仮想空間で体験する漫画「デビルマン」の世界観広がる展示会開催

20.April.2021 | ANIME&GAME

漫画家・永井豪による不世出の傑作として名高い、漫画版「デビルマン」、東映動画(現:東映アニメ―ション)によるTVアニメ「デビルマン」、そして2018年にNetflixにて配信開始された「DEVILMAN crybaby」の3つの「デビルマン」を軸とした展示イベント「VRデビルマン展~悪魔の心、人間の心~」が、仮想空間エキシビション・プラットフォーム「VU (ヴュー) Virtual Utopia」上で2021年4月28日(水)から5月31日(月)まで開催する。

 

展示会のみどころ

※画像は開発中のイメージです。

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11のエリアから構成される圧巻の体験

 およそ半世紀にわたり、読者や視聴者の心に様々な形の爪痕を残してきた「デビルマン」。人間という生き物の残虐性や弱さを浮き彫りにする悪魔たちが無数の読者と交わってきた様は、さながら、サバトでの悪魔合体を思わせる。本展覧会の企画展示はデビルマンの作品世界で描かれる「人間」「悪魔」それぞれの心を対比的に読み解いていく。展示エリアは全11エリアで構成、それぞれがデビルマンの印象的なシーンをモチーフに再構築された幻想空間となっており、訪れる人たちを圧倒することだろう。

 

メインエリア「悪魔の心」「人間の心」

メインとなる4つの展示エリアは相互に往来が可能。何度か繰り返し訪れたり、それぞれのエリアを回遊する順番を変えたりすることで、参加者がそれぞれ思い思いに解釈や印象を持つことができる。また、一部は隠しエリアとなっており、特定の展示を観覧した人のみがアクセスできるようになっている。さらに、無料エリアのイベント広場で展開される、デビルマンに所縁のあるクリエイター達からのメッセージなどの展示も必見ポイントとなっている。

 

「VRデビルマン展」がさらにディープに楽しめる!「音声ガイド」の導入
展覧会にアクセントを加える有料オプションとして、「DEVILMAN crybaby」のヒロイン美樹役を演じた声優・潘めぐみと、本展でサイコジェニー役を演じ、その他のデビルマン関連作品に出演した関智一の熱いトークを聴くことができる音声ガイドが用意されている。

 

※画像は開発中のイメージです。

 

エンタテインメントを取り巻く環境が大きく変革した、今の時代だからこそ見つめなおすべき体験価値の一つの解として、「デビルマン」を起用し、現実では実現不可能な幻想的な展示を構築。本展覧会は、動作要件を満たすパソコンやインターネット環境さえあれば無料でダウンロード可能なアプリケーションにより、VRヘッドセットを持っていない人でも、気軽に仮想空間を体験することができる。展覧会への入場は有料だが、無料で楽しめる体験エリアには複数名で同時に楽しめる巨大なステージスクリーンが設置され、原作者の永井豪や「デビルマン」に思い入れを持つ各界著名人を迎えたトークプログラムを上映する。トークプログラムの模様は、YouTube Liveにて配信されるので、パソコンやスマートフォンから気軽に視聴が可能となっている。

 

展覧会限定オリジナルグッズ一部 Ground YコラボTシャツ

展覧会限定オリジナルグッズの目玉商品の一つとして、ヨウジヤマモトのフィルターを通し、ファッションの新たな可能性を提案するブランド「Ground Y(グラウンド ワイ)」とのコラボレーションが実現。ヨウジヤマモトの陰陽の世界観の中で、デビルマンの世界観をスタイリッシュに表現したオリジナルTシャツ全6型を販売する。

 

仮想空間で体験するデビルマン展示会へおうち時間に訪れてみては?

 

 

 ©永井豪/ダイナミック企画
TVアニメ版「デビルマン」©ダイナミック企画・東映アニメ―ション
DEVILMAN crybaby        ©Go Nagai-Devilman Crybaby Project
©VRデビルマン展実行委員会

 

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    25.February.2023 | ANIME&GAME / SPOT

    ©永井豪/ダイナミック企画 ©ダイナミック企画・東映アニメーション ©ダイナミック企画 ©東映アニメーション ©松本零士/零時社・東映アニメーション

     

     2023年3月21日(火)~4月5日(水)の期間限定で、『スーパーロボット&ヒーローART WORKS 越智一裕画集』の発売と画業45周年を記念したイラストレーター/アニメーター・越智一裕の画展「スーパーロボット&ヒーローの世界 越智一裕画展」が、松坂屋名古屋店 本館7階 大催事場にて開催される。

     

    展示は越智一裕が自らセレクション。50周年を迎えた『マジンガーZ』や『デビルマン』、新プロジェクトが発表された『UFOロボ グレンダイザ―』からのイラストのデジタル出力や、そのラフ線画、原画、宣伝・特典ポスターなど含め100点超が展示される。

    商品としては、越智一裕直筆サイン入り画集、版画やグッズが販売される他、新商品としてキューティーハニーとコズミック・ファンタジーの商品発売が決定している。越智一裕の来場も決定しており、またとない貴重な機会となっているので、会場に足を運んでみてはいかがだろうか?

    名古屋会場限定イラストカード

     

    また、越智一裕が展示会に来場する日程に越智一裕展商品を税込5,000円以上購入すると、名古屋会場限定のイラストカードにその場で直筆サインがもらえるのでお楽しみに。

       

    展示会グッズ一部

     

    ©Go Nagai/Dynamic Planning Illustration by K.Ochi

     ©KAZUHIRO OCHI

     

    イラスト/越智一裕 ©永井豪/ダイナミック企画

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    新作コンテンツ紹介

    釣り

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    ポーカー

    高木さんと手持ちのチップをベットしたポーカー真剣勝負。  

    雪だるま

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    東京国立博物館が所蔵する国宝「松林図屛風(しょうりんずびょうぶ)」を鑑賞するVR作品『国宝 松林図屛風—乱世を生きた絵師・等伯—』が、東京国立博物館・東洋館内「TNM & TOPPAN ミュージアムシアター」で2020年10月7日(水)から初公開される。 VR作品『国宝 松林図屛風—乱世を生きた絵師・等伯—』 監修:東京国立博物館 文化財活用センター  制作:凸版印刷株式会社本VR作品では、安土桃山時代を代表する巨匠・長谷川等伯の人生をたどりながら、日本水墨画の最高傑作とも称される「松林図屛風」の魅力と謎に迫る。製作にあたっては、「松林図屛風」を約253億6715万画素におよぶ超高精細デジタル撮影を実施。微細凹凸を解析するための撮影データを活用することで、和紙の風合いや墨の艶感に至るまで緻密に表現した。荒々しくも見える繊細な筆致や、墨の濃淡による計算された奥行き感など、等伯の卓越した画技をシアターの大画面で鑑賞できる作品となっている。   なお、同館で2020年10月6日(火)から11月29日(日)まで開催される特別展「桃山—天下人の100年」では、VR作品の中で紹介する国宝「松林図屛風」と、京都・智積院(ちしゃくいん)蔵の国宝「楓図壁貼付(かえでずかべはりつけ)」が展示され、実物とVR作品の双方を鑑賞することができる。  

    VR作品『国宝 松林図屛風―乱世を生きた絵師・等伯―』

    勢いのある筆の動きと墨の濃淡だけで深い霧に包まれた松林を表現した「松林図屛風」は、長谷川等伯の代表作であり、東京国立博物館所蔵の数ある国宝の中でも極めて人気の高い作品。また一方で、どこの松林の風景なのか、何のために描いたのかなど、多くの謎が残る作品でもある。本VR作品では、当時の時代背景から松林図の成り立ちを推理し、作者である等伯の画業の歩みを辿る。長谷川一門を共に支えた息子・久蔵の存在や、時の天下人であった豊臣秀吉の命を受け親子で制作したとされる豪華絢爛な彩色の障壁画「楓図」、「桜図」など、松林図へとつながるエピソードを解説し、作品の持つ魅力に迫る。   VR技術によって和紙の風合いや墨の艶感に至るまで緻密に表現し、展示室では見ることが難しい至近距離からの鑑賞体験が可能に。ぜひ作品を思う存分堪能して。
  • 世界遺産二条城のライトアップイベント開催!家で楽しむVR商品も

    09.July.2020 | SPOT

    株式会社ネイキッドは、夜間限定イベント「二条城×ネイキッド 夏季特別ライトアップ2020」を、2020年8月8日(土)から8月30日(日)までの期間、京都の世界遺産・二条城にて開催する。同時に、二条城初の3DCG化したVR商品「NAKED NINJA -Nijo-jo Castle-」が、NAKED, INC.オンラインストアから発売される。

    ローカルツーリズムにも、おうち時間にも、楽しめるアートエンタメを

    ネイキッドでは、これまでも様々な世界遺産や文化財、有数の観光名所やレジャースポットとコラボレーションしてきた。そのような観光名所が、今、そしてこれからも「withコロナ時代、またアフターコロナ時代の観光のあり方、アート・エンターテイメントの形とは何か?」という課題を抱えている。インバウンドや府外からの観光客がほとんどであった二条城も例外ではない。ネイキッドでは、そのような二条城だからこそ、京都市と共に今夏の二条城での取り組みを通して、これからの時代の観光体験の届け方として、二つのアウトプットを行う。   一つ目は、実際の二条城で開催する屋外回遊型ライトアップイベント。2017年春の「二条城桜まつり2017」から、季節に合わせた企画や演出を二条城とネイキッドでコラボレーションしてきた。今夏のイベントも予定されていたが、COVID-19の影響で開催は再検討に。しかし、「夏休みに近場の方々が安全に楽しめるレジャーをつくりたい」という想いから、京都市と話し合い、開催を決定した。   今回は、来場者同士が一定の距離を自然と保ちながら、ライトアップされた二条城を安全に回遊できるように演出する。また、人数制限の実施、来場者にはマスクの着用や検温、手指のアルコール消毒、京都市新型コロナあんしん追跡サービスへの登録に協力してもらい、感染防止を行う。   二つ目は、二条城を初の完全3DCG化したVR「NAKED NINJA -Nijo-jo Castle-」。「オンラインで二条城に忍び込む!」をコンセプトに、通常では見ることのできないヴァーチャル二条城の中に潜入。二条城に来場できない方でも、ヴァーチャルならではの楽しみ方で観光体験をどこにいても楽しむことができる。また、どちらも楽しめるお得な「VRゴーグル付き入場チケット」も販売される予定だ。   ネイキッドでは、今回の京都市との取り組みのみならず、国内外の観光名所やレジャースポットと共に、リアルとヴァーチャルが融合した、またオンラインとオフライン各々のアウトプットに適した様々な観光体験を今後も予定している。 Withコロナ時代の新しい観光のありかたを、実際に体験してみて。