残酷ながらも美しい!『江戸パンク! 国芳・芳年の幻想劇画』日英バイリンガルで刊行

25.November.2022 | FASHION

生と死のあわいを描く浮世絵師たちの、ほとばしるエネルギーに刮目せよ!『江戸パンク! 国芳・芳年の幻想劇画』が、2022年11月24日(木)に発売される。

奇想の絵師として国内外から人気を博す歌川国芳。時に狂気的な描写で現代の漫画にまで影響を与えた月岡芳年。日本のポップカルチャーの素地を築いたとも言える2人の師弟と、同時代に活躍した幕末絵師たちの描き出す、残酷ながらも美しい幻想世界を堪能できる一冊。日・英バイリンガルにて刊行される。監修は、 春木晶子。北海道博物館勤務後、2017年より江戸東京博物館学芸員。日本美術史を専門としている。

 

購入は全国書店またはネット通販にて。

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    歌川国芳 流行猫の曲鞠 個人蔵

    歌川国利 新版猫の玉のり 個人蔵

    新版玉のり尽 個人蔵

        本展では、猫をテーマに据えた浮世絵をはじめとする135件の作品により、江戸時代における擬人化の世界を紹介。浮世絵や猫を愛してやまない人はもちろんのこと、現代の擬人化表現に関心を持つ人も楽しむことができるだろう。ユーモラスで愛嬌ある姿に思わずクスリとすること間違いなし。   大の猫好きとして知られる歌川国芳は、1841年から集中的に、役者を猫にした作品など猫の擬人化作品を次々と発表した。その展開と後世への影響を紹介しながら国芳の魅力を探っていく。機智に富んだアイデア溢れる国芳の作品を堪能しよう。    

    山東京山作・歌川国芳画『朧月猫の草紙』六編 個人蔵

    歌川国芳 流行猫の狂言づくし 個人蔵

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    浮世絵木版画制作の様子

      職人による彫り作業職人による摺り作業   彫り、擦りに使われた版木(はんぎ)の一部。色別に版木を何枚も彫り、その版木の数だけ何度も擦り重ね、やっと一枚の浮世絵木版画作品が完成する。    江戸時代から伝承された彫師、摺師の非常に繊細で高度な技術により、一枚一枚、何とも言えない手づくりの風合いが醸し出される逸品に注目してほしい。  
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    「丸の内ハウス」 15周年記念ロゴ

    出火吐暴威変化競 鬼童丸

    摺実演の様子

    15周年記念特製 オリジナルエコバッグ

      本イベントでは、浮世絵の表現方法を現代に活かして活動をするUKIYO-E PROJECTの協力のもと実施。浮世絵の「浮世」には「現代」という意味があり、当時の流行りや文化など、常に時代の最先端を木版画で発信していた最先端のアートだった。それを継承し、現代の新しい感性で描いた浮世絵を、常にトレンドの情報を届けてきた「丸の内ハウス」から新たに発信していく。   また、3月7日(月)より、丸の内ハウス内各店舗にて一人2,000円(税込)以上(レシート合算不可)飲食した人に丸の内ハウスのロゴと15周年の特別ロゴを手掛けた平林奈緒美デザインの「15周年記念 特製オリジナルエコバッグ」(全3色)がプレゼントされる。丸の内エリアでは、今後もアニバーサリーイヤーならではのイベントが展開予定なのでお見逃しなく。  
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    日本の文化振興に寄与するための事業を手掛ける公益財団法人角川文化振興財団は、角川武蔵野ミュージアムにて開催中の企画展「浮世絵劇場 from Paris」において、声優・茶風林が率いる「酒林堂」とコラボレーションした朗読劇『酒林堂 in 浮世絵劇場<耳なし芳一>』を、2022年1月16日(日)に日本最大級のライブ配信サービス「ニコニコ生放送」で独占生中継する。  

    「浮世絵劇場 from Paris」の模様

    出演者:(上段左から)茶風林、逢坂良太、田村睦心、(下段左から)中原麻衣、鶴岡聡、大峯香風(琵琶奏者)

      現在、角川武蔵野ミュージアムのオープン1周年を記念して、同ミュージアムで企画展『浮世絵劇場 from Paris』が開催されている。同企画展の「SPIRIT of JAPAN」は、フランス・パリを拠点とするアーティスト集団「ダニーローズ・スタジオ」が手掛け、浮世絵をモチーフにしたプロジェクションマッピングで、1,100㎡を超える大空間に12幕の異なる映像シーンが音楽と共に映し出される。扇が時を刻み、提灯が宙を舞い、桜の花びらが風に揺れ、荒波がリズムにあわせて頭上を駆け巡り、浮世絵を全身で浴びる没入感のある360度体験型コンテンツとなっている。   その会場を使用し声優が朗読劇を行うという、ある種の異色のコラボレーションとなる今回の『酒林堂in 浮世絵劇場<耳なし芳一>』。その根底に流れるのはジャポニスムだ。フランスのアーティスト集団「ダニーローズ・スタジオ」が浮世絵の世界に見た日本を描いた「SPIRIT of JAPAN」、ギリシャに生まれながら日本文化に触れ小泉八雲として日本国籍を取得・永住したラフカディオ・ハーンが古典から取り上げた「耳なし芳一」(「怪談」より)。海外の目線が映し出した日本の姿を、名優たちと琵琶奏者が1回だけのスペシャルステージにて表現する。 また、会場では終演後、出演者と来場者が交流できるアフターパーティを予定されている。詳細が決まり次第公式サイト内の本イベントページ、公式SNSなどで告知されるのでお楽しみに!   *参加する出演者は未定です。アフターパーティの配信はございません。アフターパーティで酒類ご購入の際は、年齢の分かる身分証の確認をいたします。予定が変更となる場合がございます。