクセプション」が2022年10月13日(木)より全世界独占配信する。本作は、小説家・映画監督として活動する安達寛高(乙一)が原作・脚本を手掛け、ゲーム「ファイナルファンタジー」シリーズのキャラクターデザイン等で知られる天野喜孝がキャラクターデザインを務める、“恐怖”のスペースホラーSF。

本作の音楽は世界的音楽家の坂本龍一、日本語吹替版声優に小林親弘、櫻井孝宏、甲斐田裕子、星野貴紀、種崎敦美(※崎はたつさき)という最強の布陣が務める。そんな各界のトップランナーが集結して紡ぐ本作の“神秘”と“恐怖”が入り混じる予告編とキービジュアルも一挙解禁となった。クリエイターたちの独創性が随所で垣間見え、幻想的な中に恐ろしさを携えた唯一無二の世界観となっている。

物語の舞台は、はるか先の未来ー。人類は地球を追われ、他の銀河系への移住を余儀なくされていた。宇宙に新たな居住地を求め、惑星の探索をするために派遣された先遣隊のメンバーたち。彼らは、〈生体3Dプリンター〉によって“プリントアウト”された“人間”。オリジナルは安全な場所で冷凍睡眠している。
映像では、そんな“コピー”された彼らがミッションに挑もうとする姿が描かれるが、閉ざされた宇宙船という空間の中で、“ある恐怖”が彼らへ容赦なく襲い掛かっていく。突如、システムの不具合が発生し、クルーのひとりであるルイス(CV:小林親弘)が“異形の怪物”の姿でミスプリントされてしまう。
凶暴なルイスに襲われるニーナ(CV:甲斐田裕子)、マック(CV:櫻井孝宏)、パティ(CV:種崎敦美)、オスカー(CV:星野貴紀)の4人と、再び“プリントアウト”されたルイス…。一切逃げ場のない絶体絶命のシチュエーションの中で、恐怖を感じながらミッション終了へのカウントダウンが始まるーー。

 


映像では、船内を所狭しに駆け巡る恐ろしい姿のルイスが、クルーへ襲い掛かる迫力満点の恐怖が描かれる一方で、「ミス…プリント…」と悲しげな表情を浮かべる一幕も。
「あれは人間ではない」「害虫や害獣が発生したら殺処分できるきまりだ」と冷酷に語る声もあれば、「害獣だなんてそんな…」「“助けて”なんて言葉、人間しか使いませんよ」と、クルーたちの間に迷いも垣間見える。
異形のルイスは、“人間”なのかー?“自分とは何か”、“人間とは何か”、そして“命とは何か”…そんな壮大かつ深淵なるテーマも込められている。

音楽を担当した坂本は、本作へ参加した経緯について、「元々SFが好きなのと、脚本を読んでこの映像を観てみたいと感じたので参加しようと思いました」と振り返り、興味を強く惹かれた物語については、「現代においてクローンなどの遺伝子操作技術が進んでいるが、そこで問われるのは「生」とは何か、「ヒューマニティ」とは何かということだと思います。それを真正面から扱っている作品です」と解説。
今回制作した楽曲については、「メインテーマは『スターウォーズ』以来のSF映画の定番であるシンフォニックな音楽にしたかった。OST全体としては、暗いアンビエントなものにしつつ、シーンごとではなく、全体を通して一つの楽曲になるように努めたつもりです。とはいっても戦闘シーンなどはある程度激しい音も入れましたが。本人としてはとても気に入ったOSTになりました」と想いを明かす。映像の中でも、坂本の奏でる音楽が、荘厳なテーマを温かく且つ抒情的に彩っている。
監督は、「Transformers:Titans Return」のサトウユーゾー。アニメーション制作は、タツノコプロ(BAKKEN RECORD)とCGプロダクションの5が担当。

脚本、キャラクターデザイン、制作、音楽、声と様々な分野でのトップランナーたちが集結し、相互に共鳴することで誕生した、類を見ない「圧巻のクオリティで贈るスペースホラーSF」に注目せずにはいられない。

 

 

Photo by zakkubalan (C) 2020 Kab Inc.

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    本作は、氷と雪に覆われた惑星で過酷な任務に就く者たちが、人間を襲う凶暴なクリーチャーと遭遇し、混沌とした戦いに巻き込まれていくSFアクションサバイバル。

     

    この度、主人公ジム役・山橋正臣、マーニー役・高垣彩陽、ウォルター役・山路和弘、バーク役・大塚明夫ら声優陣の声が吹き込まれた初の映像となる、“最怖”の予告編と場面写真が解禁。 更に“日本のSF”を代表する「攻殻機動隊」シリーズで、長きにわたり主人公・草薙素子役を務めてきた声優の田中敦子が物語の舞台である惑星コールドウッドの執務官・キャシー役として参加決定だ。原作・太田垣が「『エイリアン2』を意識した」「80年代SFホラーの魅力だったスプラッター表現にも挑戦した」と語っており、数多くのSF要素がふんだんに盛り込まれた作品となっている。

      貴重な高エネルギーレア鉱石“シグ”が採掘できる、氷と雪に覆われた惑星コールドフット。 犯罪のないユートピアを謳う背景には、刑務所の囚人たちを過酷なシグ採掘に使うという実態があった。刑務所の看守アルバイトとして働く青年ジムは、突然起こった鉱山事故の現場に急ぐ。そこで目撃したのは、人間に襲いかかって来る異形のクリーチャーだったー。 解禁された予告編映像では、田中演じるキャシーによる「大気は有毒、地表はすべて凍結。ここは生き物を拒絶した白い地獄よ。脱走は自殺願望者だけがすること」という強烈なセリフが証明するように、外界から隔絶された過酷な環境で凄惨な事態が巻き起こることを予感させている。 ジムが事故調査の際に出会った囚人の一人であるウォルターの「地獄の釜が開いちまったかもな…」という言葉通り、一目で超危険とわかる“スワーム”と呼ばれるクリーチャーが容赦なく襲いかかるが、果たして、それぞれの想いや思惑を抱えた人間たちは、絶体絶命の状況下で生き残ることができるのかー?  

    太田垣は、本作で影響を受けた作品として、「モンスターパニックを描くに当たっては、このジャンルの金字塔であるジェームズ・キャメロン監督の「エイリアン2」は勿論意識しました。80年代SFホラーの大きな魅力だったスプラッター表現にも挑戦しています」と語る。 現在『アバター:ウェイ・オブ・ウォーター』が世界的大ヒット中のキャメロン監督が1986年に送り出したSF映画の金字塔からの影響を挙げる等、SFジャンルへのリスペクトが込められている。

    更に、「展開に関しては主人公ジムから絶対に視点を逸らさない事に注力し、彼の見聞きした事だけで物語が進む事で視聴者が感情移入しやすい様に構成しました。これは一人称視点のアクションRPGからの影響です」とも解説した。

      スワームへ立ち向かう手段のひとつは、人間たちが生み出した科学技術。 映像内でも目を惹くのは、制作陣の代表作である「機動戦士ガンダム サンダーボルト」や「マクロス」シリーズ等を彷彿させる部分もありながら、よりリアリティを感じるようなデザインのメカたち。 太田垣は、「合理的で現実感のあるメカデザインは私の得意技なので本作でもその方向性は堅持してます。「機動戦士ガンダム サンダーボルト」ではサンダーボルト宙域という舞台から設定し、そこでどんな人間ドラマが展開すれば映えるか、という創作過程を踏みました。本作でも惑星コールドフットという氷の惑星にあるシグ鉱山の舞台設定から構築し、どんな人間が生活しているかを想像する所から始めています。作品にリアリティーを持たせる上でこの工程は欠かせません」と語り、空想的なデザインではなく、現実に地続きのリアルなデザインや設定を意識したことを打ち明けた。果たして、このメカは人間たちの助けとなるのか、それともーー。   映像の中で、「俺が助けるから!」「私たち…何と戦ってるのかしらね…」「信じろ。お前の一歩はもっと大きい」というセリフが物語るように、劇中では、ジムをはじめとする様々な境遇に身を置く者たちの想いが渦巻く人間ドラマも待っている。 太田垣は、「SFモンスターパニックという題材ではありますが、「MAKE MY DAY」は主人公ジムの成長物語でもあります。過酷な状況からたった1人で這い上がる過程で、友情と愛情を知り、仲間を増やし、責任を背負う力を付け、家族のような絆を結んでいきます」と明かしている。   タイトルの「MAKE MY DAY」とは、「(あなたのおかげで)良い1日だった」「(私を)楽しませてくれ」といった意味の言葉。 果たして、そこにはどんなメッセージが込められているのかーー。 SF界の手練が集結して贈る、“最怖”のSFアクションサバイバルを刮目せよ!
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    上司や同僚、世の中への鬱憤を、デスメタルを歌うことで晴らすOL‘烈子’の日常を描いた『アグレッシブ烈子』シリーズ。2018年にNetflixで配信が開始されると瞬く間にワールドワイドな話題作となり、現在第4シーズンまで公開されている。そしてついに完結編となる第5シーズンの配信開始日が近づいている。 物語は、会社を辞めたハイ田がまるでニートのように遊び惚け、烈子との行く末が心配されるところから始まる。ハイ田は、実家所有のマンションを追い出されネカフェ生活を経験することに…。その生活から救い出す為、烈子はハイ田と同棲生活を始める。そんな二人の元に国会議員を名乗る男、井狩(イカリ)が現れる。わが党から出馬して欲しいとスカウトされる烈子だが… 今回の舞台は選挙戦?最後に烈子が対峙するものとは?そして、烈子とハイ田の運命はいかに…!? 結末に向けて怒涛の展開を見せる完結編、お楽しみに!また、アグレッシブ烈子の最終シーズンの公開を盛り上げるために、サンリオピューロランド(東京都多摩市)にて、アグレッシブ烈子とOTMGirlsによるイベント「ラストライブ 〜最後だしATM大精算しちゃおう!〜」の開催が決定した。OTMGirlsのATM(Aggressive Team Member)になって、一緒にラストライブを盛り上げよう。
  • 坂本龍一の長寿を願う企画「10 Favorites – Ryuichi Sakamoto | 私が好きな坂本龍一10選」ラストにBTS: SUGAが登場

    29.January.2023 | MUSIC

    Photo by zakkubalan ©2022 Kab Inc.

      昨年の1月17日に70歳の誕生日、古希を迎えた坂本龍一。現在も闘病を続ける坂本龍一を励ます意味で、レーベルcommmonsがアニバーサリー・サイトを立ち上げた。タイトルは「10 Favorites - Ryuichi Sakamoto | 私が好きな坂本龍一10選」。教授の音楽を愛する人々が独自の視点で1人10作品を紹介する。最終回となる第25回目は、BTS: SUGAが登場した。BTS: SUGAコメント   어릴적 부모님 손에 이끌려 ‘마지막 황제’ 재개봉을  적이 있었습니다.   음악에 압도 되었다는 느낌을 처음 받았고 12 음악을 만들기 시작하며 사카모토 류이치 선생님의 음악을 많이 듣고 샘플링을 하며 꿈을 키웠습니다. 저에게 수많은 영감을  뮤지션들은 많지만 사카모토 류이치 선생님은  많은 꿈을 꾸게 해주신 분입니다 (저는 참고로 코다 다큐멘터리의 재해대피소에서 연주한 Merry Chistmas Mr. Lawrence live 버전을 가장 좋아합니다) 부디 건강하세요 선생님. 幼い頃、両親に連れられて「ラストエンペラー」の再上映を観に行ったことがありました。 その時はじめて、音楽に圧倒される感情を覚えました。わたしは12歳で作曲をするようになりましたが、坂本さんの音楽をたくさん聴いてはサンプリングをして夢を膨らませていました。 わたしにインスピレーションをくれたミュージシャンは数多くいますが、坂本さんはその中でも特に影響を与えてくれた人のひとりです。 (参考までに、一番のお気に入りはドキュメンタリー映画「CODA」にて、被災地で演奏された 「Merry Christmas Mr. Lawrence」 のライブバージョンです。) 坂本龍一先生、どうか変わらず健康でいてください。」   また現在は、大竹伸朗、稲垣吾郎、吉本ばなな、高谷史郎、高橋幸宏、浅田彰、水原希子、細野晴臣、中里唯馬、村上龍、LEO、UA、福岡伸一、U-zhaan、李 相日、池田亮司、藤原ヒロシ、若林恵、渡辺信一郎、藤原帰一、中谷美紀、真鍋大度、大貫妙子、是枝裕和の選曲がメッセージとともに公開されている。(敬称略、発表順)   坂本龍一の音楽を愛する人々が選曲する「〜私が好きな坂本龍一10選〜」。独自の視点から選ばれた作品群は、新発見となり、新たな坂本龍一の音楽の旅へと誘うだろう。  
  • 今年日本のNetflixで観られた“100選”が発表!ダニエル・クレイグの日本へのメッセージ映像解禁

    23.December.2022 | ANIME&GAME / MOVIE

    動画配信サービス「Netflix」はこの年末も、『ナイブズ・アウト:グラス・オニオン』(12/23~)、山崎賢人、土屋太鳳ら出演の大ヒットシリーズ「今際の国のアリス」シーズン2(12/22~)、あのゆるすぎる人気キャラが実写化「ぐでたま ~母をたずねてどんくらい~」(配信中)、リリー・コリンズのキュートさ大爆発のシリーズ「エミリー、パリへ行く」シーズン3(12/21~)など、あらゆるジャンルの映画/シリーズを続々独占配信。 2022年もアクション、ロマンス、サスペンス、コメディ、ミステリーと様々な作品が配信されてきたが、この度、22年に日本のNetflixで最も観られた作品“100選”(※2022年1月1日~2022年12月2日の 日本におけるNetflix週間TOP10に入った週数に基づく)が発表された。 さらにNetflixが「2022年の面白かった作品」「年末年始に観たい作品」などの項目で一般約100名に実施したアンケートからファンの人気を集めた作品も発表。併せて、配信間近の『ナイブズ・アウト:グラス・オニオン』より、主演のダニエル・クレイグと、ライアン・ジョンソン監督が年末年始の日本に向けてメッセージを贈るインタビュー特別映像も解禁された。   ダニエル・クレイグコメントhttps://youtu.be/YegZa5I9Nw4 ライアン・ジョンソンコメントhttps://youtu.be/KOoN0zC69XI “100選”ではあらゆる実写やアニメ作品が勢揃いで、日本全体で大ブームを巻き起こした作品もラインナップ。 まず日本からは、米倉涼子、綾野剛、横浜流星が挑む衝撃の問題作「新聞記者」や、篠原涼子、岩田剛典ら共演で贈る禁断の愛を描いた大人のラブストーリー「金魚妻」、中島健人主演、松本穂香共演で贈るはかなくも美しいラブストーリー『桜のような僕の恋人』、千鳥MC・出演の壮絶トークサバイバル番組「トークサバイバー!~トークが面白いと生き残れるドラマ~」などが出揃った。 そしてアニメ作品では、「ワンピース」「SPY×FAMILY」「チェンソーマン」「ジョジョの奇妙な冒険 ストーンオーシャン」など社会現象級の人気を集めた作品に加え、Netflixの独占配信作品からは荒木哲郎監督&WIT STUDIO 制作の超大型アニメ映画『バブル』、非ヒロイン属性の女子高生・杏子をめぐる異色のドタバタ青春ラブコメ「ロマンティック・キラー」など珠玉のラインナップ。 さらに、若年層を中心に幅広い人々の心を掴み、今年は新シーズンとなるシーズン4が配信されたメガヒット作「ストレンジャー・シングス 未知の世界」や、同作でイレブン役を務めたミリー・ボビー・ブラウン主演の探偵ミステリー『エノーラ・ホームズの事件簿2』や、続編の制作も発表されたライアン・ゴズリング&クリス・エヴァンスで贈るノンストップ・アクション大作『グレイマン』など大型海外作品の名前も挙がった。 そして根強い人気を誇る「愛の不時着」「梨泰院クラス」などの韓国作品からは、今年配信され話題を集めた「ウ・ヨンウ弁護士は天才肌」をはじめとして、「社内お見合い」「還魂」「39歳」「二十五、二十一」「シスターズ」など、あらゆるジャンルを横断した今年配信の韓国作品が名を連ねている。 2022年12月に約100名に実施したアンケートでも多彩な作品が挙がった。 【2022年に観て面白かった作品】の項目では『浅草キッド』『呪詛』『ドント・ルック・アップ』「ウェンズデー」『リベンジ・スワップ』…など”100選”にも入っている幅広いジャンルの作品が票を獲得。 【2022年自分イチオシの作品】の項目で「痺れました」等回答を集めたのは、第一次世界大戦の西部戦線でのドイツ軍兵士の絶望と恐怖を描き出す『西部戦線異状なし』。先日のゴールデングローブ賞でも非英語映画賞にノミネートされ密かな注目を集めている。 また、「世界観に引き込まれた」等の回答を集めたのは、DCコミック原作「サンドマン」。 現代神話とダークファンタジーを融合させた新感覚ドラマで、その異色さが多くの人々へ強烈な印象を残した。 さらに、「温かい気持ちになりました」など回答を集めたのは、ロバート・ダウニー・Jr.が亡き父に捧げるドキュメンタリー「"Sr.": ロバート・ダウニー・シニアの生涯」。 映画界のパイオニアとして活躍した父のキャリアと生涯に迫る作品で、こういった”掘り出しモノ”にも注目が集まった。 そして【年末年始に観たいと思っている作品】の項目で多くの回答を集めたのは、満島ひかり×佐藤健、宇多田ヒカルの楽曲という奇跡のタッグが紡ぎ出す究極のラブストーリー「First Love 初恋」。3つの時代が交錯し、20年余年に渡る、忘れられない“初恋”の記憶をたどる一組の男女の物語。 アンケートでは「友人たちが”これは見るべき”と口を揃えて言っている。初恋を年末年始に探しに行きます!」「この季節にピッタリの作品。評判がかなり良いので観てみようと思います」など、季節感もバッチリな本作に期待が集まった。 2023年もNetflixが生み出す、ジャンルに捉われない多彩な作品に期待せずにはいられない。